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誰でも使える高機能なAI電話で、応答の人手不足を解消する「IVRy(アイブリー)」(ICC FUKUOKA 2024)

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ICC FUKUOKA 2024 カタパルト・グランプリに登壇いただき5位に入賞した、IVRy 奥西 亮賀さんのプレゼンテーション動画【誰でも使える高機能なAI電話で、応答の人手不足を解消する「IVRy(アイブリー)」】の文字起こし版をお届けします。ぜひご覧ください!

ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に学び合い、交流します。次回ICCサミット KYOTO 2024は、2024年9月2日〜 9月5日 京都市での開催を予定しております。参加登録は公式ページのアップデートをお待ちください。

本セッションのオフィシャルサポーターはAGSコンサルティングです。

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【登壇者情報】
2024年2月19〜22日開催
ICC FUKUOKA 2024
Session 6A
CATAPULT GRAND PRIX (カタパルト・グランプリ)- 強者が勢揃い -Sponsored by AGSコンサルティング

奥西 亮賀
IVRy
代表取締役/CEO
HP | X(旧Twitter)

1991年兵庫県生まれ。同志社大学 理工学部・大学院情報工学科で(博士課程前期)でコンピュータサイエンスを学ぶ。新卒でリクルートで保険系新規事業・EC事業に従事した後、2019年3月に株式会社IVRy(旧Peoplytics)を創業。今後深刻化していく日本の人手不足に対して、様々なシーンでの法人コミュニケーションをソフトウェア/AIというソリューションの角度からスマート化。


奥西 亮賀さん 皆さん、こんにちは、IVRy(アイブリー)の奥西です。

今日は、月3,000円から使える電話AI SaaS、「IVRy」の紹介をします。

IVRyは、人手不足に困っている店舗や事業所の電話業務を、安価にカンタンに、自動化・効率化するサービスです。

対応が面倒で電話に出なかった結果…

このIVRyは、私の原体験がきっかけとなって生まれました。

創業時、自分の携帯電話番号を代表電話として登録していたのですが、営業の電話がたくさんかかってくるようになり、対応が面倒になって電話をずっと無視していました。

当時、銀行融資の審査を受けていたのですが、本人確認のための電話がかかってきていたにもかかわらず、その着信も無視してしまっていました。

すると、当たり前ですが、その審査に落ちてしまいました。

大事な電話に出るためには全ての電話に出る必要がある

その融資は何とか乗り切ったのですが、実感したのは、電話には大事な用事が隠れているということです。

たとえ9割の電話が優先順位の低いものだったとしても、残り1割の大事な電話に出るためには、全ての電話に出る必要があります。

この構造には非対称性があると感じ、受ける側がもっとコントロールできる世界になった方が世の中の人が幸せになるのではないかと考え、作り始めたのがこのIVRyです。

最短5分、安価にノーコードで導入できるIVRy

最短5分で簡単に導入できて、どこよりも安価に、ノーコードで誰もが、自分に合ったカスタマイズ電話を作ることができます。

では、早速IVRyを使ってみましょう。

このように、直感的なUIでテンプレートから簡単にルールを作成することができます。

今日は、当日予約の設定を変更してみましょう。

電話の自動応答だけではなく、電話番号を指定して転送する設定や、かかってきた電話番号にSMSを自動送信する設定、音声認識で反応する設定など、様々な設定が可能です。

今回は、AIが応答する設定にします。

まず業界を選び、次にAIのユースケースを選択します。

このAIは、日付や時間、人数、電話番号などを構造的にヒアリングする設定になっています。

設定はこれだけで完了です。

ChatGPTより高精度、まるで人のようにAIが電話予約に対応

では早速、今設定したAIを体験してみましょう。

お店に電話をかけると、AIがまるで人のようにスムーズに電話対応をしてくれます。

(動画内音声)

IVRy:お電話ありがとうございます。居酒屋IVRyです。

佐藤:予約したいです。

IVRy:予約に関するお問い合わせですね。ご予約の希望日を教えてください。

佐藤:来週金曜日の7時からで。

IVRy:ありがとうございます。お日にちが2月9日金曜日。お時間が午後7時。人数が2名で空きがございます。

また、この仕組みで予約すると、予約内容が即座にSMSで送信されます。

予約ミスをするかもしれないという不安もなくなり、電話をかける側にとっても安心です。

AIで、予約だけではなく、あらゆる問い合わせを一次受けすることができます。

(動画内音声)

IVRy:どのようなご用件でしょうか。

佐藤:商品の納期をご相談したいです。

一次受けした内容はメールで通知してくれますし、要約内容や履歴をウェブ上で確認することもできます。

さらに、昨今のインバウンド需要向けに、英語や中国語など多言語にも対応しています。

ChatGPTを使えば、今お見せしたことは簡単にできるのではないかと思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、IVRyは特許出願済の仕組みによって、ChatGPTをチューニングしたモデルに比べても、圧倒的に高い精度です。

ビジネス実装段階で障壁になる、AIが嘘をついてしまうという問題も、完全に制御できています。

導入ホテルチェーンで4.3億円の人件費を削減

トラクションです。

とある街の飲食店では、電話業務にかかっていた人件費を、年間132万円削減することができました。

また、300店舗を運営するホテルチェーンでは、全体で4.3億円もの人件費を削減しました。

定性コメントとして、「自動応答の導入によるお客様クレームは全くなくて、スタッフからの評判もかなり良くて助かっている」というお声を頂いています。

99ある業種のうち80%以上の業種が導入

また、業界、エリア、事業規模を問わず、ありとあらゆるところで利用されており、日本にある99の業種のうち既に80%以上をカバーしています。

サービス開始から3年間で、アカウント数も12,000を超え、全て単月契約にもかかわらず、チャーンレートは1%以下でARRもT2D3(※) を超える速さで成長しています。

▶編集注:T2D3とは、ARRを毎年3倍(Triple)×2回、2倍(Double)×3回に成長させることで、5年で72倍の売上を目指すこと。スタートアップ企業に求められる成長のスピードとし、米VCのNeeraj Agrawalが提唱。

しかし、IVRyはまだまだ成長の途中です。

日本には534万もの事業所があり、その全てでIVRyは導入可能なので、少なく見積もっても6,400億円を超えるマーケットがあります。

中小企業の70%以上で既に人手不足による支障が発生

なぜIVRyがこんなに伸びているかと言うと、日本の人手不足という問題が根幹にあります。

中小企業の70%以上が、人手不足によって既に運営に支障をきたしていると回答しています。

さらに、日本の人手不足はどんどん深刻化していき、2030年には644万人分もの労働力が不足すると言われています。

労働市場の未来推計 2030(パーソル総合研究所)

これは、福岡県の人口がまるまるなくなるというレベルの話です。

人手不足を、人材採用で何とかしようとする時代は終わり、AIを活用して効率的に働かなければいけない時代が目の前に来ています。

誰でも使える安価で高機能なAI電話が日本の働き方を変える

しかし、AIのような最新テクノロジーが日本全体に行き渡る際はいつも、大企業を中心として都心で使われ始め、地方に届くのは10年後です。

10年後に人手不足を解消しても、それだと遅いのです。

IVRyは電話AI SaaSとして、誰でも使える高機能なAI電話を安価で日本全国に提供し、日本全体の労働生産性を向上させ、これから先10年の働き方をアップデートしていきたいと思っています。

電話AIの角度から、日本の働き方をアップデートする。

電話AI SaaSのIVRyでした。

実際のプレゼンテーション動画もぜひご覧ください。

(終)

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編集チーム:小林 雅/浅郷 浩子/小林 弘美/正能 由佳/戸田 秀成

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