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ICC FUKUOKA 2021 スタートアップ・カタパルトに登壇いただいた、Radiotalk 井上 佳央里さんのプレゼンテーション動画【「Radiotalk」は、手軽に配信できる音声サービスで、誰もが稼げるエンタメ産業創造を目指す】の文字起こし版をお届けします。ぜひご覧ください!
ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。 次回ICCサミット KYOTO 2021は、2021年9月6日〜9月9日 京都市での開催を予定しております。参加登録は公式ページのアップデートをお待ちください。
本セッションは、ICCサミット FUKUOKA 2021 ダイヤモンド・スポンサーのノバセル にサポート頂きました。
▶【速報】スマホ養殖でサバの“生食文化”を創る!「フィッシュ・バイオテック」がスタートアップ・カタパルト優勝!(ICCサミット FUKUOKA 2021)
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【登壇者情報】
2021年2月15〜18日開催
ICC FUKUOKA 2021
Session 1A
STARTUP CATAPULT
スタートアップの登竜門
Supported by ノバセル
井上 佳央里
Radiotalk株式会社
代表取締役
1990年東京都生まれ。日本大学芸術学部放送学科在学中にラジオ・音声コンテンツの制作を始める。2012年4月エキサイト株式会社に新卒⼊社し、メディア事業、課金事業でのコミュニティ / コミュニケーションサービスの新規事業やグロースに従事。2017年8月に社内ベンチャー制度を通して、1タップで誰でも今すぐ始められる音声配信プラットフォーム「Radiotalk」を公開。2019年3⽉、XTechグループ傘下でRadiotalk株式会社の設立と同時に代表取締役に就任。学生や一般人からアーティスト、作家、漫画家、芸人、俳優などによる30万件以上の多様な音声コンテンツを配信中。2019年9月に収益化プログラムを開始し、2020年11月には音声配信による収益化を通じてトークのスターを生み出すプログラム「Talker PRODUCE」を始動。
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▶動画が多く使われているプレゼンですので、ぜひ動画も合わせてご覧ください。
井上 佳央里さん Radiotalkの井上です。
今日は音声配信サービスRadiotalkを使って、プレゼンの音声を生配信しています。
私は大学で放送を専攻し、在学中にラジオ・音声コンテンツの制作を行った後、IT業界に入りました。
新しい職業「Radiotalker」
皆さん、ステイホームをきっかけに時間の使い方は変わりましたか?
Clubhouseなど、オンラインで話したり話を聞いたりする時間が増えた人も多いのではないでしょうか?
多くの人が時間を使うところに新しい産業が生まれ、新しい職業が生まれます。
YouTubeからYouTuberが、TikTokからTikTokerが、17LIVEからライバーが生まれてきました。
同じように私たちは、話すことでファンがつき、稼ぎ、生計を立てる職業を生み出しています。
それが、Radiotalkでトークを配信する「Radiotalker」と呼ばれる人たちです。
音声の機械学習による最適なレコメンドシステム
ではここで、デモをご覧ください。
Radiotalkの特徴は、多くのコンテンツ量ゆえの、独自のレコメンドシステムです。
Radiotalkのコンテンツは、ユーザー(投稿者)の音声データを機械学習にかけて、トーク内容を107のカテゴリに分類しています。
さらに、音声の波形から「声質・話し方」を分析しているので、リスナーの履歴をもとに、リスナーが好む「トーク内容」×「声質と話し方」のコンテンツをリコメンドすることができます。
そして、ユーザー投稿の仕組みが、コンテンツを広げる技術を支えています。
スマホ1つで音声の編集から配信まで完結
指1本で編集から配信までできるので、50万以上のコンテンツが配信されています。
ユーザー投稿型だからこそ集められる、独自の辞書を持ったRadiotalkならではの「音声認識技術」も搭載しています。
これにより、音声を文字化して動画に自動変換できます。
この字幕の機能を使うと、音が出せない環境にいる人に向けても、TikTokやInstagramのストーリーなどのコンテンツを知ってもらえます。
SNSでバズって流入(※) することもあります。
▶編集注:投稿をきっかけにサービスを訪問してもらうこと。
大手プラットフォームへ自動配信
Radiotalkで配信すると、Spotify、Apple Music、Apple Podcastsなどの大手プラットフォームにも自動で配信できます。
これができるのは、国内の音声配信サービスで唯一Radiotalkだけです。
▶トーク配信アプリ「Radiotalk」、ポッドキャストの配信も可能に〜国内初、Apple Podcasts・Spotifyにも配信できるスマホアプリ〜(PR TIMES)
オーガニック流入でユーザーを獲得
これらの手軽さから、広告出稿せずとも前年比400%の成長率で伸びています。
芸能人や文化人など大衆娯楽の消費者層にも届き、使って頂いています。
「ライブ」機能でマネタイズ
肝心のマネタイズ方法ですが、「ライブ」という機能で行っています。
実は私自身も起業家である傍ら、Radiotalkerとして収益を上げています。
そこで、この場でリスナーと対話することで、マネタイズの仕組みをお見せします。
いつもリスナーと話している時のモードに変わりますが、そこは気にしないでください(笑)。
「えっ、すごく課金されてる、今、売上いくら? 4分で17万円? ありがとう、すごいね! え、もう20万円!?」
……というわけで、ICCのピッチの配信で20万円以上の売上が出ました。
「応援購入」で売上は急成長
トラクションです。
今のようなライブでの「応援購入」を通じて、売上も急成長しています。
無名のRadiotalkerが応援される理由
この売上のほとんどを支えているのは、もともとは名の知られていない一般の方で、職業はRadiotalkerと呼べるような人たちです。
なぜ、彼らは課金してもらえるのでしょうか?
「中国人むいむい」という方がいます。
日本に来てまだ3年目で、日本語を使って仕事をすることが夢で、Radiotalkのライブで配信をしていました。
『どうしても日本語を使って仕事がしたい、日本語を喋りたい』
しかし現実は厳しく、職を失うこともありました。
『生活が苦しかったんですよ。一番苦しかった時は、色んな悲しみがこみ上げてきて、満員電車で泣いちゃったんですよね。もう涙が止まらなくて…』
そんな彼女が、日本語のプロになるべく話し続ける姿が応援されるようになったのです。
『そういう悲しい出来事があったから、ただ日本語を使って喋るだけ、聞いてくれてるだけでも、すっごい幸せなんです』
その結果、彼女の月次収益は私の月収以上です。
いわゆる「稼げるライブ配信」のイメージが、がらっと変わったのではないでしょうか。
見た目の美しさや日頃の知名度ではなく、人間としてその人が話す、人生のストーリーへの共感が、音声特有のギフティングの条件なのです。
「夢を叶えるエンタメ」にリスナーが共感
そして、「これだけ課金が集まったら、あの憧れのアナウンサーをゲストに呼びたい」などの夢を叶えるエンタメに対して、リスナーは投資するように応援購入してくれるのです。
応援購入に感謝したRadiotalkerはまた新しいエンタメに励み、それに共感したリスナーはまた応援購入をします。
こうして、このサイクルはどんどん強固なものになっています。
よって、Radiotalkから生まれる音声のエンタメは、音声データにとどまりません。
店内ラジオを展開したり、グッズを作ったりと、エンタメがどんどん発展していきます。
Radiotalkの2つの目標
この熱量が高まるサイクルをふまえ、私たちの目標は2つです。
まず、音声のギフティング市場をこのまま牽引し続け、Radiotalkerの個人経済圏を作ることで300億円規模まで成長させます。
そしてそこにとどまらず、エンタメをさらに大きくするYouTubeのMCNのような事業るMCN(マルチチャンネル ネットワーク)事業まで発展させます。
音声のリーディングカンパニーを目指す
私たちは、ITと放送に特化した平均年齢29歳の若い力で未来を創っていきます。
新しい産業を創り、音声のリーディングカンパニーを目指します。
応援よろしくお願いいたします。
(終)
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編集チーム:小林 雅/小林 弘美/浅郷 浩子/戸田 秀成/大塚 幸
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