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ICC FUKUOKA 2026 スタートアップ・カタパルトに登壇した、aiESG 関 大吉さんのプレゼンテーション動画【アカデミアの知見×AIで“風おけ”を可視化する「aiESG」は、企業のESG開示支援で企業価値を向上させる】の文字起こし版をお届けします。ぜひご覧ください!
ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。毎回500名以上が登壇し、1,200名以上が参加する。そして参加者同士が真剣に議論し、学び合うためのカンファレンスです。次回ICCサミット KYOTO 2026は、2026年8月31日〜9月3日 京都市での開催を予定しております。参加登録は公式ページをご覧ください。
本セッションのオフィシャルサポーターは EVeM です。
▶気候変動に打ち勝つ「次世代品種」で、グローバルで日本品質のフルーツ生産を可能にする「CULTA」がスタートアップ・カタパルト優勝!(ICC FUKUOKA 2026)
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【登壇者情報】
2026年3月2〜5日開催
ICC FUKUOKA 2026
Session 1A
STARTUP CATAPULT スタートアップの登竜門
Sponsored by EVeM
関 大吉
aiESG
CEO
公式HP | 公式X① | 公式X②
東京都出身。早稲田大学先進理工学部を経て京都大学大学院にて太陽物理学の研究で博士号取得後、大手コンサルティング会社の社長直轄AI開発組織AIセンターのデータサイエンティストとして、京都大学や九州大学との産学連携の立ち上げと取り纏め、その立案と実施を行う。九州大学との連携成果は、同社のAI Powered サービスの一つとして開発をリードし、顧客への実装業務にも従事した。2022年aiESG創業に参画し、Co-Founder/ CEO職。AIを活用したサステナブル経営、ウェルビーングを社会へ取り組みを広げるため邁進中。福岡在住、趣味は筋トレ。福岡マラソン2年連続参加。ケンブリッジ大学応用数学理論物理学部客員研究員。日本学術振興会特別研究員DC1。
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関 大吉さん (無言で携帯を操作)
すみません、今、不要なメールを削除しておりました。

皆さん、「何で今?」と思われたと思います。

メールを消したら世界を救える?
もし、メールを消したら世界を救えるかもしれないと聞いたら、どう思います?

皆さん、日々、色々なメールを受信されていると思います。
ご自身に関係のないメールや、通知のメールなど、要らないメールを捨てると、サーバーの容量が減ります。


容量が減ると、運用にかかる消費電力が減ります。

電力が減ると、発電のための燃料使用量が減ります。

燃料が減ると、燃料の調達のための児童労働や強制労働が減って、結果的に世の中がハッピーになるという世界です。


1,500人が100通のメールを消したときの効果
というわけで、今ここにいる皆さんを含むICCサミット参加者の1,500人全員が、もし100通のメールを削除しますと、我々の試算ではCO2排出量は-1.7kgです。

これは、スギが1カ月で吸収するCO2量です。
水は-17Lで、これは成人男性が4日間で必要な量です。
そして強制労働や児童労働に至っては、2分から3分と、カップヌードル1個分くらいの不当な労働が減ると試算しています。

「風おけ」の証明に人生を懸ける科学者
この、いわば「風が吹けば桶屋が儲かる」という、一見些細な物事が世の中を変えるという事例は、世の中にたくさんあります。

我々はこの、「風おけ」に注目したスタートアップです。
申し遅れましたが、私、関大吉と申します。

もともと科学者で、太陽物理学者として博士号を取得し、データサイエンティストとして働いておりました。
私はこの「風おけ」の証明に人生を懸けておりまして、もしこの見えない「風おけ」が科学の力で見えるとしたら、めちゃくちゃ面白くないですか?

この面白さを伝えたくて、aiESG(アイエスジー) を創業しました。

九州大学都市研究センター発のスタートアップ
aiESGは、「風おけ」を「データ」で発見する九大発AIスタートアップです。
我々は、九州大学都市研究センターという世界トップの「風おけ」研究機関から創業しました。

これまで書籍45冊、論文は550本超出し、国連などのレポート出版実績もあります。
例えば、日本に自然はどのくらいあるのか、防災は儲かるのかなどの研究をずっと行っておりました。
事業の環境・社会への影響は可視化が難しい
そんな「風おけ」の専門家たる我々が今、課題だらけだと思っている領域が1つあります。
それがESG開示対応です。

ESGは、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)ですが、今多くの企業が、自社ビジネスがどのくらい環境や社会に影響を及ぼしているのか開示することを求められています。

しかし、環境においては廃棄物や汚染、森林減少、社会においては児童労働や主従関係、そしてガバナンスにおいては取締役会やロビー活動等、とにかく数が多いです。
こんな数、どうするのか。

しかも、これらの「風おけ」をどうやって見るのかが、課題なわけです。
さまざまな「風おけ」分析ツールを開発
そこで我々は開発しました、世界初のESG特化の「風おけ」分析基盤です。
今映っているのは、自動車1台を生産するために、どの国から何を調達して、その結果、どのくらいの影響がどの地域に発生するかを可視化したものです。
お客様に提供させていただく際は、お客様が何の商品を分析されたいか、どんな影響について見たいのかをクリックしていただくことで、裏でAIによって、「風おけ」の影響を1つ1つ遡り、商品を作ることで、どこで、どのくらいの影響が発生するかを可視化することが可能です。
我々は大学発ですので、それ以外にも数多くの「風おけ」ソリューションを提供しています。

例えば、人工衛星を用いた経済分析、ESG開示による株価リターン推定。
最近の成果では、独自のLLMによる統合報告書の分析があります。

さらには、独自のLLMによって、どういうニュースを発表すればよいか分析できます。
例えば、この投資家は環境配慮に厳しいので、こういうニュースを打てば株価が上がるだろうという、企業価値の「風おけ」も分析できるツールを開発しました。

ESG評価をしたブランドのEC売上が8週連続1位に
このようなツールを開発、提供し、我々は創業以来、50社以上の先進的企業を支援してきました。

また、我々のお客様は、日本のGDPの約5%を占めております。
事例として、内閣総理大臣賞を受賞したhapというサステナブルブランドの会社は、世の中にとって素晴らしい事業を行っています。

我々が、このhapがどれだけ素晴らしいことをしているかの影響を分析した結果、ECサイトの売上が8週連続1位になりました。
▶【事例紹介】aiESGによるアパレル企業hap社のサプライチェーンESG評価 〜サステナブルファッションの人権、環境、経済評価を可視化〜(aiESG)
ESG開示支援に終わらない価値提供
以上のようなユニークな技術基盤を元に、我々はまずESG開示市場300億円を目指していますが、当然、これで終わりではありません。


そもそもESG開示は、企業価値向上のために行うことです。

我々の強みは、企業価値に貢献できることです。

例えば、三井物産との評価モデルの開発、PwCとの包括的評価サービスの提供などを開始しております。
▶三井物産共創基金、AI技術で世界標準のESG評価モデルを確立する挑戦への助成決定(三井物産)
▶PwC Japan、事業やサービスが与える環境・社会・経済への影響を総合的な観点で可視化するホリスティック評価サービスを提供開始(PwC )
このESG開示というコスト勝負から、我々のみが、経営企画という本質的な勝負にすることができます。

3兆円の海外経営企画市場への挑戦
そして今、我々は海外の経営企画の3兆円市場を目指してビジネスを行っています。

モデルについては2段階の収益構造で、開発費プラスライセンスフィーでしっかりと収益がアセットとして積み上がる構造を構築しています。

それによって売上は2倍成長を継続し、3年後には売上20億円を目指しています。

幸せが連鎖し、しわ寄せのない社会を
こちらが最後になります。

我々のビジョンは幸せの連鎖で、いわば幸せの「風おけ」を標榜しております。
メールを削除するだけで世の中を変えられる。
ましてや、この会場にいる、日本のGDP10%を下らない皆さんが力が合わせたら、きっと世の中はもっともっと良くなる。
我々の会社も、自身もまだまだ若輩者ではございますが、ぜひ、皆様の力を賜れましたら幸いでございます。
以上、「風おけ」を可視化する会社aiESGでした。
ありがとうございました。
(終)
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編集チーム:小林 雅/浅郷 浩子/戸田 秀成


