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アワードの打ち上げ企画も投入! Co-Creation Nightヒルトン福岡シーホークに潜入

2月17日〜20日の4日間にわたって開催されたICC FUKUOKA 2025。その開催レポートを連続シリーズでお届けします。このレポートでは、ICCサミットの人気ナイトプログラム、ヒルトン福岡シーホークで行われたCo-Creation Night DAY2の模様をお伝えします。ぜひご覧ください。

ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に学び合い、交流します。次回ICCサミット FUKUOKA 2025は、2025年2月17日〜 2月20日 福岡市での開催を予定しております。参加登録は公式ページをご覧ください。


朝、9時から始まるICCサミット、最近は夜のプログラムが充実している。

Session5やSession10で開催される、3時間に及ぶ長尺のワークショップはどれも魅力たっぷりであり、A会場では2夜にわたってICC SAKE AWARDが開催されている。美食体験レストランも「この店に行った」と語りたくなるような店が毎回追加されている。

しかしICCサミット、昼間の学びや議論をさらに深めたいならば、Co-Creation Night一択である。ICCサミットのコミュニティにさらに深く入ることができ、閉鎖的ではない、いつでも議論にオープンな”ICC版部屋飲み”は、昼間は会場で見つけられない人とじっくり語り合うことができる。

ホテルのフロアを貸し切って、テーマとホストを設定、参加を希望する人は、当日朝から部屋ごとに抽選券を配布して希望者が多い場合は抽選となる。もしくはVIPチケットを購入して参加するという形になる。

今回は2月19日、ICCサミットのDAY2、ヒルトン福岡シーホークのCo-Creation Night(以下CCN)の様子をご紹介しよう。

DAY2 ヒルトン福岡シーホーク

ICCサミットのプログラムを2日間たっぷり体験したあとは、「もっと議論したい」「あの人に話を聞きたい」という気持ちが盛り上がるもの。WITH THE STYLE FUKUOKAでも同時に開催されているが、このヒルトン32階のフロアを貸し切ったCCNでは、9テーマ、14部屋で開催された。

いずれも会場の熱気をそのまま持って上がったようなテーマが多く、「インパクト・スタートアップ」「教育」「美食」「バーティカルSaaS」「資金調達」「社会課題解決」「モノづくり」といずれも多岐にわたるが、どれもホストたちの顔が浮かぶようなものばかり。

加えて、2日間の熱戦を経て勝利が決定したSAKE AWARD、フード&ドリンクアワードの部屋もある。出展企業はもちろんのこと、運営スタッフや審査員も入り混じった、打ち上げのような雰囲気もある部屋の様子を覗いてみよう。

「インパクト・スタートアップのビジネスプランニング」部屋

Session 10B「インパクト・スタートアップ(社会課題の解決と経済的な成長を両立するビジネス)のビジネスプランニングとは?」を終えた直後の登壇者たちを含む、事業を通してよりよいインパクトを社会に与えようとするメンバーが、2部屋に集まった。

事業を進めるなかでの課題や、先輩たちからの知見、ファンドからの視点など、日々事業に向き合うスタートアップの起業家たちは自己紹介もそこそこに、話に真剣に聞き入っていた。

「『教育』をアップデートする」部屋

ソーシャルグッド・カタパルトの新旧登壇者が中心のこの部屋は、既存の教育をアップデートしようと、子どもたちに新たな選択肢を作ろうとする挑戦者たちが結集。当然のように議論はヒートアップして、熱く盛り上がる人たちが多い。

「『美食』を語り尽くす」部屋

ICC FUKUOKA 2025でシーズン9を迎えた「大人の教養シリーズ「美食」について語りつくす」のエクステンデッド版がこのCCNの「美食」を語り尽くす部屋である。

下の写真をご覧いただくと、参加メンバーが一つの方向を見ている。“変態美食家”ハセマコさんがここでしか出せない秘密の資料を紹介していることは明らかである。美食家を志す方はぜひ次回、この部屋を目指していただきたい。

「バーティカルSaaSのグロース戦略を語り合う」部屋

導入で創出される価値を伝え、DXに対する現場の意識改革と技術の実装に日々挑む企業家たちが集まったのがこの部屋。CCNではセッションの卵といえるようなテーマも議論され、どれだけ共有すべき知見や課題があるかを見て、セッション化を検討することもある。

「スタートアップ資金調達相談会」部屋

スタートアップにとっては心強い味方であったり、これからアプローチしようとしているかもしれないVC。勇気を出してアドバイスを求めれば親身になってアドバイスをしてくれるVCやコンサルティング会社などの方々がこの部屋に集まっている。

CCNでなければ、これだけの皆さんが集まっている場所はない。スタートアップの皆さんは、ぜひ扉を叩いてほしい。

「SAKE NIGHT 2日目」 部屋

他の部屋と比べて段違いの酒のラインナップを誇るこの部屋は……SAKE AWARDの部屋である。

SAKE NIGHTは前日も行われており、この日は2日目。出展企業とオフィシャル審査員を対象とした交流会は、平和酒造の優勝と参加した11組の健闘を祝う打ち上げ会となった。

▶︎【速報】和歌山の風土を映すビールや清酒で、日々を彩る酒造りに挑む「平和酒造」が第4回 ICC SAKE AWARD優勝!(ICC FUKUOKA 2025)

最後はICC小林も合流して挨拶。「このなかから世界に通じるSAKEが出てほしい。東京で、世界で、広げていこうじゃないですか!」に喝采が巻き起こった。

「社会課題解決について語り尽くす」部屋

ICCサミットも回を増すごとにプレイヤーが増えているこの分野とはいえ、課題と自分の事業に向き合う日々は孤独なもの。そんな仲間たちと合流してつながり、ざっくばらんに語り合えるのがこの場の魅力である。2部屋にわたって議論が行われた。

ピリカ小嶌 不二夫さんが手にしているのは、今回から初めて導入されたトークカードで、自分はこんなことを議論したいというテーマを書き込んで、提示することができる。CCNではさまざまな運営の改善が見えるところ・見えないところで行われ続けている。

「『モノづくり』をアップデートする」部屋

クラフテッド・カタパルトや、デザイン&イノベーションアワードの参加者や審査員たちが、3部屋に分かれた「モノづくり」をアップデートする部屋のメンバーは、前夜の WITH THE STYLE FUKUOKA でのローカル・コネクテッドの部屋のメンバーとかなり重複している。地域に根差したアトツギが多いのも特徴だ。

モノづくりの楽しさや苦しさ、価値を世の中に伝えるときの課題やアップデートの挑戦などさまざまな共通点のある彼らの話は尽きることがない。いくつもの共通点を確認して、お互いのモノづくりの現場を訪問する約束が進んでいる。

「フード & ドリンク アワード ナイト」部屋

そして非常に盛り上がったのが、今回初開催の「フード & ドリンク アワード ナイト」。優勝や部門賞が決定したアワードファイナルは、会場が涙に包まれるという過去イチの盛り上がりを見せた。

▶︎【速報】シニアが躍動!「ジーバー」がフード & ドリンク アワード優勝 (ICC FUKUOKA 2025)

フード&ドリンクアワード統括の朴 理沙さんのスピーチにもあったが、今回の開催でアワード参加企業の通算は100社を越えている。過去の入賞者たちはオフィシャル審査員になったりするため、ほぼアワード参加者といっていい方々が2つの部屋に詰めかけた。

SAKE AWARDと同様に、この部屋には配布された弁当のほかに任意で、余剰の出品フードなども持ち込まれた。味わって語り合いながら、普段なら知り合わなかったような生産者の仲間が全国に増えていく。

2日間にわたるアワードの審査では、即売会にはないような商品のプレゼンも求められるが、それを並走した運営スタッフたちと、ようやく落ち着いて語り合える時間でもある。

フード&ドリンクアワードや、SAKE AWARDは今回から、この一期一会の場をコミュニティ化しようという試みも開始した。運営チームが自発的に、お互いのアップデートを伝え刺激を与えあい、ともに成長していくコミュニティへの挑戦を始めている。ぜひ応援をしていただきたい。

福岡、京都ともにDAY1、DAY2の夜、食やお酒を楽しみながら、リラックスした雰囲気で話のできるCCN。ICCコミュニティには多様で“ともに創る”ことに意欲的な参加者が大勢いる。このCCNから始まった共創も数多いと聞く。“ICCエクスペリエンス”を最大化するのならば、ぜひ参加券を勝ち取り、もしくはVIPパスで参加することをお勧めしたい。

(終)

編集チーム:小林 雅/浅郷 浩子/戸田 秀成

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