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【速報】能登の酒を止めるな!全国の酒蔵との絆で能登の復活を誓う「鶴野酒造店」がクラフテッド・カタパルト優勝(ICC FUKUOKA 2025)

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「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場「Industry Co­-Creation(ICC)サミット FUKUOKA 2025」(2025年2月17日〜2月20日開催)、2月19日に「CRAFTED CATAPULT 豊かなライフスタイルの実現に向けて」 Sponsored by J.フロント リテイリングが開催されました。

第一線で活躍する審査員が注視する中、7社のものづくり企業が各7分間の熱いプレゼンテーションを繰り広げました。審査員の投票の結果、全国の酒蔵とのタッグで能登の酒造りをつなぐ「鶴野酒造店」が優勝しました! 

優勝:1789年創業、全国の酒蔵とのタッグで能登の酒造りをつなぐ「鶴野酒造店」

1789年に創業した230年以上続く石川県能登町に位置する日本酒の酒蔵です。代表銘柄は、「谷泉」。能登は、2011年世界農業遺産「能登の里山里海」に認定されました。美しい景観、農林漁業によりもたらされる多くのめぐみがあります。自然の恵みを活かして作ったお米と水を使い、230年以上酒造りを続けてきました。2024年1月1日令和6年能登半島地震で酒蔵・店舗のすべてが全壊になる被害に遭いました。現在は、「能登の酒を止めるな!」プロジェクトに参画させていただきながら、能登での再建を目指して、酒造りを続けています。


鶴野 晋太郎
鶴野酒造店
14代目蔵元
公式HP 

1989年生まれ。石川県能登町出身。株式会社鶴野酒造店14代目。大学卒業後の2012年にIT企業の富士通グループに新卒で入社。プログラマーとして、認証・認可のセキュリティシステム開発やiOS/Android/Windowsなど様々なOSのモバイルアプリ・Webアプリ開発を担務。設計や開発だけでなく、導入や運用という泥臭い領域まですべてを経験。「能登の風土と祭りという伝統文化、日本酒文化を残していきたい。日本酒造りがしたい。」という想いが強くなり、2019年に稼業の酒蔵にUターンし、すぐに日本酒造りに参画。2024年に令和6年能登半島地震で酒蔵が全壊。現在は、共同醸造という形で全国の酒蔵様からご支援をいただきながら酒造りに励んでいる。能登での再建を目指し、日々奮闘中。

結果速報

ICCサミット FUKUOKA 2025 「クラフテッド・カタパルト」優勝は、全国の酒蔵とのタッグで能登の酒造りをつなぐ鶴野酒造店(得点:37点)でした!

第2位は、「食べられない物がある人の不便を解決する」スイーツを作る「TREASURE IN STOMACH」(得点: 31点)でした。 

第3位は、森林や耕作放棄地の放牧で、牛の命の価値を高める酪農を営む「森林ノ牧場」(得点: 19点)でした。 

当日の中継映像もぜひご覧ください。

2位以下の登壇サービス・プロダクト一覧

第2位:「食べられない物がある人の不便を解決する」スイーツを作る「TREASURE IN STOMACH」

株式会社TREASURE IN STOMACH(2017年創業)は、アレルギー、ヴィーガン、グルテンフリー、宗教上の理由による食事制限に対応したスイーツを製造・販売する企業です。ブランド「CHaT VEGAN AND GLUTENFREE」を展開し、路面店や百貨店での常設展開を実現。食べられない物がある人の不便—選択肢の少なさ、美味しさ、みんなと食べられない—を解決し、全ての人が楽しく食事を楽しめる社会を目指しています。BtoC事業に加え、事業者向けに商品開発やサステナブル領域での事業伴走支援も提供し、広く価値を創出しています。


柴田 愛里沙
TREASURE IN STOMACH
代表取締役CEO
公式HP | 公式X

(株)TREASURE IN STOMACH代表取締役。ナチュラリストな両親のもとで育つも、幼少期からアトピーやアレルギーに悩む。祖父がドイツ人で訪独の機会が多く、多様な食文化や対応食品に触れ、日本との違いを痛感。「食べられない物がある人も普通に暮らせる世の中を作る」をビジョンに、アレルギーやヴィーガン、ムスリム対応に配慮したスイーツブランドCHaT VEGAN AND GLUTENFREEを展開。事業者向けの商品開発支援やサステナブル領域にも注力し、全ての人が同じテーブルで食事を楽しめる社会を目指す。

第3位:森林や耕作放棄地の放牧で、牛の命の価値を高める酪農を営む「森林ノ牧場」

2011年設立。栃木県那須町でジャージー牛を放牧飼育し、乳製品の加工販売を手がける6次産業型酪農を展開。未利用森林を活用した牧場運営を通じ、地方の未利用資源を価値に変える持続可能な酪農を実践している。2021年には栃木県益子町で耕作放棄地を活用した第二牧場を開設し、地方資源を活用するモデルケースを全国に広げることを目指している。「牛の命の価値を高めること」を酪農の仕事の定義として、乳製品の品質へのこだわりやお肉や革の活用にも取り組み、牛乳、バター、チーズなどを飲食店へ販売したり、直営の店舗を3店舗展開。自然との調和と生産性を両立させた生物多様性酪農として酪農の新しい形を提案している。


山川 将弘
森林ノ牧場
代表取締役
公式HP | 公式X

1982年生まれ、埼玉県出身。東京農業大学畜産学科卒業。森林ノ牧場株式会社 代表取締役。岩手県の中洞牧場で放牧酪農と6次産業化を学び、アミタが立ち上げた京都府京丹後の「森林ノ牧場」に参画。その後、栃木県那須町での牧場立ち上げを経て、2011年に森林ノ牧場株式会社を設立し、代表取締役に就任。未利用森林を活用したジャージー牛の放牧飼育や乳製品の加工販売を手がけ、持続可能な酪農モデルを確立している。2021年には栃木県益子町で耕作放棄地を活用した第二牧場を開設し、地方の未利用資源を活用するモデルケースを全国展開することを目指している。自然との調和と生産性を合わせた生物多様性酪農の実践を目指す。

食と道具の担い手をつなぎ、日本の食文化を未来に残す包丁メーカー「一文字厨器」

1953年創業。堺で包丁修行を重ねた創業者が大阪難波・道具屋筋に店を構えて以来、「堺一文字光秀」ブランドを展開。日本の食文化を支える包丁や刃物を提供し、2,000種類以上の包丁を実際に手に取れる世界唯一の店舗として成長。2024年10月コミュニティスペース「一十一(Ichitoi)」をオープン。職人やシェフ、地域生産者などが集い、顧客参加型イベントを通じて道具の価値を深める活動を実施。道具を通じて日本の食文化を世界と未来に繋げる挑戦を続ける。


田中 諒
一文字厨器
代表取締役
公式HP | 公式X

17歳の時、祖父の他界をきっかけに、その想いを次世代へと伝えていく使命を胸に、家業を継ぐ決心を固める。その思いを形にする手段を模索する中で、人々の心をつなぎ、価値あるものを広く伝える仕事として、WEB広告の世界に飛び込む。8年間、広告企画営業やアドテクノロジー部門に従事し、ブランドの価値や想いを効果的に伝えるデジタルマーケティングに携わる。2017年、その経験を活かし、家業である堺一文字光秀を擁する一文字厨器株式会社に入社。包丁の価値を現代に紡ぎ直す挑戦を開始する。2021年には辻調理師専門学校の臨時講師に就任。2022年、同社代表取締役に就任し、食文化の発信拠点としての一十一(Ichitoi)の立ち上げをはじめ、祖父から受け継いだ想いと共に、日本の食と道具文化の未来を切り拓いている。

ハレの日に贈られる、人生をともに歩む木製ハンガーのメーカー「中田工芸」


中田 修平
中田工芸
代表取締役社長
公式HP 

1978年生まれ。兵庫県出身。アリゾナ大学ビジネス学部を卒業後、ニューヨークにて就職。2007年中田工芸に入社。同年に自社ブランド「NAKATA HANGER」を立ち上げ、東京青山にショールームを開設。従来のアパレル・ホテル向けのみに留まらずギフトや記念品等、木製ハンガーの新たな市場を切り拓く。2017年に事業承継してからは「世界一のハンガーブランドを目指す」と宣言し、ニューヨークやロンドン・香港でイベントを開催するなど海外進出も積極的に行っている。女性活躍を推進し、働きがいのある組織づくりに注力。2021年にAmazonのCMで紹介される。2023年より東京都の「女性従業員のキャリアアップ応援事業」で講師を務める。

多様性に満ちた文化大国を目指し、巧藝をアップデートする「secca(雪花)」

seccaは創造都市金沢を拠点に活動する巧藝集団。ものづくりを中心とした日本固有の伝統を敬い、それらを新たな視点で磨き続け、未来により良いカタチで手渡していくことを目指している。そのためにも、今を生きる人々の心を動かす温もりある体験価値を造形すると同時に、人の手で紡ぎ出す価値の本性を問い続ける。こうしたseccaが見据える次世代の日本のものづくりを「巧藝(KOGEI)」と定義し、自社の工房をハブに金沢を中心とした共感し合える作り手と共に、空間から手に取れる作品に至るまで、唯一無二のモノと体験を生み出す。


上町 達也
secca inc. (雪花)
代表取締役
公式HP

1983年 岐阜県可児市生まれ、2006年 金沢美術工芸大学卒業後、株式会社ニコンに入社し、主に新企画製品を担当。2013年 手にした人の心を動かす持続的な価値を目指したものづくりをカタチにし、価値を丁寧に手渡し合えるような世界を取り戻すことを目指し、secca inc.を設立。自社ではデザインの視点でsecca独自の経営を推進しながら、各作品のコンセプトメイキングを主に担当。デザイナーとしてはパートナー企業の経営に寄り添ったデザインコンサルティングから具体的な企画、デザインを担当。

クリエイティブファーム「secca」は、技術と文化の再構築で、次世代に求められる伝統工芸のかたちを目指す(ICC FUKUOKA 2024)

廃棄される森林資源による自然由来の製品で、自然と共生する未来をつくる「ヤソ」

株式会社ヤソは、2021年9月に長野県茅野市で創業しました。廃棄されていた森林資源を活用し、香り、お茶、コスメなどの商品を開発することで、持続可能な森の循環を目指しています。間伐材や産業廃棄物となる枝葉から精油を抽出し、それを基に自然由来の製品を生み出しています。また、ホテルや商業施設と連携し、地域資源を活かした商品開発やプロデュースを手掛け、新たな地域循環モデルを構築しています。私たちは、技術力とデザイン力を融合させ、森の恵みを日常に取り入れることで、人々の生活を豊かにする製品を提供しています。


石橋 鉃志
ヤソ
代表取締役
公式HP

1981年福岡県生まれ。株式会社ヤソ代表取締役。長野県茅野市を拠点に地域林業と連携し、精油の蒸留や商品の企画・製造・販売を展開。オリジナル商品のデザインや事業プロデュースも手掛ける。グランピング事業の株式会社バンブーフォレスト取締役、プロジェクトデザイン事業の株式会社リパブリカ代表取締役も務める。事業企画から設計デザイン、運営、プロモーションなど宿泊や商業施設のプロデュースも行っている。

表彰式

(終)

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編集チーム:小林 雅/土屋 皓平/谷 郁果/浅郷 浩子/小林 弘美

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