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ユーザー行動を可視化し、分析を改善につなげる「UNCOVER TRUTH」の成長の歩み

UI・UX解析ツールと分析コンサルティングを提供するUNCOVER TRUTHのプレゼンテーションをぜひご覧ください。プレゼンテーションの動画も併せてご覧ください。

ICCカンファレンスでは「カタパルト」登壇企業を継続的に募集しております。スケジュールなどはぜひ募集ページをご覧ください。

登壇者情報
2016年3月24日開催
ICCカンファレンス TOKYO 2016
「カタパルト」(10分間のプレゼンテーション)

(プレゼンター)
石川 敬三
株式会社UNCOVER TRUTH CEO

VOYAGE GROUP取締役、株式会社PeX 代表取締役などを歴任。その他アドネットワーク、比較サイト、辞書サイト等様々なBtoc,BtoB事業の立ち上げに従事。株式会社サイバーエージェントでは、広告営業を始め、大阪支社立ち上げ、メールマガジンサイトmelma等の BtoCサービスの事業責任者やEC事業の立ち上げ等に従事。2013年4月のUNCOVER TURTH創業から現職。

石川 敬三氏(以下、石川) UNCOVER TRUTHの石川です。

それでは、始めさせて頂きます。我々は、UI・UX解析ツールの提供と分析コンサルティングに現状は特化しているサービスを提供しています。

USERDIVEの紹介

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こちらが機能一覧なんですけど、1番ディープでページの中のユーザーの動きを事細かに解析して、ちゃんとしたUIを創っていきましょうというところにアプローチしている会社です。

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一部機能を抜粋して紹介します。特に言葉にして分かりやすいのは、コンテンツの注目度を測れたりします。

PCで言うとマウスが当たっている場所とか、クリックとかタップとか、読んでいる場所の時間を見ることができます。

それを更に、色んなユーザーの軸で切って分析することが出来ますよっていう機能を提供しています。

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弊社のサイトのダメなところを出しながら、身を削って機能を説明したいと思います。

これが弊社のサービスのページです。全員が見ている場所というので、何もフィルターもかけなかったら、当たり前なんですけどサービスのところを見ています。

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弊社の場合は問い合わせがコンバージョンになるので、問い合わせした人がどうなのか?とフィルターをするとこうなります。

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この場合だと、うっすら出ているんですけど、導入事例に一気に注目が集まっています。言われたらそうなんですけど、そういうことが表示されます。

他のところを見てみます。これはクリックの場所を全部可視化しているものですが、ページ全体で見ると、各種機能を紹介しているところにすごくクリックが集まっているんですね。

ただ、リンクは全く貼っていないです。

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更にスクロールのリーチと時間軸みたいなのを見てみると、75%以上が先ほどの機能軸のところを見ていて、問い合わせ完了の人を抽出すると、そこを10秒以上ちゃんと見ています。

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当たり前なんですけど、そこまで分かったら、事例をそこにちゃんと載せなさいということなんです。

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それが全く出来ていないです(笑)。

(会場笑)

こういうことを提供している者です。帰ったらやろうと思います(笑)。

フィルター機能を提供する上で大事な点として、今創業3年弱くらいなんですけど、やっと色んなデータとつながって、色んな形でフィルターすることが出来ます。

行動履歴とか、購入履歴のようなところにもフィルタリングをかけて、購買者だったりとか、自分たちの求めるユーザーというものを抽出して分析出来るようになっています。

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ヒートマップみたいな話なんですけど、もう1個特徴的なところは、うちのサイトに来ていて、とあるコンバージョンまでいっているユーザーを抽出すると、クリックして、どんどん遷移して、どこで読んでいるとか、どこで迷っているな というところを抽出し、動画で見ることが出来ます。

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ネイティブアプリにも去年フル対応していて、ネイティブアプリでも、しっかりとヒートマップとか全部見られるというのは、今のところ弊社だけという状況になっています。

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ヒートマップだけではなく、アプリを使っている場所をマッピングすることが出来ます。

アプリの中の動きを全部データを持っているので、本当に購入ボタンを押した場所とか、クーポンを開いた場所のような地域まで全部特定することが出来る。

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3年まだ経っていないんですけど、3年弱で、改善事例として、大きくヒットしたのが、200を超えてきているというもので、特に大手さんが中心になるんですけど、大分クライアントさんも増えてきています。

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優れたツールでも改善事例が全く出ていなかった

実はですね、開始1年で一気に100社超えましたと色んなところで話していて、これまでは言わなかったんですけど、実は改善事例が全く出ていない時代が1年くらいありました。

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今だから言えるんですけど。これはヤバイと思って、徹底的にヒアリングを実施しました。

その結果分かったことなんですけど、まずサイトが全体がどうなのか、ちゃんとログ解析をして、どのページが問題かと分かったあと、弊社のようなサービスを利用し、どう使われているかというHOWの部分が分かります。

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更にこれがPDCAを全体に回した場合、こんな色々ありますね。

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弊社のサービスは(下の図の)ここなんです。

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当然、この現状把握のログ解析が重要なんですけど、ほとんどの会社やっていないんですよね。

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なので、弊社のツールを導入しているけども、改善事例がでてこなかったわけです。

PDCAの始めが回っていない。もう1つ分かったことは、どれだけの改善余地があって、逆に言うと、どれだけ損失を生んでいるのかということが、経営層にそもそも伝わっていない。

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「分析プロセスと環境」に置き換えると、やっぱりログ解析は、今のところツールはありますが、分析する人が全然いないです、リソースないです、ノウハウもない。

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これはほとんどの会社が今もそうです。

分析コンサルティング・サービス

ということで、あの1年実は黙っていたんですけど、2015年1月に分析コンサルティングを頑張ってスタートしています。

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1番始めにやったことは、知る人ぞ知るなんですけど、ウェブアナリストで結構有名な、小川卓というメンバーに入ってもらいました。

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そこから最近なんですけど、有名なアナリストの方々ともネットワーキングしています。

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弊社のサービスとしては、PDCAサイクルをフルラインでサポートしています。

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ログ解析は、いわゆる導線分析から含めた皆さんが出来ていないところを完全にフォローアップしています。

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それをただ僕らがやるというだけじゃなくて、自社で回せるように1クリックでずっと更新出来るような固定化されたレポーティング・ツールを「3way」を提供しています。

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ここは弊社の領域ですけど、先ほどのヒートマップを使って、実際に分析をして改善案まで全部出していくというようなことをやっています。

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改善案もさすがに何度もやっているので、最近はもうこれをやったら、どれぐらい売上が上がるよ、とか、開発の重さこれぐらいだよ、だから優先順位はこれね、みたいなことまで出せるようになってきました。

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ABテストとも連携していて、ABテストは実際これが改善したいねということは分かりますが、さらに改善した後に、どのような原因だったかということを出していて、次に作る前に活かすところまでアプローチしています。

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その結果、どうなったかっていうと、案件単価が10倍ぐらいになっていて、顧客数も増えています。要するに成果が上がってきているので、企業さんの投資額が思いっきり増えました。

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弊社の現在の業態は、この2軸になっています。

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我々が携わった大体のサービスは結構改善しまして、改善したら継続的な利益が得られるので、それが利益として還元されています。

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そういう企業さんになって、実績が上がると、やっぱり経営チームにこれが伝わってきてどんどん前向きに検討してくれるようになっています。

改善事例の紹介(その1)

ここから改善事例を紹介します。これはサイバーエージェントさんのSpotlightですね。何十億とかページビューがあるサービスですけど、それをプラス10%くらい1ヶ月くらいで改善できました。

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見るとすごくシンプルなんですけど、1人当たりページピューが増えれば、単純に1人が2ページ見たら2倍になるという話です。

1ページ目から2ページ目にするの結構大変なんですよ。でも見て頂くと、2ページ以上見ている人は結構多いので、2ページから4ページにするのは、それなりの改善をすれば何とかなる。

当たり前なんですけど、その人ごとに全部フィルターをかけてヒートマップで見ると、やっぱり高い人と低い人の特徴の差みたいなのが出てきます。

この差分が重要です。その差分で見つけたものを改善しました。

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改善のアウトプットはヘッダーですね。4ページビュー見ている人は、これをめちゃくちゃ使っているよ。

その他7項目色んなことをやって改善しました。

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改善事例の紹介(その2)

次は購入に関する改善事例です。

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例えば、これを見て頂くと下のところで購入するんですけど、購入のところのマウスを見るとぐちゃぐちゃぐちゃっと分散しています。

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これはぐちゃぐちゃ迷っているということで、商品を1個1個選ぶ選択式からパッケージ化にしました。そうすると集中して売上が上がりました。

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これは大きくなって、富士フィルムヨーロッパ全体も僕らがアプローチしているという話です。

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UIだけではなくて、ユーザーを知るということは、商品や体制自体を変えていくというところにも影響します。

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最後に、今やっていることっていうのを1枚で追加しておきましたけれども、それを僕らのアプローチでいうと、全部自動化するように今動いています。

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長くなりましたが、有難うございました。

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(終)

プレゼンテーション終了後は第一線で活躍する経営者やベンチャーキャピタリストの方々と積極的な質疑応答が行われました。

(コメンテーター 一覧)
 ANRI General Partner 佐俣 アンリ 氏
 KLab株式会社 取締役副社長 COO 五十嵐 洋介 氏
 株式会社グロービス・キャピタル・パートナーズ パートナー COO 今野 穣 氏
 KDDI株式会社 戦略推進部長 江幡 智広 氏
 コーチ・ユナイテッド株式会社 ファウンダー 有安 伸宏 氏
 株式会社ドリコム 代表取締役社長 内藤 裕紀 氏
 freee株式会社 代表取締役 佐々木 大輔 氏
 ライフネット生命保険株式会社 代表取締役社長兼COO 岩瀬 大輔 氏
 ラクスル株式会社 代表取締役 松本 恭攝 氏
 YJキャピタル株式会社 COO・パートナー 堀 新一郎 氏

新しい産業をリードするトップリーダーが参加するコミュニティ型カンファレンスの特徴を最大限に活かした「カタパルト」は素晴らしい出会いの場となります。ICCカンファレンスではスタートアップのプレゼンテーションの場「カタパルト」の登壇企業を継続的に募集しております。スケジュールなどはぜひ募集ページをご覧ください。

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編集チーム:小林 雅/藤田 温乃

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