Dr.JOYは、医師とMRのコミュニケーション・インフラを創り、医療の効率化をめざす(ICC KYOTO 2018)【文字起こし版】 – 【ICC】INDUSTRY CO-CREATION

Dr.JOYは、医師とMRのコミュニケーション・インフラを創り、医療の効率化をめざす(ICC KYOTO 2018)【文字起こし版】

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ICCサミット KYOTO 2018 カタパルト・グランプリに登壇し、5位に入賞したDr.JOYの石松 宏章さんの【Dr.JOYは、医師とMRのコミュニケーション・インフラを創り、医療の効率化をめざす】プレゼンテーションの文字起こし記事をぜひご覧ください。

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ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。毎回200名以上が登壇し、総勢800名以上が参加する。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。次回 ICCサミット FUKUOKA 2019は2019年2月18日〜21日 福岡市での開催を予定しております。参加登録は公式ページをご覧ください。

ICCサミット KYOTO 2018のプラチナ・スポンサーとして、AGSコンサルティング様に本セッションをスポンサー頂きました。


【登壇者情報】
2018年9月4日〜6日開催
ICCサミット KYOTO 2018
Session 6A
CATAPULT GRAND PRIX (カタパルト・グランプリ)- 強者が勢揃い –
Sponsored by AGSコンサルティング

(プレゼンター)
石松 宏章
Dr.JOY株式会社
代表取締役社長・医師

2010年東京医科大学卒業。東京女子医科大学病院での研修課程を経て、2012年沖縄の勝連病院で内科医として赴任。MR担当 窓口の役割を拝命し、その経験から病院と製薬企業における旧態依然の慣習を改革することを決意。
2013年11月Dr.JOY株式会社を 創業、病院・製薬向けソリューション「Dr.JOY」β版をリリース。医療における待ち時間コストを削減し、医療費削減に精力的に取り組む。

「ICC KYOTO 2018 カタパルト・グランプリ」の配信済み記事一覧


石松 宏章氏(以下、石松) おはようございます、Dr.JOYの石松です。

私たちは、製薬企業の営業担当であるMR(医薬情報担当者)と医師のマッチングプラットフォームを提供しています。

デモをご覧ください。

MRが画面を開くと、連絡を取りたい医師が出てきます。

電話やメッセージもできますし、アポイントの依頼も簡単にできます。

リクエストをもらった医師は複数の候補日から、会いたい日時を選択します。

すると、アポイントがマッチングされます。

内科医として感じた「MR・医師」両者の課題

次に、私がなぜこのようなサービスを作ろうと思ったかをご紹介します。

私は今から8年前の2010年に、内科医としてキャリアをスタートしました。

そこで医療現場の非効率な業務フローをまざまざと感じ、「ITで何かできないか」と思い、Dr.JOYを創業しました。

まずは院内のアナログな情報共有を円滑にするため、SlackやChatWorkのような、医療機関に特化した院内SNSを提供していました。

しかし大病院にはなかなか広がらない課題に直面していました。

そのとき、大学病院の廊下で、暑い中MRがずっと待っている姿を思い出しました。

そのMRに対する患者さんのクレームをいただくことが度々あり、全国の大病院がMRの訪問規制を始めました。

その結果、電話やFAXを使ったアポイント調整になりましたが、これも非常に非効率でした。

訪問規制をすると、確かにMRが廊下からいなくなりますが、医師にとってはいつも廊下にいたMRがいなくなり、相談しにくくなっていったのです。

そこで私はMRと医師、両方の課題を解決するため、先ほどのマッチングプラットフォームを作りました。

1.6兆円にも及ぶMR関連費を誰が負担しているか?

これにはどんな社会的意義があるのでしょう?

日本の医療費は現在、年間42兆円です。

薬剤費がそのうち10兆円、その内訳を見ると販管費は3.6兆円、MRの関連費用は1.6兆円もあると言われています。

MR 1人あたりの年間関連費用は、2,000万円にも及ぶと言われています。

しかし1日8時間の勤務のうち、3時間は待ち時間。

結果的に、年間の待ち時間コストは4,800億円もかかっているのです。

これは完全に無駄ですよね。

そして、これを支払っているのは誰か?

それは、医療費を負担している皆さんなのです。

MRのアポイントメントを効率化し、待ち時間を95%削減

ここで、MRの1日を見てみましょう。

大病院担当のMRは、アポイントのない時間帯は廊下や駐車場でずっと待っています。

ところがDr.JOYが地域の病院に広がれば、MRはこのように1日で複数の病院を回ることができます。

あるMRは、Dr.JOYを通じて1カ月34回も面会ができました。

訪問規制が厳しいこの時代においては、驚異的な数字です。

つまり我々のサービスが広がれば、医師だけでなくMRのアポイントも効率化され、年間コストの削減が期待できます。

大学病院の6割超、製薬企業のほぼ100%が導入

製薬会社の方の実際の声を聞いてください。

「Dr.JOYは製薬業界のMRのあり方を変える画期的なサービスだと思います」

「Dr.JOYが広がれば、MRももっと効率的に先生方に会えるようになりますし、もっと広がればみんなWin-Winな関係になると思いますね」

このような意見もあり、製薬企業等がDr.JOYを広げてくれました。

おかげさまで、リリース2年で1,800施設に利用されています。

しかも大学病院では全体の6割の病院に採用していただいています。

また、製薬企業252社のほぼ100%に使用いただいています。

全国のMRの6割にご利用いただいています。

また月間の面会回数も1.7万回、これまで15万件をマッチングしてきました。

MRと医師の活動データを可視化、AIでさらなる効率化

つまり我々のサービスは、製薬企業と医療機関のゲートウェイなのです。

したがって、全製薬会社の活動のビッグデータがたまっています。

これまで製薬会社は、自社の訪問状況しか分かりませんでした。

ところがDr.JOYを通じれば、全社の中で自社のMRがどれくらい会えているかが分かります。

またダッシュボード機能を使えば、より戦略的な営業施策を打てるようになります。

ビッグデータをAIに機械学習させ、MRに代わってアポイントを代行取得するサービスも検討しています。

圧倒的に“面”を押さえてから、MRあたりの課金へ

私がヘルスケア産業を見てきて思ったことは、何よりも「圧倒的な面を押さえることが大事」ということです。

そのため、私たちはあえて本格的な課金をまだ始めていません。

今後は、2019年春までに3,000の医療施設に導入し、その後MRあたりに月額課金を行っていきます。

Dr.JOYは医療業界のコミュニケーション・インフラになる

今後についてお話しします。

実は今まで話したことは、我々のサービスのごく一部に過ぎません。

我々のビジョンは医療業界にコミュニケーション・インフラを創ることです

インフラになるために必要な機能は順次提供していきます。

例えば、医師とMRがオンラインで面談できるウェブ面談機能。

病院向け、学会向けの動画のプラットフォームもあり、自社スタジオで動画の配信も行っております。

また昨今の働き方改革に特化した、シフト・勤怠管理のサービスもあります。

スタッフ間のシフトの共有に役立てることもできます。

我々は必ず、医療業界のコミュニケーション・インフラになれると確信しています。

なぜなら、製薬企業・医療機関の両者が我々を支持してくださり、顧客自らが広げてくれるプラットフォームになったからです。

大病院のシェアは5割を超え、紹介でどんどん広がっています。

そしてこの先、我々はどんな未来を作っていくのでしょうか?

MRと医療者の課題は解決しました。

これからは、患者・ご家族の解決です。

例えば、病院の待ち時間を解決します。

我々は医療者の利益は、全ての患者さんの利益につながると確信しています。

順調に売上げを伸ばし、最終的にはエムスリーを超えるプラットフォームを目指します。

最後に、我々のビジョンの実現には、まだ先行投資が必要です。

資金の提供やCXOクラスの人材など、ぜひご紹介ください。

我々は必ず、必ず医療業界のコミュニケーションプラットフォームを作って見せます。

応援よろしくお願いいたします。

ご清聴ありがとうございました

(終)

実際のプレゼンテーション動画もぜひご覧ください。

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編集チーム:小林 雅/本田 隼輝/尾形 佳靖/戸田 秀成/KYOU MARKETING

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ICCパートナーズ(ICC Partners Inc.)は産業を共に創る経営者・経営幹部のためのコミュニティ型カンファレンス「Industry Co-Creation サミット/ICCサミット」の企画・運営および新規事業創出・アライアンスなどのアドバイザー業務を行っています。