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丸の内から、共創の熱を発信するユーザベースのオフィス

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ICCサミット KYOTO 2026のDAY1、Session 3Dで開催するセッション「人が集まり、力を発揮するオフィスとは(シーズン2)」に登壇する企業のオフィスをご紹介いただくシリーズ、シーズン2の第3回目は「ユーザベース」です。ぜひご覧ください。

この記事は ICCサミット KYOTO 2026で青山スタイル/ natがスポンサーするセッション「人が集まり、力を発揮するオフィスとは。」に登壇する企業のオフィスを紹介するシリーズです。

ユーザベースのオフィスを訪問

東京駅丸の内口から徒歩2分。多くの観光客が行き交うビルの1階に、ユーザベースの入口がある。外側から見えるきらきら輝くサイネージに誘われて、普通に人が吸い込まれていきそうなエントランスだ。

エントランスを入ると、煉瓦色を感じる赤い階段があり、ユーザベースが提供する経済情報のニュースの見出しが滝のように流れ落ちるサイネージがある。1箇所だけではなく、配管のような柱にも、何箇所にも渡ってニュースが流れていく。

エントランスからワクワクするようなこのオフィスの、移転のリーダーを務めたワークプレイスチームの林 淳一朗さんにオフィスをご案内いただいたあと、ICCサミットのセッションにいつも登壇いただいている稲垣 裕介さんにオフィスについてのお話をうかがった。

2フロアのオフィスを見学

ワークプレイスチームのリーダーを務める林 淳一朗さん

「このオフィスの中心的な価値として、「共創」が起こる場所」「熱」を生む場所、「象徴」となる場所という3つのコンセプトを作ることから始めました。

現在のオフィスに移転したのが2022年7月なのですが、ビルオーナーの三菱地所さんからも『新しい丸の内の象徴となる場所にしていきたい』という言葉をいただきました。今までのスーツの町という印象から、新しい産業、ITなども進めていきたいということで、私たちもそんな象徴になりたいということで進めていきました。

ユーザベースはバリュードリブンの会社です。7つのバリューや、34の約束などがあるのですが、 ’’自由主義’’や’’異能は才能’’といったユーザベースの大事にする価値観を特に体現したオフィスを目指しました。

▶︎UZABASE …7つのバリューなど

情報も動画配信が主流になってきたので、収録スタジオがたくさんあります。外部に委託して作るよりも、オフィスの中で作った方が効率もいいですし、何より登壇いただく方にもカルチャーが伝わりやすいので、オフィスの中でなるべく収録することにしています」

「街」をイメージしたオフィス

「面積が広いので、いろんな人がいる場所って何だろう?と突き詰めて考えていき、街のようになりました。場所のネーミングも『Park』など、街にあるものにちなんだものにして、エリアも作っています。最初の頃はオフィスを1日3〜4万歩ほど歩いたほど広いです。

100メートルの通路もあります。オフィスで運動会をしたこともあって、稲垣もピンポン玉リレーに出たりしました。ファミリーデーでは、屋台を呼んだり、フェスを開催して子どもたちが床にお絵描きをしたり。フレキシブルに使えるオフィスなので、家族で楽しめるようなイベントを定期的に開催しています。

100メートルあるという通路、縁石は1つ60kgのものを使用

社内のさまざまなチームと連携しながらイベントをするのですが、社内イベントやオフィスデザインを担うデザイナーがいるので、そういったイベントに関してロゴやポスターの制作を担当してくれ、クオリティの高いものができます」

2階の執務スペースで出社率は多くて全社員の4割ほど。全員出社の席数は確保していないが、ゆるやかにチームごとで座る場所を決めているそうだ。国籍もさまざまな人々が働くオフィスは、会議室や個人ブースも充実しており、ユニバーサルトイレや仮眠室なども完備。さまざまな人が出入りすることから、セキュリティのゾーニングも配慮している。

入口にある「100冊書店」エリア。郵便物や宅配物は、受け取りのために出社することがないようデジタル化しているとのこと

▶︎NewsPicksが”企業内書店”を開業。企業・シェアオフィス・自治体に「100冊書店 by NewsPicks」を提供開始(NewsPicks)

時間や場所に縛られず働き、責任を果たす

代表取締役CEOの稲垣 裕介さん

見どころ満載のオフィスを見学したあと、稲垣さんにユーザベースの働き方と、オフィスの意味についてうかがった。

「創業からの僕らのバリューは自由主義。最初は品川のマンションの一室で、最初に2人でスタートしてからずっとそうです。働き方はできる限り自由ですが、責任として結果はちゃんと出す。エンジニアであれば夜を徹して作業することもあるし、グローバルのメンバーと合わせるのも無理がある。職務内容によって働き方は違います。

時間や場所に縛られてはいけないというのが起点で、会社のバリューでもあります。六本木の頃は社員の9割ぐらいが出社していましたが、。丸の内への移転はコロナ後のタイミングだったので、リモートのメンバーは増えています。働き方自体が変わっていると感じます。

遠隔の地域に住む人へ一定の金額の移動費は出していて、月に1回のオールハンズや、3カ月目に1回は最低でも会おうというようなことは各チームの運営方針でやっていたりします。毎日出社しなければいけないチームもあります。そのチーム主体で自由に決められることが大事なんです。

子連れ出勤も推奨。図書館のようなワークスペースの横には、子どもが遊べるスペースもある

あくまで自由は権利ではなくて責任を果たすためのもの。それは会社が決めるものではなく、会社の許可を取らないといけないのでもなく、自分たちのチームで決めて運営できるということが一番大事です」

そう語る稲垣さん自身は、週4出勤で、1日はリモートだそうだ。稲垣さん自身も、このオフィスの中でフリーアドレス。だいたいこのあたりにいる、と、会議室の外を指差した。今までのオフィスで役員室や社長室のようなものは1度もないという。林さんはそれを受けてこう続けた。

稲垣さんがいつもいるというエリア

「それは本当に僕らはありがたいんです。今話してもいいですか? といった風に、気兼ねなく声をかけることができます。社長室だとなかなか入りにくいですが、すごく身近に存在していただいています」

働く人やチームが、自分の責任をいかに果たすかを考えて働き方を決める。それはチャレンジであり、コミュニケーションを促進して、仕事を改めて捉えるきっかけにもなりそうである。舞台はこの広いオフィスに十分用意されている。

丸の内を、共創が生まれる場所に

「街」であるオフィスに、3つの広大なイベントスペースは「Park」として存在する。1,000人超の全社員が集まるときは、各地の「Park」や会議室に集まり、オンラインでつながって時間をともにする。社外イベントとしても、スタートアップや大企業が顔を合わせる機会なども設けている。

「執務スペースに席を詰めればもっと人は入ると思うんですが、それよりはコミュニケーションがしやすかったり、いろいろな使い方ができる方がいいんじゃないかと考えています」

その思想は、オフィスに限らず社外にも広がる。他のメディアなどでも語られているが、経済の中心地にオフィスを構えることを目標としていたユーザベースは、丸の内エリアの開発に長らく関わる三菱地所からの熱い期待も背負っている。

「丸の内に普段来ないような人たちにもっと集まってもらい、いろいろな刺激と共創が起きる状態にしたいという話がありました。200人ぐらいの人が集まれるスペースが3つ、収録スタジオもあります。あらゆる所に人が集まり、情報発信をしたり、という状態を丸の内から作りたいっていうことを言っていただいた。

人が集まって、コミュニケーションをして人と共創することができる、というところを設計として組み込んでいます」

オフィスは中で働く人のためだけでなく、企業と街ををつなぎ、行き交う人々に刺激を与える存在にもなる。このオフィスは、ユーザベースが丸の内から、新しい産業を発信するジェネレーターとして息づく基地であり、何をもって社会に資するかに挑戦する場のようにも見える。

ユーザベース オフィスデータ】

延床面積(1F)1階 586坪、2階 853坪
設立2008年4月
オフィス入居時期2022年7月
従業員数約1119名(連結子会社含む/アルバイトを除く)
事業内容企業活動の意思決定を支えるビジネス情報インフラの提供

(終)

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