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ICCサミット KYOTO 2020 カタパルト・グランプリに登壇いただいた、ジグザグ 仲里 一義さんのプレゼンテーション動画【タグ1行で国内サイトが越境ECサイトに早変わり。“世界中の欲しい”に応える「WorldShoppingBIZ」】の文字起こし版をお届けします。ぜひご覧ください!
ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。毎回200名以上が登壇し、総勢900名以上が参加する。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。 次回ICCサミット FUKUOKA 2021は、2021年2月15日〜2月18日 福岡市での開催を予定しております。参加登録は公式ページをご覧ください。
本セッションは、ICCサミット KYOTO 2020 プラチナ・スポンサーのAGSコンサルティング にサポート頂きました。
▶【速報】“はじまりは「愛」”──ゴミをアートに変え、世界の貧困を解決する異色のアーティスト「MAGO」がカタパルトGP優勝!!(ICC KYOTO 2020)
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【登壇者情報】
2020年9月1〜3日開催
ICCサミット KYOTO 2020
Session 6A
CATAPULT GRAND PRIX
強者が勢揃い
Sponsored by AGSコンサルティング
仲里 一義
株式会社ジグザグ
代表取締役
1974年生まれ。1997年オックス・プランニング(現クラウドポイント)に入社、空間グラフィック、OOH事業に従事。2004年オプトに入社、インターネット広告、Webマーケ、新規事業本部の統括を歴任。2010年外資企業の日本法人groowbits社の設立に参画、代表取締役に就任。国際物流を軸に越境EC支援サービスを立ち上げ、日米韓独にてサービスを展開。2015年ジグザグを起業し代表取締役に就任。現在に至る。Javascript1行で125ヵ国への越境EC対応が可能になる「WorldShoppingBIZ」を中心とした越境EC支援事業を手掛ける。10年以上にわたるウェブサービスや越境ECビジネスの事業経験を元に、メディア取材やセミナー登壇にも応じている。
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仲里 一義さん たった1行のJavaScriptで「世界中の欲しい」に応える、WorldShoppingBIZについてご説明します。
日本のECサイトは「世界中の欲しい」に応えられているか?
日本は「世界中の欲しい」に応えられているでしょうか?
まずは「リアルインバウンド」を見てみましょう。
コロナウイルス感染拡大により訪日観光客は激減し、統計によると2020年5月の純粋な観光客はわずか108人でした。
次に「ウェブインバウンド」です。
日本語のECサイトにも、2~8%の海外ユーザーのアクセスは存在しています。
しかし、さまざまなハードルがあり、ECサイトは海外展開できていません。
結果として、外国人は欲しい商品を買うことができていません。
ウェブインバウンドにおける「欲しくても買えていない」という機会損失は、約2,700~5,500億円と推計されています。
消滅した「旅ナカ消費」は、「ウェブインバウンド消費」に転換する可能性があります。
この「欲しくても買えていない」という機会損失を、WorldShoppingBIZがたった1行のタグで解決します。
世界各国からオーダーが入る“越境EC”をタグ一行で実現
京都の剣道具店の事例をご紹介します。
こちらのECサイトに、WorldShoppingBIZのタグを1行設置してみました。
すると世界22カ国からオーダーが続々と入ってきました。
ECサイトには台湾、香港を中心に、アジア、アメリカ、ヨーロッパからオーダーが入るようになりました。
タグを1行入れるだけで、「世界中の欲しい」に応えることができたのです。
他にも、300万円のサプリメントに香港、台湾、中国から、215万円のポケモンカードにアメリカから、オーダーが入っています。
また、30℃を超える真夏に、南半球から冬物衣料のオーダーが入ります。
コロナウイルス感染拡大により訪日できなくなった外国人が、WorldShoppingBIZを通じて欲しいものが買えたと喜んでいます。
カスタマーサポート、商品購入、海外発送を代行
一体何が起きているのでしょうか。
こちらは、私たちのタグを設置したECサイトです。
タグを設置すると、海外アクセスに対して「このサイトは海外対応しています」という案内が表示されます。
ユーザー向けの購入代行サービスがショップに常駐しているのです。
「カートに追加」ボタンを押すと、商品はショップのカートには入らず、WorldShoppingBIZが起動してカートに入ります。
決済画面では海外カードの他、アリペイ、銀聯カード、PayPal、海外版Amazon Payでも決済することが可能です。
簡単に決済することができます。
この後は海外ユーザーとECサイトの間にWorldShoppingBIZが入り、カスタマーサポートから、商品の購入代行、海外配送までのすべてに対応します。
タグを設置するだけでOK!早い・簡単・安いが強み
ポイントは3つあり、1つ目は「早い」ことです。
たった1行のタグを設置すればOKです。日本のECサイトのほとんどのカートに対応可能です。
2つ目のポイントは「簡単」であることです。
海外対応は何もしなくてOKです。
3つ目のポイントは「安い」ことです。
かかるのは、初期費用30,000円と、月額費用5,000円のみです。決済手数料や海外送料もかかりません。
国内ECサイト、海外ユーザーの双方からマネタイズ
初期費用と月額費用しかかからない理由は簡単です。
私たちは購入代行サービスをユーザーに提供しているので、海外ユーザーからフィーをいただいています。手数料と配送料に課金をするモデルです。
さらに海外販売のため、小売した商品の消費税が後から還付されるというビジネスモデルです。
利益率は約23~25%です。
導入ショップ数はのべ800サイト、出荷実績は100カ国に
現在、大手から中小まで、約800サイトに導入いただいています。
解約率は0.9%です。
海外からのアクセスは、WorldShoppingBIZを導入するショップが増えることによりさらに増加します。
2020年8月の海外からのアクセス数は、前年同月比5倍でした。
海外ユーザー数が伸びれば、オーダー金額も伸びます。コロナ禍でも、8月のオーダー金額は前年同月比3倍でした。
現在では100カ国の海外ユーザーからオーダーが入り、海外発送しています。
WorldShoppingBIZを導入するショップが増えれば増えるほど、海外ユーザーはどこのショップに行っても、同じUX(ユーザーエクスペリエンス)で商品が購入できます。
また、購入商品をまとめて海外発送することも可能です。
購買データを利活用したマーケティングダッシュボードを開発
弊社にはAmazonも持っていない「複数ドメインにオーダーする世界中の購買データ」が蓄積されてきます。
このデータを利活用し、私たちは「世界中の欲しい」に応えるために、どこの国で何が売れているか、マーケティングダッシュボードを開発し、ショップに提供を開始します。
次に、海外ユーザーに対して「欲しい」が生まれる仕掛けとして、リコメンデーション機能を開始します。
マーケティングダッシュボードは、2020年10月に提供開始予定しました。
一連の越境ECに関しては、特許を2件取得しています。
カートベンダーやAmazonとの提携で、導入ショップ増加を目指す
では、どのように導入ショップを増やすかですが、私たちの強みは、タグ1行で売上を作れることです。
WorldShoppingBIZを導入するショップを増やせば、海外のオーダーが増えます。
そのために、パートナー戦略で導入ショップを増やしていきます。
1つ目は、カートベンダーとの連携強化です。
最近話題のShopifyの導入も増えてきました。
2つ目は、決済連携です。
先日、弊社はアマゾンジャパンが提供する決済サービス「アマゾンペイ」と提携しました。
▶越境EC支援のジグザグ、アマゾンペイと連携(日本経済新聞)
2020年9月現在、日本で唯一、国内アマゾンIDと海外Amazon IDが使えるAmazon Payが実装されています。
これによって世界数億人のAmazonユーザーがWorldShoppingBIZを通じ、簡単に商品を購入することができます。
加えて、Amazonと提携し、Amazon PayとWorldShoppingBIZの提供を進めていきます。
“経験豊富なおっさんベンチャー”として、この事業を推進していきます。
世界中の「欲しい」に応え、「想い」も届ける
最後に、私たちが実現したい未来をご紹介します。
今の日本は世界中の「欲しい」に応えられていません。
言語・決済・物流の壁は、もっとフラットにできます。
イノベーションはクロスボーダー領域でもっと進むべきです。
私たちは、データ、テクノロジー、特許に独自のノウハウを加えて海外ショッピングのあり方を変えていきます。
もっと自由に、簡単に、国境を越えて「欲しい人」が「欲しいモノ」を買える、「売りたい人」が「売りたいモノ」を売れる。
私たちは、“世界中の「欲しい」に応える、世界中に「想い」も届ける”サービスで、「世界中のワクワク」を当たり前にしていきます。
世界中の「欲しい」に応える。
世界中に「想い」も届ける。
その未来をこの仲間と一緒に実現していきます。
ありがとうございました。
(終)
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編集チーム:小林 雅/浅郷 浩子/小林 弘美/フローゼ 祥子/小林 弘美/戸田 秀成
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