【NEW】ICC サミット FUKUOKA 2024 開催情報詳しくはこちら

「FAXバスターズ」は3つの課題を解決して、FAXにまつわる業務をDXする(ICC KYOTO 2023)

カタパルトの結果速報、ICCサミットの最新情報は公式X(旧Twitter)をぜひご覧ください!
新着記事を公式LINEで配信しています。友だち申請はこちらから!
過去のカタパルトライブ中継のアーカイブも見られます! ICCのYouTubeチャンネルはこちらから!

ICC KYOTO 2023 SaaS RISING STAR CATAPULT 次のユニコーンを探せ!に登壇した、batton川人 寛徳さんのプレゼンテーション動画【「FAXバスターズ」は3つの課題を解決して、FAXにまつわる業務をDXする】の文字起こし版をお届けします。ぜひご覧ください!

ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に学び合い、交流します。次回ICCサミット FUKUOKA 2024は、2024年2月19日〜 2月22日 福岡市での開催を予定しております。参加登録は公式ページをご覧ください。

本セッションのオフィシャルサポーターはHelpfeelです。

【速報】リアルタイムで在庫がわかるIoT重量計で、”欲しい時に欲しいだけ”を実現する「スマートショッピング」がSaaS RISING STAR CATAPULT優勝!(ICC KYOTO 2023)


【登壇者情報】
2023年9月4〜7日開催
ICC KYOTO 2023
Session 2A
SaaS RISING STAR CATAPULT 次のユニコーンを探せ!
Sponsored by Helpfeel

川人 寛徳
batton
代表取締役

2002年株式会社ベルシステム24社に入社 2005年にワイキューブに入社。 採用、教育のコンサルティングを行う。 2010年に独立。2011年福岡にて名もなき株式会社を設立し、 中小企業の販促・教育支援に取り組む。 2013年4月、株式会社キャリティに入社、日本ビジネスモデル協会 事務局長として各種セミナーの講師を務め、年間約3000名の経営者にビジネスモデル構築の指導を行う。 2019年2月チャットワーク創業者の山本氏とともに一般社団法人働き方改革協会を設立。理事長に就任。 2019年8月、株式会社batton設立。マクロシェア型RPAであるbattonのサービスを展開。battonとしては同10月にはITトレンド、ボクシルのRPAランキングで1位を獲得。 2020年12月には東海地域で広い顧客基盤を持つ東邦ガスのアクセラレータに採択。 2022年6月に現代書林より「稼げる!DX思考」を出版。 2023年FAXバスターズをリリース。


川人 寛徳さん 企業をFAXハラスメントから解放せよ!

FAXバスターズのbattonです。

僕らは、製造業と卸業で受注時に発生する、入力業務をゼロにするサービスを行っております。

年間成長率11%、右肩上がりで伸びているFAX市場

今、FAXと聞かれて、もしかすると「今時…?」と思われたかもしれません。

ここにいらっしゃるような方々であればおそらく、今、FAX市場がどのような状況になっているのか、想像は容易かと思います。

そうです、右肩上がりで伸びています。

しかも、年間成長率が11%。

これは紙からデータへの移行で、クラウドFAXのようなものが広がってきているのが要因です。

では、実際の現場はどうなのか。

僕は、お客様のところで、丁稚奉公をさせていただきました。

これは、その時の実際の写真です。

何と、これで1週間分です。

こんな量の帳票を受け取り、毎日入力作業をしなければならない。

これが実際の現場です。

約86%の企業がアナログの入力業務を行っている

現場で問題となるのは、注文書のフォーマットや書式が、お客様によってバラバラであることです。

クラウドFAXが流行ってきていて、どうなるかと言いますと、こんな感じで、フォルダの中に画像データが入るようになります。

でもそれぞれを開いてみると、結局バラバラであることは変わっていないのです。

結果、入力業務はなくならない。

これまで、「受注 自動化」などで検索いただくと、星の数ほど検索結果が出てきました。

色々なサービスがありますが、それにもかかわらず、浸透しているのは全体の14%だけです。

FAXバスターズが解決する、FAX業務3つの課題

ここには、大きな3つの問題がありました。

まず、書式がバラバラである以上、紙であろうがデータであろうが入力が発生するということです。

そして、お客様ごとの癖に対応する必要があります。

何よりも、FAXをやめられないのです。

これを、最新テクノロジーを使って解決するのが、FAXバスターズです。

解決①FAXやPDFをアップロードすれば受注フォーマットを統一

では、早速デモをご覧いただきましょう。

複合機から紙を取ってくるなんてことはやめましょう。

PCを開いていただき、毎日来るFAXやメール添付のPDF、これらをアップロードいただければOKです。

事前に僕らがお客様から帳票をお預かりして、AIに学習させてあります。

その通りに認識、振り分けを行ってくれるのです。

お客様は、「確認待ち」画面で、右側の内容が左側の状態として出力されるのを見ながら、OK、OKと確認するだけ。

最終的には、CSV、エクセルでダウンロードすることが可能です。

企業によって様々な受注システム、基幹システムが使われています。

でも、CSVやエクセルであれば、どのシステムでもインポートすることが可能です。

これでもう、受注登録は完了です。

入力作業もなくなりました。

これで、バラバラ問題については、バスターズが一つのフォーマットに統一です。

解決②「呼び名の揺らぎ」をAIが学習

そして、お客様ごとの癖も、僕らがAIで解決していきます。

例えば、名刺入れがあるとします。

お客様は、製品コード「ABC」として注文します。

でも、社内ではこれを「XYZ」と呼んでいるのです。

このような、呼び名の違いによる揺らぎと言われる現象が頻発します。

大抵の場合、ベテラン社員が、「あの会社が言うABCとはうちで言うXYZだな」と頭の中で変換し、XYZと入力しています。

これからは、そういうこともAIに蓄積していきましょう。

「ABCと来たらXYZに変換して」とAIに日本語で指示を出せば、ABCが自動的にXYZに変換されます。

お客様ごとの癖も、AIで解決です。

実際、人の手で行っていた作業は93%も削減されています。

しかも、これまでAIOCR(※)で解決できなかった部分に切り込んでいますので、AIOCRに比べても、作業が83%も削減されているのです。

▶編集中:AIOCRとは、手書きや活字などの文字の読み取り技術であるOCR技術と、AI技術を組み合わせて、文字の認識率を向上させていく仕組みのこと。

解決③顧客にDXを強いずに導入可能

これまで、受注側と発注側、両方同時に同じサービスを入れないとDXが行えませんでした。

これを、お客様の行動を変えずに、自社の行動を変えるだけで変えることができた。

だからこそ、色々なサービスが入り込めなかったところに僕らは入っているのです。

216億円市場から北米の7兆円市場に拡大

ビジネスモデルです。

月額49,800円からのサブスクリプションとなっています。

今年の2月に正式ローンチし、右肩上がりで伸びています。

もちろん、エンタープライズからも受注済みです。

ここで注目いただきたいのは、1社あたりの拡大額です。

6月から導入いただいた大手の食品卸では、月額99,000円からスタートしており、再来月の11月には月額200万円にまで拡大します。

既に手作業で行っていたボリュームが分かっているので、どれだけ拡大するかが予想しやすいのです。

それと同時に、これは課題の大きさを示しています。

市場です。

まずは、製造業、卸業の1,800社に注力していきます。

ここだけで216億円の市場がございます。

北米にも同様の市場があることが確認できています。

何と、FAX市場全体のうちの56%は、北米によるものなのです。

ここまで行くと、7兆円の市場です。

既に、英語文書のやり取りもスタートしています。

レガシー産業の受発注と複合機の解約防止を同時に解決

とは言え、「FAXなんてなくなるでしょ」と言うあなたのために、僕らの成長戦略をお伝えします。

まずは複合機メーカーとの提携です。

複合機に入ってきたデータが自動的にFAXバスターズに取り込まれると、これによってお客様の利便性が上がります。

それだけではなく、皆さんご存知のように、複合機メーカーもペーパーレスで苦戦中です。

僕らのプロダクトをアドオンして販売していただければ、複合機自体の解約を防ぐことができる。

レガシー産業の受発注、複合機メーカーの顧客からの解約防止、この2つの問題を同時に解決できるのです。

過去にアクセラレータープログラムに採択いただいたリコーグループだけでも、3,000名以上の営業がいるので、非常に期待が持てるのです。

業務フローを受注データから変える

僕らはもともと、RPA(業務プロセスの自動化)事業を第一事業として行ってまいりました。

その中で、様々な企業の色々な業務フローを分析、解析してきました。

実は業務フローの入口となるのは、受注データなのです。

僕らはここを掴むことで、自動で受注分析、販売計画、発注予測、ファクタリングと、様々なサービス、機能を提供していきながら、最終的には、全く新しいプラットフォームになっていきます。

企業FAXハラスメントから解放せよ!

FAXバスターズのbattonでした。

実際のプレゼンテーション動画もぜひご覧ください。

(終)

カタパルトの結果速報、ICCサミットの最新情報は公式X(旧Twitter)をぜひご覧ください!
新着記事を公式LINEで配信しています。友だち申請はこちらから!
過去のカタパルトライブ中継のアーカイブも見られます! ICCのYouTubeチャンネルはこちらから!

編集チーム:小林 雅/星野 由香里/浅郷 浩子/正能 由佳/戸田 秀成

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!