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「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場 「Industry Co-Creation(ICC)サミット KYOTO 2025」、9月2~3日に「デザイン & イノベーション アワード」Sponsored by ICCパートナーズ が開催されました。100名超の審査員による投票の結果、1位は「Helical Fusion」、2位は「LIFESCAPES 」、3位は「Halu」でした。また、「革新性(イノベーション)」など5つの各部門賞も決定しました。
今回の「デザイン & イノベーション アワード」は、デザイン性やイノベーションあふれるプロダクトやサービスを持つ12社のブースを審査員が見学、体験し、革新性(イノベーション)、想いへの共感、職人技 (アルチザン)、市場性(ビジネスインパクト)、社会性(サステナビリティ)の観点から投票を行いました。

第1位:Helical Fusion
出品プロダクト:世界初の「実用発電」可能な商用核融合炉


【ブース担当者からのコメント】
太陽の輝きを地上で再現するフュージョンエネルギーは、火力や原子力等のベースロード電源を代替しうる効率性を持ちながら、CO2フリーで燃料枯渇の心配がなく、安全性も確保しやすい究極の発電方法です。なかでも「実用発電」に最適な日本生まれの「ヘリカル型」で、世界中のエネルギー、そして人類の進化を実現します。

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田口 昂哉
Helical Fusion
代表取締役CEO
公式HP
みずほ銀行、国際協力銀行(JBIC)、PwCアドバイザリー(M&A)、第一生命、スタートアップCOOなどを経て株式会社Helical Fusionを共同創業。京都大学大学院文学研究科(倫理学)修了、京都大学修士(文学)。
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結果速報
入賞企業は以下の通りです。
・1位「Helical Fusion 田口 昂哉」(ファイナル得票数41票)
・2位「LIFESCAPES 林 正彬」(ファイナル得票数35票)
・3位「Halu 松本 友理」(ファイナル得票数12票)

部門賞
・革新性(イノベーション)部門
1位 「Helical Fusion 田口 昂哉」
2位 「LIFESCAPES 林 正彬」
3位 「ヒガトレック 比嘉 一雄」
・想いへの共感 部門
1位 「Halu 松本 友理」
2位 「LIFESCAPES 林 正彬」
3位 「Helical Fusion 田口 昂哉」
・職人技 (アルチザン) 部門
1位 「Helical Fusion 田口 昂哉」
2位 「LIFESCAPES 林 正彬」
3位 「丸五 岡本 幸太郎」
・市場性(ビジネスインパクト) 部門
1位 「Helical Fusion 田口 昂哉」
2位 「LIFESCAPES 林 正彬」
3位 「KINS 下川 穣」
・社会性(サステナビリティ)部門
1位 「LIFESCAPES 林 正彬」
2位 「Halu 松本 友理」
3位 「Helical Fusion 田口 昂哉」
・審査員賞
1位 「LIFESCAPES 林 正彬」
2位 「Helical Fusion 田口 昂哉」
3位 「Halu 松本 友理」

出展企業の詳細は以下をご覧下さい。
2位以下の出展企業・プロダクト一覧
第2位:LIFESCAPES
出品プロダクト:医療用BMI


【ブース担当者からのコメント】
脳卒中等で運動麻痺を抱えた方の手を動かしたいという脳の信号を読み取り、電気刺激とロボットを組み合わせて手指を動かす、BMI技術を応用した革新的な医療機器。発売から1年で140病院、600症例以上で臨床使用が進んでおり、従来の医療では治すことができなかった重度麻痺への適応が期待されています。

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林 正彬
LIFESCAPES
取締役CSO
公式HP | 公式X① | 公式X②
慶應義塾大学理工学研究科を修了後、株式会社ディー・エヌ・エーへ新卒入社。ヘルスケア事業部にて、新規事業の立ち上げ、製薬企業向けサービスの企画、法人営業、アライアンス業務などを推進。在職中に慶應義塾大学大学院後期博士課程へ進学し、Brain-Machine Interface(BMI)に関する基礎研究に従事、博士(理学)を取得。2021年7月、慶應義塾大学発のスタートアップであるLIFESCAPESに参画し、CSOとして技術・事業開発をリード。神経科学研究とディープテック事業化の経験を基盤に、2024年には医療機器の上市を実現。研究成果と実社会の橋渡しを行い、中枢神経疾患領域における革新的医療機器の社会実装に挑戦している。
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第3位:Halu
出品プロダクト:障害児も座れるIKOUポータブルチェア


【ブース担当者からのコメント】
IKOUポータブルチェアは、家でも外出先でも使える折りたたみ式キッズチェアです。「外出先で座る手段がない」という障害児育児の課題を起点に開発し、障害のある・なしにかかわらず、乳幼児を安全に座らせることができます。コンパクトに持ち運べて大人用椅子にも簡単に取り付けられるため、家族の行動範囲が広がります。

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松本 友理
Halu
代表取締役
公式HP | 公式X
2007年トヨタ自動車入社。本社にて10年間にわたり、プロダクトマネージャーとしてカローラなどのグローバル戦略車の商品企画等を担当し、ものづくりには人びとの暮らしをよりよく変える力があることを実感する。2016年に長男を出産し、脳性まひによる運動機能障害が判明。育児を通して、現在の日本では幼少期から生涯にわたり、生活の場が障害の有無によって社会構造的に隔たれていることに課題を感じ、2020年に株式会社Haluを創業。障害児育児の課題を起点としたインクルーシブデザインの実践により、多様な人たちの交流機会の創出に取り組む。令和6年度 内閣府 バリアフリー・ユニバーサルデザイン推進功労者表彰、2022年度グッドデザイン賞、日経ソーシャルビジネスコンテスト優秀賞など、受賞多数。
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テント
出品プロダクト:ミニマルで便利な暮らしの道具


【ブース担当者からのコメント】
プロダクトデザインを軸に、「何をどう作りどう伝えるか」の全てに関わるクリエティブユニットTENTが手がけた『ミニマルで便利な暮らしの道具』。日本各地の企業と生み出した食器、家具、家電、文具、掃除道具は、国際的なデザイン賞を受賞する高い意匠性と、暮らしの風景を変えるための創意工夫に満ちています。

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青木 亮作
テント
共同代表 / プロダクトデザイナー
公式HP | 公式X
1979年名古屋市生まれ。オリンパスイメージング株式会社、ソニー株式会社にて録音機器やカメラ、PCおよび周辺機器のプロダクトデザインをはじめ商品戦略や企画を行う。2011年にTENTを設立。NHK Eテレ「へんしんダンコちゃん」にも参加。TENTは2011年に治田将之と青木亮作の2人によって結成され活動を開始したクリエイティブユニット。そもそも何を、どう作り、どう伝えるかの全てに関わり、STAN. by zojirushi、DRAW A LINE、フライパンジュウなど、各企業にとって転換点となる大ヒット製品を数多く手がける。ドイツのiF DESIGN AWARD金賞をはじめ、GOOD DESIGN AWARD BEST100、Red Dot Design Awardなど国内外のデザイン賞を数多く受賞している。
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Sinumy
出品プロダクト:体感0秒の瞬間ハンズフリー認証ゲート


【ブース担当者からのコメント】
スマートフォンのBluetoothを活用したハンズフリー認証技術「Sinumy Technology」。自社開発の特許技術で、改札や決済をはじめとした生活の中のありとあらゆる認証をハンズフリーにします。ICカードのタッチやアプリでQRコードの提示、そんな煩わしい操作からみなさまを解放します。

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足立 安比古
Sinumy
取締役CTO
公式HP | 公式X
京都大学学部時代にベンチャー2社設立し、学部3回生でペンシルベニア州立大学の客員研究員として超音波を研究、学部4回生でQNDE国際学会で発表。学部時代は素粒子物理を、大学院ではテラヘルツ波などのレーザー光学の研究を行った後、大手電機メーカーの本社直轄研究所にてレンズレスデジタル顕微鏡や光トランジスタ、などの研究を通じて5年間で50件の特許を出願 、レンズレスデジタル顕微鏡についてSPIE Photonics West 2016国際学会で発表。
2018年に当社を設立。
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丸五
出品プロダクト:足指が鍛えられる新発想「足袋」スニーカー(制作中、マクアケにて先行販売予定)


【ブース担当者からのコメント】
100年以上の歴史を持つ日本最古の地下足袋メーカーが手掛ける新発想の足袋スニーカー。見た目はプレーンなスニーカーだが、特許取得済のインナー足袋構造により、履くだけで足指が鍛えられます。ボディバランスや姿勢などにアプローチができます。長年培った熟練の技術で足腰から人生100年時代を支えます。

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岡本 幸太郎
丸五
常務取締役
公式HP | 公式X
1988年、岡山県倉敷市に生まれ、幼少期をアメリカで過ごしました(でもなぜか岡山弁しか話せません)。中央大学経済学部を卒業後、20代はコンサルティング会社やベンチャー企業で経験を積み、30歳で100年以上続く家業に入社。初めの3年間は自動車部品製造をしている丸五ゴム工業株式会社でトラックメーカーへの営業を担当し、4年目よりシューズ事業をしている株式会社丸五にて事業承継をスタート。現在は事業承継に向けて奮闘中です。趣味はポーカーとランニング、そして映画鑑賞。特にポーカーでは戦略を練る時間が好きで、ランニングはマラソン大会やトレイルランニングにも挑戦しています。マラソンは足袋シューズで完走しました。
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KenRi
出品プロダクト:法務AI×法務BPO KenRi法務部


「KenRi法務部」は、弁護士ナレッジを取り込んだ法務特化型生成AI SaaSと、国内最大手の法律事務所出身弁護士によるアウトソーシングを掛け合わせたサービスです。簡単な操作で法務業務の対応からタスク管理、弁護士との連携まで可能。『早く』『安く』『正確な』弁護士へのアウトソーシングを実現します。

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速水 陸
KenRi
弁護士
公式HP
2019年 京都大学法学部中退、2021年 京都大学法科大学院卒業、2021年 司法試験合格、2022年 西村あさひ法律事務所 入所、2025年 株式会社KenRi 入社
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KINS
出品プロダクト:KINS PRIME パフォーマンス革命


【ブース担当者からのコメント】
多忙な経営者のために開発された「KINS PRIME」。発酵高麗人参と最新の腸内・唾液検査を組み合わせ、睡眠の質・集中力・二日酔いを整える“パフォーマンス設計”です。今のあなたの状態に、科学的根拠をもとに最適解を届けます。

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下川 穣
KINS
代表取締役社長
公式HP | 公式X
歯科医、都内医療法人理事長を経て2018年に株式会社KINSを創業。医師として様々な慢性疾患・症状を有する患者の皆様に接した経験から、対症療法に加えて慢性疾患・症状の根本解決に貢献するアプローチとしてマイクロバイオームに着目。実際の臨床現場での患者の皆様へのインパクトに衝撃を受け、その可能性を世の中に広げるためにKINSを創業した。
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Invisible World
出品プロダクト:ハンディ鮮度測定器Irodori


【ブース担当者からのコメント】
宇宙技術から誕生したirodoriは、食品の鮮度を正確に測定し、フードロスの削減に貢献します。お魚、お肉、野菜、果物など幅広い食品の鮮度や糖度を測定可能です。だれでも簡単に片手で使用でき、Wi-Fi通信も可能なデバイスで、これまで数値化できなかった品質を計測します。

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中矢 大輝
Milk.
代表取締役
公式HP | 公式X
愛媛県松山市出身。親族がみな会社創業者という環境の中、中学時代にひきこもりを経験したのがきっかけで物理学に熱中する。高校卒業後、カリフォルニア州SierraCollegeにて物理学専攻。当時、JAXAエンジニアであった佐鳥新教授の研究室に入り、ハイパースペクトルカメラによるがん細胞の研究をスタート。北里大学との共同研究をはじめとして、防衛医科大学校や昭和大学など計12施設との研究により、50件以上の学術成果と2件の特許を取得後、Milk.株式会社を創業。現在、光産業創設大学院大学の博士課程後期。Invisible Worldは、Milk.株式会社のハイパースペクトル技術を用いた社会変革事業の名前。
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カサナレ
出品プロダクト:誰でも設定可能生成AIアバタースタジオ


【ブース担当者からのコメント】
誰でも簡単にAIの知識を登録可能。様々なシチュエーションに合わせ、「現場でDX」が可能な生成AI×アバター。受付、接客、アナウンス等、あらゆる場面にフィットするAIです。

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西田 慶
カサナレ
COO
公式HP | 公式X
千葉工業大学プロジェクトマネジメント学科卒業。千葉出身。
Kasanareの開発責任者として、全てのプロジェクトの開発及び品質管理を務める。 カサナレ株式会社の法人設立前から事業に参画し、自然言語処理(NLP)におけるEmbeddingや、Fine Tuning(モデル全体の再学習手法の構築)を得意とする。
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ヒガトレック
出品プロダクト:効率的で安全 AIトレーニングマシン


【ブース担当者からのコメント】
どんな人にも最適なトレーニングを体験できるAIトレーニングマシンです。負荷を生成し効率的で安全にトレーニングができます。さらにトレーニング自体をデジタル保存できるので、成長や成果を自己比較できたり、他社比較できます。ソフトウェアも充実し、モチベーションの向上や維持を促します。

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比嘉 一雄
ヒガトレック
代表取締役
公式HP | 公式X
東京大学大学院で筋肉の研究をしたのち、パーソナルトレーナーに。著書40冊を超える。パーソナルトレーナーとしての活動の中で、理想のトレーニングを具現化するためにAIトレーニングマシンヒガトレックを作成。
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hootfolio
出品プロダクト:因果AI causal analysis


【ブース担当者からのコメント】
hootfolioの因果AI「causal analysis」は、データから因果構造を解き明かし、成果につながる“真の原因”を特定。瞬時に注力ポイントを導き出し、精度と再現性の高い施策立案を可能にします。マーケティングや人的資本経営など幅広い領域で、科学的な意思決定の“地図”として活用されています。

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山田 恵美子
hootfolio
Co-Founder & CRO
公式HP | 公式X
新卒で日本電気株式会社(NEC)に入社後、エンタープライズ営業を経て新規事業開発に従事。MarTech領域の事業立ち上げ・売却などを経験後、NECからの因果AI事業カーブアウトを推進。株式会社hootfolioでは事業戦略・顧客開拓を幅広くリード。「一点突破の集中力 × 仕組み化による再現性」を強みに、事業のスケールに挑む。
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表彰式

(終)
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編集チーム:小林 雅/岡田和華/浅郷 浩子/小林 弘美/森田 竜馬/戸田 秀成/原口 史帆/古川 琢郎


