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エーテンラボ長坂 剛さんのプレゼンテーションを2回シリーズでお届けします。(その2)は、三日坊主防止アプリ「みんチャレ」のユーザー属性とビジネスモデルについてお話し頂きました。
ICCカンファレンス FUKUOKA 2017スタートアップ・コンテスト「カタパルト」プレゼンテーションの書き起こし記事です。是非御覧ください。
スタートアップビジネスの「エコシステム」を構築し、日本の起業家を支援するプログラム「IBM BlueHub」は「カタパルト(CATAPULT)」のオフィシャル・サポーターです。
本記事で特集しております8分間のプレゼンテーションを行う「CATAPULT(カタパルト)」のプレゼンターを募集しております。「スタートアップ」「IoT/ハードウエア」「リアルテック」「カタパルト・グランプリ」の4カテゴリーで募集しております。ぜひ募集ページをご覧ください。
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【登壇者情報】
2017年2月21日・22日・23日開催
ICCカンファレンス FUKUOKA 2017
CATAPULT(カタパルト) -スタートアップコンテスト-
Supported by IBM BlueHub
長坂 剛
エーテンラボ
代表取締役CEO
1982年静岡県生まれ。神奈川県立湘南高校卒業。2006年東京工科大学メディア学部を学費全額免除の特待生として卒業。2006年ソニー(株)に入社。放送業務用機器の営業やデジタルシネマビジネスの立ち上げ、本社事業戦略を経て(株)ソニー・コンピュータエンタテインメントにてプレイステーションネットワークの新サービス立ち上げに従事。2015年ソニーの新規事業創出プログラム「Seed Acceleration Program(SAP)」に採択されソニー(株)新規事業創出部 A10 Project 統括課長として「みんチャレ」を開発。2017年「みんチャレ」をさらに成長させるためにソニー(株)からスピンオフしA10 Lab Inc.を設立。ソフトバンクアカデミア グローバルCEOコース 外部一期生。
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【本編】
▼Part 1のハイライト▼
長坂剛(以下、長坂) エーテンラボの長坂です。よろしくお願いします。
三日坊主防止アプリ「みんチャレ」のプレゼンテーションを始めます。
「みんチャレ」は、アプリ内で、チャレンジする5人のチームに参加します。チームでグループチャットを組み、証拠写真を送りあい、励ましあって習慣を身につけます。
50種類以上のカテゴリーの中から自分が参加したいカテゴリーや習慣を1つ選び、その中にできているチームを見ます。
この中には、同じ目的でこういったものをやろうというチームが複数できていますので、ユーザーが作ったチームに参加するか、もしくは自分がやりたい習慣のチームを作って参加します。「みんチャレ」では、95%以上が知らない人同士のチームが組まれています。
その結果、みんチャレユーザーの習慣化成功率は69%で、一般的な習慣化に比べると約8倍の効果が出ています。習慣化+SNSにはこんな相性の良さがあります。
▲Part 1のハイライトはここまで▲
▼Part 2 はこちらから▼
「みんチャレ」のユーザー属性
現在のみんチャレのユーザー属性ですが、64%が女性で年代は25才から34才が中心層になっています。どういったところで使われているかというと、ダイエットを中心としたヘルスケア中心に使われています。
みんチャレの特徴的なところですが、時間帯別のアクティブ率をみると、時間帯は、朝の5時~6時にアプリが起動されるピークが1回あります。これは、早起きの習慣を身につけながら時間を確保して勉強等の朝活を行う方です。
次に、夜20時ごろに、まとまった時間を確保して筋トレや勉強、歩数報告等で使われています。
2016年のGoogle Playベストアプリに選出
実際のユーザーの声ですが、App Store、Google Playレビューでも平均評価4.7以上(2017年2月21日当時)の評価を頂いています。
「気が付いたら3か月たっていました」、「6.5キロ痩せていました」、「生活にとってかかせない存在です」、「大げさではなく、人生がプラスにちょっとでも良くなるアプリです」ということで、実際に習慣化の成果を体験したユーザーの声が多数寄せられています。
Google Playの評価も4.7ということで、昨年(2016年)Google Playのベストアプリにも選んでいただきました。
実際にユーザーが使っていてアクティブ率が高いということと、今までユーザーができていなかったことをできるようにするというサービスであることが評価されました。
現在(2017年2月21日当時)、みんチャレはユーザーが20万人で、先日デイリーのアクティブユーザーが1万人を突破しました。
「みんチャレ」は毎日習慣化できるということを目標としていますので、ディリーアクティブユーザーをどんどん増やしていきたいと考えています。
ビジネスモデル-企業に習慣化の仕組みを提供
現在サービス自体はユーザーに無料で提供していますが、「みんチャレ」のビジネスの可能性に関してお話します。
みんチャレは、企業様に習慣化の仕組みを月額98万円でご提供してまいります。
具体的には、この習慣化のカテゴリーの種類に、企業様のオリジナルのメニューを作っていきます。
例えば、健康食品メーカー様が自社の健康食品を買ったユーザー様同士を「みんチャレ」に誘導していただいて、アプリの中で「健康食品を今日も飲んだよ」ということの習慣化にトライしていただきます。
実際に習慣化が行われましたら、その健康食品2週間分をしっかり2週間で消費し、次の2週間分を買うようになるので、ライフタイムバリューがどんどん上がっていきます。
実際みんチャレの中で「毎日サプリを飲みましょう」、「ヨーグルトを飲みましょう」というふうに単一商品を一緒にユーザー同士で習慣化しようというチームもできています。
▶編集注:登壇後、家計簿やジム等、続々と提携が進んでいます。
→ジムを持ち歩くアプリ「WEBGYM」と連携しました!(2017年6月21日)
→家計簿アプリ「レシーピ!」を運営する大日本印刷と提携しました!(2017年4月25日)
→野村アクセラレータープログラム「VOYAGER(ボイジャー)」への参加が決定しました。(2017年3月24日)
→東京都の通勤時間をずらす働き方改革「時差Biz」と楽しく続いて人生が変わる習慣化アプリ「みんチャレ」が連携(2017年7月6日)
こちらは大手健康食品メーカー様からいただいた情報で、みんチャレの公式チャレンジのデータを掛け合わせた試算です。
実際に「みんチャレ」を使った群ではライフタイムバリュー(企業と顧客が継続的に取引をすることによって、顧客が企業にもたらす価値や利益)が3倍伸びるという試算がでてきました。
(データ協力した大手健康食品メーカーでは)現在売り上げの約20%を広告費に使っていて、ダイレクトマーケティング費用が約1%となっていますが、この割合を少し変えていただくだけで売り上げが約3倍になるということで、大手の食品メーカー様にもご検討いただいております。
例えば、「みんチャレ」と相性の良い健康食品市場は1.5兆円、学習市場は2兆円ですが、「みんチャレ」はこのライフタイムバリューを最大3倍に拡大しますので、事業規模自体を10兆円の産業に育てることができます。
その差額の6.5兆円がみんチャレが作り出せる最大の事業規模、ここの10%を取っていき、みんチャレは6千億円の売り上げ規模の事業にしたいと考えています。
ユーザーに幸せを、企業には利益を
こちらは個人的な体験ですが、私は学生時代に『三国志大戦』というゲームに2年半で300万円つぎ込みました。これがライフタイムバリューということです。
(会場笑)
本当にはまると、2年半かけて300万円使ってしまうんですね。
学生時代、ゲームをしているときはとても幸せでしたが、やめた途端幸せではなくなってしまう。これって何だろう、もっと人生を幸せにできないものかと問題意識を持っていました。
私はゲームの会社に行き、ゲームで人を幸せにできるということは分かったのですが、ゲームだけではなく、健康や学習など、人の役に立つことで人を幸せにしていきたいと思い、起業しました。
ユーザーには幸せを、企業には利益を、三日坊主防止アプリ「みんチャレ」です。
こちらにお集まりの皆様と、みんなが幸せになる世界を一緒にCo-Creationしていきたいと思います。
応援よろしくお願いいたします。
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(終)
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編集チーム:小林 雅/榎戸 貴史/戸田 秀成/横井 一隆/立花 美幸/城山 ゆかり
【編集部コメント】
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