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ICC FUKUOKA 2022 スタートアップ・カタパルトに登壇いただいた、Kiva 野尻 航太さんのプレゼンテーション動画【「proteger(プロテジャー)」は商品に付帯できる延長保証で、ECの売上向上に貢献する】の文字起こし版をお届けします。ぜひご覧ください!
ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。毎回200名以上が登壇し、総勢900名以上が参加する。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。 次回ICCサミット KYOTO 2022は、2022年9月5日〜9月8日 京都市での開催を予定しております。参加登録は公式ページをご覧ください。
本セッションは、ICCサミット FUKUOKA 2022 ダイヤモンド・スポンサーの ノバセル にサポート頂きました。
▶【速報】コーヒー生産者と価格の透明性を確保した小ロットからのダイレクトトレードを実現する「TYPICA」がスタートアップ・カタパルト優勝!(ICC FUKUOKA 2022)
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【登壇者情報】
2022年2月14〜17日開催
ICC FUKUOKA 2022
Session 1A
STARTUP CATAPULT
スタートアップの登竜門
Supported by ノバセル
野尻 航太
株式会社Kiva
代表取締役
スタートアップ企業にて事業責任者として自社ECサイトを立ち上げ後事業売却を経験。2020年に株式会社Kivaを創業し、ECのための延長保証「proteger」を運営。
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野尻 航太さん こんにちは、株式会社Kivaの野尻 航太です。
よろしくお願いします。
私たちは、ECの売上向上を延長保証で実現する「proteger(プロテジャー)」というサービスを提供しています。
突然ですが、皆さん、AppleCare+に加入したことはありますか?
過去、スマホの画面が割れたりした経験はありませんか?
壊れた時、無償で交換・修理してくれるサービスが「延長保証」です。
延長保証による「売上向上効果」は既知の事実
この延長保証が、実は事業者の売上向上に効果的であるという事実は、何十年も前から知られていました。
それでも延長保証が導入されない理由
では、なぜみんな延長保証を始めないのでしょうか?
「始めない」のではないのです、「始められない」のです。
延長保証を開始するには、保証会社との契約が必要で、その審査の障壁は高く、上位1%の企業しか契約が締結できていませんでした。
次に、運用においての課題は、「顧客対応」と「保証会社との連携」です。
顧客対応ではエンドユーザーの保証申請に対応し、その後、保証会社にたくさんの書類を提出する必要があります。
それら全てを、protegerは解決します。
延長保証のボタンをECサイト上に簡単設置
導入までの流れを見てみましょう。
EC事業者は、管理画面から保証をつけたい商品を選択します。
protegerは過去の注文データからリスクコントロールをし、最適な保証料を一瞬で算出します。
最後に、たった6行のスクリプトコードを埋め込むだけです。
商品購入時のもう1クリックで、延長保証加入が完了
次に、エンドユーザー側の流れも見てみましょう。
エンドユーザーは商品購入時、保証に加入するかを任意で選択し、あとは決済するだけです。
保証に加入すると、保証加入完了メールが届きます。
商品が故障した場合には、チャットボットから保証を申請することができます。
最後に、エンドユーザーはprotegerから送られてくるリンクから手続きをして、簡単に商品交換ができます。
ローンチ8カ月後の提供保証数は17,717件
トラクションとしては、2021年5月のローンチ時から提供を開始し、提供保証数は17,717契約です(2022年1月31日時点)。
優れたUI/UXが高い保証加入率を実現
延長保証というと、取り扱いカテゴリとしては、家電製品がなじみ深いと思います。
家電だけではなく、スーツケース、家具、時計、ジュエリー、アウトドア用品、スポーツ用品、IoT機器、カーパーツなどでも延長保証を提供しています。
これは、弊社が実際に延長保証を提供している、猫用自動トイレの例です。
価格55,000円に対して、1年で12%、2年で20%、3年で約28%の保証料を設定していますが、保証加入率は、なんと驚異の51%です。
家電量販店の2倍以上の保証料で、家電量販店の平均保証加入率の30%をはるかに上回っています。
延長保証によって安心して商品を購入
protegerの平均保証加入率は32%であり、約3人に1人が加入していることになります。
また、延長保証導入後の対象商品のCVR(Conversion Rate=顧客転換率)は1.4倍向上しており、延長保証が新規購入の障壁を和らげていると考えられます。
平均売上は、昨対比で105%向上しています。
審査員の皆さんは、1社あたりの保証料がどのくらいか気になるかと思います。
保証料は、ECのGMV(Gross Merchandise Value、流通取引総額)に対して約5.7%です。
例えば、ECサイトの月商が1億円であれば、protegerの保証料は月に約600万円になります。
参考までにお伝えすると、大手クレジットカード決済業者では約3%です。
もう一つ、クレジットカード決済業者はEC事業者の利益を削っていますが、私たちは保証料をエンドユーザーから頂くので、EC事業者の利益を損なうことなく売上を増加させることに貢献できます。
Shopifyをはじめ、さまざまなカートシステムと連携が完了
国内において、カートシステムは、EC市場の90%を占めています。
ECのツールを提供する上で、カートシステムとの連携は大きな参入障壁となりますが、今勢いのあるShopifyをはじめ、国内カートシステム事業者とのシステム連携が完了しています。
▶ECのための延長保証「proteger」が、Shopify アプリ「Omni Hub」と連携~EC、実店舗の両方で延長保証販売が可能に(PR TIMES)
また、システム連携だけではなく、パートナーシップなども進めています。
protegerは、そのShopifyアプリストアのスポットライトに選ばれています。
回収した商品はリユースへ
フューチャープランです。
皆さん、壊れた商品は普段どうされていますか?
簡単に捨てていませんか?
延長保証に加入されていれば、壊れた商品は弊社で回収し、回収した商品は廃棄せず、修理やリユースをする予定です。
より良いものを長く使う、サステイナブルな延長保証を提供しています。
保険大国日本で大きな成長を
Extendという、延長保証のサービスを提供するアメリカの企業は、設立2年で既にユニコーン企業になっています。
▶中小の販売業者が扱う低価格製品にも「Apple Care」のようなサービス提供を目指すExtend(TechCrunch)
日本は保険大国で、アメリカよりも保険や保証への加入率が高く、ものを大切に使う習慣があります。
そんな日本で、Extendの2倍以上の平均保証加入率のあるprotegerが、成長しない理由はありません。
延長保証でECの売上向上を!
最後にお願いです。
ここまでECが普及した世の中でも、購入前に不安に思う購入者の方もいます。
数行のタグを入れて延長保証を始めれば、あなたのECでは、もっと商品が売れるようになります。
(会場の審査員席に向けて)ヤッホーブルーイングの井手(直行)社長、業界初、ビールの延長保証を始めませんか?
失礼しました、ビールには賞味期限がありました(笑)。
レノボのリュウ(シーチャウ)さん、サイトを拝見しましたが、ディスプレイには延長保証がないようです。
protegerでとは言いませんが、レノボでも延長保証をつけませんか?
私たちは、ECの売上向上を延長保証で実現します。
protegerでした、ありがとうございました。
(終)
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編集チーム:小林 雅/小林 弘美/浅郷 浩子/戸田 秀成/大塚 幸
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