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請求書の回収から支払いまでを自動化し、お金にまつわるストレスをなくす「ペイトナー 請求書」(ICC FUKUOKA 2023)

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ICC FUKUOKA 2023 スタートアップ・カタパルトに登壇いただいた、ペイトナー阪井 優さんのプレゼンテーション動画【請求書の回収から支払いまでを自動化し、お金にまつわるストレスをなくす「ペイトナー 請求書」】の文字起こし版をお届けします。ぜひご覧ください!

ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。次回ICCサミット KYOTO 2023は、2023年9月4日〜 9月7日 京都市での開催を予定しております。参加登録は公式ページのアップデートをお待ちください。

本セッションのオフィシャルサポーターはノバセルです。

【速報】ゲノム編集技術による水産業革命で、世界の“タンパク質危機”を解決する「リージョナルフィッシュ」がスタートアップ・カタパルト優勝!(ICC FUKUOKA 2023)


【登壇者情報】
2023年2月13〜16日開催
ICC FUKUOKA 2023
Session 1A
ICCサミット FUKUOKA 2023 1A STARTUP CATAPULT スタートアップの登竜門
Sponsored by ノバセル

阪井 優
ペイトナー株式会社
代表取締役社長
HP | STARTUP DB

1989年、大阪府堺市生まれ。智辯学園高等学校、大阪教育大学を卒業後、NTTドコモを経て、コイニー(現:STORES 株式会社)に入社、事業開発として地域金融機関との提携、テンセントの決済サービス「WeChat Pay」に関する業務に従事。2019年2月にペイトナーを設立、「TechCrunch Tokyo 2019」ファイナリスト、「Forbes JAPAN 100」に選出。


阪井 優さん 皆さん、こんにちは、ペイトナーの阪井です。

我々の目標、それは、ビジネスにおけるお金のストレスをなくすことです。

本日は、私たちが手がけている、「ペイトナー 請求書」というサービスを紹介させてください。

大量に届く紙の請求書に労力・時間をかけた上、大きなミスも

皆さん、この大量の紙の写真は、何の写真かわかりますか?

実はこれは、私の会社に1カ月間で届いた、請求書の山です。

皆さんの会社にも、毎月、大量の請求書が届いているのではないでしょうか。

私には、自分で請求書の処理をしていた時期があったのですが、当時はそれだけで丸一日つぶれていました。

郵便物を確認するためにわざわざオフィスに行って、封筒から請求書を取り出し、1枚1枚ファイリングする。

そして、1件1件手作業で振り込む。

ものすごく時間がかかっていました。

しかも、支払いミスによる損失もありました。

何と、8万円の請求書に対して80万円を振り込んでしまったことがあります。

心底、恐ろしい経験でした。

皆さんの中にも、こんな失敗をした経験をお持ちの方がいるのではないでしょうか。

支払業務に充てられる1.7億時間

さて、この支払い業務にかかる時間が月間10時間以上の会社が、4割以上もいます。

これは、計算すると、日本の企業142万社以上に当てはまることになります。

年間にすると実に1.7億時間、皆さん、こんなにも失われている時間があるのです。

これは、何とかしないといけないと思いました。

支払業務に時間がかかるのはアナログ作業のせい

なぜ、このような問題が起きているのか。

それは、支払い業務がとてもアナログだからです。

まず、メールやチャットツールから請求書が届くので、一つ一つリスト化する必要があります。

そして最後に、手作業で振り込みます。

回収から振込まですべて自動化!「ペイトナー 請求書」

こんなアナログな業務を撲滅したい。

特に、デジタル化の遅れや人手不足が深刻な中小企業を全力でサポートしたい。

そんな思いから、「ペイトナー 請求書」を立ち上げました。

回収から振込までの、すべての工程の自動化を実現しました。

私たちは、請求書の前払いシステム(ペイトナー ファクタリング)を開発した経験を活かし、全く新しいシステムをゼロから構築し、特許を取得しました。

回収から振込まで対応しているのは、唯一、我々ペイトナーだけです。

請求書自動回収の仕組み

このサービスについて説明するにあたり、3つの工程の自動化、その最初のステップである請求書を回収するところからご説明します。

まず、請求書を自動回収する仕組みを作ります。

ペイトナーに登録すると、専用アドレスが発行されます。

このアドレスを請求書の送付先に指定する、たったこれだけです。

難しい手続きは、一切いりません。

専用アドレスに請求書を送ってもらうだけ。

そうすれば送られてきた請求書は自動で回収されて、保存されます。

精度99.9%、請求書の必要情報を画像認識でリスト化

続いて、リスト化です。

自動回収した請求書は、「AI-OCR」という画像認識技術で瞬時に文字起こしされ、支払い期日、取引先、振込先、請求金額などの情報が自動でリスト化されます。

このAI-OCRを使った文字起こしについて、ペイトナーでは、オペレーターがダブルチェックする体制にしました。

こうすることで、なんと、国内最高水準である99.9%の精度でのデータ化を実現しています。

さらに、過去の支払い情報を元に、抜け漏れチェック機能も搭載しています。

リストのチェック後に支払い予約ボタンを押すだけ

最後に、振込です。

従来、1件1件、リストを見ながら目視で行っていた振込作業の自動化を、我々の特許技術で、実現しました。

先ほどのリストをチェックしたら、あとは支払い予約のボタンを押すだけです。

振込総額をペイトナー専用口座に入金いただければ、自動で振込が行われます。

支払業務の作業時間を75%削減

この一連の自動化により、作業時間の圧倒的な削減に成功しました。

なんと、最大75%を削減。

皆さん、もう、「月末は忙しくて…」と残業することから卒業できるのです。

一緒にそんな未来を作っていきましょう。

ちなみに料金は月額10,000円からで、中小企業の方にも、支払いがこれだけ楽になる、価値のあるサービスだと感じていただけるのではないでしょうか。

結果、サービス開始後、とても大きな反響を頂いています。

おかげさまで、決済金額は3カ月で5億円を突破。

右肩上がりで、ぐんぐん伸び続けています。

やはり、多くの企業が支払い業務の悩みを抱えていたのだと実感しました。

請求書に記載された情報を大切な資産へ変える

しかも皆さん、日常でこれだけやりとりされている請求書は、たくさんの情報が載っていて、情報の宝庫なのです。

それにもかかわらず、全く活用されていません。

そうです、私たちは、支払い業務を自動化するだけではなく、請求書を企業の大切な資産へと変えていきます。

目標は5年間で1兆円超の決済金額

最後に、ペイトナーの今後の展望についてご紹介します。

私たちは、請求書から税金、給与など、お金のストレスを減らす全てのサービスを今後、展開していきます。

市場規模は、企業間決済だけでも年間1,000兆円と莫大であり、その中でも我々は5年間で1兆円を超える決済金額を目指していきたいと思っています。

この1兆円も、決して実現不可能な数字ではありません。

35,000社、中小企業の1%のシェアを押さえることで、十分可能になります。

中小企業を全力でサポートする存在に

ただ、僕らだけでは到底解決できません。

GMOあおぞらネット銀行とのパートナーシップを皮切りに、これから全国の地方銀行、信用金庫、信用組合の皆様とアライアンスを組み、全国の中小企業の皆様に使っていただけるサービスを目指していきたいと思います。

そんな思いに共感して頂き、先日、多くの投資家から資金を頂きました。

ペイトナー、総額約19億円の資金調達を実施(PR TIMES) 

我々は、これは単なる資金ではなく、全国の中小企業の皆さんをサポートする応援資金だと思っています。

そして、この流れはどんどん加速していきます。

そうです、2023年10月に、インボイス制度が始まるのです。

インボイス制度の概要(国税庁)

皆さん、請求書の様式が変わることをご存知だと思います。

中小企業では、仕事が減少する可能性もあると思います。

でも、我々は全力でサポートする、そんな存在になりたいと思います。

あらゆるお金にかかる負のストレスをなくす

すべての企業の成長を応援し、あらゆるお金にかかる負のストレスをなくす。

ペイトナーをよろしくお願いします。

実際のプレゼンテーション動画もぜひご覧ください。

(終)

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編集チーム:小林 雅/浅郷 浩子/小林 弘美/正能 由佳/戸田 秀成

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