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ICCサミット FUKUOKA 2019 カタパルト・グランプリ 同率4位入賞に輝いた、オープンエイト 髙松雄康さんのプレゼンテーション【AIクラウド「VIDEO BRAIN」は“自動動画編集”で5G時代のクリエイティブを変える!】の文字起こし記事をぜひご覧ください!
ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。毎回200名以上が登壇し、総勢800名以上が参加する。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うためのエクストリーム・カンファレンスです。次回 ICCサミット KYOTO 2019は2019年9月2日〜5日 京都での開催を予定しております。参加登録は公式ページをご覧ください。
本セッションは、ICCサミット FUKUOKA 2019 プラチナ・スポンサーのAGSコンサルティング様にサポート頂きました。
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【登壇者情報】
2019年2月19日〜21日開催
ICCサミット FUKUOKA 2019
Session 6B
CATAPULT GRAND PRIX (カタパルト・グランプリ) – 強者が勢揃い –
Sponsored by AGSコンサルティング
(プレゼンター)
髙松 雄康
株式会社オープンエイト
代表取締役社長 兼 CEO
公式HP|STARTUP DB|LinkedInページ
1996年博報堂入社。主に大手自動車メーカーのキャンペーン全般を担当。2005年より、日本最大級の化粧品クチコミサイト@cosmeを運営するアイスタイルで取締役兼COO(最高執行責任者)、CMO(最高マーケティング執行責任者)などを歴任。また、関連事業を運営するコスメコム、コスメネクスト、アイスタイルグローバル(シンガポール)のCEOとして国内外の化粧品関連事業を統括し2012年に東京証券取引所第一部に上場。2015年4月オープンエイト創業。代表取締役社長兼CEOとして、マーケティング事業「OPEN8 AD Platform」、メディア事業「LeTRONC(ルトロン)」、SaaS事業「VIDEO BRAIN(ビデオブレイン)」を展開している。
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髙松 雄康氏 おはようございます。オープンエイト高松です。
本日ご紹介するのは、AIを活用したAI自動動画編集クラウド「VIDEO BRAIN(ビデオブレイン)」です。
はじめに、なぜこのサービスを始めたかという背景を説明させてください。
私たちは数年前に、スマートフォン動画広告の配信事業から始めました。
今では、国内最大規模のスマートフォンにおける動画配信プラットフォームになってきております。
また弊社は、動画メディア事業も手がけており、国内唯一のおでかけ動画マガジン「LeTRONC(ルトロン)」というメディアを運営しています。
これまでに、自社で累計約10,000本の動画コンテンツを配信しており、ユーザー数も現在800万人まで伸びております。
5G時代の到来を前に高まる動画活用の気運
さて、これらのサービスが非常に急成長している理由・伸びている理由は何でしょうか。
それは、まさに皆さんもご存じだと思いますが、まもなく5G時代が到来するからです。
あとわずか数年で、皆さんが見るあらゆる情報がどんどんリッチ化されていくことでしょう。
そして当然ながら、巨大なプラットフォームのアルゴリズムから、動画配信を優先するようになってくると思います。
弊社が調査したアンケートにおいても、「今後動画の活用を検討している」という企業が大半ですし、メディアに関しても、「情報を動画化していきたい」という意向が多く見受けられました。
動画事業の課題は「スキル」「コスト」「時間」
ただ、非常に大きな課題があります。
動画事業を手掛けている中で一番大きな課題は何かというと、動画を作るうえでの「スキル」「コスト」そして「時間」です。
やはり動画を作るということは高度なスキルが要求されますし、コストや時間も非常に多くかかってしまうのが現状です。
例えば皆さん、動画を作成するにあたって実際に使用するソフトを見たことはありますか?
これが、国内で一番使われている映像編集ソフトなのですが、非常に複雑で、ほとんどの人が使いこなせないと思います。
ちなみに僕もこのソフトを使いこなせません。
本当にこれで、5G時代にあらゆる情報が動画化できるのでしょうか。
AIによる自動動画編集クラウド「VIDEO BRAIN」
そこで、AIを活用したAI自動動画編集クラウド「VIDEO BRAIN(ビデオブレイン)」の出番です。
専門知識がなくても、わずか2ステップで、誰でも簡単に動画が編集できることが特徴です。
それではデモをご覧ください。
まずはじめに、動画編集に必要なテキスト情報を入れます。
そして、作りたい動画の秒数など、編集したい動画に関わる情報を入れます。
そうすると、AIが膨大な情報からユーザーが作りたい動画に関する情報を自動で分析して、それぞれのシーンごとに要約してくれます。
さらに写真や動画の素材を入れます。
たったこの2ステップだけで、AIがすべて自動でマッチングをかけて動画を編集してくれます。
このあとは、プレビューで編集した動画内容を確認していただくだけです。
かつ、今後リリース予定の新機能では、インタビュー動画のような、音声を認識させて自動で書き起こしをすることができるようになります。
ダイジェストモードという形で音声ファイルを入れていただくだけで、AIが音声を認識してテロップの書き起こしをしてくれるので、いつでも誰でも簡単に動画編集をしやすくなります。
このサービスは、月額たった15万円で使い放題です。(※別途初期費用がかかります。)
動画は何本作っていただいても構いません。
VIDEO BRAINを活用することによって、今まで数時間かかっていたコンテンツ制作は約20分程度(動画編集と記事ライティング・校閲、配信までの所要時間)になり、このうち動画編集にかかる時間はわずか3分です。
さらに、費用も10分の1になりました。
弊社では、先ほどご紹介したメディア事業でニュース配信を動画で展開しているのですが、新入社員一人が1日に最大で25本、月に500本もの動画を配信することが出来ています。
昨年末のベータ版発表後、クローズドで展開を始めて現在数十社から申込みをいただいており、有料クライアントとして様々な大手企業様に使っていただいております。
例えば、静岡銀行であればCSR動画などに使用していただいています。
動画広告市場の拡大と、新たな課題
ここから私たちがどこにフォーカスしてこの市場を伸ばしていきたいかというと、それはまさに、私たちの得意領域である「広告領域」です。
それはなぜかというと、広告市場の中では今後動画広告が最も伸びると予想されるからです。
そして、動画広告が注目される理由は、従来の写真やテキストベースの広告に比べ、広告効果が圧倒的に高いことにあります。
次のスライドは、弊社が実際に運用した動画広告配信の効果実績です。
150%の効果があります。
ただし、クリエイティブに関しては静止画バナーの時と同様に、非常に短命です。
あっという間にクリエイティブの効果はなくなってしまうのです。
1つの動画から複数の動画を自動生成する新機能
そうすると、写真・テキスト時代の広告と同様に、いかに短時間で、安く、大量にクオリティの高い動画を作っていくかということが課題になってきます。
ただ先ほど申し上げた通り、コスト、時間がかかってしまうと、なかなか動画はできません。
それも心配しないでください。
私たちは新機能として、複数の動画を生成するモードをご用意しました。
1つの動画を作っていただければ、AIがそれを分析して、約6パターンの動画を多変量解析によって自動生成し、すぐに複数の演出、画角、様々な形で動画をご提案します。
素材提供により、動画制作のハードルをさらに低く
お手元に素材がないというケースもあるかと思いますが、それも心配しないでください。
VIDEO BRAINは、国内最大規模の素材提供を始めます。
「amana」や「PIXTA」との連携のほか、すでに約10,000本の動画、約10万点の素材がある「LeTRONC」からの素材提供を行い、わずか数クリックですぐに素材が購入できるようになります。
これによって、撮影もせずに、あっという間に誰でも簡単にAIを活用しながら動画コンテンツを作成することができるのです。
今までプロの動画デザイナーが1日に1、2本しか作れなかったものが、最大で48本作れてしまいます。
多様なAIモジュールにより、非広告領域でも活用可能
VIDEO BRAINは、広告領域で利用可能なだけではありません。
独自開発のAIを使って、例えば次の例のように、HR領域にも活用が可能です。
これは、履歴書をすべて動画化してしまいましょうという一例です。
私たちは、広告のプロフェッショナルではありますが、HR事業についての専門的な知見はありません。
このAIモジュールを活用して、様々な事業会社様と組んで、動画コンテンツのリッチ化が実現できるような、そんな世界の実現を共に進めて行きたいと思っています。
動画の世界は、これから大きく伸びていきます。
それはなぜかというと、市場の後押しもありますが、1分間の動画で伝えることのできる情報量が非常に多いからです。
ただ、動画作成に関して言えば、たくさんのお金と時間をかければすごいクオリティのものは出来るのですが、今のままではそれは難しいでしょう。
企業による情報発信の格差をなくすことで、よりユーザーや生活者の心を動かす体験を創りたい。
そんな想いで、この「VIDEO BRAIN」を開発しておりますので、ぜひよろしくお願いします。
ご清聴ありがとうございました。
(終)
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編集チーム:小林 雅/上原 伊織/尾形 佳靖/戸田 秀成/小林 弘美
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