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「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場「Industry Co-Creation(ICC)サミット KYOTO 2026」(2026年8月31日〜9月3日開催)、9月2日に「DEEPTECH CATAPULT ディープテックが世界を変える」Sponsored by 慶應イノベーション・イニシアティブ が開催されました。
第一線で活躍する審査員が注視する中、7社の研究開発型ベンチャーが各7分間の熱いプレゼンテーションを繰り広げました。審査員の投票の結果、極細ケーブルで超電導を社会実装、電力業界に産業革命を起こす「日本超電導応用開発」が優勝しました!

優勝:極細ケーブルで超電導を社会実装、電力業界に産業革命を起こす「日本超電導応用開発」

日本超電導応用開発(JSA)は、「NIMS(国立研究開発法人物質・材料研究機構)成果活用ベンチャー1号」として2023年に設立された。世界でもっとも細くしなやかな極細超電導ケーブルの製造技術と、機能をひとまとめにした超電導モジュールコイルの設計製造技術をコアとして、発見から100年以上経ってもまだごく一部(MRI、加速器等)にしか応用されていない超電導技術を世界中に広く産業化させることを目指す。世界の電力問題や高齢化問題を解決するソリューションを次々と生み出し、「超電導応用技術でグローバルサステナビリティーに貢献する」というコーポレートミッションの実現に向けて多くの開発パートナー企業と共に急速に研究開発を進めている。

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大坪 正人
日本超電導応用開発
代表取締役CEO
公式HP | 公式X
2000年 インクス(現SOLIZE入社)
2006年 由紀精密入社
2013年 由紀精密:代表取締役就任
2015年 由紀フランス設立:代表取締役就任
2017年 由紀ホールディングス設立:代表取締役就任
2020年 一般社団法人ファクトリーサイエンティスト協会設立:代表理事就任
2023年 日本超電導応用開発設立:代表取締役就任
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結果速報
ICCサミット KYOTO 2026 Session 7A 「ディープテック・カタパルト」優勝は、極細ケーブルで超電導を社会実装、電力業界に産業革命を起こす「日本超電導応用開発」(得点:35点)でした!
第2位は、標準治療が効かない難治性がん患者の“次の一手”となる核酸医薬を開発する「東京核酸合成」(得点:27点)でした。
第3位は、分裂酵母技術でグルタチオンを量産し、農産物の品質・収量向上に貢献する「WAKU」(得点:20点)でした。
当日の中継映像もぜひご覧ください。
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2位以下の登壇サービス・プロダクト一覧
第2位:標準治療が効かない難治性がん患者の“次の一手”となる核酸医薬を開発する「東京核酸合成」

がん細胞の中でだけ組み上がる核酸医薬を開発する東京核酸合成株式会社(TKG Therapeutics)は、東京大学・岡本晃充教授の研究成果をもとに2022年4月に設立された。標準治療を使い切ったトリプルネガティブ乳がんでは、残された化学療法の奏効率はわずか5%、余命中央値は6.7ヶ月。この「後がない」患者に、もう一度選択肢を届ける。同社の候補薬はsiRNAでもアンチセンス核酸でもない新しいクラスで、多くのがんで高発現するマイクロRNA「miR-21」を引き金に、2本のヘアピン型核酸ががん細胞の中でだけ自ら核酸集合体を形成。この集合体が独自の免疫惹起システムと直接的な抗腫瘍効果の両方をもたらす。 健康な細胞では反応が起きず、がんだけを選んで叩ける。創薬と並行して独自の核酸合成技術も開発している。

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山本 誠
東京核酸合成
代表取締役
公式HP
信州大学繊維学部で高分子化学を学んだ後に医学へ転じ、東京医科歯科大学大学院にて博士(医学)を取得。2006年、東京医科歯科大学発の創薬ベンチャー・キノファーマに創業メンバーとして参画。2014年からは東証グロース上場の日本動物高度医療センターで事業開発を担当し、京都大学インキュベーションプログラム事業推進責任者も兼任。創薬13年・事業開発10年を経て、2025年5月に東京核酸合成株式会社の代表取締役に就任。がん細胞の中でだけ組み上がる核酸医薬の開発を進めている。
主な実績と活動
創薬: 抗ウイルス薬について、作用機序不明の化合物から薬剤標的を同定し、非臨床試験、PMDAとの協議、臨床研究の立案までを担当。同薬は現在も臨床試験が進行中。
事業開発: 犬猫用活動量計など2事業をゼロから立ち上げ、全国1,150の動物病院との医療連携を実現。
論文・受賞: 査読付き論文13報。日本ケミカルバイオロジー学会 学会賞。
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第3位:分裂酵母技術でグルタチオンを量産し、農産物の品質・収量向上に貢献する「WAKU」

WAKUは、2022年設立のバイオスタートアップ。生命が自身の細胞を酸化から守る成分として活用している「グルタチオン」に着目し、農作物の高温・乾燥などの環境ストレスを軽減する農業資材「WAKUFUL」を展開している。気候変動による収量・品質の低下や、農業従事者の減少に伴う生産現場の負担増に対し、少ない施用で作物の生育と生産性を高める新たな選択肢を提供している。さらに、まだ広く産業に実装されていない「分裂酵母」を基盤とする物質生産技術を開発し、農業に加えて食品・健康・環境分野への展開を目指している。

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姫野 亮佑
WAKU
代表取締役CEO
公式HP | 公式X
新卒でJXTGエネルギー株式会社(現ENEOS株式会社) 入社。石油化学品の法人営業や新規事業推進を担当。その後、SWAT Mobility Japan株式会社へ入社し、プロジェクトマネージャーを務める。2022年7月、株式会社WAKUを創業。世界40ヵ国近くを渡り歩いた経験から、世界で起きている社会の負や理不尽の是正に対する興味が強い。
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サトウキビから半導体関連部素材の原料を生産し、“脱石油社会”を目指す「ミーバイオ」

株式会社ミーバイオは、2019年に設立された東京大学発のバイオスタートアップ。微生物の代謝経路を光で制御する独自の「光制御型バイオ生産システム(mii-Bioprocess)」を開発し、これまで毒性ゆえにバイオ生産が難しかった芳香族化合物を、高効率・低コストで生産することを可能にする。これらの芳香族化合物は、半導体関連部素材などの原料となる一方、従来は100%がナフサ(石油)由来で、その原料調達を中東など特定地域に依存してきた。当社は、サトウキビ等のバイオマスからこれらを生産することで、化学品原料の脱炭素と、経済安全保障の観点からのサプライチェーン強靱化を同時に実現する。日本発の技術として、世界の“脱ナフサ”とバイオものづくりを牽引していく。

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早水 建祥
ミーバイオ
代表取締役
公式HP
東北大学工学部材料物性学科卒業。大学卒業後は、雑誌の編集者から始まり、広告プランナーとしてのキャリアを積む。12年前の大病という経験を一つの転機に、現在に至るAI新時代を見通して、広告領域からディープテック領域への転換を目指し、人生を大きく踏み出す。2019年、東京大学の佐藤守俊教授と共同で株式会社ミーバイオを創業。素材分野の素養と、PRとコミュニケーションの実務経験、そして社会課題を起点とする起業家精神を併せ持ち、大学発スタートアップの社会実装を牽引している。
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情報を暗号化したままAI処理の計算が可能なクラウドを開発する「EmotionX」

AIの進化が目まぐるしく世の中が便利になる一方、大切な情報がAIに狙われ、奪われ、脅かされている。社会は進化しながらも、人はAIに萎縮し情報に支配されている。価値あるデータを守りながら活用できる新しい計算インフラを開発した。それは、コロナ禍の頃から米国国防PJと競り合い、世界に先駆けて日本で民間に拓かれた暗号化計算システム。情報、AI、量子への不安を解き放ち、期待に換え、情報社会に安心と安全を届け、眠らせているデータを活かして新しい体験と感動を見つけられる、優しくエモい情報社会がEmotionXの目指す世界。先端半導体の力を暗号化計算力に換え、AI時代のGPUクラウドに次ぎ、守りながら計算できるFPU(FHE Processing Unit)クラウドを基幹インフラにする。

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吉水 康人
EmotionX
代表取締役CEO
公式HP
1981年大阪府岸和田市出身。清風高校。大阪府立大学工学研究科物質系先行2005年修士卒。2005年より東芝で半導体の研究開発と生産技術に携わる。産学連携を心掛け、主に応用物理学会でさまざまな仕掛けや役割を担う。キオクシアでは新規事業を探索、未来の記憶の価値を訴求してきた。その活動の一環で、データ社会のプライバシー課題に着目。未来、暗号化されたデジタル社会の構築を志しキオクシア経営判断によりスピンアウト、2025年6月にEmotionX株式会社を創業、代表取締役CEO。
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“中低温熱”を利用するサーモパネルで、データセンターの排熱を電力に変える「elleThermo」

東京科学大学(旧東京工業大学)発スタートアップである株式会社elleThermoは、2023年に設立された。20〜30℃という室温以上の低温熱でも発電可能な独自の技術「半導体増感型熱利用発電(STC)」の研究開発に取り組んでおり、未利用熱の有効活用によるエネルギー効率向上と脱炭素化を推進する。これまでに、工場やデータセンター、地熱、鉱山、モビリティなど幅広い領域で捨てられてきた排熱による発電実証を重ねており、脱炭素社会の実現に向けた熱利用による地産地消型の新たな分散型電源システムの構築を目指している。

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二上 航軌
elleThermo
Co-CEO, CFO
公式HP
早稲田大学大学院を修了後、PwCアドバイザリー合同会社に新卒入社し、企業価値評価、財務モデリングおよび財務デューデリジェンス業務等に従事。太陽光発電所のEPC/PPA事業や発電事業の財務モデリング、事業価値評価にも携わる。その後、PwC上海事務所へ出向し、日中間のクロスボーダーM&A案件に従事。同社退職後、米国の独立系投資銀行に入社し、日米にてM&Aアドバイザリー業務、財務戦略立案、IR支援等の投資銀行業務に従事。その後、ライフサイエンス研究に使用される生体試料用消耗品製造会社の代表取締役社長を経て、2025年、elleThermoに参画。
日本公認会計士、日本証券アナリスト協会検定会員
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遺伝性難聴の原因メカニズムを解明、バイオ医薬品開発に挑む「ギャップジャンクション」

株式会社ギャップジャンクションは、難聴を対象とした治療薬の開発に取り組む創薬ベンチャー。様々な要因で生じる難聴は世界中で患者数が増加している一方、根本的な治療法は限られている。同社は、独自の遺伝子治療技術と薬剤選抜技術を強みに、難聴に対する革新的な治療法の実現を目指す。聴覚を取り戻すことで、人々のコミュニケーションやQOLを向上させ、超高齢社会における大きな医療課題の解決に貢献する。

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神谷 和作
ギャップジャンクション
代表取締役CEO
公式HP
順天堂大学医学部准教授、株式会社ギャップジャンクション創業者・代表取締役CEO。20年以上にわたり、遺伝子工学技術による難聴治療法の研究開発に従事。細胞製造や薬剤選抜など独自技術の社会実装を目指し、2021年に株式会社ギャップジャンクションを創業。現在は、難聴への遺伝子治療および中分子医薬品の開発を推進し、アカデミアとスタートアップの両立場から革新的な難聴治療法の実用化に取り組んでいる。
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表彰式






ヒーローインタビュー
優勝〜第3位の方々と審査員代表の方に、カタパルト終了直後インタビューを行いました。ぜひご覧ください。
(終)
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編集チーム:小林 雅/古川 琢郎/原口 史帆/浅郷 浩子/戸田 秀成


