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ICC KYOTO 2024 カタパルト・グランプリに登壇した、Repro 孫 健真さんのプレゼンテーション動画【タグひとつでウェブサイトを高速化し、CVRの向上に貢献する「Repro」】の文字起こし版をお届けします。ぜひご覧ください！
ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に学び合い、交流します。次回ICCサミット FUKUOKA 2025は、2025年2月17日〜 2月20日 福岡市での開催を予定しております。参加登録は公式ページをご覧ください。
本セッションのオフィシャルサポーターはAGSコンサルティングです。
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【登壇者情報】
2024年9月2〜5日開催
ICC KYOTO 2024
Session 6A
CATAPULT GRAND PRIX (カタパルト・グランプリ)- 強者が勢揃い
-Sponsored by AGSコンサルティング
孫 健真
Repro
事業責任者
公式HP | 公式X
2013年新卒で営業として株式会社IDOM（中古車のガリバーなど）に入社。営業、人事部門を経て新規事業の立ち上げに従事し、OMOを起点にした4つの新事業を立ち上げ、年間営業利益5.75億円まで成長させる。2021年7月にReproにジョインし、新製品であるRepro Boosterの事業責任者として従事している。
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孫 健真さん Reproの孫です。よろしくお願いします。
サイトスピードはビジネスにも影響
本日は、 タグを入れたその日から、ウェブサイトが速くなる、Repro Boosterのご紹介をします。
早速ですが、こちらの動画をご覧ください。
これは、とあるECサイトの回遊の様子を収録したものです。
読み込みまでに時間がかかっています。表示までに、2.7秒かかりました。
次のページに遷移します。
クリックすると、遷移に3.6秒ほどかかってしまいました。
このようにサイトのスピードが遅いことは、皆様にとってマイナスな体験と言えるのではないでしょうか。
そして、マイナスな体験はビジネス指標にも影響があると言われています。
このようなデータが発表されています。
CDN（※）の世界最大手AKAMAIは、ページ読み込み時間が1秒遅延すると、コンバージョンレートが20%悪化するというデータを出しています。
▶︎編集注：CDN（Contents Delivery Network）とは、Webコンテンツを最適な経路でユーザーに配信するネットワークのこと。
逆のデータもあります。
Deloitte Digitalのデータは、0.1秒表示速度を向上することで、PV、CVR、平均購入単価、全ての向上が確認できたというものです。
そして2021年6月にはGoogleが、SEOにとっても、サイトスピードが重要なシグナルであると発表しています。
インターネットビジネスにおいて、サイトスピードが超重要な領域であることが分かると思います。
▶サイト表示速度の重要性とは｜CVRに効果的な対策とツールを解説（MarTechLab）
自社でのサイト改修は大変
一方で、サイトスピード改善に着手できない課題があります。
サイトスピード改善のアプローチは、大きく2つに分かれます。
自社でのサイト改修と、CDNのようなツールの導入です。
しかしCDNの導入は、導入や運用の負荷が非常に大きく、メインは画像の圧縮であるため、高速化には限界があります。
つまり実態は、自社でサイト改修をするほかないという状況になっています。
かくいう私も、前職の中古車ガリバーで、サイトスピードの改善に一生懸命向き合っている人間でした。
自社でサイト改修をするとなると、情報システムやIT部門との終わらない調整が必要で、 時間、お金、リソース、と膨大なコストがかかります。
超ニッチな領域なので専門知識や人材が必要となります。また、この領域ではABテストができないので改善される保証がないままスタートしなければいけないというリスクもあります。
そのため自社でサイト改修するのはめちゃくちゃ大変でした。
タグひとつでサイトスピードを改善する
ですが皆様、ご安心ください。
これらの課題を全て、タグ、JavaScriptひとつで解決する救世主、Repro Boosterをお持ちいたしました。
Repro Boosterには、圧倒的な特徴が３つあります。
「早い」、「かんたん」、「効果が見える」、です。
「早い」、導入していただいた瞬間、即効でサイトが高速化します。
「かんたん」、導入はタグを1行埋めていただくだけです。
あとは放置で構いません。
「効果が見える」、この領域では初めてとなりますが、同期間、同条件のABテストで、ピュアに表示速度の効果だけを可視化することに成功しました。
では実際、どのくらい速くなるのか、体感してみてください。
これらは先ほどお見せした動画ですが、左側はRepro Boosterを導入したものです。
1.4秒速くなりました。かなり改善しているのが分かると思います。
次のページに遷移します。
クリックすると、さきほどは3.6秒かかっていましたが、2.0秒ほどで表示されました。
体感としても、高速化できたことがお分かりいただけたと思います。
ページ表示がなぜ速くなるのか
ではなぜこんなことができるのか、ここを中心にお話ししていきます。
LP高速化や画像圧縮、あれ？こんなツールなかったっけ？と、皆様思っていらっしゃるのではないでしょうか。
結論を言うと、全然違います。
私たちは2つの魔法で、一部の領域だけではなく、サイト回遊時の全ページのスピードを高速化させています。
1つ目は、クリックしてから次のページに遷移するまでの、ページ遷移速度の高速化です。
これは、特許を取って進めています。
2つ目は、遷移した後の画像の表示速度の高速化です。
それぞれについて、話していきます。
魔法①「予測」「先読み」で「高速表示」
遷移速度の高速化の仕様のキーワードは3つで、「予測」、「先読み」、「高速表示」です。
ユーザーがクリックする可能性の高いリンクを、Repro Boosterが予測をしています。
予測したリンクをユーザーがクリックするよりも前に、先んじてサーバー側にリクエストするという先読みを行っています。
そして、クリックされた際には、既にコンテンツがユーザーの端末の裏側で控えている状況なので、高速表示が実現できるのです。
CDNのような画像圧縮ではない遷移の高速化は、日本では初めての技術であるので、特許を取って進めています。
魔法②画像ファイルを高品質のまま圧縮
そして2つ目の画像表示速度の高速化も、単なる圧縮ではありません。
画像はECサイトやブランドサイトで非常に重要ですが、品質や解像度を一切変えずに、画像ファイルサイズを90%程度に圧縮することで、きれいな画像をサクサク高速表示させることに成功しました。
他社ツール比で、約3.5倍の圧縮率を実現できています。
成果・実績としては、サイトスピードは平均2.8秒、SEOの指標は19.1%の改善しました。冒頭のスピードとCVRのデータを見ていただくと、これらがいかにビジネスに影響を及ぼす数字か、お分かりいただけると思います。
導入・月額コストを下げ、運用しやすく
提供モデルは、初期費用20万円から、月額49,800円からです。
そして、無償での効果検証期間を設けており、お客様が成果に納得いただけて初めて有償化する、というモデルで提供しています。
他の改善施策と比較をしても、月額コストは約20分の1、運用はほぼ放置でOKで、導入コストはほぼなしと、非常に運用しやすい形になっています。
トラクションです。商談成約率は、SaaSプロダクトとしては驚異的である50%を実現できています。
現在（2024年9月時点）リリースして約4カ月ですが、未経験の営業3名でこの実績を叩き出すことができています。
MRRは、5月にリリースし、現在約1,000万円で推移しています。
現在はマーケティングコストをほぼかけていないので、市場にニーズがあることが分かると思います。
お客様からも、喜びの声を頂いております。
ソックコウベの玉山様から、「速度は難しい課題でしたが、内部リソースをかけずに実現できた」という声をいただきました。
4℃ホールディングスの西川様からは、「タグを入れるだけで速くなるのは半信半疑でしたが、手軽に導入できて数字にも表れ、ビックリしている」という声をいただいています。
市場規模です。私たちのお客様はウェブサイトをお持ちの方、全員です。
国内市場は約7,000億円、海外市場は9.4兆円あり、これから私たちは大きな市場に切り込んでまいります。
サイト速度改善において、新市場の創出を目指す
最後に、Reproの想いです。
インターネットビジネスの重要性が非常に高まっている一方で、速度改善においてはCDNの登場以降、革新的なサービスが出ていないと私たちは考えています。
私たちはこのRepro Booster皮切りに、Content Delivery Optimize、「CDO」という新市場を創出し、世界のインターネットビジネスの顧客体験の根幹を支える、日本初のパイオニア企業になっていきます。
皆様、共創いただけると幸いです。
ご清聴ありがとうございました。
（終）
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編集チーム：小林 雅／浅郷 浩子／小林 弘美／正能 由佳／戸田 秀成