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ICCサミット FUKUOKA 2020 スタートアップ・カタパルトに登壇いただいた、NearMe 髙原 幸一郎さんのプレゼンテーション動画【タクシー相乗り×スマートシャトルで“移動”をシェア!地域活性化プラットフォーム「NearMe(ニアミー)」】の文字起こし版をお届けします。ぜひご覧ください!
ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。毎回250名以上が登壇し、総勢900名以上が参加する。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。 次回ICCサミット KYOTO 2020は、2020年8月31日〜9月3日 京都市での開催を予定しております。参加登録などは公式ページをご覧ください。
本セッションは、ICCサミット FUKUOKA 2020 プレミアム・スポンサーのラクスル様、プラチナ・スポンサーの日本アイ・ビー・エム様にサポート頂きました。
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【登壇者情報】
2020年2月18〜20日開催
ICCサミット FUKUOKA 2020
Session 1B
STARTUP CATAPULT スタートアップの登竜門
Supported by ラクスル & 日本アイ・ビー・エム
(プレゼンター)
髙原 幸一郎
株式会社NearMe
代表取締役社長
公式HP | STARTUP DB
シカゴ大学経営大学院卒。2001年SAPジャパンへ新卒入社。国内外の様々な業界の業務改革プロジェクトに従事。2012年楽天に入社。物流事業の立ち上げ、 海外M&A案件などをリード。その後、グループ会社の執行役員として日用品EC事業のP/Lマネジメントなどに従事。2015年からは米グループ会社の副社長/取締役としてPMIや事業開発、仏グループ会社CEOなどを歴任。2018年1月から現職。
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▶「ICC FUKUOKA 2020 スタートアップ・カタパルト」の配信済み記事一覧
「人のラストワンマイル移動」は非効率でいっぱい
髙原 幸一郎さん NearMe(ニアミー)は、タクシーの相乗りで、ドアtoドアの移動問題に取り組んでいるスタートアップです。
皆さんにも、このような「タクシーの待ち時間がつらい」という経験があるのではないでしょうか。
同じ方向に行くにもかかわらず、1台に1人しか乗らないという非効率な状況です。
このように需給のバランスが崩れるといった問題は、高齢化が進んだエリアや観光地での交通にも見られます。
ドアtoドアの移動を供給しているタクシーも、23万台ものアセットがありながらドライバーは減り続けており、実車率は半分以下です。
NearMeは、2つのサービスで「移動の非効率」を解決する
我々は、この実車率と乗車人数に着目し、マッチングとAIのテクノロジーで移動問題の解決に貢献しようと考えています。
現在、次の2つのサービスを展開しています。
1つは、タクシーに相乗りする相手を見つけるための、マッチングするサービスです。
もう1つは、スマートシャトルという最大9人が乗れるシャトルを活用して、複数の拠点の効率的な移動を可能にするサービスです。
“乗りたい”人同士をマッチングし、タクシー会社に送客
我々のユニークなポイントは、自家用車を使ったドライバーと乗客をマッチングするのではなく、乗客同士をマッチングして需要を喚起し、タクシー会社に送客する点です。
日本最大のタクシー配車アプリとも連携し、送客しています。
2019年9月にリリースしたスマートシャトルをご紹介します。
▶デモ動画は、こちらの動画版記事よりご覧いただけます。
「スマートシャトル」は、一言で言うと、タクシーとバスの良いとこ取りをしたサービスです。
通常なら空港まで20,000円以上かかるところ、3,980円で利用できるのです。
AIが最適ルートを計算、目的地まで効率的に乗客を運ぶ
我々のビジネスモデルは、ユーザーから注文を受けてからマッチングし、AIで最適なルートと配車計画を立て、タクシー会社に送客するというものです。
お客様から頂いたお金と、タクシー会社に払う運賃との差額が我々の収益になります。
利用のステップもシンプルです。
外国人観光客も対象なので、あえてウェブで申し込みができるようにしています。
さらに、フライト番号から逆算して、ピックアップの時間を指定することもできます。
申し込みが確定すると、メールが届きます。
前日までにドライバーと車両が確定し、ピックアップ時間をお知らせするので、当日は指定された場所で待つだけです。
ユーザーの半数は外国人旅行者、リピート率は30%
サービスをリリースして約5カ月で3,000人以上にご利用いただき、リピート率は30%です。
利用者の50%が外国人観光客で、20カ国の方に利用頂きました。
単月黒字化も見えてきており、多くのポジティブな評価を頂いています。
NPSで行った評価も、他社に遜色ありません。
地域の“瞬間的ニーズ”をマッチングし、地域活性化を実現する
メディアにも多数取り上げて頂いており、空港を起点にした観光地での周遊サービス、ひいては地域社会の足になっていきたいと考えています。
まずは成田空港から始め、近く羽田空港にも展開予定です。
空港のネットワークを通じて、全国展開・世界展開が可能になります。
私は、前職の楽天では国内外の事業を担当しておりましたが、2年前、地域活性化をテーマに独立しました。
社員は5人で、CTOの細田は、アルゴリズムから開発ができるエンジニアです。
我々が目指すのは、地域の“瞬間的なニーズ”をマッチングし、地域の課題解決につながるプラットフォームです。
移動を起点に、様々な展開を考えていますので、今後の成長を応援してください。
NearMeの髙原でした。ありがとうございました。
(終)
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編集チーム:小林 雅/尾形 佳靖/フローゼ 祥子/大塚 幸/戸田 秀成
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