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クライアントが求める「変革」を後押しする、The Breakthrough Company GOのオフィス

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ICCサミット KYOTO 2026のDAY1、Session 3Dで開催するセッション「人が集まり、力を発揮するオフィスとは(シーズン2)」に登壇する企業のオフィスを訪問するシリーズ、シーズン2の第2回目は「The Breakthrough Company GO」です。ぜひご覧ください。

この記事は ICCサミット FUKUOKA 2026で青山スタイル / natがスポンサーするセッション「人が集まり、力を発揮するオフィスとは。」に登壇する企業のオフィスを紹介するシリーズです。

The Breakthrough Company GOのオフィスを訪問

ICCサミットのセッションの登壇でもおなじみの三浦 崇宏さん率いるThe Breakthrough Company GO。今回「人が集まり、力を発揮するオフィスとは。」のWモデレーターを務めていただくにあたり、「ぜひGOにも」とお誘いいただき、元麻布のオフィスをもう1人のモデレーターを務めるnatの町田 瑞穂 ドロテアさん、佐村 ふみさんと訪問した。

大使館や住宅街が並ぶ閑静な一角の奥まったところにGOが入居するビルがある。外側から見えるよりもずっと奥行きがあるビルの2階にあるオフィスは、2階のエレベーターを降りると、左右に長く広がっている。

エントランス入って右側
エントランスの左側

躯体ざらしの天井、スチールやコンクリート、黒といった内装のそこらじゅうに、上から下から、観葉植物が枝を伸ばしている。オフィスの中央を貫く”参道”の左右には会議室や執務スペースが並ぶこのオフィスを、三浦さんにご案内いただいた。まずは入って左手から見てみよう。

50人収容のセミナースペース「アリーナ」

GOはビジネスパーソンに向けて、クリエイティビティの力を養うTHE CREATIVE ACADEMYを隔週で開催しているが、その”教室”であり、全社集会などを行う場として活用されているのが「アリーナ」。世の中で何が起きているか把握するのが重要なため、頭上には全チャンネルのテレビが映し出されている。

「僕の趣味でオフィスにはアートをたくさん飾っています。僕たちは、あらゆる社会の変化と挑戦にコミットすることをテーマにしているので、そういったテーマの作品を集めています。これはChim↑Pomのアメリカとメキシコの国境問題をテーマとした作品で、アメリカは自由の国と言っているにもかかわらず、壁を作って自由を殺してしまったという作品」

「我々は自由の気持ちを忘れないぞという意味を込めています」

現代アートを中心に、オフィスや会議室のそこここに「自由」や「不可能を可能にする」といったテーマの作品が飾られている。打ち合わせはクライアント先ではなくオフィスで行うことが多いが、それには後述する理由がある。

まるでギャラリー。壁を飾るアートたち

壁のさまざまな作品に足を止めるたび、三浦さんは作品について解説し、オフィスツアーはしばしギャラリーツアーとなった。「アートに興味のない社員もいると思いますが、どんな作品なのかやその価値を説明しています」とのこと。その一部をご紹介する(キャプションは作家名)。

落合陽一
上田優紀
猪瀬直哉
西垣肇也樹

sub7.jpg、sub16.jpg、sub5.jpg

宮島達男
品川亮
古賀崇洋
新城大地郎
個室ブースに飾られた幾何学形は、脳科学者 中野 信子さんによる三浦さんの脳波形

案件が決まると鳴らすドラも、応援する選手のチャンピオンベルトもアートと並んで違和感がない

アートの存在感が大きい空間で、所在なさげに集まっていたのは、数々の受賞のトロフィー群。来客の目に留まるところに置かず、横を向いたキャビネットに並んでいる。毎年のように受賞歴が並んでいるが、執着がないのか、このオフィスではアートのほうが序列が高いようだ。

ガラス張りの社長室

コンクリートの打ちっぱなし、ハードで硬質な印象のオフィスだが、所々に心和む場所もある。たとえば三浦さんの社長室。シャッターで閉ざすこともできるが、三浦さんが在席するときはよく相談で人がやってくるという。手前の黄色い花は、イベントの造作で使ったものをもらってきて置いている。

向かって右奥の等身大パネルは、三浦さんが出張中に立てかけておくそうだ。

この他、靴を脱いで上がれるアートが飾られた畳敷のスペースなどもある。

執務エリアでフリーアドレスを廃止した理由

執務エリア

「以前はフリーアドレスにしていましたが、今はチームごとに座っています。そのほうが、優先的にいい場所に座るなど、社員間の権力が固定されなくていい」

三浦さんが挨拶を大切にしているためか、訪問時に在席していた社員の方々は、みなさん笑顔で挨拶をしてくださった。オフィスはフレンドリーで明るい雰囲気である。

「毎年クオーターごとに、会社のバリューである『新技愛』を表彰するのですが、その『愛』で、引っ越しを担当した総務チームを表彰したんです。チームの打ち上げで美味しいもの食べていいよと言ったんですが、そうしたらその賞金で、総務チームがみんなにマッサージチェアを買ってくれて」

チームの『愛』がチームを癒すマッサージチェアに。写真奥が松田さん

ICCサミットのワークショップ「​​組織は熱狂で自走する〜企業を”宗教”にする方法”」の講師を務める松田 健さんを筆頭に、マッサージチェアは皆に愛用されているそうである。

クライアントが来たくなるオフィス

「アート×コンクリート打ちっぱなし×グリーンというのは、移転前のオフィスからずっと変わっていないです。我々の会社が変化と挑戦にコミットすることをテーマに掲げていて、クライアントさんがうちに来た時に何か新しいことをやってみたいとか、何かチャレンジしてみたいという気持ちになれるような空間を意識して作っています。

グリーンは、そこに何か芽生えていくとか、生命力だったりとか、見ていて気持ちがいいものがいいと思ってるので、かなり配置していますね。日当たりの悪い場所も植物に光を当てて育てています」

オフィスを入ったところにある巨大スクリーンに、三浦さんたちが手がけたTVCMのダイジェスト映像がテンポよく映し出されている。誰もが知っているような企業のものばかりで、画面からあふれそうな躍動感とインパクトを残す。これを求めて、クライアントたちはこのオフィスに足を運ぶ。

「クライアントさんが来たくなるオフィスであることが、すごく大事でした。僕らはクライアントさんの課題を解決するビジネスで、勇気を持って意思決定できるような、前向きな気持ちになり、いつもと違う雰囲気になることを意識しています」

実際、オフィスに来たいというクライアントが多いそうで、各地を飛び回っていそうなイメージの三浦さんだが、オフィスでクライアントを迎えることが多いという。

会議室「ストーン」。後藤宙さんによる糸で制作した彫刻が飾られている

「クライアントさんが入ってきた瞬間に、ここが電通とか博報堂とかまあいわゆる大手とは全然違う、クリエイティブな課題解決をしてくれる会社なんだという期待感を持っていただく、ということのためにオフィスに投資してるのが大きいかもしないですね」

アートの買い方に話が脱線したときに、三浦さんのオフィスに対する考え方が語られた。

「これから先、オフィスはすごく重要になってくると思っている。オフィスがなくてもいい時代にオフィスを作るっていうことは、そのオフィスの意味を、ちゃんと考えないといけないと思うんですよ。

自分がどういう意味でオフィスを作ってるのか、その社員の方々のモチベーションを高めたいからなのか、クライアントに来てほしいからなのか、メディアに来てほしいのか、そして自分の会社がどういう会社なのかっていう思想を考えないといけない。

会議室「メタル」。この他「ファブリック」「ウッド」と床材を名前にした会議室がある

我々で言うと変化への挑戦みたいなものがあると思うんですけども、その自分のオフィスの思想を、概念をちゃんと理解した上で、それに合ったアートを買えるかどうかはすごく重要だと思います」

「固定席にした意味や、なぜ引っ越したか、どういった機能なのかとか、そういったことを、移転の際は、丁寧に全部説明しましたね。

ここはクライアントさんに来ていただくために作っているとか、かなり丁寧に説明してインプットしました。重要だと思うからです。

オフィスの椅子や空間の作り方、モニターを1人で2つにしたりとかは、社員にヒアリングしてまとめました。オフィスでチームを作って、引っ越しのプロジェクトは物件探しも含め、2年ぐらいかかりましたね」

コンセプトは「世界でいちばん気がいいオフィス」

プランニングに2年をかけ、昨年に移転してきたばかりだが、2026年に迎える10周年で、新たな計画があるそうだ。

「来年で10周年なので、参道の奥に大きいオブジェというか神棚を作る予定です。あとは会議室がもっと多かったら良かったかなとかは思います。僕の部屋をなくして、会議室にしてあげた方がいいのかも」

参道の奥にある「GO」の文字をかたどったテーブル

「ここのコンセプトは『世界でいちばん気がいいオフィス』。場所を決めるときに、いろんな場所を見て、ここ気が悪いから駄目というのが結構ありました。もう完全に僕の主観です。あとは社員みんなに、笑顔で挨拶しろよ。元気に挨拶しろよ、と伝えています」

三浦さんが選び抜いたいい”気”のある場所に、働く人たちがさらに気を良くするための努力を続ける。

「植物があるといいのは、みんな水をあげるじゃないですか。すると自分たちがオフィスを整えようという気持ちが自然と生まれるんです。掃除してと言うとちょっと嫌ですけど、水をあげてと言うといいじゃないですか? 結果的に整理整頓しよう、それが気持ちいいねとなるかなって気がします」

オフィスの中心である”参道”に清々しい風が通るかのようで、植物は動き出すような生命力があり、アートはどれも強いメッセージを放つ。変化への挑戦という自分たちのアイデンティティをオフィスという装置に変え、来訪者が求める”気”を送る、パワーを与えるようなオフィスであった。

【The Breakthrough Company GOのオフィスデータ】

延床面積(2F)574.71㎡
設立2017年1月
オフィス入居時期2025年9月
従業員数約41名(アルバイトを含む)
事業内容The Breakthrough Company GOのミッションはあらゆる社会の変化と挑戦にコミットすること。クリエイティビティを軸に、PR・マーケティングのテクノロジーを活用し、企業の新規事業開発から、革新的なプロモーションまで全般的にサポートします。

(終)

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