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ICC KYOTO 2023 カタパルト・グランプリに登壇いただき4位に入賞した、Landit藤林 謙太さんのプレゼンテーション動画【駐停車データベースの生成、駐車場の仲介・管理業務のデジタル化により、駐車場探しから契約、利用までを自動化する「Landit」】の文字起こし版をお届けします。ぜひご覧ください！
ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。次回ICCサミット FUKUOKA 2024は、2024年2月19日〜 2月22日 福岡市での開催を予定しております。参加登録は公式ページをご覧ください。
本セッションのオフィシャルサポーターはAGSコンサルティングです。
▶【速報】3度目の挑戦で悲願のV！衛生データ×AIで農業を儲かる産業にする「サグリ」がカタパルト・グランプリ優勝！（ICC KYOTO 2023）
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【登壇者情報】
2023年9月4〜7日開催
ICC KYOTO 2023
Session 6A
CATAPULT GRAND PRIX (カタパルト・グランプリ)- 強者が勢揃い –
Sponsored by AGSコンサルティング
藤林 謙太
Landit
代表取締役
HP | STARTUP DB | X（旧Twitter）
2010年三菱商事株式会社入社、株式会社産業革新機構、外資系リテール企業、IT企業を経て、2021年にLandit Inc.を創業
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藤林 謙太さん おはようございます、Landit（ランディット）の藤林です。
我々の事業は皆さんにイメージしていただきやすく、そして皆さんにとっていい話です。
「駐車場の貸し借り」が、ホテル、飛行機、新幹線の予約のようになります。
今日はこれだけ、覚えてください。
いきなりですが、我々は1期目の売上高が5億円で、2期目の今期は売上高20億円を見通しているスタートアップです。
来年（2024年）は100億円、これはパイプライン（見込み）なので、ほんの一部です。
このようなスピードとトラクションを持つ会社は一体何なのか、それを今日ご紹介させてください。
駐車場探しや土地探しの困りごとを解決する
一言で言うと、我々は駐車場探しや土地探しの困りごとを解決できるチームです。
我々は、駐車場の「検索」「予約」「利用」「契約」「決済」、これらを全て自動化します。
ここにいる皆様、いや世界中の人が駐車場探しから解放される。
皆さん、もう面倒な駐車場探しはやめたくないですか？
そのために我々は、どこに何台車室（1台ごとに決められた区切り）があるか、今そこが空いているかの情報を常にアップデートすべく、衛星・クラウドカメラ・超音波にAIを活用し、データベースを生成しています。
駐車場探しがアナログ手法になる理由
車を運転される方、マンションの駐車場が空いていない、大きい車だから入らないというご経験はございませんか？
そんな時は不動産屋に相談しますが、不動産屋はそのために歩きます。アナログですよね。
月極駐車場やコインパーキングなどの、最新で網羅的で正しい情報がどこにあるか分からない、そして空き状況をリアルタイムで確認する手段がないからです。
結局、人力が現時点ではベストチョイス。
なぜ、このような状況なのでしょうか。
それは不動産領域において、駐車場は単価が安く回転が早いため、手間がかかる割に採算が取りづらい分野だからです。
そのため、1社単独でシステム開発をするよりもアナログの方が、相性が良い為、手間がかかる割に採算が取りづらいのです。
今後、車の台数が2倍になることはありません。
管理する人間が2倍になることも、ありません。
要するに、駐車場情報の「質」と「鮮度」を上げない限り、ずっとこのままなのです。
最新の空き駐車スペースDBで、仲介業務を自動化
そこで、借りる側と貸す側の問題を一気に解決する、長らくイノベーションが起きていなかったこの領域にイノベーションを起こすのが、Landitです。
我々は、どこに何台の駐車スペースがあるかという静的なデータと、今そこが空いているかという動的なデータ、これら2点の情報を常にアップデートするデータベースを作り、トランザクションが発生する度にデータが磨かれる仕組みを持っています。
どこに何台分駐車スペースがあるかについては、衛星データにAI画像認識を活用することで、ゼンリンやGoogleが持っていないような車室データベースを構築しています。
それらが今空いているかどうかは、無料でホームページ作成を代行してくれるBASEの駐車場版のようなサービスである「SYNC PORT」により、仲介業務をデジタル化することで最新状況のデータを生成します。
AIカメラが異常検知や空満情報を管理
そして、センサーかAIカメラの「AIMO」をつけると、もう手入力は要りません。
トラブルが起きたら、静止画を撮影して自動で通知、監視カメラよりも能動的に、人よりも低コストで自動で管理するのがAIMOです。
AIMOは、空満確認や駐車場に関する動態情報を読み取ります。
AIMOで読み取った現在情報のデータをSYNC PORTに接続することで、自動で情報をアップデートするので、管理業務が自動化され、仲介業務と接続することで、人の力を介さず、勝手にお客様を連れてきて自動で取引が回ります。
借り手の需要を押さえ、段階的にデジタル化を推進
でも、不動産業界は、入り込まないと価値が出ない、裾野が広い、そう、ハードルが高いのです。
我々の使命はデジタルトランスフォーメーションです。
管理物件を増やすという考え方ではなく、先に借り手を探しました。
借り手としてto Bとto C、そして期間として中長期と短期、つまり4領域があると考えた時、我々はto Bの中長期で「at PORT」、to Bの短期で「PIT PORT」というサービスを揃えました。
つまり、仕組み作りの際、一番安定的に借りてくれるユーザーを押さえることによって貸し手との接点を作り、借りる時のアナログ工程の理解を深めます。
工程をデジタル化し、AIにより完全自動化につなげます。
そうすると、我々も楽です。貸し手も借り手も楽です。
我々は、1社単独でこれらのサービスラインナップを持っていることで、独自の価値を生んでいます。
現場近くの空き駐車場を自動抽出。アプリで契約・支払いが完結する「at PORT」
マーケットインの一つである、at PORTについて紹介させてください。
建設、不動産仲介、自動車ディーラー、マイクロモビリティ、物流会社などでご利用いただいているサービスです。
こちらは建設会社向けです。
大和ハウス様などの建設会社は工事の度、職人向けに、通勤用の駐停車スペースを確保します。
現場監督が現場情報をアプリにインポートすると、自動で物件を抽出、条件交渉が完了すると自動で見積書が生成されます。
お客様は画面上で依頼案件を確認し、イエスかノーを判断するだけ。
これで契約完了です。
契約書や請求書は自動で生成されてアプリ上に反映されるので、現場監督とバックオフィスの連携の手間もゼロです。
施工管理アプリとの連携により、利便性はどんどん向上しています。
訪問先に近い駐車場を簡単に確保できるアプリ「PIT PORT」
PIT PORTは工務店、物流会社で、マンションやオフィスに出入りする方々向けに、駐車場を確保するサービスです。
普段寝ているコインパーキングのスタンド、これがもともと立っているのですが、スマートフォンのBluetoothで下ろすことができる仕組みです。
駐車場の貸し借りの自動化から、日本のモビリティインフラを構築
駐車場は地味に見えますが、ここまで需要が蒸発せず、幅広く必要不可欠なものは意外とないので、全然地味ではないのです。
我々はデータ屋ではなく、トランザクションに常に介在し続けるので、データはどうやってもリッチになり続けます。
動的なデータと静的なデータを集めつつ、需要を押さえ続けると、不動産情報が立体的になっていきます。
この情報を、ゆくゆくは土地活用にも活用していきます。
アップルカーやソニーカー、テスラのようなOSも良いですね。
このイノベーションが当たり前になる日は、そう遠くはないでしょう。
皆様の生活と切っても切れない駐車場だからこそ、皆様にもその素晴らしさを実感してもらえると思います。
駐停車場の貸し借りの自動化から、日本のモビリティインフラを構築するLanditです。
ご静聴いただき、ありがとうございました。
（終）
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編集チーム：小林 雅／浅郷 浩子／小林 弘美／正能 由佳／戸田 秀成