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ブランドの世界観と機能性を両立、エンジニアが出社したくなる「LayerX」のオフィス

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ICCサミット FUKUOKA 2026のDAY2、Session 8Fで開催するセッション「人が集まり、力を発揮するオフィスとは。」に登壇する企業のオフィスをご紹介いただくシリーズ、第4回目は「LayerX」です。ぜひご覧ください。

この記事は ICCサミット FUKUOKA 2026で青山スタイル / natがスポンサーするセッション「人が集まり、力を発揮するオフィスとは。」に登壇する企業のオフィスを紹介するシリーズです。

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ICCサミット FUKUOKA 2026のDAY2、Session 8Fで開催するセッション「人が集まり、力を発揮するオフィスとは。」に登壇する企業のオフィスを紹介するシリーズ、第4回目は、「すべての経済活動を、デジタル化する。」をミッションに掲げる「LayerX」。目と鼻の先には歌舞伎座がある東銀座のオフィスをnatの町田瑞穂ドロテアさんと、佐村ふみさん、松本 裕之さんとともに訪れた。

債権債務から人事労務管理までを担うバックオフィスAIクラウドのバクラクやFintech事業、エンタープライズ向けAIプラットフォームのAi Workforce事業など、いち早くAIを導入・活用する事業を展開するLayerX。2024年の5月に移転した新しいオフィスを、執行役員CHROの石黒 卓弥さんとブランドエクスペリエンスデザイナーの千葉 百枝さんにご紹介いただいた。

CHROの石黒 卓弥さん、ブランドエクスペリエンスデザイナーの千葉 百枝さん

ロゴを空間デザインに落とし込む

Xのモチーフの入った自動ドアの扉
ここでYouTube配信を行うこともあるそう

エントランスに入ってまず目に入るのが、この自動ドアと、ロゴと鋭角的なスペース。ガラスや天井の照明に注目してほしい。これはすべて、LayerXのXの文字の角度にならってデザインされている。

千葉さん「この斜めや柄は、ロゴの角度とすべて合わせています。すごく細かくご相談をさせていただいて、パートナーさんも大変だったと思いますが、最後まで見え感を追求してくださいました」

聞くとコーポレートカラーのブルーは既製品でなく、自動ドアに使われているガラスの色も特注のオリジナルの色というこだわり。床に置かれた社名のロゴは見た目より軽く、1つずつ可動できる。

石黒さん「サマーインターンなどで20人ぐらい来ると、ロゴを持ち上げて集合写真を撮ったりしますね」

可動性と可変性を意識して作ったというこのオフィスができるまでは、千葉さんのnoteに詳細に綴られている。

▶︎デザイナーとみる、LayerXのオフィス移転プロジェクト(note)

石黒さん「もちろん千葉はすごく細部にこだわってくれたのですが、肩の力をそんなに入れずに作ったんです。『出社をしたくなるオフィス』というコンセプトで作っていますが、フルリモートフルフレックスなので、出社してと僕らは言わない。設計思想としてそう作っています。

社員は580名ですが、執務席は200ほどです。フルリモート、フルフレックスということもあり、我々もバクラク勤怠で出社率を見ていますが、だいたい35%〜40%くらいで、夕方に出社する人もいて、事業部のオフサイト開催など、特定のタイミングを除けば、席が足りないことはないですね」

オフィス人口が増えるのは金曜日が多いそうだが、さまざまな業種で非関東居住の社員も約20%在籍しており、それも混雑緩和に一役買っていそうである。

居抜きを活かす

エントランスや来客のあるイベントスペースを含む5階はブランド表現をするフロア、6階は機能面を磨いた執務エリアとするこのLayerXのオフィスだが、実はこのオフィスは前入居企業の居抜き。その企業とはコミュニケーションの機会を多く作り、次のオフィスに持っていくもの、残していくもの、原状回復等に関して細かくすり合わせたそう。

石黒さん「千葉はブランドエクスペリエンスデザイナーとして、元々ピンクだったLayerXのロゴをブルーに変えるプロジェクトも担当してくれて、今回も物件選定から入ってもらいました。

居抜きという制限があるのも逆に、工夫とか知恵の出し所だと捉える人が多い会社なんですよね」

千葉さん「デザイン会社さんにはご苦労をおかけすることも多かったんですが、残すものとそうでないものも含め、コスト調整を頑張っていただきました。

居抜きでお譲りいただいた企業さんが本当に協力的で、コストメリットがすごくありました。水道などの設備もそのまま、使わせていただいています。特に執務エリアは、ほとんど居抜きのまま使わせていただいています」

石黒さん「以前の人形町のオフィスの頃はまだまだ事業立ち上げフェーズで設備や備品などにも投資しきれておらず、エンジニアにとって大事とされる椅子ひとつをとっても7000円程度の安価なものを選んでいました。

僕らは当時も、メルカリさんとか DeNAさんとか、本当に名だたる企業のトップエンジニアに来てもらっていたんですが、そこだけは『もっと良い環境を提供したい』という思いがあったんですね。

前に入居していた企業さんが、椅子の一部をお譲りくださったのもあり、それに合わせて、健康に良い椅子にしましょう!と意思決定ができましたね」

会社のブランドを伝える5階

透明感がありながら、人がいることがうっすらとわかるカーテンがかけられた会議室エリアを出て、イベントスペースへ向かうときも、Xの文字が交差する所のごとく通路が一瞬狭くなる。その先は開放感のある広々とした空間が広がる。

夜のイベントスペースは常に8〜9割稼働しているという

毎月新入社員が入ってくる急成長中のLayerX、訪問した日も研修が行われていて、多い月では50人が入社するという。どこを見渡しても直角でない角度が目につき、天井までX型に開けられていることに驚く。高い天井で開放感を作るのも千葉さんのこだわった点だ。

天井がXの形に開いている

重厚感のある家具もすべて可動式で、すべて取り払えば300人ほどが入るスペースになる。テックカンファレンスなども行っており、来客用の荷物置き場や、ドリンクなどの貯蔵庫、LayerXのバックパネルを立てた撮影スペースなどがある。会議室も含め、5階は来客を前提に作られた、LayerXの世界観が感じられるスペースだ。

特注のパーテーションは角度によって完全に視界を遮る。採用イベントなどで持ち出すことも

機能性重視、6階の執務エリア

6階の執務エリア入ったところすぐにあるカフェスペースも譲り受けたもので、そこに植栽を加えている。ランチタイムはここやテーブルのあるスペースに移動し、フリーアドレスとなっている執務席が汚れないように気を遣っているという。6階の執務エリアは、このように飲食を伴った交流スペースと、デスクが並ぶエリア、フォンブースエリアがあり、所々に小さな休憩スペースがある。

稼働率の高いフォーンブース
奥にフリーアドレスの執務デスクが並ぶ
ゴミ箱も居抜きで得たものだが、天板を変えてLayerXらしさを出している
後述の社員総会で撮影した社員のポラロイドと自分が好きなLayerXの行動指針が書かれている

ここから大きくなる

このオフィスが出来上がる前、工事予定がなかったエリアを使ってLayerXは社員総会を行っている。

千葉さんのnoteより、社員総会の様子

石黒さん「そういう状態のオフィスに入れることはなかなかないので、かなり好評でした。工事が進んでいない箇所をみんなで歩いて、ここから大きくなっていくんだね、っていう体験ができたのは良かったかなと思います」

以前の人形町オフィスから最も変わったところは明らかだ。

千葉さん「全部ガラッと変えたんですけど、よく言われるのは2つで、1つ目はイベントスペースを作ったこと。これは本当に大きいです。今までそういうスペースがなかったので相手の企業様に行くしかなくて、自社でできるようになったのは、コストメリットもPR面でもすごく良かった。

2つ目は自宅より環境がいいと言っていただけることが増えて、出社する人が実際増えました。ただ来てほしいと言っても来てくれない。快適だから来てくれるという考えのもと、普通なら高いのでやめようとなりますが、給電機能があるディスプレイと、ディスプレイアームを全フリーアドレス席に入れています。

どの席でも誰でも座れる状況を担保しているので、また来てくれる。誰でもどこでもすぐ仕事ができるみたいなところは、今回の移転プロジェクトにコーポレートエンジニアがちゃんと入ってくれてたのが大きいかなと思います」

石黒さん「採用活動への影響も大きいですね。スタートアップと採用は切り離せないので、オフラインでオフィスにお越しいだくことに積極的になりました。

以前はオフィスでブランドを感じていただくというより、地理的な場所を確認するという感じでした。やっぱり駅からのアクセスはばかにならない。 毎日通いますし、コロナももう過ぎて、フルリモートフルフレックスとは言いつつ、実際に来ていただいて、オフィスを感じていただくのは、大切だと思います。

あとは採用会食という、将来働いていただきたい方とディナーに行ったりするんですけども、それをもう少しライトに、例えばUber eatsで頼んで、先ほどのソファーとか、あのブルーの扉の向こう側でご飯を食べるとかやったりしてみて、使いやすくなってきたかなと思いますね。

働くという観点では、フォンブースが増えたことで、オフィスでできることが増えました。まさに給電ディスプレイもそうですね。人の方が椅子よりも増えたときにどうなるかは分からないですが、ポジティブなことが多いですね」 

千葉さん「名だたる企業様を対面でやり取りさせていただく、お客様が自社に来ていただくというときに、ちゃんとした会議があって、来ていただいても不足がないといったところは、エンタープライズでこれまで仕事をされてきた方や、そういった方々とやり取りをする事業部のチームメンバーから喜びの声をもらいましたね」

石黒さん「大きい会議室があるから、土日に経営合宿とかもたまにやるんです」

スマートフォンで入館証ができないのが、以前のオフィスと比較したときの唯一の残念な点。みんなから集めたオフィスへの希望をほぼ叶えた今、次のオフィスではそれも必ずクリアしたいという。

石黒さん「僕たちは絶対にいつか出ることを前提にオフィスを選んでいて、必ず大きくなって出ていく」

移転する前とその前のオフィスが今ほど凝ったものでなかった理由について、石黒さんはこう語った。大型の資金調達を達成して事業も好調な今、LayerXはこのオフィスをフルに活用して新たなプロダクトを生み、近い将来、さらに大きな場を探すに違いない。

【LayerX オフィスデータ】

オフィスフロア平米数709.5坪(2345平米)
設立2018年8月設立
オフィス入居時期2024年5月20日
従業員数582名(2026年1月末時点)
事業内容AI SaaS「バクラク」事業、Fintech事業、「Ai Workforce」事業

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