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働いた報酬をすぐ得られるファイナンスサービスで、個人事業主が挑戦できる世の中をつくる「ペイトナー」(ICC FUKUOKA 2026)

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ICC FUKUOKA 2026 カタパルト・グランプリに登壇した、ペイトナー 阪井 優さんのプレゼンテーション動画【働いた報酬をすぐ得られるファイナンスサービスで、個人事業主が挑戦できる世の中をつくる「ペイトナー」】の文字起こし版をお届けします。ぜひご覧ください!

ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。毎回500名以上が登壇し、1,200名以上が参加する。そして参加者同士が真剣に議論し、学び合うためのカンファレンスです。次回ICCサミット KYOTO 2026は、2026年8月31日〜9月3日 京都市での開催を予定しております。参加登録は公式ページのアップデートをお待ちください。

本セッションのオフィシャルサポーターはAGSコンサルティングです。

▶【速報】ネクストステージ突破から下剋上! 落とし物DX「find」がカタパルト・グランプリ優勝(ICC FUKUOKA 2026)


【登壇者情報】
2026年3月2〜5日開催
ICC FUKUOKA 2026
Session 6A
CATAPULT GRAND PRIX (カタパルト・グランプリ)- 強者が勢揃い –
Sponsored by AGSコンサルティング

阪井 優
ペイトナー
代表取締役社長
公式HP | 公式X

1989年、大阪府生まれ。智辯学園高等学校、大阪教育大学を卒業。NTTドコモ、コイニー(現:STORES)を経て、2019年にyup(現:ペイトナー)を設立し、個人事業主向けファクタリングサービス「ペイトナー」を開設。「働いたらすぐに報酬を得る」の実現に向け、多くの個人事業主やフリーランスが安心して挑戦し続けられる環境づくりを目指す。
「TechCrunch Tokyo 2019」、「MUFG Digital アクセラレータ」、「FIN/SUM 2023」、「Forbes JAPAN 100」、「Technology Fast 50 2024 Japan」、「すごいベンチャー100」に選出。


阪井 優さん 「挑戦できる、お金の仕組みをつくる。」

ペイトナーの阪井です。

私たちは、「働いた分の報酬を今すぐ、受け取れるようにする」、そんな仕組みをつくっているスタートアップです。

起業のきっかけは“商習慣への違和感”

まず最初に、私がなぜ起業したのか、お話しさせてください。

私は起業前、決済サービスを提供するスタートアップで働いていました。

その中で、個人で飲食店や小売をされている方と一緒に仕事をする機会がありました。

この方は、その時に出会った、私が大好きなハンバーガー屋さんのオーナーです。

そして、ある日本の商習慣に、私は強い違和感を覚えました。

それが、入金までのタイムラグです。

仕事はもう終わっていて、価値も生まれている。

それなのに、お金が入ってくるのは1カ月後、2カ月後、場合によっては半年後です。

私はこれを「宙に浮いた報酬」と呼んでいます。

今日お話ししたいことは、これに尽きます。

先払いがかさみ「入金」だけが最後になる現場

これは、建設の現場です。

実は、ペイトナーを最も多く利用してくれているのが、まさにこうした現場の方々です。

特に、多重下請け構造の中で働く個人の方です。

この現場では、今すぐお金を受け取れない人が、本当にたくさんいます。

そして今、建設業では、人手不足による倒産が過去最多となっています。

「人手不足で工事が止まっている」、ニュースではそう言われています。

でも、私は確信しました。

止まっているのは工事だけではありません。

資材を先に買い、人件費を先に支払い、ガソリン代も先に出ていく。

それなのに、入ってくるお金だけがいつも最後になる。

そうなのです。

この入金のズレが、個人の挑戦を止めています。

なぜか?

人がいないからではありません。

そう、キャッシュが回らないからです。

働いた価値が“宙に浮いたまま”

これは、建設だけの話ではありません。

皆さんの会社でも、仕事を発注して請求書を受け取り、支払いをしているはずです。

つまり、働いた価値が宙に浮いたままになる構造が、社会の中に残っている。

私は、この構造はもうなくていいと思っています。

お金の仕組みが時代の変化に追いつけない

突然ですが皆さん、こちらの絵は何の絵か分かりますか?

実は、江戸時代の商人の浮世絵です。

皆さんの大好きなお寿司屋さんや天ぷら屋さんが描かれています。

このように、もともと個人が経済を動かしていました。

今、働き方は再び個人に戻りつつあります。

それなのに、お金の仕組みだけが、その変化に追いついていません。

会社員ではないというだけで、クレジットカードが作れない。

住宅ローンが通らない。

実は、私も通りませんでした。

そして、入金まで長く待たされるのです。

「リアルタイム情報」を信用評価基準に

そこで私たちは、頑張る個人事業主を支える、全く新しい与信モデルを使ったファイナンスサービス「ペイトナー」をつくりました。

私たちが見ているのは、年収や勤続年数、家族構成といった属性情報ではありません。

銀行口座や日々の取引、SNSなどのリアルタイム情報を解析して、信用を評価しています。

ロジックは、とてもシンプルです。

多くの借り入れや不自然な取引があれば、マイナス評価。

一方で、継続的に仕事をして、安定した売上があり、複数の企業と健全な取引をしているといった要素は、すべてプラス評価です。

請求書アップロードで審査が即日完了

早速、建設業の小山さんの事例を見てみましょう。

このように、スマートフォンで請求書の写真を撮り、アップロードします。

OCRで瞬時に読み取りが完了し、すぐに審査が始まります。

属人化を排除して徹底的に審査を自動化することで、即時で審査に通るかどうかが分かります。

そして、審査通過と同時に入金を可能にしました。

こうした取り組みを7年間続けてきた結果、累計の先払いは50万件、取扱高は500億円を超えました。

回収率98%を可能にする与信モデル

しかし、先払いしたお金が回収できなければ成り立ちません。

そこで私たちは、まずは少額の先払いから始めて、入金状況や取引の継続性を見ながら、金額を段階的に大きくしていきます。

さらにAIを活用して大量の審査データを解析し、与信モデルを日々アップデートしてきました。

これにより、98%の回収率を可能にしました。

つまり私たちは、回収率という最重要指標で革命を起こすことに成功しました。

審査の自動化などにより利益率60%を達成

さて、このモデルが本当にうまくいくのか?

結論として、とてもうまくいきます。

与信モデルを徹底的に改善することで延滞率を下げ、さらに審査を自動化することで、コストを最小限に抑えることに成功しました。

その結果、先払い1件あたりの手数料売上は4万円を超え、利益は24,401円。

利益率は、60%にもなります。

資金繰りの不安をなくし「攻める経営」へ

では、なぜ現場の方にとって、ペイトナーを使うのが合理的なのか?

それは、「お金が増える」というより、「機会損失が減る」からです。

入金が早まることで資金繰りの不安が消え、キャッシュを理由に仕事を断らなくてよくなり、無理な借入をしなくて済む。

つまり、「待つ経営」から「攻める経営」に変わる。

その結果、次の現場にすぐに入れて、大型案件にも挑戦でき、人を雇うこともできる。

その結果、今も口コミで広がり続けています。

90億円の資金調達が完了

これからの成長について、お話しします。

私たちは全国の金融機関から、資金調達を行っています。

この1年間で、90億円の調達が完了しました。

今後3年間で、500億円の追加調達を予定しています。

回収率が安定しているからこそ、継続的に資金を提供してもらえています。

個人事業主を支える新しい金融インフラ

売上計画です。

3年後に先払い100万件、売上200億円。

10年後に先払い500万件、売上1,000億円を目指します。

現在、個人事業主の数は250万人、労働人口は6,700万人です。

労働人口に占める個人は、たった3%です。

この市場は、今も拡大し続けています。

私たちは、テクノロジーの力で新しい金融インフラをつくっていきます。

「働いたら、すぐに報酬を受け取れる」を当たり前に

最後にお伝えしたいことがあります。

私たちがつくろうとしているのは、ペイトナー1社だけで完結するサービスではありません。

現場で働く個人の方、仕事を発注する企業の皆さん、資金を提供してくださる金融機関の皆さん、全員が一緒になって産業を育てていく話です。

働いたら、すぐに報酬を受け取れる。

本来当たり前だったこの感覚を、私はもう一度取り戻したい。

そんな世界を、人生をかけて必ずつくります。

ペイトナー、阪井でした。

ありがとうございました。

▶︎実際のプレゼンテーション動画もぜひご覧ください。

(終)

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編集チーム:小林 雅/浅郷 浩子/戸田 秀成

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