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運送業の業務管理システム「ロジックス」で、物流業界のDXと最適化に挑む「ascend」(ICC FUKUOKA 2023)

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ICC FUKUOKA 2023 スタートアップ・カタパルトに登壇いただき、4位に入賞した、ascend日下 瑞貴さんのプレゼンテーション動画【運送業の業務管理システム「ロジックス」で、物流業界のDXと最適化に挑む「ascend」】の文字起こし版をお届けします。ぜひご覧ください!

ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。次回ICCサミット KYOTO 2023は、2023年9月4日〜 9月7日 京都市での開催を予定しております。参加登録は公式ページのアップデートをお待ちください。

本セッションのオフィシャルサポーターはノバセルです。

【速報】ゲノム編集技術による水産業革命で、世界の“タンパク質危機”を解決する「リージョナルフィッシュ」がスタートアップ・カタパルト優勝!(ICC FUKUOKA 2023)


【登壇者情報】
2022年9月5〜8日開催
ICC KYOTO 2022
Session 1A
STARTUP CATAPULT スタートアップの登竜門
Supported by ノバセル

日下 瑞貴
ascend株式会社
代表取締役社長
HP | STARTUP DB

北海道出身。2016年早稲田大学政治学研究科修了。PwCコンサルティング合同会社にて、サプライチェーンマネジメント案件に従事。野村総合研究所に移り、官公庁や業界団体を中心に物流業界に関する政策提言や業界の構造分析など上流からの改革プロジェクトに従事し、物流業界の課題・動向・あるべき姿を追求。IT化の遅れ等から、社会インフラでありながら危機的状況にある物流業界の変革を目指し、2020年3月創業。運送管理システム(SaaS)「ロジックス」の提供を通じてシステム、及びコンサルの両面からミッションである「物流業界の価値最大化」に挑む。2022年東洋経済すごいベンチャー100選出。論文「フィジカルインターネットによる物流課題の解決」ヤマト総合研究所 学術論文部門受賞。日本ロジスティクスシステム協会「ロジスティクス経営指標調査」専門家委員、東京大学工学部システム創成科特別講師他。


日下 瑞貴さん 皆さん、こんにちは、ascend(アセンド)の日下です。

「物流業界の価値を最大化する」

我々は物流業界の課題を根本解決することを志しています。

他産業に比べ2割低賃金・2割労働時間が長い物流業界

この写真は、弊社のお客様の現場です。

マイナス10℃の極寒の中、荷物を集め、積み込み、各家庭への配送へと向かっていきます。

皆さんのかけがえのない日々の生活は、運送業界の努力によって支えられています。

しかし、これだけの仕事をしているのに、運送業界の労働時間は他産業の平均より2割も長い一方で、賃金は平均より2割も低い。

「2割」の矛盾 労働時間長く、賃金は低い運送業(物流Weekly)

私は、このような極めて不合理な状況に、強い問題意識を持っています。

現在、物流業界では、2030年には35%の供給力、トラックが不足し、これによる経済損失は10兆円にものぼると言われています。

頼んだ荷物の「3割以上」が届かない! 2030年の物流危機はもう目の前、同じ県内でも料金が大きく変わる恐れも(Merkmal)

欲しい荷物が届かない、あるいは配送コストが急激に上がってしまう、そのような時代がもう目前に迫ってきています。

物流業界の問題は、あなたに関わる社会問題そのものなのです。

物流業界最大の課題は「デジタル化の遅れ」

なぜこのような状況になってしまったのか。

物流業界最大の課題は、デジタル化の遅れです。

デジタル化が遅れることで、荷主との情報が分断され、資産効率が悪化、必然的に低収益体質となり、さらにデジタル化が進まない…、物流業界は、このような悪循環に陥っています。

実際、運送業の現場では、紙やエクセルによる管理が主流であり、膨大な事務コストが発生しています。

電話やFAXできた受注を紙に記載し、その内容を別の紙に転記して集計する。

結果として、収支の管理スピードが遅く、分析も粗いものにならざるを得ません。

あらゆるプロセスに紙が介在することで、業務の効率化やデータの効率的な集計が妨げられています。

転記作業は一切不要!受注から配車、請求まで自動連携

このような問題を解決するため、我々は運送業特化のオールインワンSaaS「ロジックス」を提供しています。

ロジックスは、運送業のありとあらゆる業務をデジタル化し、DXを実現します。

製品デモをご覧ください。

ロジックスには、案件の受注から配車、請求まで、現場で行う業務が網羅されています。

まず、荷主から受注した内容をCSVデータや入力で取り込みます。

取り込まれたデータは、配車表と呼ばれる、トラックのシフト表と連携され、デジタル上で配車が完結します。

配車が完了したデータは、請求書や各種帳票にも自動で連携されていくため、現場の担当者は、二重、三重の転記作業やアナログのデータ管理から、完全に解放されます。

さらに取得されたデータはダッシュボードにも連携されるので、リアルタイムで、見たいデータをいつでも確認することができます。

営業所、部門別の収支管理は勿論、確認したい数値は取引明細にまで遡って、データを確認することもできます。

ロジックスで業務を行うだけで、業務から経営までまとめてDXが実現します。

車両ごとの営業成績を可視化し収益が改善

導入効果です。

ロジックスの導入により、複数の帳票を1つに集約し、転記作業は一切不要になり、事務担当の業務時間は半分になり、請求書作成は5分で完了するようになります。

一気通貫で業務がつながるからこそ、業務工数を大幅に削減することができています。

ロジックスの導入効果は、業務工数の削減だけにとどまりません。

実例をご紹介します。

こちらは、都内のスーパーへ配送を行う会社のデータを元に、1日当たりの売上と運行回数の相関を分析したものです。

これと実際の車両の稼働状況を合わせることで、車ごとの営業成績、すなわち、いつ、どの車が何の仕事をして、結果的にどのくらい稼ぎ出しているのかを分析することもできます。

ロジックスのデータを活用することで、運賃や配送ルートの見直し、外注車両の削減など、収益の改善にも貢献できています。

「2024年問題」目前で商談数が激増

正式リリースから半年で、大手から中小まで、全国各地への導入が進んでいます。

見込みのARR(年間経常収益)は4,000万円、顧客満足度も高く、NRR(売上維持率)は130%を超えています。

さらに、「2024年問題」と言われる法改正を追い風に、2023年の年明け以降、商談数が激増しています。

物流の2024年問題 ドライバーの時間外労働規制強化 人手不足の懸念  (NHK)

未だに成功者がいないと言われるバーティカルSaaS(※特定の業界に特化したSaaS)の領域で、我々はこれだけの数値を作り出しています。

運送管理からサプライチェーン全体へと最適化を広げる

戦略です。

我々は、物流データを軸に、運送会社と荷主をつなぎ、物流全体の最適化を施行していきます。

初めに、現在提供している運送管理SaaSにおいて、荷物から車両、ドライバー管理に至るまで、運送業の業務全体を網羅していきます。

次に、運送会社に提供している機能を荷主側に転用し、サプライチェーン全体へと領域を拡大していきます。

荷主と運送会社がつながることで、荷物、車両、ドライバーといった物流におけるコアデータが、三位一体となってプラットフォーム上に蓄積されます。

我々は、このデータとオペレーション基盤を前提に、新しい物流ネットワークを構築していきます。

具体的には、繁忙期や閑散期、車両、ドライバーといったリソース状況をふまえ、リードタイムや配送ルートの組み替え、共同配送、中継輸送の設計、弾力的な運賃形態など、資産効率と利益率の高い輸配送オペレーションを提供していきます。

物流業界を高収益なデジタルを基軸とする情報産業に

我々が挑戦するのは、SaaS事業だけで2,000億円、ネットワーク事業は2兆円という巨大なマーケットです。

従来の、アナログで分断され、資産効率の悪かった物流業界は、

デジタルベースで情報連携され、高い資産稼働率を誇る、高収益な業界へと変わっていきます。

デジタルを基軸とした情報産業へと、物流業界を変革していきます。

深い業界への理解と寄せられる厚い信頼

この事業の最大のポイントは、業界の解像度と、業界との信頼関係です。

私は、PwCでは現場のSCM(サプライチェーンマネジメント)改革、NRI(野村総合研究所)では政策を絡めた物流改革、そして現在、ascendでは物流業界全体の改革に従事しています。

業界からの信頼も厚く、行政、業界、お客様に至るまで、あらゆるステークホルダーが、我々を応援してくれています。

事実、我々は創業間もないスタートアップでありながら、複数の国家プロジェクトに採択されており、圧倒的な業界知見を有しています。

運送業界のダイナミックプライシング構築に向け、内閣府推進の国家プロジェクト始動(PR TIMES) 

事実、業界やメディアからの信頼も厚く、全国各地で講演を行い、業界のDXを牽引しています。

事実、数多くのお客様が我々の熱意に共感し、心から応援してくれています。

信頼で結ばれ、昭和風の良さがある社風

なぜここまでやり切ることができるのか、それは物流業界から「良い昭和な会社」と評価を頂いた、弊社の文化があるからです。

弊社では、エンジニアを含む全社員が出社し、日々対面で背中を預けながら仕事に向かっています。

また、月から金まで毎日、社員が持ち回りで自ら夕食を作り、全員で食事をとっています。

専用のキッチン、専用の箸袋、専用ののれんまで全て、自前でオフィスに設置しています。

ベンチャーながらもオフィスにフルキッチンやキッズスペースを整備!組織力を重視するアセンド、事業・組織拡大に伴いオフィスを増床移転(PR TIMES) 

さらに、大型バスを貸し切り、社員の家族や投資家も参加するオフサイトミーティングは、3カ月に1度の頻度で実施しています。

我々は、業界を主語に、社員一同、人生をかけて業界課題の解決に邁進していきます。

物流業界の価値を最大化する

我々は、物流業界を、バーティカルSaaSを、日本社会を代表するスタートアップとして、成長していきます。

「物流業界の価値を最大化する」、ascendでした。

実際のプレゼンテーション動画もぜひご覧ください。

(終)

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編集チーム:小林 雅/浅郷 浩子/小林 弘美/正能 由佳/戸田 秀成

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