TOEIC365点で単身飛び込んだイスラエル(サムライ榊原)【F17-2D #4】 – 【ICC】INDUSTRY CO-CREATION

TOEIC365点で単身飛び込んだイスラエル(サムライ榊原)【F17-2D #4】

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「イノベーションを生み出す取り組みを徹底議論」【F17-2D】セッションの書き起し記事をいよいよ公開!9回シリーズ(その4)は、イノベーションを生む人材はどのように生まれ、育つか?等を議論しました。サムライインキュベート榊原さんのイスラエルエピソードが炸裂しました。是非御覧ください。

ICCカンファレンス FUKUOKA 2017のプラチナ・スポンサーとして、IBM BlueHub(日本アイ・ビー・エム株式会社)様に本セッションをサポート頂きました。

ICCカンファレンスは新産業のトップリーダー160名以上が登壇する日本最大級のイノベーション・カンファレンスです。次回 ICCカンファレンス KYOTO 2017は2017年9月5〜7日 京都市での開催を予定しております


【登壇者情報】
2017年2月21日・22日・23日開催
ICCカンファレンス FUKUOKA 2017
Session 2D
イノベーションを生み出す取り組みを徹底議論
Supported by IBM BlueHub

(スピーカー)
大山 健司
日本アイ・ビー・エム株式会社
IBM BlueHub Lead事業開発担当

岡部 顕宏
ノバルス株式会社
代表取締役
(通信する乾電池「MaBeee」)

榊原健太郎
株式会社サムライインキュベート
代表取締役

徳生 裕人
グーグル合同会社
製品開発本部長

(モデレーター)
西村 勇也
NPO法人ミラツク
代表理事

「イノベーションを生み出す取り組みを徹底議論」の配信済みの記事

【前の記事】

【本編】

西村 榊原さんと徳生さんに伺いたいのですが、岡部さんのような方がいたらどのように育てますか。

それぞれのやり方として、このように育てていくというのをお聞かせください。

榊原 岡部さんの育て方ですか。

西村 育てるというのは若干おこがましいと思ったのですが、面白い人が出てきた時にどのように関わっていくとイノベーションが世の中に実現していくのか、ということに関してそれぞれやり方が多分おありだと思うので、そこをお伺いしたいと思います。

イノベーションを起こすために「どれだけ目立てるか」

榊原 最近の事例で申し上げると、ピッチの大会でどん底を味わった経験がありつつも最近有名になった会社があります。

そこは最初の会社名が「落とし物ドットコム」で、IoTという言葉もない時代から人が物を落とした時に見つけて欲しいだろう、という課題にシンプルに沿った会社です。

元々は携帯にシールを貼り、落とした時にそこに電話をかけるとコールセンターが電話を取ってサポートしてあげますというサービスで、要は拾った方がそこに電話をするとコールセンターが取り、もし財布だったらクレジットカードを止める作業をする、というようなところからスタートしました。

しかし、コストが非常に高くなってしまうので今はブルートゥースを利用したIoTデバイスをうっています。

今は「MAMORIO」という会社名ですが、IoTのスタートアップであんなに物が売れているのはMAMORIOぐらいだと思います。

MAMORIO | あなたの大切なものを守る世界最小クラスの紛失防止デバイス

彼はIoTの技術もなかったのですが、自分たちで勉強されていました。

さっきも岡部さんと話していたのですが、資金調達もそうですが、簡単に言うとどれだけ目立てるかですね、諦めずに。

ICC FUKUOKA 2017 Sesison 2D イノベーションを生み出す取り組みを徹底議論

彼は色んな投資家が出る色んなイベントに登壇して、最初はエンジェル投資家から投資を受けました。

どうしても「課題は分かるけど、それは儲かるの?」という話になるので、エンジェル投資家2名から投資いただいて、そしてベンチャーキャピタルからもいただいて、そこからスケールしたという形です。

落とし物をした時に拾って欲しいというニーズは普通にありますよね。

その時のニーズが確かなものであることを確信できれば、恥ずかしからずに色んなところで前に出ていって欲しいというのはあります。

僕等の支援先を見ていても、やっていることは正しいのに結局誰にも知られずに終わってしまうサービスも多いのですが、そういった方に限って「自分のサービスは良いと思っているんだけどみんなが認めてくれない」と勝手に思ってしまっていたりするので、それを先程お話した違和感を感じる場所に行き、笑われてもいいので何回でも話をして目立って資金調達をすると変わってくると思います。

岡部さんは今ではものすごくかっこいいサービスを展開していますが、ベンチャーキャピタルをかなりの数回ってるんでしょうね。

岡部 そうですね。

榊原 岡部さんのようなパターンだと社内で認めてくれなくて、普通の人はそこで諦めてしまい、普通にサラリーマン人生終わってしまうことも多いと思いますが、岡部さんの場合は諦めずに会社を作り、尚且つ出てもすぐには認めてもらえず、グループを作りその中で有志を募って会社を作られたんだと思います。

それはつまり、その過程でどれだけアクションをしたかです。

みんなにそのサービスを10秒ぐらいで「電池を入れるだけでおもちゃを勝手にコントロールできるサービスがあったらどう思う」と簡単にプレゼンした時に「いいよね」という反応があり、それを確信して、どれだけ色んな人にアプローチできるか、というところではないでしょうか。

1ヶ月で日本にあるVC全部回ろう

西村 比較的早く諦めてしまう人と最後まで諦めずにやり抜く人の行動の差は、量としてどれくらいあるのでしょうか。

ICC FUKUOKA 2017 Sesison 2D イノベーションを生み出す取り組みを徹底議論

榊原 例えば、ベンチャーキャピタルさんは恐らく日本に100社ぐらいあると思うんですが、それを1日5社として1ヶ月で全社回れていればやってる感じですね、僕の中では。

西村 いらっしゃった時に、既にある程度回っているし、1ヶ月ぐらいで全部行こうとしていればやっているということですね。

榊原 1ヶ月でアポを1日5つ取って話を続けていくと、様々な方の意見も聞けてブラッシュアップされるんですよね。

多分1日目に行ったところと31日目に行ったところを比べると、とてもブラッシュアップされていると思います。

僕もファンドレイジングをしたりするのですが、各業界の大手トップ3を1ヶ月間で100社回るということをやるっていたりします。、僕なんかでさえ集めることができるんです。

たくさんの人に物事を伝えてブラッシュアップができていないのかなと思います。WikipediaやGoogleも昔は雑な情報が多かったと思いますが、たくさんの人の集合知があって良いものになっていると思うので、自分がちゃんと学習をして良いものにすればいいと思います。

そんなに難しいことではないんですが、結果的に損をしてしまうと思います。

西村 その差はすごく大きいと思っていて、自分にとっての頑張り具合は人それぞれですが、3社ぐらいまわって頑張ったと思う人もいると思いますし、本当に全部まわるつもりであと3社行けてない、と言う人もいると思います。

その差は個人が持っている物なんでしょうか、それともどこかで「これはいけるんじゃないか」というものがあって、そこから変わってくるんでしょうか。

明日死んでしまうという緊張感で働く

榊原 僕は今だに常に焦燥感がすごくあり、人生80年としてもあと約40年しか時間がないから「やばいやばい」と毎日思っているのですが、それをどれだけ思えるか、というのは大事だと持っています。

僕がイスラエルに行くと、非常に安全ではありますが、(感覚としては)イスラエルの人達にとって、周りは敵で、「いつ死ぬか分からない」という単位の中で生きているので、毎日思ったことや課題はその日中に解決しようという意識があります。

レスポンスのスピードを見ていても圧倒的に早いので、そこの意識をどう合わせるかというのは難しいですね。

ICC FUKUOKA 2017 Sesison 2D イノベーションを生み出す取り組みを徹底議論

私は恥ずかしながらTOEIC365点でイスラエルに1人で行きました。

例えば明日死んでしまうという認識があれば、悔いが残らないように今日すごく頑張りますよね。

極端な話、そこの意識を持てるかどうかだと思います。

西村 緊張感を持てるかどうか、ですね。

岡部さんはどうですか、緊張していますか。

岡部 前職の時に比べる緊張というか、働く時間が比ではないです。

365日24時間考えていますか、とよく言いますが、本当にその通りですし、むしろそういうのが当たり前で普通になっています。

逆に考えない、リラックスしていると不安になってしまう、それぐらい考え続けているのが今は普通になっています。

榊原 あとは自分が1日、1メール遅れた時に、どれだけの人に影響するか、ということを考えられるかどうかだと思います。

例えば岡部さんだと、1日でもサービスをリリースする時間が遅れた場合、何万人の笑顔が消えてしまう、という認識をどれだけ背負えるかだと思います。

僕は勝手に、戦後70年間で日本がみんなで頑張ってきてGDP3位まできているとか、戦争で零戦に乗って死んでしまった人もいますし、震災で夢とか希望を持った人が亡くなっていたりするので、その分まで生きようと勝手に背負ってしまうんです。

自分の利己的な収益ではなく、自分の日々の行動がどれだけ世の中に迷惑をかけているかを考える、というのが一番ですね。

(続)

続きは Google徳生氏らが語る「新規事業を任せられる人材の条件」とは? をご覧ください。

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編集チーム:小林 雅/榎戸 貴史/戸田 秀成/横井 一隆/城山 ゆかり

【編集部コメント】

「英語ができる」には色々定義があるなと感じる今日このごろです。関係ないのですが、ミラツク西村さんの声はVideoを聞いていると癒やされます(榎戸)

是非ご期待ください。他にも多く記事がございますので、TOPページからぜひご覧ください。

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