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Momentum(モメンタム)高頭博志さんのプレゼンテーションを3回シリーズでお届けします。(その1)は、不正なデジタル広告「アドフラウド」とMomentumのサービス概要についてお話し頂きました。ぜひご覧ください。
スタートアップビジネスの「エコシステム」を構築し、日本の起業家を支援するプログラム「IBM BlueHub」は「カタパルト(CATAPULT)」のオフィシャル・サポーターです。
本記事で特集しております8分間のプレゼンテーションを行う「CATAPULT(カタパルト)」のプレゼンターを募集しております。「スタートアップ」「IoT/ハードウエア」「リアルテック」「カタパルト・グランプリ」の4カテゴリーで募集しております。ぜひ募集ページをご覧ください
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2017年2月21日・22日・23日開催
ICCカンファレンス FUKUOKA 2017
CATAPULT GRANDPRIX (カタパルト・グランプリ)
Supported by IBM BlueHub
高頭 博志
Momentum株式会社
代表取締役社長
1989年生まれ。2013年慶應義塾大学文学部卒業。大学在籍中にオーマ株式会社にてクラウドファンディングサービスのREADYFOR?の立ち上げを経験。
その後グリー株式会社に入社し、新規事業、GREEプラットフォームのディレクションを行い、2014年9月にMomentum株式会社を創業。国内で唯一のアドフラウドソリューションを開発・提供。
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▶デジタル広告詐欺”アドフラウド”の撲滅を目指す「モメンタム」の配信済み記事
高頭博志氏(以下、高頭) 初めまして、Momentum株式会社の高頭と申します。本日はよろしくお願いします。
「アドフラウド」というインターネットの課題についてお話したいと思います。
「アドフラウド」という犯罪をご存知ですか?
「アドフラウド」は直訳すると広告詐欺という意味にあたります。
私は2014年に会社を設立し、創業当時よりこの問題の課題解決に取り組んできました。
皆さま、今 「アドフラウド」が大きな社会問題になっていることをご存知でしょうか。
米国ではアドフラウドによる経済被害が、8,136億円の規模に及んでいるという試算が出ています。
これは、日本の昨年(2016年) 1年間のインターネットの広告費が約9,000億円であることを考えると、大きな社会問題だと私たちは考えています。
まずは、私たちが「アドフラウド」に対してどのような取り組みを行っているか、簡単にご説明いたします。
広告配信プラットフォーム上の不正な広告取引を見抜く
広告の配信プラットフォームを通して配信される広告の中に、機械的に操作したブラウザによる偽りの広告取引や、不正な仕掛けを持つサイトへの広告取引が含まれている状況が今あります。
これがアドフラウドです。
弊社では、広告のプラットフォームに対してアドフラウドかどうか見抜くための解析エンジンを提供することにより、健全な広告取引を実現しています。
私たちは、広告を閲覧するユーザーや、広告が掲載される媒体の様々なデータを分析し、このような広告詐欺を防いでいるのです。
アドフラウドの手口と問題点
では、改めて「アドフラウド」は何なのかをより詳細にご説明して参ります。
広告投資を行う側から見ると、「アドフラウド」における問題は、あたかも誰も住んでいない廃墟にチラシを届けるかのような、無価値な広告投資を行ってしまうことにあります。
不正に収益をあげようとする違法な事業者の企みにより、そのお金は正当なコンテンツを提供するメディアのもとから掠め取られています。
ここでいう違法な事業者とは、実際には反社会的なメディアを運営する事業者であったり、情報商材を販売する事業者であったり、クレジットカード不正を行っている事業者だったりと様々な反社会的な活動を行ってきた事業者が、新たな収益源としているということが分かっています。
そして彼らがハッカーやお小遣いを稼ごうとする一般人を操りながら、アドフラウドの仕組みを作り上げています。
(続)
続きは 国内デジタル広告の約1%は不正広告?広がる「アドフラウド」問題の深刻さ をご覧ください。
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編集チーム:小林 雅/榎戸 貴史/戸田 秀成/横井 一隆/城山 ゆかり
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【編集部コメント】
アドテクノロジーの進化が進み、仕組みがブラックボックス化していくことで起こる問題です。恥ずかしながら、こちらのプレゼンを聞くまで「アドフラウド」という単語を知りませんでした。続編ではどうやってその詐欺たちを見抜いていくか、仕組みの説明がありますのでご期待下さい!(榎戸)
他にも多く記事がございますので、TOPページからぜひご覧ください。
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