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選ばれた新人賞。ICCには、殻を破って自分らしくいられる場と仲間がいた(狩野 菖)【スタッフレポート:スカラシップでICCに参加して】

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ICCサミット FUKUOKA 2021参加したインターネット企業勤務の狩野 菖さんに、運営スタッフ参加の感想と、そこで学んだことについて聞きました。スタッフレポートとしてご紹介します!

ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。 次回ICCサミット KYOTO 2021は、2021年9月6日〜9月9日 京都市での開催を予定しております。参加登録は公式ページのアップデートをお待ちください。

ICCサミットは、宿泊・交通費など自己負担によるボランティアの運営スタッフで運営されています。優秀なメンバーがより多く参加してもらえるように、ICCサミット KYOTO 2018より、ICCサミット参加企業に支援していただく取り組みを始めました。遠方から参加する若手社会人・学生スタッフを対象に、スカラシップ制度として最大50%程度の宿泊・交通費を補助をしています。個人としてスカラシップを提供いただいている方々もいらっしゃいます。

運営スタッフに応募したきっかけと、なぜ応募したいと思ったかを教えてください

ドキドキしながら代表の小林さんから自分の名前を呼ばれるのを待った準備開始の点呼

私は普段、デザイナーとして自社のプロダクト開発に携わっています。

携わる上で、「未来の当たり前となる事業」にデザインという観点から併走できる存在になりたいと思い、ビジネス×デザインという文脈で情報収集をしています。

その一つとしてTakram渡邊さんのPodcastを聴いていた時に、ICCの話が出てきました。

ICCって何だろう?と調べてみると、学生時代に読んでいた記事や知人がオススメしていた記事がICCのコンテンツであることに気付きました。

また、それと同時期に、仕事の同僚がFacebookにICC運営スタッフの募集の投稿をしているのを偶然読みました。

そこに書いてあった、ICCの「ともに学び、ともに産業を創る。」というコンセプトに共感し、この中で自分の視座を高めたいと、スタッフに応募することを決意しました。

どのような気持ちで今回のICCサミットに臨みましたか?

福岡到着後、一番初めの作業はみんなでフェイスシールドを作成。アイスブレークになりました

今回が初参加でした。

応募理由のひとつ「自分の視座を高めたい」ということから、スタッフや参加される方々から学び、様々なことを吸収したいと思っていました。

ただ、私は初めての環境に入るといつも萎縮してしまい、他のメンバーと自分らしさを持って関わるまで時間が必要という課題があります。

ですので、今回こそは早い段階から自分の殻を破り、「自分らしさを出していく」という目標を立てて臨みました。

ICCサミットで学んだこと、気づいたこと、深く印象に残っている出来事、エピソードなど、実際に参加した時の感想を教えてください

新人賞をいただきみんなの前でスピーチしました

特に印象に残っている2つの出来事を紹介します。

今回、各プレゼンターが7分間のプレゼンテーションを行い優勝を競い合う「カタパルト」というプログラムのサポートをするチームのメンバーとして、表彰式で使用する優勝ボードを用意し、お渡しするという大事な役を任されました。

全てのプレゼンターの発表が終了し、結果が出るまでの時間は審査員がプレゼンテーションに関してコメントをします。

私は舞台の袖で優勝ボードを準備しながら、そのコメントを聞いていました。

優勝したらその人の人生にとってどれだけの転機になるのかと思うと、お渡しする優勝ボードの重みを感じ、その審査員の方々のコメントを聞きながら、私は自然と涙していました。

私は過去に、新規事業を作ったり、事業の立ち上げフェーズに携わったりしました。

その時のことを思い出し、プレゼンターのみなさんが、「未来のあたりまえ」を創るために苦労してきたことが自分のことのように思えて、込み上げてくるものがあったのです。

人の心を動かす。みんなが共感し、一つの気持ちになる瞬間をICCで味わいました。

私は、デザインの力で、価値ある事業を大きくし、新しい文化として社会に根付かせたいとデザイナーの道を決意しました。

なぜならデザインの力は人の心を動かす事ができると信じているからです。

そして、自分がやりたいこと、やろうとしていることはまさにこれだったんだ、ということを再確認した瞬間でもありました。

もう一つは、光栄なことに運営チームの新人賞(※)に選ばれたことです。

▶編集注:ICCサミット FUKUOKA 2021に参加した運営チームのメンバー全員で初参加のメンバー(新人)に投票して選ばれる。投票する基準は「頑張っていた」「リーダーになってほしい」など。

一緒に新人賞をとった秋葉 航大さんと

なぜ新人賞を受賞できたのか。

それはICCの活動の中で、私が私らしくいられ、成長できたからだと思っています。

ICCに参加した当初、私は、すでに結束力の強いコミュニティに馴染めるのか、その中で自分の殻を破れるのか正直不安でした。

そんな中、新人をオンボーディングしてくれるプロジェクトメンバーのサポート、会期中共に走ったカタパルト誘導チーム、その他の機会に関わりのあったスタッフ、いつもみんなが私を歓迎してくれて、たくさんコミュニケーションを取ってくれたからこそ、当初抱いていた不安がどんどんなくなり、安心して当日を迎えられました。

会期中は、良い行動はもちろん、ここを改善すればもっと良くなることをお互いに伝え合っていました。

信頼関係があるからこそできるメンバー同士でフィードバックし合うICCの文化は、メンバー一人ひとりの個性が輝き、成長の機会になっていることを身にしみて感じました。

こうした環境が、私が私らしく活動し、成長し、その結果として新人賞に選んでいただいたと思っています。

運営スタッフとして参加してよかったことを教えてください。また、どんな人に参加をおすすめしたいですか?

私を私らしく輝かせてくれた最高の仲間

自分の新たな可能性に気づいた、ということです。

人は様々な経験を通じて成長をしますが、ICCには自分の成長の機会が無限に広がっています。

共に学び刺激し合える仲間、思考を巡らすしかない業務、そして常にアップデートし続けるコンテンツに触れるなど、これら全ての経験は、自分の新たな可能性に気づくきっかけになりました。

自分の新たな可能性をそして成長したいと感じている方には、ぜひICCに飛び込んでもらいたいです。

そしてスタッフ参加ではサミットを運営すること、そしてビジネスの最前線に触れることができます。

ICCへの参加がきっかけで急成長した企業、ICCという場があったから生まれた企画、そして今話題になっているトピックスなど、ICCという場が一役買っているところもあるのではないでしょうか。

未来の産業が生まれる瞬間に関わりたい、そう考えている方にもぜひ参加していただきたいです。

ICCでの経験を、今後どのように生かしていきたいですか?

ICCメンバーが集まる運営チームのためのキックオフ、そして打ち上げを行う東京のICCオフィス

ICCで学んだことの中で、実践し始めていることがあります。

それは「経験を振り返り、学びに変換することで自分の認識をアップデートすること。そしてそれ自体を楽しむこと。」です。

ICC代表の小林 雅さんはまさにその体現者だと思っています。

振り返りの大切さは、学生の時から社会人になった今でも言われ続けていることの1つです。

仕事において振り返りはやっていましたが、振り返ることが目的になっていて、正直に言うと自分の知の財産となる振り返りはしていなかった事を、ICCというコミュニティに参加して気づきました。

気づいたきっかけは、雅さんが日々運営チームに発信する内容や、メンバーと行った振り返りでした。

きちんと振り返りを行い、前回の学びを持って、次のICCで変化した自分に会うことを楽しみとしているメンバーと自分には、大きな差がありました。

毎日小さくも大きくも、何かしら経験していることがあります。

これからは、その経験を通り過ぎた出来事とせず、何をやったのか、何故そうなったのか、そこから得られる新たな知は何か、このサイクルを楽しみながら自分をアップデートし続け、次回のICCはさらに生まれ変わった姿で臨みたいと思います。

スカラシップ提供企業への感謝のメッセージをお願いします

スカラシップ・サポーターのHAiK山内さんと

ICCサミット FUKUOKA 2021の開催前に、スカラシップ支援企業であるベースフードの橋本 舜さんに、なぜ橋本さんはICCに参加し続けているのか、その思いを伺う機会がありました。

橋本さんはICCに参加し、他の参加者とディスカッションする中で、会社やご自身の半年の目標を決めているそうです。

その時私は、ICCは参加者の人生の目標や転機を創る場でもあることも知り、スタッフとしてICCを創れることにワクワクしたのを覚えています。

サミット終了後、スカラシップのお礼と学びをFacebookに投稿した際、「ICCスタッフの景色を僕は見れていないので、こちらの振り返りで僕も勉強になりました!」となんと橋本さんからコメントをいただきました。

投稿を読んでいただいたことは本当に嬉しく、そしてまたICCに参加したいと強く思いました。

その時の投稿です。

スカラシップは旅費などの支援だけではなく、参加者とスタッフが繋がり、そしてお互いの視点を通して学びを共有することができます。

スカラシップ支援企業の皆さまに心より感謝申し上げます。

(終)

ご協力いただいたスカラシップ支援企業の

そして、個人サポーターの皆さん、本当にありがとうございました。

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編集チーム:小林 雅/北原 透子/浅郷  浩子

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