訪日外国人観光客向け飲食予約サービス「日本美食」のビジネスモデル【F17C-NBS #2】 – 【ICC】INDUSTRY CO-CREATION

訪日外国人観光客向け飲食予約サービス「日本美食」のビジネスモデル【F17C-NBS #2】

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日本美食の董 路(Dong Lu)さんのプレゼンテーションを2回シリーズでお届けします。(その2)は、訪日外国人観光客向け飲食予約サービス「日本美食」の強みとビジネスモデルについてお話し頂きました。また、最後に語って頂いた今後の展開についても注目です。

ICCカンファレンス FUKUOKA 2017スタートアップ・コンテスト「カタパルト」プレゼンテーションの書き起こし記事です。ぜひ御覧ください。

スタートアップビジネスの「エコシステム」を構築し、日本の起業家を支援するプログラム「IBM BlueHub」は「カタパルト(CATAPULT)」のオフィシャル・サポーターです。

本記事で特集しております8分間のプレゼンテーションを行う「CATAPULT(カタパルト)」のプレゼンターを募集しております。「スタートアップ」「IoT/ハードウエア」「リアルテック」「カタパルト・グランプリ」の4カテゴリーで募集しております。ぜひ募集ページをご覧ください。


【登壇者情報】
2017年2月21日・22日・23日開催
ICCカンファレンス FUKUOKA 2017
CATAPULT(カタパルト) -スタートアップコンテスト-
Supported by IBM BlueHub

(プレゼンター)

董 路(Dong Lu)
日本美食株式会社
代表取締役

1972年 中国北京生まれ。20歳で日本へ、30歳まで10年在住。
埼玉大学 経済学部卒業後、ゴールドマンサックスに入社。プライベートバンキング部門勤務し、日本の TOP20 の資産家の資産管理を担当。その後、スタンフォード大学にて MBA 取得し、2004年 32歳で中国へ帰国。モニターグループで戦略コンサルティング、Granite Global Ventures にてベンチャー投資業務の経験を経て、2006年 中国にて「Beyond Tailors」を設立。2008年 「中国のビクトリアシークレット」La Miu設立。La MIuでは合計 30 億円の資金調達を行ない中国 No.1 の独立系 EC ランジェリーブランドとなる。2015年 日本で訪日観光客を対象とした飲食予約サービス 「日本美食」を設立。

訪日外国人観光客向け飲食予約サービス「日本美食」の配信済み記事一覧

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【本編】

▼Part 1のハイライト▼

董 路(以下、董) 日本美食の董と申します。よろしくお願いします。

我々はインバウンド(訪日外国人旅行者)向けの「食」に関するサービスを行っております。

飲食店の予約サービス、それからスマホ店頭決済のビジネスを行っております。

我々は3つの機能を作りました。

先ず1つは「メディア機能」です。厳選した店を観光客に紹介し、そこからお店を通して送客します。売上拡大に繋がります。

これだけのサービスを提供しても、店舗は使用料金を払う必要がないのでリスク0となります。現在我々が掲載しているのは700店舗です。

顧客がいなくて困っている店ではなく、日本でも非常に人気のある店を揃えております。

2番目の機能は、お店を紹介したらどうやって行けば良いのか、ということで「予約=プリペイ」サービスになります。

予約に関して、飲食店側も訪日外国人旅行者の予約で困っていることがあります。

「ノーショウ(No Show)」、つまり予約客が店舗に現れないという事態です。

我々は4ヶ月間で数百件の予約を取りましたが、予約の際に席かコースについてプリペイ(前払い)してもらうことで、ノーショウ率は0となっております。

しかも我々のサービスは中国語、英語、日本語、韓国語等の5言語に対応しており、訪日外国人旅行者の8-9割をカバーしています。

最後のサービスは「店頭でのスマホ決済」になります。

キャッシュやカードを持っていない場合の決済はどうするか、ということですが、我々の基本的な考え方として、「決済手段がなくても店頭で決済できる」というスマホ決済方式です。

日本美食のスマホ決済「Foodie Pay」は、パスワードコードがあり安全です。世界で利用されているスマホ決済を網羅しています。

そして、ローコストです。初期費用0、ハードウェア不要、保持費0、成果報酬(手数料)だけです。

しかも手数料は日本最安値を実現しています。

▲Part 1のハイライトはここまで▲

 日本美食はオンライン予約と店頭スマホ決済の2つのサービスを提供していますが、この2つには相乗効果があります。

オンライン予約で顧客は直接店に行きますが、多くの顧客は予約せずに直接店に行きます。

そこで店頭スマホ決済されますと、我々は店頭スマホ決済というインフラを持つことになります。データをもとに位置情報によってブッシュ通知をして、次の日の食事を提案することができます。

このような相乗効果があります。

「日本美食」は中国市場に強いコネクションがある

では、どうやって訪日外国人旅行者に「日本美食」を知ってもらうかというところがポイントになります。

私は中国出身で、中国で10年間ベンチャーをやって来ました。

そこで自社アプリだけでなく、中国のサーチエンジン「百度」から直接予約できるというサービスを作りました。

また、中国で一番大きいO2Oの会社(日本の「食べログ」と「ぐるなび」を一緒にしたような会社)と契約し、日本の飲食店の情報を提供しています。

2億5千万人が毎月日本の飲食店の情報を見ているということになります。

それからOTA(Online Travel Agent)との連携を実現しています。

日本行きの航空券やホテルを予約した時点で必ず我々が日本食の予約サービスを見ることができるという状態になっています。

日本の大手予約系サイトとも続々と提携

それから日本のホテルと民泊に我々のサービスが1千万以上入っている状態です。

日本サイドは我々独自に360店契約しています。

昨年は日本のプレミアムダイニング予約サービス「一休」と正式に提携して、一休の4,000店舗を中国市場向けに提供できるようになりました。

それから順次、日本の飲食メディアとも契約していきます。

予約台帳サービスのVESPER、TORETA、ebicaなどとも今年中(2017年)に契約することになっております。

このように日本の飲食店と中国人観光客のNo.1 Gatewayとなるのが「日本美食」です。

「日本美食」のビジネスモデル

我々の収益モデルですが、初期段階は全てレベニューシェアになっております。

第2、第3段階になってきますと、いわゆる日本のリクルートのようなモデルになっております。

掲載費や広報費や集客ツールの使用費、他言語への展開というような店頭決済というインフラを利用したビジネスモデルとなっています。

「日本美食」の実績と今後

実績は現在すでに出ておりますが、2020年に取扱高800億円を目指しています。

最後に、訪日外国人旅行者(インバウンド)のビジネスは大きなチャンスです。日本でも一番伸びている市場をぜひ一緒に力を合わせて作っていきましょう!

よろしくお願いします。

日本美食の董 路さんのプレゼンテーション動画をぜひご覧ください。

(終)

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編集チーム:小林 雅/榎戸 貴史/戸田 秀成/横井 一隆/立花 美幸/城山 ゆかり

【編集部コメント】

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