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ICC KYOTO 2024 カタパルト・グランプリに登壇した、Unito 近藤 佑太朗さんのプレゼンテーション動画【賃貸×民泊のハイブリッドモデルで新しい暮らし方を提案する「Unito(ユニット)」】の文字起こし版をお届けします。ぜひご覧ください!
ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に学び合い、交流します。次回ICCサミット FUKUOKA 2025は、2025年2月17日〜 2月20日 福岡市での開催を予定しております。参加登録は公式ページをご覧ください。
本セッションのオフィシャルサポーターはAGSコンサルティングです。
▶【速報】障害への支援的な構造を逆転するアートIPカンパニー「ヘラルボニー」がカタパルト・グランプリ優勝!(ICC KYOTO 2024)
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【登壇者情報】
2024年9月2〜5日開催
ICC KYOTO 2024
Session 6A
CATAPULT GRAND PRIX (カタパルト・グランプリ)- 強者が勢揃い –
Sponsored by AGSコンサルティング
近藤 佑太朗
Unito
代表取締役
公式HP | 公式X
1994年、東京生まれ。幼少期の3年半、父の仕事の都合上、東ヨーロッパのルーマニアで育つ。大学1年次、国際交流を軸に活動する学生団体 NEIGHBORを設立。明治学院大学経営学部国際経営学科卒業。クロアチア最高峰のビジネススクールZSEMで観光学を学ぶ。帰国後、複数の旅行系スタートアップで修行し起業。2020年2月、帰らない日は家賃がかからない住まい「unito」を発表。2022年に東急と物件を共同開発するなど、さらに事業を拡大し、2023年には、三井不動産、文部科学省などとの協業を発表。大手不動産・政府関連団体との協業を繰り広げ、今の不動産業界を取り巻くキーパーソンを巻き込みながら、次の時代のあたりまえの暮らしを創る。 新しい暮らし創出協議会主幹、⼀般社団法⼈シェアリングエコノミー協会幹事。世界起業家団体EO Tokyo Central GSEA推進担当理事。
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近藤 佑太朗さん 留守の日は家賃が下がる、スマホ手続きで即日入居可能な住まい、Unitoの近藤です。
よろしくお願いします。
同物件でも収益を倍にする仕組みを開発
まず審査員の皆さんの中にも、 一度は民泊運用したい、もしくはもう不動産運用されている方がいらっしゃるのではないでしょうか。
ご存知の通り、賃料はマーケットで決まります。
10万円の家賃、これはエリアや部屋の大きさ、築年数でほぼフィックスされます。
しかし私たちは、賃料と宿泊収入をユニットさせることにより、同じ部屋でも収益を倍、つまり20万円にできるスタートアップです。
私たちUnitoは、家賃を固定費から変動費に変える、暮らし方のイノベーションを起こしているスタートアップです。
前例がないサービスを開始
とはいえ、本当に実現できるのか、家賃はずっと固定費だったのではないか、難しいのではないかという、逆風とも言える声にあふれていました。
そして3年前、私たちはスタートアップ・カタパルトに登壇したのですが、ピッチした中で唯一、誰からも票を入れてもらえませんでした。
▶外泊日は家賃ゼロの賃貸で、新しい暮らしを提案する「Unito」(ICC FUKUOKA 2021)
恥ずかしくて、社員にも起業家仲間にも言えませんでした。
ですので、僕は言いたいです。
昨日、今日、明日とピッチイベントで登壇するスタートアップの皆様、大丈夫です、僕がここに立っています。
諦めなければ、いつか評価される時が来ると本気で思っております。
しかし、そんな結果を覆し、私たちは2020年のリリースから売上10億円を超え、海外展開も開始しているスタートアップとなっています。
▶スマホで契約、即日暮らし可能な賃貸・ホテル予約サービス「unito」、海外物件の掲載を開始(PR TIMES)
留守の日は家賃がかからない、新しい暮らし
私たちUnitoは、留守の日は家賃がかからない、日本初の、「リレント(Re-rent)」による全く新しい暮らしを開発しています。
家賃を固定費から変動費に、つまり家賃10万円の物件が、10日外泊すると7万円になるというサービスを提供しています。
実際の利用イメージをご覧ください。
「(動画内音声)unitoなら泊まらない日の家賃は支払わなくてOK。
泊まらない日をアプリで申請すると、家賃が割引される仕組み。
実家に帰る日は自分の荷物をそのまま置いておけるのも嬉しいポイント。
週末実家、平日都心暮らし、諦めていた自由な暮らしが今すぐ無理なく手に入るなんて。
平日だけの都心暮らし、あなたも始めてみませんか?」
動画に出てきたように、家に帰らない日は事前にアプリで申請していただくと、部屋をホテルとして貸し出しするビジネスです。
居住者が外泊する日は民泊ホテルとして貸し出し
リレントの仕組みを詳しくご説明させていただきます。
まず、居住者がリレント申請をすると、民泊ホテルとして自動で貸し出し、再販できる仕組みを開発しております。
宿泊予約サイトと在庫連携をしていて、清掃も自社で行っております。
一般旅行客は宿泊予約サイトから集客するモデルです。
外泊日が決まったらアプリ申請でリレント
リレントのユーザー体験です。
家に帰らない日が決まったら、このようにアプリで申請します。
鍵付きの冷蔵庫、ベッド、シューズロッカーに荷物を預け、外出します。
家にいない間に、お部屋の清掃、備品の交換が行われます。
最後に、外泊した分だけ家賃が減額されます。
宿泊者が来る来ないにかかわらず、必ず減額される仕組みになっています。
90%を超える物件稼働率
ニッチだけど独占的なユーザー層、会員数は6万人に迫る勢いで、物件の稼働率は90%を超えてきています。
賃貸人口のたった1%を取り込めるだけで4,000~5,000億円の流通額になる、この超巨大な賃貸マーケットだからこそ、私たちはニッチのトップになりたいと考えています。
賃貸×民泊のハイブリッドモデル
そして、ユーザーからだけではなく、物件側のビジネスの仕組みを皆様にご説明します。
自分が不動産会社だと思って聞いてください。
ホテルよりリスクが少なく、賃貸マンションよりバリューアップが可能。
賃貸×民泊の真のハイブリッドモデル、それが「unito」です。
「unito」でなぜ物件オーナーの収益が増えるのか
まず、物件の収益例です。
これは新宿区のワンルームの、一般賃貸運用とunito運用の比較です。
同じ部屋の数字ですが、一般賃貸では月12万円ほどの賃料のところ、unitoだと倍近い22万円になります。
オーナーから見たエコノミクスは、こちらです。
ご覧の通り、unitoは、家具家電を入れたサービスアパートメントやマンスリーマンションとなります。
ですので、12万円の部屋は、相場の50~80%ほどが上乗せされ、賃料が20万円ほどに増えて貸し出しされます。
そして賃貸ユーザーが使わない日は、リレント割引で家賃が減額されますが、民泊として貸し出すことで、リレント割引の3倍ほどの宿泊単価で宿泊客を集められるモデルになっています。
このように、賃貸入居者は留守の期間は家賃が割引されますし、清掃費などのコストを抜いても、宿泊と賃貸を組み合わせることによって、物件オーナーの収益は、一般賃貸による収益の倍以上になります。
「おっ、いいかも」と思っていただいた投資家の皆さんもいると思いますが、おかげさまでローンチしてから4年で、数多くの大手デベロッパーや不動産ファンドの皆様と協業させていただけるようになりました。
ノンアセットの手数料モデルでBSが軽いビジネス
そしてローンチ後4年で、本モデルを導入したクライアントのチャーンレートは0%です。
不動産を持たない私たちはノンアセット、手数料商売なので、ノーリスクでBSが軽いので急拡大が可能です。
全国で70棟、1,000室以上の物件を展開しております。
unitoは、一人一人の最適な暮らしを実現するために、宿泊管理システムからクリーナー向け清掃管理アプリなど、住む人も泊まる人もオーナーもトータルwinなプラットフォームを構築中です。
そして5年以内に時価総額1,000億円、15年以内に1兆円を目指していきます。
日本の新しい暮らし方を始めよう
最後に、私たちの思いです。
いま世界は、信じられないスピードで変わっています。
働き方も、コミュニケーションの方法も、そして休日の過ごし方も、誰もが自分らしい生き方を求めるようになりました。
だから、unitoは考えます。
あたらしい暮らしをつくることが、あたらしい街、あたらしい未来をつくることだと。
さあ、日本の新しい暮らし方を始めよう。
Unitoでした、ありがとうございます。
(終)
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編集チーム:小林 雅/小林 弘美/浅郷 浩子/正能 由佳/戸田 秀成