ICCサミット KYOTO 2026で7回目を迎える「ICC SAKE AWARD」、今回からルールが新しくなり、初日には2つのグループに分けた予選、2日目には今まで通り勝ち抜き方式の決勝トーナメントが行われます。この記事ではグループ分けと、予選で最初に出す酒、前回優勝者からのメッセージをご紹介します。
予選はグループ方式、前半戦・後半戦で酒チェンジ可能!
ICCサミット KYOTO 2026で7回目を迎える「ICC SAKE AWARD」は、9月1日と2日に審査会が行われます。
今回から新たなルールが適用となり、予選では10組の出展企業が5組ずつのグループA、グループBの2つのグループに分かれて、前半戦と後半戦を戦います。
今回から、審査基準は予選・決勝ともに「ベストインプレッション」のみとなり、部門賞は廃止となります。
まず前半戦で審査員たちは投票を行い、結果が発表されます。その結果を受けて、予定していた酒のまま戦うか、変更するかは出展企業次第。そして後半戦に臨みます。
後半戦の結果が予選突破を決定します。グループA、グループBからそれぞれ上位3組、合計6組が翌日の決勝トーナメントに出場します。新たなルールで、バトルがより白熱することは必至、ぜひご注目ください。
この記事では、今回ICC SAKE AWARDに出場する10組とグループ分け、予選突破をかけて最初に出品する酒をご紹介します。
Industry Co-Creation ® (ICC) サミットは、「ともに学び、ともに産業を創る。」ためのコミュニティ型エグゼクティブ・カンファレンスです。毎回500名以上が登壇し、1,200名以上が朝から晩まで深く学び合い、交流する3日間です。
本セッションのオフィシャルサポーターは千葉 功太郎さんです。

10の出展企業のグループ分け
グループAとB、それぞれから3組、合計6組が決勝トーナメントに進出します。
グループA
グループB
前回優勝者、新蒸留研究所の石川さんからのメッセージ

先日、オンラインで行われたSAKE AWARD出展企業説明会では、ICC FUKUOKA 2026で優勝した新蒸留研究所の石川 和則さんから熱いエールが送られました。優勝後、さまざまな企業から声がかかるようになったそうですが、何より自分たちの本気度にイノベーションが起きたのが最も大きなことだったといいます。
「メンバーも含めて、人間の可能性は無限に広がるというのが、ICC SAKE AWARDのチャレンジを通じて僕らの人生に落ちてきた感覚です。だめだと思っているのは僕ら自身であって、それを取り払って全力でチャレンジすることによって、本当に新しい景色が見えます。
僕らの仕事に対する本気の取り組みや、そこから得られる人生の経験値にも大きなイノベーションが起きました。ICCに全力でチャレンジして経験できることは、優勝という実績以上に大きなものがあります。皆さんも京都でぜひチャレンジしてもらえれば嬉しいし、僕もチャレンジしていきたい」
前回のICC SAKEアワード記事
・【速報】製薬技術で香りを数値化し、感性に響くスピリッツを探求する「新蒸留研究所」が第6回 ICC SAKE AWARD優勝!(ICC FUKUOKA 2026)
・【速報】「SAKE AWARD」、4つの部門賞と予選ラウンドの突破6社が決定!(ICC FUKUOKA 2026)
予選、前半戦の出品プロダクト紹介
グループA
マルカメ醸造所
酒造からひとこと
創業80年のリンゴ園が立ち上げた、シードル専門のクラフトメーカー。生で食べても美味しい果物だけを原料に使用し、「日本でしか作れない果実感」を表現するシードル造りを行っている。
予選ラウンド出品:マルカメシードル 甘口
マルカメ醸造所を代表するシードル。シードルをはじめて飲む人にぴったりの、りんごそのものの果実感を生かしたお酒です。

Fungi Art
酒造からひとこと
われわれは東南アジアの米の可能性を最大限に引き出すものづくり企業です。現地で育まれた良質な米を原料に、日本酒・焼酎・ジン・ビールなどの酒類を製造しています。さらに、米由来の植物性タンパク食品やバイオ燃料の研究開発にも取り組んでいます。カンボジアの農産物に新たな価値を加え、農業から製造業へとつながる産業と雇用を生み出し、カンボジア発の製品を世界へ届けることを目指しています。
予選ラウンド出品:Natsumi Craft Sake
カンボジア産の香り高いジャスミン米を使用した日本酒。白ワインを思わせる爽やかな酸味と、フルーティーな味わいが特徴です。

SOGA(PlumTown)
酒造からひとこと
PlumTownのPlumは英語のスラングの意味で憧れるや誇りあるという意味で、小田原市という街を誇りある街にしたいという思いで25年6月に創業した会社です。
事業は小田原で取れる十郎梅を使った梅酒の企画販売と梅林の運営を行っていて、小田原地域に約600年前から続く梅の歴史と文化を未来へ繋ぐ活動を行っています。
予選ラウンド出品:SOGA
小田原・曽我の希少品種十郎梅のみを使用したクラフト梅酒。名水百選で味わい部門1位にも輝いた丹沢山系の清らかな水とブランデーの芳醇なコクが織りなす至高の癒しを堪能いただきたい。

COEDO(コエドブルワリー)
酒造からひとこと
「Beer Beautiful」をコンセプトに掲げ、「紅赤-Beniaka-」を筆頭に、日本の職人たちの細やかなものづくりと『ビールを自由に選ぶ』というビール本来の豊かな味わいの魅力を提供しています。
シカゴ・ワールドビアカップ、ニュルンベルク・ヨーロピアンビアスター、ブリュッセル・iTQiなど、世界の品評会で受賞し、品質とブランドデザインにグローバルな評価を得ており、各国に輸出しています。
予選ラウンド出品:紅赤 -Beniaka-
川越の伝統的なさつまいも「武州小江戸川越産金時薩摩芋・紅赤」を使用。さつまいもの自然な甘みが引き立つインペリアルスウィートポテトアンバーです。

ねっか
酒造からひとこと
合同会社ねっかは、福島県只見町を拠点に、「豊かな田園風景を次世代につなぐ」ことを使命とする酒蔵です。只見産米100%を原料に、米焼酎から日本酒、リキュール、ウォッカ、どぶろく、ライスウイスキーまで、米の可能性を追求。酒づくりを起点に、農業・雇用・観光をつなぎ、地域の未来をつくることに挑戦しています。
予選ラウンド出品:ばがねっか
JGAP認証自社圃場で栽培した酒米を、吟醸酒同様に精米歩合60%まで磨いて仕込み。専用酵母と30℃以下の超低温蒸留で、華やかな吟醸香を引き出した特別な米焼酎です。

グループB
NOMCRAFT(CAMPS有田川)
酒造からひとこと
和歌山県有田川町の旧保育所をリノベーションし、「クラフトビールでまちづくり」に挑戦しています。全員移住者の国際的なチームで、ホップフォワードなアメリカンスタイルから伝統的なクラシックスタイルまで、飲みやすく、おいしいビールを追求しています。Asia Beer ChampionshipやJBCなど国内外の品評会で受賞。NOM BEER NOM LIFE!!
予選ラウンド出品:BerlinerWeisse / ベルリーナヴァイセ
ベルリン伝統のサワービールを、有田川のぶどう山椒・高野槙・摘果みかんのシロップで楽しむ特別なビアカクテルです。

早苗饗蒸留所(SANABURI)
酒造からひとこと
株式会社SANABURIは、稲とアガベ関連会社として設立され、秋田県男鹿市で2025年1月から稼働を開始した「早苗饗(さなぶり)蒸留所」を運営。昔の農家の人たちが、酒蔵から酒粕を買い取り、それを蒸留して残渣を畑の肥料にし、蒸留液を田植えの後の神事である「早苗饗」で飲んでいた、その文化を現代的に再現し、酒や食品を通して酒粕に新たな価値を与えていくことを目指し、スピリッツ、ジン、リキュールを製造しています。
予選ラウンド出品:SANABURI カカオ八朔スピリッツ

Fermenteria(勝花藏)
酒造からひとこと
仙台駅ナカで、少量多品種の酒を毎日仕込み、造りたてをその場で届ける、新発想の都市型マイクロ酒蔵Fermenteria。都市の中に醸造と販売を組み込み、酒が生まれる過程そのものを街の日常へひらいています。目指すのは、一つの酒蔵を大きくすることではなく、その土地の素材、人とともに酒を生み出す「Fermenteria」という新しい酒蔵のかたちを各地へ広げること。世界中の街に、その土地を醸すFermenteriaを。
予選ラウンド出品:CITRÈNE 台湾ライム×マーガオ
トロピカルなアロマとスパイシーさ。
発酵は、香りの錬金術。白麹と酵母の働きがライムと台湾のスパイス・マーガオに眠る香りを引き出し、鮮やかで奥行きのある香りへと育てます。

CRAZY DAYS / CRAZY CIDER(タグボート)
酒造からひとこと
2021年創業の青森県産りんごだけを原料とした「りんご酒メーカー」です。地域のりんご産業の魅力をシードル、アップルブランデーに閉じ込めて全国、そして世界に発信をします。青森県から外貨を稼ぎ、豊かな地方を作ります。未来は世界中から沢山の観光客をもてなして、人口減少の加速する青森県で、関係人口(交流人口)の創出を目指して成長させます。
予選ラウンド出品:CRAZY DAYS WHITE DREAM EDITION アップルハイボール
樽熟成していないフレッシュなアップルブランデーを炭酸で割りました。青森県産りんごの豊潤な香りと、皮部分の苦みと酸味が心地よい食中酒としてのハイボール飲料です。

真澄(宮坂醸造)
酒造からひとこと
真澄は寛文二年(1662)創業。清冽な水と冷涼な気候に恵まれた霧ヶ峰の麓 信州諏訪で諏訪大社のご宝物「真澄の鏡」を酒名に冠した酒を醸してきました。優良清酒酵母として現在でも全国の酒蔵で使われている「七号酵母」の発祥蔵。1946年に発見された優良清酒酵母「協会七号」での製造に2019年より原点回帰。「人 自然 時を結ぶ」をテーマに新たな真澄を創造しています。
予選ラウンド出品:真澄 うすにごり
春の訪れを告げる、やわらかなうすにごり酒。米由来のほのかな甘みと瑞々しい酸味、心地よい発泡感が調和した、軽やかで爽やかな味わいです。

予選の結果は、ICCの公式XやFacebook、ウェブサイトの速報記事でお伝えします。ぜひご期待ください!
(終)
編集チーム:小林 雅/浅郷 浩子/小林弘美/戸田 秀成

