【NEW】ICC サミット FUKUOKA 2024 開催情報詳しくはこちら

【速報】遠隔施工管理で人手不足の建築業界を救う「SynQ Remote」(クアンド)がSaaS RISING STAR CATAPULT優勝!(ICC KYOTO 2022)

カタパルトの結果速報、ICCサミットの最新情報は公式Twitterをぜひご覧ください!
新着記事を公式LINEでお知らせしています。友だち申請はこちらから!
ICCの動画コンテンツも充実! YouTubeチャンネルの登録はこちらから!

「ともに学び、ともに産業を創る。」エクストリーム・カンファレンス 「Industry Co­-Creation(ICC)サミット KYOTO 2022」(2022年9月6日〜9月8日開催)、9月6日に「SaaS RISING STAR CATAPULT 次のユニコーンを探せ!」Sponsored by Helpfeelが開催されました。

第一線で活躍する審査員が注視する中、7社のスタートアップが各7分間の熱いプレゼンテーションを繰り広げました。審査員の投票の結果、遠隔施工管理で人手不足の建築業界を救う「SynQ Remote」(クアンド)が優勝いたしました!

結果速報

ICCサミット KYOTO 2022 Session 3A 「SaaS RISING STAR CATAPULT 次のユニコーンを探せ!」優勝は、遠隔施工管理で人手不足の建築業界を救う「SynQ Remote」(クアンド)(得点:35点)でした!

第2位は、新しい飲食体験の提供を通して、飲食店のファンづくりを促す「dinii(ダイニー)」(得点:24点)でした。

第3位は、社員の性格・心の健康状態をもとに採用や組織を改善!「ミキワメ®」「ミキワメ®ウェルビーイング」(リーディングマーク)(得点:17点)でした。

当日の中継映像もぜひご覧ください。

登壇プロダクト一覧

優勝:遠隔施工管理で人手不足の建築業界を救う「SynQ Remote」(クアンド)

株式会社クアンドは、「現場をもっとスマートに」を合言葉に、建設業・設備工事業・メンテナンス業の現場特化型ビデオ通話アプリ「SynQ Remote(シンク リモート)」を提供する2017年設立のスタートアップ企業。SynQ Remoteは、遠隔地にいる管理者と現場担当者を結ぶビデオ通話ツールで、現場担当者がリアルタイムで送る映像を双方で見ながら、管理者による指示やサポートが受けられる。専用端末は不要で、アプリをインストールしたスマートフォン、タブレット、PCで通話が可能。映像をポインタで指したり、撮影した写真に手書きのメモを加えたり、騒音状況に合わせてチャット機能を選べたりと、現場で使いやすい工夫がなされている。アプリの利用により、複数の現場の管理者やベテラン技術者は、人件費や移動時間を削減できる。2022年2~3月には、期間限定で、コロナ禍の海外渡航制限によって海外工場の監査・教育が困難な企業に対し、SynQ Remoteを無償提供。JR九州コンサルタンツや安川電機、地方自治体の建設局などに導入が進んでいる。

遠隔地でも現場にいるかのように指示が伝わる「SynQ Remote」で、人手不足の建設業界を支援する「クアンド」(ICC FUKUOKA 2022)


下岡 純一郎
株式会社クアンド
代表取締役CEO
HP | STARTUP DB

1986年北九州市出身。九州大学理学部、京都大学大学院卒業後、P&Gにて消費財工場の生産管理・工場ライン立ち上げ・商品企画に従事。イタリアにてグローバルチームの一員としてパンパースの新規製造ラインの開発・立ち上げ・ロールアウトなどを行う。その後、博報堂コンサルティングに転職し、ブランディング・マーケティング領域でのコンサルティング業に従事。2017年に地元福岡にUターンし、株式会社クアンドを創業。製造業・建設業などの現場向け情報共有プラットフォーム「SynQ(シンク)」を開発。家業の建設設備会社の取締役も兼任する。サウナが好きで御船山楽園ホテルにはほぼ毎月宿泊している。

第2位:新しい飲食体験の提供を通して、飲食店のファンづくりを促す「dinii(ダイニー)」


株式会社dinii(ダイニー)は、「すべての人の “飲食” のインフラになる」をビジョンに掲げ、レストラン利用客のスマホを活用した非接触オーダーサービスを運営する2018年設立のスタートアップ企業。利用客はオーダーをする際に、自分のスマートフォンからQRコードを読み込み、1タップ認証をするだけでスタッフを呼ばずにオーダーできる。また、いい接客をしたスタッフに”推しエール”を送ることで接客コミュニケーションを活性化する。オーダー情報とLINEから取得できるID情報を連携して、好みに合わせたメニューの提案や、クーポンの配信など、店のファンづくりにも活用できる。ダイニーの利用によって、店は人件費の削減と客単価の向上、リピート率の可視化・向上につなげられる。今後も外食体験を向上させるサービスを追加予定だという。

非接触オーダーで外食体験を向上させ、飲食店のファンづくりを促す「dinii(ダイニー)」(ICC FUKUOKA 2022)


山田 真央
株式会社 dinii
代表取締役
HP | STARTUP DB

静岡県掛川市出身。東京大学入学後、大学に馴染めず早々に休学、お金を借りて約1.5年の世界一周の旅に出る。帰国後、好きが高じて文学部の国文学研究室に進学するも、好きと研究は違うことが発覚し、再度休学。その後、DeNAやメルカリでのインターンシップを通じてプロダクト作りや事業作りを勉強する傍ら、飲食店でアルバイトを経験。そこでの実体験から、モバイルオーダーを通じたCRM「ダイニー」の初期構想を思い浮かぶ。FoundXで名を馳せる馬田さんのもと、プロダクト作りを更に学び、満を持して大学を退学、株式会社diniiを創業。ローンチ当初から中堅規模・勢いのある外食企業に導入いただく。「ダイニー」は、B向けSaaSの顔を見せながら、実は日本在住者の全員が使う極めて高いポテンシャルを秘めたC向けのアプリケーションだと確信。LINEやメルカリを超えるプロダクトにすべく、オフィスを不夜城にしてはたらく。

第3位:社員の性格・心の健康状態をもとに採用や組織を改善!「ミキワメ®」「ミキワメ®ウェルビーイング」(リーディングマーク)

株式会社リーディングマークは、人の性格・心の健康状態可視化する2つのアルゴリズムを用いて、採用や組織を改善するHR Tech SaaS「ミキワメ®」と「ミキワメ®ウェルビーイング」を提供する2008年設立のスタートアップ企業。企業の人事においては、理念・社風に合わない人材を採用したり、良い人材を採用しても入社後にメンタルが悪化するなどの失敗が起こりえる。「ミキワメ®」は、採用時に10分間で行える性格検査で、応募者の採用おすすめ度、活躍すると予想される/向いていない部署、似ている社員の名前などを判定してランクで表示。入社後の社員の健康状態を見極める「ミキワメ®ウェルビーイング」は、仕事への活力、会社への愛着、仕事内容、人間関係、業務負担の5点から総合判定し、S~Eのランクでウェルビーイングスコアを表示する。休職・離職リスクや、ケアが必要な社員も可視化できるため、性格や心の状態に基づいたケアを提示する。利用企業数は昨対比4.8倍に成長し、様々な規模・業種の1,000社以上に導入されている。利用企業には専任のコンサルタントをつけ、データ分析や採用・組織の課題解決に向けたコンサルティングも無料提供する。


飯田 悠司
株式会社リーディングマーク
代表取締役
HP | STARTUP DB

1985年生まれ。「世界の人々の自己実現を支援する」ことを目指し、2008年に東京大学経済学部在学中に株式会社リーディングマークを学生起業。現在は、10分間の性格検査を元に自社で活躍する採用応募者を見極める適性検査クラウド「ミキワメ」や、2分間のメンタル検査を元に社員の心の健康状態を可視化し休職・離職を防ぐ「ミキワメウェルビーイング」を運営。現在、約1,700社のお客様の組織づくり・採用を支援している。

リアル店舗経営の業務改善に重要なデータを分析する「TOUCH POINT BI」(EBILAB)


小田島 春樹
有限会社ゑびや / 株式会社EBILAB
代表取締役社長
HP | STARTUP DB

1985年、北海道生まれ。大学ではマーケティングと会計を専攻。大学卒業後、ソフトバンクに入社し組織人事や営業企画を担当。2012年、妻の実家が営む「ゑびや」に入社し、店長、専務を経て、有限会社ゑびやと株式会社EBILABの代表取締役を務める。地域の課題解決をテーマに三重大学地域イノベーション学研究科の博士課程を単位取得退学したが、引続き論文を執筆中。2018年&2020年 Microsoft MVP 2回連続受賞、2020年第3回日本サービス大賞「地方創生大臣賞」受賞、2019年船井財団グレートカンパニーアワード2019「ユニークビジネスモデル賞」受賞など多数受賞。

見込み顧客へのアプローチを自動化し、丁寧なフォローを実現する「LEADPAD」(Rockets)

株式会社Rocketsは、1クリックで放置顧客をゼロにして商談(リード)を生み出す「LEADPAD(リードパッド)」を運営する2017年設立のスタートアップ企業。企業の営業活動では、MA(マーケティングオートメーション)を導入しても使いこなせず、見込み客を放置しているケースは多い。そこで同社は、見込み客へのアプローチを自動化、自社サイトにLEADPADのタグを埋め込めば、見込み顧客からの問合せに自動で返信できるようにした。インサイドセールス担当者は、アクションボードを見るだけで、見込み顧客への送信履歴と対応内容の確認や、フォローメールなどを適切な間隔で自動送信することもでき、継続的アプローチをサポートする。見込み顧客のデータをインポートすれば、同社が持つ160万社の企業データベースから、営業活動に欠かせない情報を付与できる。また、音声解析AI電話「ミーテル」や商談獲得後はセールスフォース等にもシームレスに連携し、LEADPADに記録した情報を反映可能である。2022年5月の正式リリースから2カ月で、年間契約金額は3,200万円を突破した。


鴻上 大輔
株式会社Rockets
CEO
HP | STARTUP DB

エンジニア。愛媛県出身。立命館大学卒業後、エンジニアとしてシステム開発からキャリアスタート。様々な規模の大手システムを一通り経験。その後、ふるさとチョイスサービスの立ち上げ・グロースのお手伝いしたことをきっかけに、Webサービス業界にキャリアをシフト。そこからフリーランスエンジニアとしてスタートアップの立ち上げ開発に従事。海外サービスのクオリティの高さに感動し、2017年に自社サービスを創業。クライアントニーズをきっかけにセールステックにフォーカスし、セールスの非生産的な現状を改善することを念頭にLEADPADを開発。

動画を活用したフィードバックで営業商談力を向上させる「リフレクトル」(Co-Growth)

Co-Growth株式会社は、営業場面の動画活用で営業商談力を伸ばす「リフレクトル」を運営する2007年設立のスタートアップ企業。新人の営業商談力を伸ばすためのOJTは、同行する指導者が必要かつ指導が属人的になりやすいなどの課題がある。そこで同社は、実際の商談の様子を録画して、1人または複数人の指導者がオンラインで視聴、フィードバックができる「リフレクトル」を開発した。動画撮影は、新人の同行者がスマホまたはタブレット上のアプリの録画ボタンを押すことで開始し、クラウドにアップロードされる。動画を視聴した指導者は、フィードバックが必要なシーンで、音声入力でフィードバックを記録することができる。1人の動画を題材に、営業を行った担当者だけでなく、他のメンバーや指導者同士で知見を共有したり、意識合わせに役立てることもでき、あるべき営業の型化・教材づくりが圧倒的に効率化するという。生命保険会社、ハウスメーカー、人材紹介企業など、さまざまな企業に導入されている。


佐々木文平
Co-Growth株式会社
代表取締役CEO
HP

筑波大学付属駒場高等学校卒。同校在学中に1年間米国に留学。2003年に東京大学経済学部を卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニーにて勤務。ベスト・プラクティスの抽出と展開による組織パフォーマンス向上プロジェクト等に関わる。2007年2月に現Co-Growth株式会社を設立。組織開発・人材育成の仕事に従事。研修の企画、講師としての登壇実績多数。提供価値を高く評価され、数多くの指名を受ける。同時に、企業・自治体の変革プロジェクトのアドバイザー等も務める。その後、クラウド・システムを活用した営業力強化、人材育成に可能性を見出し、2016年にクラウド・トレーニング・システム「リフレクトル」をリリース、リフレクトル事業に集中。以来、数多くの企業の営業育成DXプロジェクトにサービス開発者およびコンサルタントとして関わる。

オンラインでの商談・面談を自動で録画・分析・整理して社内資産化「JamRoll」(Empath)

Empathは、Alexa、Siriなどの開発にあたった音声認識・感情解析のAI技術を持つ2017年設立のスタートアップ企業。商談の成約・失注に至る過程はブラックボックス化しやすく、分析が難しい。そこで同社は、オンラインでの商談・面談を自動で録画・分析・整理するプラットフォーム「JamRoll(ジャムロール)」を開発した。「JamRoll」は、1IDで月額5,000円、Zoom、Google Meet、Microsoft Teamsに対応しており、複数ツール使用でも動画を一元管理可能。自動で文字起こしをするため、議事録作成が不要となる。誰がどこで話しているのかが一目で分かるため、営業担当者や顧客など、個別発言を簡単に追うこともできる。終了した商談・面談は音声感情解析と会話解析により自動でスコアリングされる。2022年6月末から販売開始しており、導入企業では、OJTが減り商談数や成約が増えたり、社内のハイパフォーマーのノウハウを取り入れることで売上が向上するなどの成果が表れており、商談だけではなく採用面談などHRへの活用も進んでいるという。


山崎 はずむ
Empath
Co-founder & Co-CEO
HP | STARTUP DB

Empathではオンライン会議をAI書記が自動で録画・文字おこし・解析するJamRoll事業を統括。バックグラウンドは人文科学。ICT Spring(ルクセンブルク)やIFA Next(ベルリン)など、これまで国際的なピッチコンテストで10度優勝。また、2018年1月より株式会社OrpheのCEO、菊川裕也とともにスタートアップのためのPodcast、The Startup Podcastを配信開始(https://podcast.no-new-folk.com/)。東京大学大学院総合文化研究科博士課程満期退学(専攻:比較文学比較文化)。ニューヨーク大学大学院総合文化研究科特別招聘研究員。

表彰式

(終)

 

平日 毎朝7時に公式LINEで新着記事を配信しています。友達申請はこちらから!
ICCの動画コンテンツも充実! ICCのYoutubeチャンネルの登録はこちらから!

 

編集チーム:小林 雅/浅郷 浩子/小林 弘美/古川 琢郎/榎戸 貴史/原口 史帆

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!