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ICCサミット FUKUOKA 2020 スタートアップ・カタパルトに登壇し、3位入賞に輝いた ジグザグ 仲里 一義さんのプレゼンテーション動画【たった1行のJavaScriptで、あなたのECサイトが“越境EC”に「WorldShoppingBIZ」】の文字起こし版をお届けします。ぜひご覧ください!
ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。毎回250名以上が登壇し、総勢900名以上が参加する。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。 次回ICCサミット KYOTO 2020は、2020年8月31日〜9月3日 京都市での開催を予定しております。参加登録などは公式ページをご覧ください。
本セッションは、ICCサミット FUKUOKA 2020 プレミアム・スポンサーのラクスル様、プラチナ・スポンサーの日本アイ・ビー・エム様にサポート頂きました。
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【登壇者情報】
2020年2月18〜20日開催
ICCサミット FUKUOKA 2020
Session 1B
STARTUP CATAPULT スタートアップの登竜門
Supported by ラクスル & 日本アイ・ビー・エム
(プレゼンター)
仲里 一義
株式会社ジグザグ
代表取締役
公式HP | STARTUP DB
1974年生まれ。1997年オックス・プランニング(現クラウドポイント)に入社、空間グラフィック、OOH事業に従事。2004年オプトに入社、インターネット広告、Webマーケ、新規事業本部の統括を歴任。2010年外資企業の日本法人groowbits社の設立に参画、代表取締役に就任。国際物流を軸に越境EC支援サービスを立ち上げ、日米韓独にてサービスを展開。2015年ジグザグを起業し代表取締役に就任。現在に至る。Javascript1行で125ヵ国への越境EC対応が可能になる「WorldShoppingBIZ」を中心とした越境EC支援事業を手掛ける。10年以上にわたるウェブサービスや越境ECビジネスの事業経験を元に、メディア取材やセミナー登壇にも応じている。
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▶「ICC FUKUOKA 2020 スタートアップ・カタパルト」の配信済み記事一覧
仲里 一義さん ジグザグの仲里です、よろしくお願いします。
たった1行のJavaScriptで「世界中の欲しい」に応える、WorldShoppingBIZについてご説明します。
2020年はオリンピックイヤーですが、日本のECサイトは「世界中の欲しい」に応えられているでしょうか。
今日はこの3つについてお話をします。
日本のECサイトはWebのインバウンドを「おもてなし」できているか?
普段みなさんが利用しているECサイト。
実は、海外アクセスが2〜8%存在しています。
いわゆる「Webのインバウンド」です。
一方で、日本のECサイトではフォーム入力の言語を選べず「かな入力」、海外対応できていないという現状があります。
そんな売り手と買い手双方の課題を、WorldShoppingBIZがたった1行のタグで解決します。
「WorldShoppingBIZ」で“越境EC”を実現した事例
ある釣具屋で起きている「Webインバウンド」イノベーションをご紹介します。
東京大田区大森駅の近くに、とある釣具屋さんがあります
このECサイトでは、なんとクレジットカードが使えません。
多言語対応も海外配送もありません。
そこで、弊社のタグを1行設置してみると、世界36カ国から続々とオーダーが入るようになりました。
ロシアが38.5%、次いでアメリカが13.2%。
フランス、シンガポール、イスラエルからもオーダーが入りました。
たった1行のタグを入れるだけで、海外にいる釣りファンの「欲しい」に応えることができたのです。
他にも、香港、台湾、中国のユーザーが300万円のサプリを購入したり、
「日本から全自動麻雀卓が買えるぞ!」と、麻雀卓がアメリカで話題になったりしています。
子どもに「サンタクロースに『おばけのQ太郎』を頼んだんだ」と言われて困った親からオーダーが入り、ニューヨークにマンガ全巻セットを発送しました。
「欧米のブラジャーはサイズが大きい!」と悩む、アメリカやヨーロッパ在住の中国人の顧客には、日本の女性下着がものすごく売れてます。
購買単価は国内の2倍以上です。
また、真夏35℃の東京から、南半球の国々に冬物が売れています。
海外ユーザーの代わりに商品購入、検品・梱包して海外へ発送
一体何が起きているのでしょうか。
海外ユーザーが日本のサイトにアクセスすると、「このサイトは海外対応しています」というWorldShoppingBIZの案内が表示されます。
商品ページにアクセスした後、海外ユーザー専用のカートに商品を入れ、住所を入力します。
アリペイ、PayPal、銀聯カードなどで決済することが可能です。
海外ユーザーとECサイトの間にWorldShoppingBIZが入り、カスタマーサポートから、商品の購入代行、海外配送までの全てに対応します。
タグを設置するだけでOK!早い・簡単・安いが強み
次に、ビジネスモデルと強みについてお話します。
ポイントは3つあり、1つ目は「早い」ことです。
たった1行のタグを設置できればOKです。
日本のECサイトのほとんどのカートに対応可能です。
2つ目のポイントは「簡単」であることです。
多言語カスタマーサポート、海外注文受付、不正決済防止、海外配送まで、全て弊社が対応します。
特別なことは一切不要です。
3つ目のポイントは「安い」ことです。
かかるのは、初期費用30,000円と、月額費用5,000円のみです。
売上手数料や海外送料もかかりません。
早くて、簡単で、安い、つまりノーリスクなのです。
導入ショップ数は400サイトを突破、出荷実績は90カ国に
このようなビジネスモデルと強みから、導入ショップ数は400サイトを突破しました。
中小規模から大手まで、全てのECサイトがターゲットとなり、導入ショップは増え続けています。
ショップが増えればユーザーリーチも増えますので、必然的にオーダーが入ってきます。
ショップ毎の売上が積み上がり、毎月のトランザクションが増加しています。
現在では世界90カ国のユーザーから届くオーダーに対して、商品の海外配送を行っています。
国内ECサイト、海外ユーザーの双方からマネタイズ
マネタイズについてご説明します。
まず、各ショップからWorldShoppingBIZの利用料(初期費用30,000円+月額5,000円)をいただきます。
海外ユーザーからは、購入代行費用と海外送料をいただいています。
また、海外売上になるため、国内消費税分の10%が戻ってきます。
最終的な利益率は、23%から25%に達します。
“おっさんベンチャー”ジグザグの4つの強み
ジグザグの強みは、次の4つです。
海外ユーザーは、どこにいても同じように商品を購入することが可能になります。
異なるショップで購入した商品も、我々が一つにまとめて配送します。
そして弊社には、海外ユーザーの購買データや世界中のユーザーの声が蓄積されていきます。
我々は世界中の「欲しい」に応えるために、次のスライドのようなダッシュボードを作り、どこの国で何が売れているのかを可視化し、EC事業者へ提供を始めます。
また、ユーザーに対しては「あなたが欲しい商品」をリコメンデーション機能でお知らせします。
タグ1行で越境ECを可能にするこの技術は、特許を2件取得しています。
そして、やはり一番大切なのは「人」です。
「ぬくもり」のあるオペレーションで、日本版Zappos.com(ザッポス・ドットコム)を目指しています。
▶ト二―・シェイ『顧客が熱狂するネット靴店 ザッポス伝説―アマゾンを震撼させたサービスはいかに生まれたか』(ダイヤモンド社)
そして、経験豊富な我々「おっさんベンチャー」が世界中の「欲しい」に応えていきます。
世界中の「欲しい」に応え、「想い」も届ける
最後に、我々が実現したい未来をご紹介します。
ECには「国境」が存在しています。
今の日本は世界中の「欲しい」に応えられていません。
言語・決済・物流の壁は、テクノロジーでもっとフラットにできる。
ECのイノベーションは、クロスボーダー領域でもっと進むべき。
私たちはデータテクノロジー、特許に独自のノウハウも加え、海外ショッピングの在り方を変えていきます。
もっと自由に、簡単に、国境を越えて「欲しい人」が「欲しいモノ」を買える、「売りたい人」が「売りたいモノ」を売れる。
私たちは、“世界中の「欲しい」に応える、世界中に「想い」も届ける”サービスで、「世界中」の「ワクワクを当たり前に」していきます。
ありがとうございました。
(終)
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編集チーム:小林 雅/尾形 佳靖/フローゼ 祥子/道下 千帆/戸田 秀成
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