「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場 「Industry Co-Creation(ICC)サミット KYOTO 2026」(2026年8月31日〜9月3日開催)、9月1日に「SAKE AWARD」 予選ラウンドが開催されました。こちらの記事では審査員による投票で予選ラウンドを通過した上位8社を紹介します。
本セッションのオフィシャルサポーターは千葉 功太郎さんです。

世界で戦えるSAKEを日本から生み出すことを目指す「SAKE AWARD」では、全国から集まった10つの酒蔵が自慢の酒を出品、酒のスペシャリストや酒を愛する審査員たちによる試飲体験を行い、グループA、グループBから各4組、決勝トーナメントに進む8つの酒蔵を選出しました。
結果速報
決勝トーナメント進出
決勝トーナメント進出は、特例により2社増えて合計8社となりました。
< グループA >
1位通過 マルカメ醸造所
2位通過 ねっか
3位通過 Fungi Art
4位通過 COEDO(協同商事)
< グループB >
1位通過 Fermenteria(勝花藏)
2位通過 真澄(宮坂醸造)
3位通過 早苗饗蒸留所(SANABURI)
特例 CRAZY DAYS / CRAZY CIDER(タグボート)
出展企業の詳細は以下をご覧下さい。

出品酒造・酒一覧
予選は前半戦・後半戦に分けて戦い、出品する酒を変更することが可能です。
グループA 1位:マルカメ醸造所
長野県松川町:リンゴ園が立ち上げたシードル専門のクラフトメーカー
酒造からひとこと
創業80年のリンゴ園が立ち上げた、シードル専門のクラフトメーカー。生で食べても美味しい果物だけを原料に使用し、「日本でしか作れない果実感」を表現するシードル造りを行っている。


グループA 2位:ねっか
福島県只見町:米の可能性を追求する酒づくりで、地域の未来をつくる酒蔵
酒造からひとこと
合同会社ねっかは、福島県只見町を拠点に、「豊かな田園風景を次世代につなぐ」ことを使命とする酒蔵です。只見産米100%を原料に、米焼酎から日本酒、リキュール、ウォッカ、どぶろく、ライスウイスキーまで、米の可能性を追求。酒づくりを起点に、農業・雇用・観光をつなぎ、地域の未来をつくることに挑戦しています。


▼
脇坂 斉弘
合同会社ねっか
代表社員
公式HP | オンラインショップ | 公式X | 公式インスタグラム
1974年、福島県郡山市安積町生まれ。日本大学工学部建築学科卒業後、建設会社勤務を経て、2000年に旧南郷村へ移住。花泉酒造合名会社に入社し、約16年間にわたり日本酒造りに携わる。2012年に専務へ就任し、2015年に福島県清酒アカデミー酒造士に認定。2016年、只見町の米農家と合同会社ねっかを設立し、代表社員に就任。「只見の田園風景を次世代につなぐ」を理念に、米づくりから酒造り、地域づくりに取り組む。2020年に株式会社季の郷湯ら里取締役、2021年に奥会津ねっか株式会社代表取締役社長に就任。趣味はスノーボード、ウェイクボード、陸上。
▲
グループA 3位:Fungi Art
カンボジア:東南アジアの米で醸す、アジアの大地香る酒
酒造からひとこと
われわれは東南アジアの米の可能性を最大限に引き出すものづくり企業です。現地で育まれた良質な米を原料に、日本酒・焼酎・ジン・ビールなどの酒類を製造しています。さらに、米由来の植物性タンパク食品やバイオ燃料の研究開発にも取り組んでいます。カンボジアの農産物に新たな価値を加え、農業から製造業へとつながる産業と雇用を生み出し、カンボジア発の製品を世界へ届けることを目指しています。


▼
河端 菜摘
Fungi Art
COO/CTO
公式HP | オンラインショップ① | オンラインショップ② | 公式X | 公式インスタグラム
1998年生まれ。立命館大学経済学部に入学。在学中からカンボジアに渡り、おでんバー「MEMO PUB」を立ち上げるほか、現地の社会課題を学ぶ国際協力ツアーを企画・開催した。経済的事情を踏まえ、学業よりも事業に専念する道を選び、その後、日本発の酒造ベンチャーWAKAZEにて2年間、酒造りと事業運営を学ぶ。
現在はAGRO LUDENS株式会社に所属するとともに、同社のカンボジア子会社であるFUNGI ART CO., LTD.ではCOO/CTOを務める。カンボジアの米を起点としたものづくりを推進し、日本酒、ビール、焼酎、ジンの製造に加え、米たんぱく質を麹菌で発酵させた「Comeat」やバイオ燃料の研究開発に取り組んでいる。日本とカンボジアの両拠点で、農産物に新たな価値を与える産業づくりを推進している。
▲
グループA 4位:COEDO(協同商事)
埼玉県川越市:革新を繰り返す職人たちが生み出すビールの新たな味わい
酒造からひとこと
「Beer Beautiful」をコンセプトに掲げ、「紅赤-Beniaka-」を筆頭に、日本の職人たちの細やかなものづくりと『ビールを自由に選ぶ』というビール本来の豊かな味わいの魅力を提供しています。シカゴ・ワールドビアカップ、ニュルンベルク・ヨーロピアンビアスター、ブリュッセル・iTQiなど、世界の品評会で受賞し、品質とブランドデザインにグローバルな評価を得ており、各国に輸出しています。


▼
松永 将和
協同商事
ビール事業部マネージャー/ビール伝道士
公式HP | オンラインショップ | 公式X | 公式インスタグラム
高校理科の発酵実験で酵母に魅了され、大学でバイオサイエンスを学ぶ。北海道美瑛町で農家住み込みで農業するなどして大学卒業し、人生初海外渡航としてアフリカ諸国4ヶ月間の放浪に出る。帰国後、株式会社協同商事コエドブルワリーに1999年に入社し、ドイツ人ブラウマイスターを師匠にビール醸造に7年従事。2006年、「COEDO」へとリブランディングと同時に専属営業に配属。販路の拡大を行いつつ、各種セミナーを通じてビールの黄金の美しさを伝え続けている。現在、マネージャー兼ビール伝道士として活動中。
▲
グループB 1位:Fermenteria(勝花藏)
宮城県仙台市:仙台駅構内に開業した都市型マイクロブルワリー
酒造からひとこと
仙台駅ナカで、少量多品種の酒を毎日仕込み、造りたてをその場で届ける、新発想の都市型マイクロ酒蔵Fermenteria。都市の中に醸造と販売を組み込み、酒が生まれる過程そのものを街の日常へひらいています。目指すのは、一つの酒蔵を大きくすることではなく、その土地の素材、人とともに酒を生み出す「Fermenteria」という新しい酒蔵のかたちを各地へ広げること。世界中の街に、その土地を醸すFermenteriaを。
トロピカルなアロマとスパイシーさ。
発酵は、香りの錬金術。白麹と酵母の働きがライムと台湾のスパイス・マーガオに眠る香りを引き出し、鮮やかで奥行きのある香りへと育てます。



▼
伊澤 優花
勝花藏
代表取締役
公式HP | オンラインショップ | 公式X① | 公式X② | 公式インスタグラム① | 公式インスタグラム②
宮城・仙台の老舗酒蔵「勝山酒造」(江戸・元禄年間創業)の蔵元の家に生まれ育つ。21歳のときに単身ニューヨークに渡り、実家である勝山酒造の輸出事業を開始し25カ国に輸出。
東京大学経済学部在学中に起業中退し、世界初にして唯一の日本酒自家醸造キットブランド“MiCURA(マイクラ)”を開発し、海外向けに販売を行う。地元仙台にて勝花藏株式会社を設立し、2024年春に仙台駅構内で斬新なコンセプトのマイクロブルワリー『SENDAI STATION BREWERY Fermenteria』を開業。
国際利酒師(英語)、清酒醸造の技術幹部養成研修修了。北米酒蔵同業組合(SBANA)所属。日英中トリリンガルで、2021年から現在に至るまで台湾の長庚大学にて清酒醸造授業の講師を務めている。2022年〜2023年毎日新聞リファラバの経営者トークイベント共同司会。
人間のセンスと科学の狭間に存在する芸術品であるSAKEを愛してるが、実は酒が弱い。
▲
グループB 2位:真澄(宮坂醸造)
長野県諏訪市:諏訪大社のご宝鏡を酒名に戴く「真澄」を醸す、「七号酵母」の発祥蔵
酒造からひとこと
真澄は寛文二年(1662)創業。清冽な水と冷涼な気候に恵まれた霧ヶ峰の麓 信州諏訪で諏訪大社のご宝物「真澄の鏡」を酒名に冠した酒を醸してきました。優良清酒酵母として現在でも全国の酒蔵で使われている「七号酵母」の発祥蔵。1946年に発見された優良清酒酵母「協会七号」での製造に2019年より原点回帰。「人 自然 時を結ぶ」をテーマに新たな真澄を創造しています。


グループB 3位:早苗饗蒸留所(SANABURI)
秋田県男鹿市:早苗饗の文化を現代に解釈し、酒粕に新たな価値を加える蒸溜所
酒造からひとこと
株式会社SANABURIは、稲とアガベ関連会社として設立され、秋田県男鹿市で2025年1月から稼働を開始した「早苗饗(さなぶり)蒸留所」を運営。昔の農家の人たちが、酒蔵から酒粕を買い取り、それを蒸留して残渣を畑の肥料にし、蒸留液を田植えの後の神事である「早苗饗」で飲んでいた、その文化を現代的に再現し、酒や食品を通して酒粕に新たな価値を与えていくことを目指し、スピリッツ、ジン、リキュールを製造しています。
カカオと八朔、二つの「皮」から生まれたスピリッツ。二つの「皮」に加え、山椒を含めた三種のスパイスを加え、ショコラ・オランジェットをイメージした仕上がりになっています。



▼
齋藤 翔太
SANABURI
代表取締役
公式HP | オンラインショップ | 公式X | 公式インスタグラム
神奈川県川崎市出身。学生時代10年間を東京都国立市で過ごし、一橋大学を卒業後、日本政策金融公庫(農林水産事業)に入社。宮崎支店、秋田支店、和歌山支店、帯広支店と全国転勤し、一次産業への事業融資に専門的に10年間携わる。秋田支店時代の縁をきっかけに、2022年4月にクラフトサケ醸造を軸にまちづくり事業も行う稲とアガベ株式会社にジョインし、秋田県男鹿市に移住。取締役CFOとして経理・財務を中心にバックオフィス全般を取り仕切る他、営業やイベントのディレクション等マルチに活動。並行して、関連会社として設立した株式会社SANABURIでは代表取締役に就任し、2025年1月より稼働した早苗饗(さなぶり)蒸留所の経営にも取り組んでいる。
▲
グループB 特例:CRAZY DAYS / CRAZY CIDER(タグボート)
青森県平川市:青森県産りんごだけを原料とするりんご酒メーカー
酒造からひとこと
2021年創業の青森県産りんごだけを原料とした「りんご酒メーカー」です。地域のりんご産業の魅力をシードル、アップルブランデーに閉じ込めて全国、そして世界に発信をします。青森県から外貨を稼ぎ、豊かな地方を作ります。未来は世界中から沢山の観光客をもてなして、人口減少の加速する青森県で、関係人口(交流人口)の創出を目指して成長させます。
CRAZY DAYS WHITE DREAM EDITION アップルハイボール
樽熟成していないフレッシュなアップルブランデーを炭酸で割りました。青森県産りんごの豊潤な香りと、皮部分の苦みと酸味が心地よい食中酒としてのハイボール飲料です。



▼
水口 清人
タグボート
代表取締役
公式HP | オンラインショップ | 公式インスタグラム
約20年間サービス業を経験した後、独立して青森県内で温泉事業を開始。事業は順調だったものの新型コロナでダメージを受けたことをきっかけに、外貨を稼げる事業に切り替えるために2021年に「りんご酒事業」を開始。
高品質な青森県産りんごを使用したシードルやアップルブランデーを製造し各種アワードを受賞し始め流通が伸び始めた。
クラウドファンディングでは青森県最高の累計6500万円の支援を得て、全国の期待度の高さが証明された。
2026年6月に樽熟成していないアップルブランデーを350ml缶のハイボールにして販売し1ヵ月で1万本の出荷を記録する。
▲
グループA:SOGA(PlumTown)
神奈川県小田原市:曽我の希少品種「十郎梅」のみを使用したクラフト梅酒ブランド
酒造からひとこと
PlumTownのPlumは英語のスラングの意味で憧れるや誇りあるという意味で、小田原市という街を誇りある街にしたいという思いで25年6月に創業した会社です。
事業は小田原で取れる十郎梅を使った梅酒の企画販売と梅林の運営を行っていて、小田原地域に約600年前から続く梅の歴史と文化を未来へ繋ぐ活動を行っています。


▼
善波 弘志
Plum Town
代表取締役
公式HP | オンラインショップ | 公式インスタグラム
1993年神奈川県小田原市生まれ。株式会社ビズリーチに入社、主に大手企業の採用支援に従事。
株式会社XLOCALでは地域事業の立ち上げや地域企業の成長支援に携わる。企業の成長支援と地域事業の双方に向き合うなかで、「地元には世界に誇れる価値があるにもかかわらず、それを伝えるブランドが不足している」という課題意識を抱き、2025年にPlumTown株式会社を創業。「西湘地域の価値を世界へ」をビジョンに掲げ、600年以上続く小田原・曽我の梅文化を次世代へつなぐ挑戦を始める。第一弾としてプレミアム梅酒ブランド「THE HEALING LIQUEUR SOGA」を展開。単に高品質な梅酒をつくるのではなく、テロワールや食とのペアリング、飲み方、体験までをデザインすることで、梅酒というカテゴリーそのものをアップデートし、新たな文化として世界へ発信することを目指している。さらに、ブランドを起点に農業・観光・食文化をつなぎ、小田原という地域の新たな価値創造に取り組んでいる。
▲
(終)
グループB:NOMCRAFT(CAMPS有田川)
和歌山県有田川町:ホップフォワードなアメリカンスタイルが特徴のブルワリー
酒造からひとこと
和歌山県有田川町の旧保育所をリノベーションし、「クラフトビールでまちづくり」に挑戦しています。全員移住者の国際的なチームで、ホップフォワードなアメリカンスタイルから伝統的なクラシックスタイルまで、飲みやすく、おいしいビールを追求しています。Asia Beer ChampionshipやJBCなど国内外の品評会で受賞。NOM BEER NOM LIFE!!


▼
金子 巧
CAMPS有田川
代表取締役
公式HP | オンラインショップ | 公式X | 公式インスタグラム
1989年、愛知県生まれ。愛知教育大学卒業後、2013年から300日間にわたりユーラシア大陸を放浪。海外に魅了され、語学留学を経て海外生活を始める。2017年、米国ポートランドで有田川町民と出会い、帰国後にノムクラフトプロジェクトへスカウトされる。メルボルンや岩手で醸造研修を積み、2018年にCAMPSの創業メンバーとして入社。元保育所の解体工事から醸造所の設計までを自分たちの手で進め、2019年に醸造を開始した。2023年、同社代表取締役に就任。2024年には醸造所を改修・拡張し、2025年には和歌山市内と大阪・十三に直営タップルームを開業。創業以来一貫して、クラフトビールを通じて「楽しいNOM文化」を全国へ発信している。
▲
編集チーム:小林 雅/後藤寛道/原口史帆/浅郷 浩子/小林 弘美/戸田 秀成









