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【速報】世界で戦える日本の水産業をゲノム編集で実現する「リージョナルフィッシュ」がカタパルト・グランプリ優勝!(ICC KYOTO 2025)

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「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場「Industry Co­-Creation(ICC)サミット KYOTO 2025」(2025年9月1日〜9月4日開催)、9月3日の朝に「CATAPULT GRAND PRIX  (カタパルト・グランプリ) – 強者が勢揃い」 Sponsored by AGSコンサルティング が開催されました。

第一線で活躍する審査員が注視する中、9名のプレゼンターが各7分間の熱いプレゼンテーションを繰り広げました。審査員の投票の結果、世界で戦える日本の水産業をゲノム編集で実現する「リージョナルフィッシュ」が優勝しました! 


優勝:世界で戦える日本の水産業をゲノム編集で実現する「リージョナルフィッシュ」

「いま地球に、いま人類に、必要な魚を」を掲げ、ゲノム編集などを用いた品種改良で地魚(=リージョナルフィッシュ)を創出し、世界で戦える水産業にすること、水産業を支えてきた地域の産業振興を目指す、リージョナルフィッシュ株式会社は2019年設立。農作物や畜産物は「天然ものが美味しい」と言わないが、水産物は「天然ものが美味しい」と言われるように品種改良が進んでいない。品種改良はゲノムが変わることを言い、ゲノムを編集すること(精密育種)でスピーディーに品種改良して、可食部が大きい、成長が早い、高温耐性などの品種を作り、販売している。5年間で90団体以上とのオープンイノベーションで事業展開を進める。


梅川 忠典
リージョナルフィッシュ
代表取締役社長
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デロイトトーマツコンサルティング株式会社にて、経営コンサルティング業務に従事。 株式会社産業革新機構に転職し、大手・中堅企業に対するバイアウト投資および投資先の経営に従事。 2019年4月、リージョナルフィッシュ株式会社を設立し、代表取締役社長に就任。 「J-Startup」「J-Startup Impact」や「京都・知恵アントレ大賞」 「大学発ベンチャー表彰」経済産業大臣賞など多数受賞。 NTTとの合弁会社を設立し、NTTグリーン&フード株式会社取締役CSO。

ゲノム編集による高速品種改良で、日本の水産業の復活を目指す「リージョナルフィッシュ」(ICC FUKUOKA 2023)

結果速報

ICCサミット KYOTO 2025 Session 6A 「CATAPULT GRAND PRIX  (カタパルト・グランプリ) 」優勝は、世界で戦える日本の水産業をゲノム編集で実現する「リージョナルフィッシュ」(得点:45点)でした!

第2位は、AI×UXで歯科矯正に革命を!ものづくりと仕組み化で世界に挑む「Oh my teeth」(得点:35点)でした。 

第3位は、日本の魅力を特別な体験として提供する 「J-CAT」(得点:34点)でした。 

第4位は、交通機関・商業施設に導入拡大!落とし物の課題をDXで解決する「find」(得点:26点)でした。

第5位は、 “食”に特化した事業承継で、暖簾と雇用を守る「まん福ホールディングス」(得点:21点)でした。

当日の中継映像もぜひご覧ください。

2位以下の登壇サービス・プロダクト一覧

第2位: AI×UXで歯科矯正に革命を!ものづくりと仕組み化で世界に挑む「Oh my teeth」

株式会社Oh my teethは「未来の歯科体験を生み出す」をミッションに2019年に設立されたオーラルテックベンチャー。従来の歯科矯正が抱える「通院回数の多さ」「金額の高さ」「継続の難しさ」を解決した日本初の歯科矯正D2Cサービスを提供している。D2Cモデルによって中間コストをカットし、軽度から中度の前歯矯正に特化することで、従来の歯科矯正価格の約3分の1の価格を実現している。ユーザーは導入クリニックでの歯型スキャン後、自宅で矯正キットを受領。オンライン診療やLINE相談によるサポートで、ユーザーの97%が予定通り矯正を完了している。


西野 誠
Oh my teeth
代表取締役CEO
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1994年生まれ。学生時代に物流スタートアップのオープンロジで第一号インターンとして創業期を経験。新卒でワークスアプリケーションズに入社。退職後、「未来の歯科体験を生み出す」Oh my teethを共同創業。ユーザー数は5万人を突破(2024年9月時点)。Open Network Lab 第21期 「DemoDay」最優秀賞&オーディエンス賞。ICCサミット FUKUOKA 2022「D2C&サブスク カタパルト」優勝。ICCサミット FUKUOKA 2024「DX カタパルト」優勝。

従来の価格の約1/3、最短2カ月で結果の出る歯列矯正を実現する「Oh my teeth」(ICC FUKUOKA 2021)
リモート矯正で継続率97%「Oh my teeth」は、あらゆる歯科体験のアップデートを目指す(ICC FUKUOKA 2022)
結果の出る“通わないDX歯科矯正”とスピーディーなクリニック開発で、未来の歯科体験を創る「Oh my teeth」(ICC KYOTO 2022)
歯科矯正のDXで、ユーザーが感動する歯科体験を届ける「Oh my teeth」(ICC FUKUOKA 2024)

第3位:日本の魅力を特別な体験として提供する 「J-CAT」

上質な非日常体験を提供する「Otonami」と「Wabunka」を展開するJ-CAT株式会社は2019年11月設立。国内向けのOtonamiは、多彩なジャンルの日本の魅力を大人のための特別な体験として提供。インバウンド向けのWabunkaは、専門ガイドが伴い、1回1組限定で寺社仏閣や老舗工房などでの本格的な日本文化体験を軸に宿泊・移動と組み合わせ、唯一無二の旅をデザインする。2025年春には初の実店舗「Otonami Lounge Tokyo」をオープンした他、体験ギフトや法人・団体向けオーダーメイドプランなどを通じて、多角的に日本の魅力を発信している。


飯倉 竜
J-CAT
代表取締役
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慶應義塾大学経済学部卒。2012年に住友商事株式会社に入社し、海外IT製品のトレード営業や新規事業の立ち上げを担当。2017年からは米シリコンバレーに駐在し、ベンチャー投資業務、CVCファンドの設立、アクセラレータプログラムの立ち上げに従事。2019年末にJ-CAT株式会社を創業し、日本の魅力を”感動体験”として届ける「Otonami(国内顧客向け)」、「Wabunka(インバウンド顧客向け)」を提供・運営。会社ミッションは「テクノロジーとクリエイティビティで、魅力あふれる日本の姿を世界へ」。2025年5月にシリーズBにて11.3億円を調達。トラベルテックNo.1スタートアップを目指す。

第4位: 交通機関・商業施設に導入拡大!落とし物の課題をDXで解決する「find」

findは「落とし物が必ず見つかる世界へ」をビジョンに、AIや最新のテクノロジーを駆使し、落とし物にまつわる課題解決を行う創業4年目のスタートアップ。開発提供を行う「落とし物クラウドfind」は全国の交通機関や商業施設の33社・3,000拠点以上に導入され、累計落とし物登録数は230万件を超え、70万件以上の落とし物がfindを通して返還されている(2025年8月時点)。更なる社会課題解決に向けて、導入企業を横断しワンストップでの問合せに対応する「横断検索」や、従来廃棄されていた満期遺失物のリユース等新しい事業を企画中。将来は自治体とも連携し、世界でも類をみない「落とし物の社会インフラ」の実現を目指している。

落とし主と預かる企業に優しいDXで、落とし物業務の削減と返還率向上に貢献する「find」(ICC KYOTO 2024)


高島 彬
find
代表取締役CEO
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「落とし物が必ず見つかる世界」の実現を目指し、2021年12月に株式会社findを共同創業し、代表取締役CEOに就任。落とし物に関係する当事者の課題を解決する「落とし物クラウドfind」は全国33社・3,000拠点以上に導入され、230万件以上の落とし物の課題解決に貢献。経歴:オリックス㈱にて環境エネルギー分野に従事後、スタートアップとの事業開発を担当。

落とし主と預かる企業に優しいDXで、落とし物業務の削減と返還率向上に貢献する「find」(ICC KYOTO 2024)

 第5位:“食”に特化した事業承継で、暖簾と雇用を守る「まん福ホールディングス」

日本の中小企業において、後継者不在が社会課題となっており2025年問題とまでいわれている昨今、まん福ホールディングス株式会社は2021年4月、食業界において豊富な経験を持つメンバーが集まり、創業。後継者不在に悩む食事業に関わる会社に特化して事業を受け継ぎ、創業4年目で12社(海外含む)の事業承継を行った。まん福HDは、「創業者/創業家の方々の想い、会社の伝統とブランド」を社員の方々とともに守り続け、承継後売却は基本的に行わずグループとしてともに成長・発展していくことをビジネスモデルとしている。


加藤 智治
まん福ホールディングス
代表取締役社長
公式HP

大学院卒業後、ドイツ銀行グループにてグローバル金融市場を体感し、マッキンゼー&カンパニーで経営コンサルティングを学ぶ。当時の最短3年9か月でマネージャーに昇進。2004年フィールズの社長室長に就任、スポーツ・エンターテイメント関連の子会社2社の取締役も兼務。2007年株式会社あきんどスシローにターン・アラウンド・マネージャーとして参画。専務、取締役COOを歴任。回転寿司売上日本一、顧客満足度日本一に貢献。2015年ゼビオ株式会社の代表取締役社長に就任、全国展開の「スーパースポーツゼビオ」事業を経営。2021年4月まん福ホールディングス株式会社を設立、社長に就任。2017年から食べログ等を運営する株式会社カカクコムの社外取締役も務めている。2025年、東京大学150周年記念事業の「150人委員会」の委員に選出される。スポーツでは、2021年2月より一般社団法人東大ウォリアーズクラブの代表理事を務める。母校の日本一を目指す。

日本発、化学品の最新情報取得と発注を容易にするDBやマーケットプレイスを展開する「Sotas」

​​素材のプラットフォームを創出すべくSaaSサービスとマーケットプレイスを提供するSotas株式会社は2022年設立。化学業界は非構造化データが多く、すぐに情報を引き出せない現状がある。SotasはSaaSを3つ展開し、化学業界の個々の課題を解決し、サービス提供に伴う収集データや外部データを組み合わせ、すぐに素材の情報を引き出せるデータベースを構築。また、素材のアマゾンを目指し、マーケットプレイスの提供も開始。利用は月100,000円から。化学業界におけるデータ利活用のニーズは拡大しており、化学業界のみならず、化学品を取り扱う製造業全体のリーディングカンパニーでの導入が進む。


吉元 裕樹
Sotas
代表取締役社長
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大学卒業後、DIC株式会社にて法人営業に従事したのち、自動車構造用接着剤の事業責任者として年間10億の新規事業を創出。その後、日産自動車株式会社ではカーシェアサービスの事業統括や他MaaS関連で多数のプロジェクトリーダー、同社のMaaS戦略策定のPMOに従事。Acall株式会社にて2年でSaaSの売上を6倍に成長させ、CMOを経て取締役副社長COOを歴任。2022年、自己形成をしてもらった化学産業への恩返しをするとともに、社会に大きなインパクトを残したいという強い想いからSotasを創業し現職。

ウェビナー、カンファレンス開催の工数削減と成果最大化に貢献する 「EventHub」

イベントマーケティングプラットフォーム「EventHub」を提供する株式会社EventHubは2016年に設立、 2019年より現サービスを提供。ウェビナーやカンファレンスをはじめ、展示会出展、ユーザー会、採用イベント、学会など幅広い用途に対応し、企業のリード獲得から商談創出までを一気通貫で支援する。これまでに500社以上の企業、累計200万人以上の参加者に利用されており、イベント主催者の工数削減と成果最大化に貢献。デジタル時代の営業・マーケティングを支えるインフラとして、大手企業からSMBまで多くの企業に導入されている。


山本 理恵
EventHub
代表取締役CEO
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イギリス生まれ、アメリカ育ち。ブラウン大学経済学部・国際関係学部を卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニー サンフランシスコ支社に入社し、在籍中に出向制度で教育系NGO Teach For Americaの日本支社の立ち上げに関わる。退職後は日本に拠点を移し、フリーランスとして宇宙ベンチャーのロケット購買・海外マーケティングやホテルブランドの立ち上げに従事。2016年に株式会社EventHubを創業し、2019年から現サービスを提供。


固定費に縛られず働けるプラットフォームで、シェフのキャリアを支援する 「シェアダイン」

2.5万人のシェフが登録する料理人のグローバルキャリアプラットフォームを運営する株式会社シェアダインは2017年創業。当社の提供する、必要な時にのみ即戦力シェフ・料理人を手配できる「スポットシェフ」は、飲食事業者が直面する人手不足や固定費増の課題に対し、プロフェッショナルを短時間で活用することで、繁閑の波に対する人件費の最適化や突発的な需要への柔軟な対応を実現し、持続可能なビジネスモデルへの転換を支援。全国各地での飲食・宿泊施設で導入が進む。料理人に対しては、料理人向けキャリアサポートSNS「シェフリンク」を通じて柔軟で自由なキャリア構築を支援。


井出 有希
シェアダイン
共同代表
公式HP | 公式X① | 公式X②

ゴールドマン・サックス証券でキャリアをスタートし、9年にわたり株式アナリストとして働く。2009年に米系資産運用会社に転職するも2012年にチーム解散を経験。ボストンコンサルティンググループを経て、子どもの好き嫌いから食事作りに悩んだことを機に2017年に同僚であった飯田 陽狩さんと共に株式会社シェアダインを創業。料理人の新しい働き方の実現と食産業の変革を目指し奮闘中。東京大学経済学部卒、2児の母。

関空拠点、富山・山陰地域の空を結ぶ「ジェイキャスエアウェイズ」

「日本のローカルが、もっと活きる路を。」

株式会社ジェイキャスエアウェイズは、航空運送およびスタートアップの事業開発・拡大に精通したキープレイヤーが率いる、民間主導の次世代航空スタートアップ。最適な小型旅客機を用いて、空白地帯となっている地域間に航空ネットワークを再構築するとともに、就航地の魅力を発掘し、国内外の顧客様に感動体験として届ける地域創生事業を展開している。人流を共創することで、交流と経済の好循環を生み出し、地域経済の活性化に貢献する。当初、関西国際空港を拠点に富山・米子への2路線から運航を開始し、段階的にネットワークを拡大していく計画である。移動の可能性を広げるだけでなく、地域と連携しながら持続可能な空のインフラのあり方を提示していく。


梅本 祐紀
ジェイキャスエアウェイズ
代表取締役
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株式会社ジェイキャスエアウェイズ共同代表取締役。2023年9月より現職。Denso Ten、GREE、FreakOut、and factoryといった企業で、マーケティング、ITサービス開発、インバウンド向け宿泊施設開発など多岐にわたる経験を積む。特に0→1フェーズにおけるマーケティングや事業開発を得意とする。2度のIPO経験を背景に、航空スタートアップの実現に向けて、2026年に関西国際空港と富山・米子を結ぶ空路を開設を事業準備中。人流創出だけでなく、就航先の企業や行政との共創による地域創生にも注力している。

表彰式 

(終)

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編集チーム:小林 雅/籾山 実穂/浅郷 浩子/小林 弘美/森田 竜馬/戸田 秀成/原口 史帆/古川 琢郎

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