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ICC FUKUOKA 2023 カタパルト・グランプリに登壇いただき、2位に入賞した、ジョーシス横手 絢一さんのプレゼンテーション動画【情シスが抱える「不」を効率化し、世界のITアウトソーシング市場を狙う「ジョーシス」】の文字起こし版をお届けします。ぜひご覧ください!
ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。次回ICCサミット KYOTO 2023は、2023年9月4日〜 9月7日 京都市での開催を予定しております。参加登録は公式ページのアップデートをお待ちください。
本セッションのオフィシャルサポーターはAGSコンサルティングです。
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【登壇者情報】
2023年2月13〜16日開催
ICC FUKUOKA 2023
Session 6A
CATAPULT GRAND PRIX (カタパルト・グランプリ)- 強者が勢揃い –
Sponsored by AGSコンサルティング
横手 絢一
ジョーシス株式会社
CPO(Chief Product Officer)
HP | STARTUP DB
1991年京都府生まれ。京都大学卒業後、2014年に三菱商事に入社。 「タイヤ販売・交換」のECサービス「TIREHOOD」の立ち上げに参画、同事業責任者を務めたのち、株式会社BEADの取締役COOを経て、2020年にラクスルに入社。 現在、ジョーシス株式会社のCPOを務める。
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情報システム部門をサポートする“ジョーシス”
横手 絢一さん(以下、横手) ジョーシス株式会社の横手と申します。
2020年春の、コロナの感染拡大は記憶に新しいのではないでしょうか。
それから3年が経ち、リモートワークは一般化し、それを支えるソフトウェアの導入も大きく加速しています。
その陰で、増え続けるSaaSのアカウントを1つずつ発行している人、退職日の翌日に忘れずに削除してくれている人、リモートワークもせずにデバイスの設定や受け渡しをオフィスで対応している人、外部からの攻撃が増えてセキュリティの心配事がどんどん増えている人、それらにしっかり対応しても、周りの従業員からあまり感謝されない人……。
こんな業務が自分事だと思うと、頭が痛くなってこないでしょうか。
単純作業ではありますが、そんななくてはならない業務を支えている「縁の下の力持ち」が情報システム部門、情シスの方々です。
業務効率化の裏で、情シスの離職率は平均の2倍以上
ポストコロナにおいて、多くの従業員にとって業務は大きく効率化してハッピー、一方で、情シスの方々はますます忙しくなっています。
単純業務が多いのでストレスが多く、情シスの離職率は平均の約2倍です。
中小企業では、「ひとり」情シスや「兼任」情シスが常態化しています。
こういった情シスの方々をサポートする我々のプロダクト「ジョーシス」を紹介させてください。
退職者を検知し複数の権限やアカウントを一括管理
早速、プロダクトデモをご覧ください。
これは、従業員を管理する一覧画面です。
名前やメールアドレスはもちろんのこと、部署や役職、正社員や業務委託などの雇用形態まで管理することができます。
一人ひとりどんなSaaSアカウントないしどんなデバイスを持っているか、直感的に分かるように可視化しています。
左上にTo Doとありますが、アカウントが残っている退職済みのメンバーが3名いるようです。
この方は業務委託で働かれていて、既に退職済みですが、アカウントが3つ残っています。
Salesforceのスーパー管理者という高い権限が残っており、危なそうですね。
しっかりと対応しましょう。
ジョーシスでは、停止、削除をすぐに行うこともできますし、未来の日付を設定することもできます。
今回は予断を許さないので、すぐに停止、削除をしましょう。
それぞれのアカウントに対し、停止や削除といった処理を選んで、確認、実行を押すと、3つのアカウントに、同時に一括で処理を行うことができます。
このように、異常な状態を検知し、同時に一括で削除ないし発行を行います。
未来の日付でも予約できるようにすることで、月初や月中に集中していた業務を分散し、時間に縛られない業務の進め方を提案します。
情シス業務をすべてアウトソース可能
我々がアプローチする業務は、デバイスの購入から廃棄・下取り、SaaSアカウントの発行から削除までで、これらを一気通貫で行えるのですが、実はこうした業務は全て、我々にアウトソース可能になっています。
我々のプラットフォームを通じて業務を効率化いただくのはもちろんですが、効率化した業務そのものをアウトソースいただくことで、業務からの解放を支援します。
限りある人材リソースを、より付加価値の高い業務に割り当てていただくことが、真に情シスの方々の業務負荷やストレスの軽減、ひいては高い離職率、担い手の減少といった日本のDX推進の障害を取り除く一手になると本気で考えています。
月額20万円でアウトソースし、社員をより重要な課題に配置
いくらかかるかということですが、入退社する人が月10名以下の会社の場合、こうしたデバイスやSaaSに関する業務を全てまとめて我々にアウトソースしていただくと、月額20万円です。
ジョーシスで業務を効率化した上でのアウトソースなので、情シス担当を1人採用するコストや、それを維持する人件費を考えても、魅力的な価格なのではないかと考えています。
導入企業の声を紹介させてください。
楯野川酒造は、皆さんご存知の日本酒ブランドを持つ、天保3年創業の、いわゆる老舗の非IT企業です。
こういった会社でも、効率化へのニーズがあります。
専任の情シス担当がいない、やり方も分からないという状況で、ジョーシスをご選択いただき、効率化していただきました。
何より嬉しかったのは、ヒューマンエラーのリスクを減らせる安心感を得られた、と言っていただいたことです。
続いて、アンカージャパンは外資企業で、日本で急速に事業と組織を拡大する中、兼務の情シス担当は限界、採用も進まずにどうしていいか分からないという状況で、ジョーシスを選択いただきました。
今では、全ての業務をアウトソースいただいています。
結果として、人員は1名減、業務コストは75%削減、肝心の社員リソースはより重要な課題に充てられていると聞いています。
最後に、従業員3,000名以上の、日本を代表する大手エンタメ会社ですが、管理を強化しすぎると事業部の生産性が落ちる、でも弱めすぎると事故が起きる、このバランスに悩まれていました。
ジョーシスを導入することで、事業部にSaaSの導入、管理の裁量を与える一方、全社として全事業部の利用状況を可視化して守りに備えることで、攻めと守りの良いバランスを実現できたと言っていただいています。
エンタープライズ企業から中小企業、非IT企業も含め、日本の情シスの方々を全力でサポートします。
1.5兆円のITアウトソーシング関連市場を狙う
まだ1年半ですが、トラックレコードとしては、1年間のPMFを終え、グロースをしっかりと実現できています。
解約率は1%程度、NRRもネガティブを実現できています。
最後に、TAMとチャレンジについてです。
国内の対象市場としては、SaaS市場は年間20%以上の成長率を誇る成長マーケットです。
SaaSの管理市場はまだ勃興したばかりですが、我々はこれに加えて、1.5兆円のITアウトソーシングの関連市場も狙えると考えています。
加えて、情シスが抱える「不」がグローバルで共通していると考えています。
なぜなら、管理するデバイスもSaaSもグローバルで共通しているからです。
最初から海外展開を目指し、日本とインドで組織を構築
我々は、Day1から、全世界で最もエンジニアの多いインド、バンガロールに開発拠点を置いて、日印の2カ国で組織を構築しています。
「日本で成功したから海外へ」ではなく、初めから海外展開を目指した組織、カルチャーを構築しています。
とは言っても、もちろん、言語の壁も時差もあり、フルリモートですし、情報の格差の問題など、めちゃくちゃ大変ですが、やりきりたいと思っています。
「ジョーシス」は、日本語の「情シス」をもじった言葉なのはお気づきだと思いますが、ヒンドゥー語で「情熱」を意味します。
日本から、世界中の情シスの方々に届くグローバルプロダクトを、情熱をもって生み出したいと思っていますので、引き続き、応援のほど、よろしくお願いします。
ありがとうございました。
(終)
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編集チーム:小林 雅/星野 由香里/浅郷 浩子/正能 由佳/戸田 秀成