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【速報】「ICCデザイン & イノベーション アワード」のグランプリはごみ拾い促進プラットフォームなど「科学技術の力で環境問題を解決」する3つのサービスを提供する「ピリカ」(ICC KYOTO 2022)

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「ともに学び、ともに産業を創る。」エクストリーム・カンファレンス 「Industry Co­-Creation(ICC)サミット KYOTO 2022」(2022年9月5日〜9月8日開催)、9月6〜7日に「デザイン & イノベーション アワード」 Supported by Makuakeが開催されました。

16社の出展企業が、ショートプレゼンテーションを行い、ガイドツアーによって展示を紹介。26名のアワード審査員とガイドツアーの参加者によって2日間投票が行われました。投票は、「グローバル(国際性)」「トレンド(時代性)」「ソーシャルグッド」「イノベーション(革新性)」「体験デザイン」の 5つの観点から、3段階評価で行われました。

その結果、グランプリに、ごみ拾い促進プラットフォームなど「科学技術の力で環境問題を解決」する3つのサービスを提供「ピリカ」が輝きました!

準グランプリに、日常の移動に空を活用するための「空飛ぶクルマ」を開発する「SkyDrive」創業190年あまり響き続ける音色「佐波理おりん LinNe」を国内で唯一届け続ける「南條工房」が輝きました!

結果速報

入賞企業は以下の通りです。

  • グランプリ:「株式会社ピリカ 小嶌 不二夫」(得票数11点)
  • 準グランプリ:「株式会社SkyDrive 福澤 知浩」(得票数7点)
  • 準グランプリ:「有限会社 南條工房 南條 和哉」(得票数4点)

部門賞

  • グローバル賞「株式会社SkyDrive 福澤 知浩
  • トレンド賞「株式会社ピリカ 小嶌 不二夫
  • ソーシャルグッド賞「株式会社ピリカ 小嶌 不二夫
  • イノベーション賞「株式会社SkyDrive 福澤 知浩
  • 体験デザイン賞「glafit株式会社 鳴海 禎造

審査員部門のアワード選出企業上位3社

  • エイターリンク株式会社 岩佐 凌
  • 株式会社ピリカ 小嶌 不二夫
  • 株式会社SkyDrive 福澤 知浩

オーディエンス部門のアワード選出企業上位3社

  • 株式会社インターホールディングス 倉田 学
  • glafit株式会社 鳴海 禎造
  • 有限会社 南條工房 南條 和哉

詳細は以下をご覧下さい。

サービス・プロダクト一覧

グランプリ:【ピリカ】ごみ拾い促進プラットフォームなど「科学技術の力で環境問題を解決」する3つのサービスを提供

株式会社ピリカは「科学技術の力であらゆる環境問題を克服する」をテーマに掲げ、2011年に京都大学の研究室から生まれたスタートアップ。世界100カ国以上で利用されているゴミ拾いSNS「ピリカ」、陸域ごみ分布調査サービス「タカノメ」、マイクロプラスチック調査サービス「アルバトロス」の3つのサービスのデモを紹介した。


小嶌 不二夫
株式会社ピリカ
代表取締役
HP | STARTUP DB

富山生まれ、神戸育ち。大阪府大(機械工学)卒。京大院(エネルギー科学)を半年で休学し、世界を放浪。道中に訪れた全ての国で大きな問題となりつつあった「ごみの自然界流出問題」の解決を目指し、2011年に株式会社ピリカを創業。ピリカはアイヌ語で「美しい」を意味する。世界中から2億個のごみを回収したごみ拾い促進プラットフォーム「ピリカ」、画像解析による広範囲のポイ捨て状況調査サービス「タカノメ」や、マイクロプラスチック調査サービス「アルバトロス」等の新規製品を生み出し、全てを事業化。ごみの自然界流出問題の根本解決に取り組む。2021年に環境スタートアップ大臣賞を受賞、2022年にMIT Technology Review Innovators Under 35 Japanに選出。

準グランプリ:【SkyDrive】日常の移動に空を活用するための「空飛ぶクルマ AIR MOBILITY」

©️SkyDrive ※ブースでは小型模型の展示予定

株式会社SkyDriveは「空飛ぶクルマ」の開発を行うモビリティ・スタートアップ。サイズは乗用車大の「SD-03 SkyDrive」は、国内では唯一の有人飛行試験に成功し、2025年大阪ベイエリアからのサービス開始を予定している。ブースでは、その有人試験機の小型模型を展示した。


福澤 知浩
株式会社SkyDrive
代表取締役CEO
HP | STARTUP DB

東京大学工学部卒業後、2010年にトヨタ自動車に入社し、グローバル調達に従事。同時に多くの現場でのトヨタ生産方式を用いた改善活動により原価改善賞を受賞。2018 年に株式会社SkyDrive を設立し、「空飛ぶクルマ」と「物流ドローン」の開発を推進。経済産業省と国土交通省が実施する「空の移動革命に向けた官民協議会」の構成員として、「空飛ぶクルマ」の実用化に向けて政府と新ルール作りにも取り組む。Forbes JAPAN「日本の起業家ランキング2021」のTOP20に選出、MIT Technology Reviewの「Innovators Under 35 Japan 2020」を受賞。

準グランプリ:【南條工房】創業190年あまり響き続ける音色を国内で唯一届け続ける「佐波理おりん LinNe」

有限会社南條工房は、創業190年余りの歴史に培われた伝統の技術と知恵をもとに、佐波理製のおりん・祇園祭や各地の囃子鉦・鳴物神仏具を専門に製造している京都の工房。より身近に音色を楽しんでほしいという想いからブランド「LinNe」を立ち上げ、会場では佐波理製おりん、直径3cm以下の「LinNe Chibi」、Makuakeで815%達成を記録したインテリアとしても楽しめる「LinNe Myo」の3種類の体験を提供した。


南條 和哉
有限会社 南條工房
取締役
HP

1979年、京都市生まれ。高校卒業後、好きだった料理の道を目指すが23歳で転職。2003年、妻の家業である鳴物神仏具製造とおりんの音色に衝撃を受け、南條工房に就職。鳴物鋳物師としての伝統の鋳造・加工技術の習得に努め、現在20年目。2011年「京もの認定工芸士」認定。2018年から新しいおりんのプロダクト開発とブランディングを開始。2019年、もっと身近におりんの音色を楽しんでほしいという思いから佐波理製鳴物のブランド「LinNe(リンネ)」を立ち上げる。自由な用途で使えるおりんのプロダクトから、日々の暮らしの中で楽しむ音色の用途や魅力を提案。その他、アーティストとのサウンドインスタレーションの制作や作曲家・音楽家へのおりんの提供、瞑想やヨガイベントでのコラボレーション、Apple京都でのワークショップの開催など工房が生み出す音色を発信。2021年には「京ものユースコンペディション2021」グランプリを受賞。

【CyberneX】リアルタイムの脳情報で新しいコミュニケーションの形を実現する、イヤホン型BCI デバイス

脳の情報を活用してコミュニケーションしたり、機器や機械の操作を可能にするデバイス BCI(ブレイン・コンピュータ・インターフェース)の社会実装と普及を通じて、よりユーザーの置かれている状況に合わせたサービスを提供する株式会社CyberneX。2022年6月4日には、同技術を用いたプレミアムプライベートサロン”Holistic Relaxation Lab XHOLOS”を麻布広尾にプレオープン。


有川 樹一郎
株式会社CyberneX
COO / 技術統括
HP | STARTUP DB

1976年生まれ、宮崎県都城市牟田町出身。老舗日本料理屋の息子として育つ。東京工業大学大学院にて機械工学を学び、大手電機メーカー勤務を経て富士ゼロックスに入社。同社にて10年間にわたり複合機商品の開発者を経験した後、企画部門を経てデジタルコミュニケーション領域における技術開発/プロダクト開発を統括しソリューション群のローンチを指揮した。その後新しい領域の価値創造に興味を持ち、人と人、人と人工物の関わりを豊かにする新たなインターフェースとしてBrain Computer Interface (BCI)に注目しゼロから研究開発を開始。2020年に同研究開発資産であるEar Brain Interfaceを持ち出し、CyberneXに創業メンバーとして参画。ICCサミット KYOTO 2021 デザインアワードでは脳情報でリアルタイムにライトをコントロールする世界初の以心伝心技術を出展し、2022年6月に同技術を活用したリラグゼーションサロン ”Holistic Relaxation lab XHOLOS(エクゾロス)麻布広尾”をオープン。同時に「脳情報活用前提社会」を実現するウェルビーイングBCIプラットフォーム ”XHOLOS”をリリース。テクノロジーで人間の知覚をアップデートする料理人を目指す。

【エイターリンク】マイクロ波ワイヤレス給電AirPlug™電力送電機を用いたクリスマスツリー

エイターリンク株式会社は、ワイヤレス給電で配線のないデジタル世界を目指す、スタンフォード大学発のスタートアップ。今回はマイクロ波ワイヤレス給電AirPlug™電力送電機を用いたクリスマスツリーを展示。その他、迷走神経刺激や心臓のペースメーカー等のワイヤレス化を通じて、薬での解決が難しい病気をインプラントデバイスで解決している。


岩佐 凌
エイターリンク株式会社
代表取締役CEO
HP | STARTUP DB

2020年8月エイターリンク株式会社を共同創業。学習院大学卒業後、商社である岡谷鋼機株式会社にて自動車メーカー向けに「自動運転」「電動化」「空飛ぶ車」プロジェクトに参画。まだ形のない新規要素技術を、量産まで立ち上げるプロジェクトに従事、年間売上120億円達成。シリコンバレー スタンフォード大学にて共同創業者の田邉と出会い共同創業。
日本経済新聞社主催 第二回スタ☆アトピッチJAPAN スタートアップ部門賞獲得、Tech Crunch Japan 決勝大会 スポンサー賞獲得、その他、日経新聞、テレビ東京出演多数回、早稲田大学 WBS ゲスト講師など。

【Nature Architects】材料以上の機能を備えたメタマテリアルサンプル

Nature Architects株式会社は、樹脂や金属など、材料が持つ物理的機能を超えた機能をもつメタマテリアルを活用し、振動・熱伝導・変形・軽量化などの様々な物理的機能を製品に組み込む形状設計技術、「DFM(Direct Functional Modeling)」によるソリューションをメーカー企業向けに提供している。ロボティクス、自動車、航空宇宙からスイッチ、ファン、バネまで、その適用範囲は多岐にわたる。


大嶋 泰介
Nature Architects株式会社
代表取締役CEO
HP | STARTUP DB

東京大学総合文化研究科広域科学専攻広域システム科学系博士課程単位取得退学。
独立行政法人日本学術振興会特別研究員(DC1)、筑波大学非常勤研究員などを経て、2017年5月にNature Architectsを創業。
メカニカル・メタマテリアル、コンピュテーショナルデザイン、デジタルファブリケーションの研究と、物質の弾力や変形を計算し、幾何構造によって自在に設計・製作・制御するための技術開発に従事する。独立行政法人情報処理推進機構より未踏スーパークリエータ、総務省より異能ベーションプログラム認定。

【ORPHE】リアルタイムに走り方を計測・フィードバック「スマートシューズ ORPHE」

株式会社ORPHEは、センサやコンピュータを内蔵した履物「スマートフットウェア」を中心としたウェアラブル機器と、そこから得られるデータを活用するセンシング&クリエイティブプラットフォームORPHEを提供しているスタートアップ。センサが内蔵されたシューズや靴紐部にとりつけられるセンサを展示し、歩行データの簡易計測のデモも行った。


菊川 裕也
ORPHE Inc.
CEO / Founder
HP | STARTUP DB

一橋大学商学部経営学科を卒業後、首都大学東京大学院にて芸術工学を専攻(博士後期課程 単位取得退学)。  音楽演奏用インタフェースの研究を行う中で、既存の靴にセンサーやコンピューターを取り付け、足の動きに応じて電子音が奏でられるようなシステムを制作。 2014年より開発を始めたスマートフットウェア「Orphe」の製品化をきっかけに株式会社ORPHE(旧:no new folk studio)を設立。「日常を表現にする」をビジョンとして新製品を提案していく。グッドデザイン賞受賞、文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品選出、スポーツ庁INNOVATION LEAGUE コンテスト大賞受賞 等

【インターホールディングス】真空率99.5%の超特許技術を活用した量り売り機、真空パック食材の試食

株式会社インターホールディングスは、事業を通じて環境問題に取り組む企業である。真空率99.5%の特許技術を有し、それを活用した量り売り機や、生鮮品が劣化しない真空パック容器で、パッケージやフードロスを削減する。それら製品の利用促進による地球温暖化防止やフードロス防止など、よりよい環境を創り出すサポートとなる環境アクセラレータービジネスの2つの軸でビジネスを展開している。


倉田 学
株式会社インターホールディングス
代表取締役会長兼CSO
HP

1973年生まれ。株式会社電通にて化粧品、消費財、耐久財、自動車、航空、飲料、流通、通販メーカーにおけるマーケティング活動の戦略、企画立案から実施、運営に従事。その後コンサル会社を設立。商社、IT企業、不動産、アパレル、貿易企業等の取締役、執行役員就任にて経営、マーケティング等を中心とした戦略立案及び実施管理に従事。
2019年に株式会社インターホールディングスを設立。代表取締役社長に就任。
真空特許技術の発明家である萩原先生の技術に惚れ込み、2021年に本事業戦略を策定。2022年 第二創業と位置付け、環境問題に直面する世代を中心とした取締役構成を行い、代表取締役会長兼CEOに就任。真空特許技術によるサプライチェーン全体導入により、全ステークホルダーの参加を促進した地球温暖化、フードロス問題の解決策を世界に広げる為、第二創業メンバー及び戦略的パートナーと共に活動中。

【リニスタ】555年続く西陣織の変遷と色の世界をデモンストレーション

今年で555年の歴史を誇る西陣織。その魅力を広めるために、西陣織を日常使いできるようなプロダクトを展開している「リニスタ」は、ブースで展示する500色の中から色を当てるクイズを出題。帯から始まった西陣織の現在までの変遷と、新たな可能性を展示した。


サカイタカヒロ
西陣織ブランド<リニスタ>
代表
HP

1988年京都市出身。生まれた頃から西陣織の糸と生地に囲まれた幼少期を過ごし、大学卒業後に営業職を6年経験し「この西陣織の技術がなくなるのはもったいない」と家業に戻る。
2014年より西陣織ブランドを立ち上げ、数多くの納入やクラウドファンディングを成功させ、光る西陣織の開発や大手ホテルや海外での納入など多岐にわたり活動。
現在は職人として父と西陣織元として従事しながらD2Cブランド「k-cs(ケイクス)」の立ち上げを行うなど、「西陣織が彩る日常の創造」をテーマに精力的に活動を続ける。
2017年第11回京都文化ベンチャーコンペティション「京都府知事賞最優秀賞・近畿経済産業局長賞」W受賞。2018年アトツギピッチ 京都信用金庫賞。2019年スタアトピッチ・ビジコンOSAKA ファイナリスト。

【Memeplex】AIによるロゴマーク製作

Memeplexは、AIを用いた仮想のデザイン事務所「浅草橋AIデザイン事務所(仮)」のデモンストレーションを口頭やムービーで行った。ロゴマークのデザイン制作にあたり、AIが素早く多くのパターンを制作し、仕上げを人間が行うという、人間とAIのペアで働く新しい未来を提案した。


清水 亮
Memeplex LLC.
社長 兼 himself

1976年新潟県長岡市生まれ。1990年代よりプログラマーとしてゲーム業界、モバイル業界などで数社の立ち上げに関わる。2004年、情報処理推進機構(IPA)より、天才プログラマー/スーパークリエイターの称号を得る。現在も現役のプログラマー/経営者として日夜AI開発に情熱を捧げる。2018年より東京大学で客員研究員として人工知能を研究。主な著書に『よくわかる人工知能』など。

【タキオン】出来たて燻製をいつもの食卓に「おうち燻製 smoke-pod」

株式会社タキオンは、日本有数の自動車産業集積地である愛知県西三河地区にある、精密プレス加工をコア技術とした金属加工による試作品製造を得意とする企業。ブースでは、コロナ禍で生活環境が変化する中で生まれたtoC向けプロダクト「smoke-pod」を用い、燻製したウインナーやチーズを配布した。


杉山 恵一
株式会社タキオン
代表取締役
HP

1974年愛知県生まれ。大学卒業後、1997年に家業である自動車向け試作メーカー株式会社タキオンに入社。開発・製造・営業などの業務を担当しながら2010年、二代目代表取締役社長に就任。
自動車向け精密プレス加工で培った技術を生かし、近年では3D技術を駆使したリバースエンジニアリング事業「部品複製.com」の立ち上げやオリジナル製品の開発・販売などを展開している。
2022年2月おうち燻製器「smoke-pod」をリリース。自社の金属加工技術によって実現する、日常のライフスタイルに少し特別感を与えるような商品づくりを目指している。

【glafit】自転車と電動バイク両方が可能な「電動ハイブリッドバイク GFR-02」

glafit株式会社は、ペダル走行とバイク走行両方を可能にした新しい電動ハイブリッドバイク「GFR-02」などを開発製造するモビリティ・スタートアップ企業。指紋認証でロック解除、自宅で充電が可能、ディスクブレーキなど高い安全性を有し、駐輪場に停めることができるなど、高い利便性を誇る。会場では実機の展示と自転車/バイクの切り替えデモなどを行った。


鳴海 禎造
glafit株式会社
代表取締役CEO
HP | STARTUP DB

1980年生まれ 関西外国語大学卒
glafit株式会社 代表取締役  https://glafit.com/
和歌山電力株式会社 取締役 https://w-epco.co.jp/
一般社団法人日本電動モビリティ推進協会(JEMPA) 代表理事 https://jempa.org/ 
内閣府 地域活性化伝道師

和歌山出身。15歳で商売をスタートして以来、約25年間で国内外に5つの会社を設立。主に、モビリティ関連ビジネスに従事。 2017年に、日本を代表する次世代乗り物メーカーを目指して設立した会社「glafit株式会社」では、自転車型の電動バイクやキックボード型の電動スクーターを開発して販売。サンドボックス制度を使い、2021年6月、国内初の自転車と電動バイクの車両区分の切り替えを認められる成果を創出するなど、モビリティ開発だけでは無く、法整備への取組みや、業界団体を立ち上げ、ルール作りや啓蒙活動、政策提言などを行っている。

【ディプロモード】先端素材を使ったスーツケース

東レグループのアパレル事業会社であるディプロモード株式会社が、アパレルブランド「MOONRAKERS」の次に生み出したプロダクトはスーツケース。東レ先端テクノロジーで開発したアルミより軽く鉄より強く、ロケットやF1カーといった極限の環境で使用される先端素材「カーボンファイバー」を用いた、機能性と美しさを併せ持つサステナブルなスーツケースを展示した。


西田 誠
ディプロモード株式会社
プロジェクト”MOONRAKERS” 代表
HP

1970年、愛媛県生まれ。1993年、岡山大学卒、東レ入社。配属された原糸部隊で多くのヒット商品に携わり、その後、最初の社内ベンチャーとしてポリエステルフリースを使用した最終製品の販売に挑戦。1999年、上記をきっかけにユニクロに飛び込み営業を行い、大型受注を獲得。2000年、大型受注をきっかけとして始まった東レとユニクロの取組スタート時に出向第1号として赴任、2002年帰任。2004年、2度目の社内ベンチャーとして東レ素材を使用した縫製品OEM部隊を立ち上げ。国内/海外の大手アパレル・小売店とのビジネスを開拓し、中国/アセアン/バングラデシュ/インド/アフリカにいたる広範な製造工場と連携したサプライチェーンを構築。 2020年、3度目の社内ベンチャーとして「先端素材による未来のファッション」の創造をめざすD2Cプロジェクト“MOONRKAERS®(ムーンレイカーズ)”を立上げ。

【石徹白洋品店】石徹白の集落で継承されてきた民衣「たつけ」

石徹白洋品店は、岐阜県の山奥 石徹白(いとしろ)で継承されてきた、端切れを出さず、布地を無駄にしない直線裁ちの服を、現代のライフスタイルに合うかたちにリデザインして販売しているファッションブランド。会場では動きやすく機能的なボトムス「たつけ」などの展示・試着を提供。


平野 彰秀
石徹白洋品店株式会社
取締役
HP

1975年、岐阜市生まれ。東京大学工学部都市工学科卒、同大学院環境学修士。北山創造研究所、Booz Allen Hamilton(現PwCコンサルティング合同会社Strategy&)を経て、2008年、岐阜市へUターンし、地域再生機構に参画。2011年秋、約100世帯250人の山間集落・岐阜県郡上市白鳥町石徹白(いとしろ)に移住。2014年春、石徹白農業用水農業協同組合を設立し、集落ほぼ全戸出資による小水力発電事業を立ち上げた。その模様は、映画「おだやかな革命」(2018年公開)で取り上げられた。
2012年に妻の平野馨生里が創業した石徹白洋品店を2017年法人化。日本に洋服の文化が入ってくる以前の、端切れの出ない直線裁ちの服をリデザイン。限界集落にかろうじて残されていた、日本人の知恵の詰まったサステナブルな「民衣」を広める活動をしている。
2011年人間力大賞、2015年より内閣府地域活性化伝道師、2022年石徹白洋品店として地域再生大賞準大賞受賞。

【藤田金属】「つくる」と「たべる」を一つにする「鉄フライパン ジュウ」

藤田金属は大阪府八尾市にある、創業70周年を迎えたキッチン用品の製造メーカー。“「つくる」と「食べる」を1つにする”がコンセプトのFRYING PAN JIU(フライパンジュウ)は、フライパンの販売数が10年間で約40倍、年間で18万個売れる異例の大ヒット になるほどの人気商品となっている。ブースではJIUに加え、金属加工の技術を生かしたテーブルランプや植木鉢も展示した。

技術×デザインで、鉄フライパンの年間販売数18万個! 世界を目指す19名の町工場「藤田金属」(ICC FUKUOKA 2022)


藤田 盛一郎
藤田金属株式会社
代表取締役社長
HP

1981年生まれ、大阪府出身。大学卒業後、2003年に家業である藤田金属株式会社に入社し営業・開発を主に担当。2020年、四代目代表取締役社長に就任。2021年創業70周年を迎え、工場を見下ろせる自社SHOP「フライパンヴィレッジ」をOPEN。工場の見える化によりスタッフのモチベーションUPと品質UPを実現。商品では2019年は発売した「フライパンジュウ」がデザインと機能を備えたフライパンとして2021年に世界三大デザイン賞であるレッド・ドット・デザイン賞(Red Dot Award 2021)とiFデザイン賞(iFdesign award 2021)をW受賞。現在では金属加工の培った技術を活かしアウトドア商品からインテリア雑貨・園芸用品や文具・家具ツールといった幅広い分野に拡大し、海外にも力を入れています。

※登壇者変更
藤田 信二郎
藤田金属株式会社 常務取締役

【星野】果実袋・紙製ボックス、紙袋

星野株式会社は、新潟県新潟市にオフィスを構える創業90年余の老舗企業。80年前より製造販売していた農家が使用する栽培時の果実を包む袋などの農業資材から、紙製の箱や袋、花束のラッピング用包装紙まで多岐にわたるパッケージ資材を扱っている。


星野 誠
星野株式会社
取締役COO
HP

1979年生まれ。新潟県出身。日本大学商学部卒業後、地元の建設会社に入社。3年後、家業である1935年創業の星野株式会社に転職し、営業と商品開発に従事。果樹業界、生花店業界の可能性を信じ奮闘中。

表彰式

(終)

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編集チーム:小林 雅/浅郷 浩子/小林 弘美/狩野 菖/榎戸貴史/古川 琢郎

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