【NEW】ICC サミット FUKUOKA 2026 開催情報詳しくはこちら

業界、国境を越える出会いをつくり、産業創出を促進するイベントマーケティングSaaS「EventHub」(ICC KYOTO 2025)

カタパルトの結果速報、ICCサミットの最新情報は公式Xをぜひご覧ください!
新着記事を公式LINEで配信しています。友だち申請はこちらから!
過去のカタパルトライブ中継のアーカイブも見られます! ICCのYouTubeチャンネルはこちらから!

ICC KYOTO 2025 カタパルト・グランプリに登壇した、EventHub 山本 理恵さんのプレゼンテーション動画【業界、国境を越える出会いをつくり、産業創出を促進するイベントマーケティングSaaS「EventHub」】の文字起こし版をお届けします。ぜひご覧ください!

ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に学び合い、交流します。次回ICCサミット FUKUOKA 2026は、2026年3月2日〜3月5日 福岡市での開催を予定しております。参加登録は公式ページをご覧ください。

本セッションのオフィシャルサポーターはAGSコンサルティングです。

【速報】世界で戦える日本の水産業をゲノム編集で実現する「リージョナルフィッシュ」がカタパルト・グランプリ優勝!(ICC KYOTO 2025)


【登壇者情報】
2025年9月1〜4日開催
ICC KYOTO 2025
Session 6A
CATAPULT GRAND PRIX (カタパルト・グランプリ)- 強者が勢揃い –
Sponsored by AGSコンサルティング

山本 理恵
EventHub
代表取締役CEO
公式HP | 公式X

イギリス生まれ、アメリカ育ち。ブラウン大学経済学部・国際関係学部を卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニー サンフランシスコ支社に入社し、在籍中に出向制度で教育系NGO Teach For Americaの日本支社の立ち上げに関わる。退職後は日本に拠点を移し、フリーランスとして宇宙ベンチャーのロケット購買・海外マーケティングやホテルブランドの立ち上げに従事。2016年に株式会社EventHubを創業し、2019年から現サービスを提供。


山本 理恵さん EventHubの山本です。よろしくお願いします。

突然ですが、皆さん、この4社の共通点は何だと思いますか?

答えは、4社とも、共同創業者との出会いは、イベントがきっかけだということです。

イベントは、このように人生や事業を大きく前進させる出会いを生みます。

イベント会場で出会いたい人に出会える仕組みを提供

皆さんも、日頃から様々なイベントに参加されていると思います。

このICCサミットも、まさにイベントですよね。

でも皆さん、イベントで本当に出会うべき人と出会えていますでしょうか?

会場内をたった30秒歩けば、誰とでも対面で会える空間です。

でも、もしかしたら、あなたが今一番必要としている人とは、どこかですれ違ってしまっているかもしれません。

私たちは、イベント参加者が出会いたい人に意図的に出会える仕組みを提供しています。

事前に参加者名簿で検索して、気軽にDMを送ったり、アポイントを取ったりすることができます。

劇的な交流数増加に貢献

意外とこのような仕組みが一つあるだけで、交流数は劇的に増えます。

例えば、Coral CapitalStartup Aquariumでは、1日でカジュアル面談が2,600件。

GROWTH INDUSTRY CONFERENCEでは、交流数1万件以上など、今までにたくさんの出会いを作ってきました。

国の魅力度は上位でも、ビジネスの魅力度は圏外の日本

なぜこの事業を始めたのか、少し個人的な話をさせてください。

私はイギリスで生まれて、アメリカで育ち、大学卒業後はサンフランシスコで働いていました。

その後、日本に住んでみたい、自分のルーツを知りたいと思って日本に来ました。

なぜアメリカ出身の自分が、日本でこの事業をしているのか。

皆さんご存知でしょうか、日本という国は、旅行先や国の魅力度ランキングでは常に上位ですが、グローバル人材にとって魅力的な国ランキングでは圏外なのです。

日本にはこんなにも優れた企業や人がたくさん存在しているのに、それがグローバル経済で認識されていないことを、私は悔しく、もったいないと思っていました。

「全然収穫がない」と帰っていった海外出展者

日本に来たばかりの頃のことですが、鮮明に覚えている光景があります。

数少ない日本のグローバルカンファレンスで、日本人は日本人同士で固まり、海外の企業とほとんど話をしていなかったのです。

アメリカからはるばるやってきた出展者は、「全然収穫がない。次回は中国のイベントに出ようと思う」と言って、帰っていきました。

イベントは「出会いのエンジン」であり「グローバル経済の港」

本来、イベントというものは、国も業界も超えて人と人のつながりを一気に生み出す出会いのエンジンであり、グローバル経済における港のような存在です。

しかし、言語の壁や日本人特有のシャイな気質によって、日本の魅力は半分も伝わっていません。

それをどうにか解決できないか。

そうしたら、日本と世界の架け橋になれるのではないか。

そう考えたのが、EventHubの原点です。

主催者支払いの年間利用料による収益モデル

ただ、ここで疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。

これはビジネスになるのかと。

EventHubは参加者からではなく、主催者から利用料を頂くモデルです。

我々が対象としているのは、スタートアップカンファレンスだけではありません。

ウェビナー、カンファレンス、展示会、採用イベントなど、人が集まる場すべてです。

舞台裏にある主催者の努力とスタートアップの投資

そして、解決しているのは、交流促進だけではありません。

イベントの裏側には、参加者にはなかなか見えない課題や、主催者の血の滲むような努力があるのです。

このICCサミットも、まさにそうです。

この瞬間を作り上げるために、小林 雅さんやスタッフ130名もの方が、半年間も準備されているのです。

皆さんには、本当に頭が下がる思いです。

観客のスタートアップ経営者の皆さんもそうです。

一見、PLでは合計値が見えないかもしれませんが、皆さんも顧客獲得や関係強化のために、相当な金額をイベントに使っていると思います。

例えば、100名規模のB2Bスタートアップでは、年間で展示会の出展に5,000万円、自社カンファレンスの開催に4,000万円、ユーザー会、ウェビナーで1,000万円、そして関連人件費に2,000万円。

これら合計で、年間1〜2億円をイベントに使っています。

74兆円市場でも本格的なイベントSaaSは不在

これらが含まれる世界のビジネスイベント市場は、現在74兆円。

2032年には138兆円になると言われています。

しかし、この巨大市場には、意外なことに本格的なSaaSがありませんでした。

長らく紙やExcelでの管理、またはチケッティングツール、Zoom、アンケートなど、特化型のサービスを組み合わせて使い、足りないものは受託開発、そんな市場だったのです。

あらゆるイベントを横断的に管理するSaaSに進化

しかし、コロナ禍を経てオンライン、オフラインとイベントの数も種類も増え、オペレーションはもう限界、成果も見えづらいです。

そこに私たちは着目し、種類を問わず、あらゆるイベントを横断的に管理できるサービスになりました。

参加登録から当日の運営、イベント終了後の営業との連携や、Salesforceを含む外部サービスとのデータ連携まで、一気通貫で対応しています。

イベントの主催も、展示会の出展も、オンラインもオフライン施策もすべて網羅しているため、事業成長に伴う施策変更のためにツールを変える必要はありません。

私たちはこうして、業界初のカテゴリ横断SaaSとして、唯一無二のポジションを作りました。

平均単価月額20万円で大きなビジネスインパクト

利用料は年間契約で月額6万円から。

ただ、多くのお客様はウェビナー、カンファレンス、展示会出展など、複数の用途でご利用いただいているため、平均導入単価は月額20万円ほどです。

導入企業の成果も大きく出ています。

イベントの参加率30%増、開催工数半減、商談・リード数3倍など、大きな数字が出てきています。

マネーフォワードさんからは、「EventHubがない世界は考えられない」とまでおっしゃっていただくなど、お客様から嬉しい声をたくさん頂いています。

導入企業は500社以上、参加者200万以上が利用

サービスリリースから6年間で、導入企業は500社以上。

参加者は200万名以上の方にご利用いただき、国内No.1のサービスになりました。

直近3年間で、EventHubで開催されているイベント数は5倍にも伸びています。

テクノロジーで解決できる領域は広い

「今後の展開」です。

アナログになりがちなイベントですが、実は、テクノロジーで解決できる領域が非常に広いということに気づきました。

イベントには、企画、会場選定、登壇者のアサイン、出展、営業、集客、分析など、やらないといけないことが山ほどあるのに、ほとんどが人海戦術で、テクノロジーが介在していません。

我々は、業界トップのプロダクトカンパニーとして、SaaSからさらに領域を広げて、これらを包括的に解決するプラットフォームとして拡張していく構想を立てています。

そうすれば、企業は疲弊せずに、産業を動かす舞台を作ることに集中できます。

そして、産業を動かす出会いがたくさん生まれます。

これまで200万名以上の参加者の方々から、「EventHubのおかげで投資先や事業パートナー、お客様に出会えた」、そんな声がたくさん生まれています。

ハブとして業界や国境を越えた出会いを作る

今回のICCサミットでは、初めてEventHubを導入いただき、すでに数百件以上の交流が生まれています。

もともと、とても熱量の高いICCサミットだからこそ、私たちが「出会いたい人に出会える仕組み」を提供することで、より多くの出会いが生まれ、より多くの産業がここから生まれると確信しています。

私たちは、イベントのハブとなり、業界や国境を越えた出会いを作り、経済に大きなうねりを作っていきます。

プロダクトはリリース当初からグローバル対応、そして、すでに参加者の10%以上は海外のユーザーです。

日本から世界を狙っていきます。

応援よろしくお願いいたします。

ご清聴ありがとうございました。

▶︎実際のプレゼンテーション動画もぜひご覧ください。

(終)

カタパルトの結果速報、ICCサミットの最新情報は公式Xをぜひご覧ください!
新着記事を公式LINEで配信しています。友だち申請はこちらから!
過去のカタパルトライブ中継のアーカイブも見られます! ICCのYouTubeチャンネルはこちらから!

編集チーム:小林 雅/浅郷 浩子/原口 史帆/正能 由佳/戸田 秀成

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!