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ICC FUKUOKA 2021 カタパルト・グランプリに登壇いただいた、パンフォーユー 矢野 健太さんのプレゼンテーション動画【「パンフォーユー」は、独自の冷凍技術で、拡大するパン市場と供給ギャップの課題に挑む】の文字起こし版をお届けします。ぜひご覧ください!
ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。 次回ICCサミット KYOTO 2021は、2021年9月6日〜9月9日 京都市での開催を予定しております。参加登録は公式ページのアップデートをお待ちください。
本セッションは、ICCサミット FUKUOKA 2021 プラチナ・スポンサーのAGSコンサルティング様にサポート頂きました。
▶【速報】自律分散型水循環システムの社会実装に挑む「WOTA」がカタパルト・グランプリ優勝!(ICCサミット FUKUOKA 2021)
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【登壇者情報】
2021年2月15〜18日開催
ICC FUKUOKA 2021
Session 7A
カタパルト・グランプリ
– 強者が勢揃い –
Supported by AGSコンサルティング
矢野 健太
株式会社パンフォーユー
代表取締役
新卒で電通入社。中部支社にて交通・屋外媒体のメディアバイイングと企画立案を担当。その後、教育系ベンチャー、地域系NPOを経験。2017年1月に冷凍パンメーカーとの合弁会社パンフォーユーを設立し代表取締役に就任。2018年5月に同社にて経営陣によるMBOを実施し、複数のパン屋と提携し地域のこだわりパンを冷凍で配送する事業モデルに変更。現在はオフィスワーカー向け「オフィス・パンスク」と個人向け宅配サービス「パンスク」、OEMパンプラットフォーム「パンフォーユーBiz」を展開。平成元年、浅草生まれ群馬育ち。京都大学経済学部卒業。
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矢野 健太さん 独自冷凍と新たな業態開発で、新しいパン経済圏をつくる、パンフォーユーです。
コロナ禍で地域の小規模ベーカリーに大きな痛手
新型コロナウイルスの影響で、食生活が一変しました。
外出自粛により、フードデリバリーやお取り寄せなど、新しい業態による食の市場が急拡大しました。
皆さんも、この一年で、食の楽しみ方が大きく変化したのではないでしょうか?
ただ、私たちがいるパン業界には課題があります。
大手パンメーカーは、スーパーやコンビニへの販路があったので大きな影響がなかったのですが、地域の小規模ベーカリーには、大きな痛手となりました。
販路を拡大しようとするにも、品質管理やオペレーションの都合上、他の飲食店とは違い、なかなか店舗外の販路に踏み出すことができませんでした。
パンがフードデリバリーに向かない理由
では、パンはUber Eatsではダメなのか?と疑問に思う方もいるかと思います。
ベーカリーが参入しにくい壁があります。品質が落ちやすい、在庫をストックできるかなどの複数の理由が挙げられます。
独自の冷凍技術とオペレーションシステムを提供
そんな課題を解決するのが、パンフォーユーです。独自の冷凍技術とオペレーションシステムを、ベーカリーへ提供します。
ベーカリー向けのサービス動画を用意しましたので、こちらをご覧ください。
ナレーション パンフォーユーは、「新しいパン経済圏をつくり、地域経済に貢献する」を事業ミッションとしています。
パン屋さんの販売方法と言えば、店頭販売が一般的で、売れ残ったパンは全て廃棄となります。
EC販売は準備に必要な作業が多く、なかなか始められないパン屋さんが多いのではないでしょうか?
そこでパンフォーユーが提供しているのが、冷凍とITの独自技術。
パンフォーユー独自の冷凍技術を使えば、特別な設備は不要で、初期費用がかかりません。
焼きたての品質を保ったまま、1カ月以上保存可能です。
さらに、独自開発したシステム「パンフォーユーモット」をご提供。発送スケジュール、食品表示、伝票などを一元管理しています。
今後さらに機能を拡充予定。パン屋さんの業務効率化を目指します。
その結果、パン屋さんが手間暇かけてつくったパンが、簡単に全国に届けられるようになるのです。
このように、パンフォーユーは、独自の冷凍技術とITサービスを通じて、パン市場を拡大。目指すのは、美味しいパン屋さんのパンが、もっと多くの人に食べてもらえる世界です。
ぜひ、私たちパンフォーユーと一緒に、パンを通じて日本中に笑顔を届けませんか?
設備投資無しで品質の高い冷凍が可能に
独自の冷凍技術について、ご説明します。
国際特許も出願中の冷凍技術により品質維持、これはただの冷凍ではありません。
パンフォーユーが考案した冷凍方法なら、パン屋さんが従来持つ冷凍庫を利用し、設備投資無しに品質高く冷凍が可能となります。
百貨店にも採用される冷凍技術は、パンの美味しさにこだわるパン職人にとっては、救世主のような存在です。
製販分離で販売チャネルが拡大
今まで、ベーカリーは、立地や売り場面積により、販売機会を逃し続けていました。
パンフォーユーを活用すると、店頭以外のあらゆるチャネルに販売が可能となり、製販分離により、ベーカリーの可能性が拡大します。
ベーカリーからの問い合わせも、急増しています。
新型コロナが拡大した2020年3月を境に、メディア露出なども相まって、多くのベーカリーやパンメーカーから、当社の冷凍技術を使いたいという問い合わせが殺到しました。
その結果、提携ベーカリーの数が増え、パンの品揃えが増えました。
よりすぐりのパン屋から定期的にパンが届く「パンスク」サービス
それによって、昨年(2020年)2月から開始した個人向けサービス「パンスク」は、全国のパン屋さんを食べ歩くような体験が可能となります。
パンの種類をセレクトするか、ランダムにお届けするかは、お客様が決められます。
北は北海道から南は沖縄まで、よりすぐりのパン屋さんから定期的にパンのセットが届きます。
ライフスタイルに応じて届く頻度を選べ、コンセプトの「おいしいパンを旅しよう」をもとにしたアルゴリズムにより、ユーザーのお住まいに合わせてお届けするパン屋さんの選定を行います。
コロナによる影響で個人向け「パンスク」サービスが急成長
コロナでオフィス向けの「パンスク・パンフォーユーオフィス」は苦戦を強いられましたが、個人向けの「パンスク」は、大きな成長をすることができました。
▶緊急事態宣言で登録殺到!全国のパン屋さんから“冷凍パン”が自宅に届く定期便「パンスク」、1月の新規登録数が約5倍増(PR TIMES)
他業種への販路も増加
我々のビジネスモデルは、「パンスク」のみではありません。今苦戦するオフィス向けのみならず、他業種への販路も増えています。
飲料メーカーとの共同オフィス展開、大手流通での取り扱いなど、大きく販売網が拡大しています。
なぜ、大手企業との協業が度重なるのでしょうか?
それは、先ほどお伝えした通り、ベーカリーのパンは、品質維持とオペレーションの都合上、商圏が限られていたからなのです。
「ゴーストベーカリー」でパン屋開業を支援
そして、私たちが力を入れて取り組んでいるのが、新しいパンの販売業態の開発です。
パンの自動販売機ではなく、誰でも手軽にパン屋さんを開業できる「ゴーストベーカリー」です。
▶“冷凍×IT”で地域のパン屋さんと消費者をつなぐパンフォーユー、誰でも簡単で手軽にパン屋さんが始められる新サービス「ゴーストベーカリー」を開始(PR TIMES)
パンの自動販売機は、スーパーやコンビニで手に入れられるパンと、何ら変わりがありません。
私たちのゴーストベーカリーでは、冷凍庫さえあれば、全国のなかなか手に入れることのできない有名ベーカリーのパンを、どこでも省スペースで販売することができます。
これによって、駅のキオスクやデパート、マンションなどへの展開も可能となります。
▶冷凍パンの定期便「パンスク」、3月31日(水)から大丸東京店に期間限定で初出店し“全国のパン屋巡り”が体験できる冷凍パンセットを販売(PR TIMES)
流行りすたりの速いパン業界のブームに合わせ展開
今後についてお話しします。
パンは食であるため、あらゆるニーズがあり、ブームがあると考えています。
パンの種類や販売チャネルに合わせて、ユーザーの嗜好に合わせながら展開が可能となり、例えば、高級食パン専門店、メロンパン専門店、カレーパン専門店と展開していきます。
流行りすたりの速いパン業界において、プラットフォーマーとしてパンブームを牽引し、さらには、アパレル市場におけるパリコレのような存在になり、ブームをこちらから創り出します。
パン市場拡大と供給ギャップの課題に取り組む
国内1.5兆円を超えるパン市場は拡大の一方ですが、全国のベーカリー数は減少しています。
私たちは、成長するパン市場を、独自の冷凍技術と業態開発で支えていきます。
パン経済圏を創出し、ベーカリーとお客様の笑顔を増やす
チームのご紹介です。
レガシー業界のDXを推進したメンバーも集まりました。
ICCでもお馴染みの強力なメンバーもジョインし、パン経済圏の創出に努めていきます。
ベーカリーとお客様の笑顔を増やす、パンフォーユーでした。
(終)
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編集チーム:小林 雅/小林 弘美/浅郷 浩子/戸田 秀成
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