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「1次産業(農業水産業) × ITから生み出されるビック チャンス 」【K16-5D】セッションの書き起し記事をいよいよ公開!9回シリーズ(その5)は、Asia Africa Investments & Consulting 椿さんに、運営するアフリカ専用ファンドで投資する、マカデミアナッツ栽培の事業紹介を頂きました。勉強になる内容です。是非御覧ください。
ICCカンファレンスは新産業のトップリーダー160名以上が登壇する日本最大級のイノベーション・カンファレンスです。次回 ICCカンファレンス KYOTO 2017は2017年9月5〜7日 京都市での開催を予定しております。
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2016年9月6日・7日開催
ICCカンファレンス KYOTO 2016「ICC SUMMIT」
Session 5D
「1次産業(農業/水産業) X ITから生み出されるビック・チャンス」
(スピーカー)
小林 晋也
株式会社ファームノート
代表取締役
藤原 謙
UMITRON PTE. LTD.
Founder / Managing Director
安田 瑞希
株式会社ファームシップ
代表取締役
(モデレーター)
椿 進
Asia Africa Investments & Consulting Pte.Ltd.
代表取締役/CEO
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【前の記事】
【本編】
椿 では目先を変えて、アフリカの農業をご説明したいと思います。まずは私の自己紹介です。
農業×IT×アフリカ!
椿 私の会社は海外の農業に投資をしていて、今主にアフリカで農業をやっていますが、その中から2つご紹介します。
1つは、ルワンダでマカデミアナッツを作っています。
見た目は小さな物ですが、今農園をどんどん広げていて、30ヘクタール位からスタートし、今は160ヘクタール程度、来年は300ヘクタールぐらいまで広げようと思っています。
ただ、桃栗3年柿8年と言いますが、マカデミアナッツは実がなり始めるまでに7年かかるんです。
マカデミアナッツ投資で利回り10%の運用が可能
投資家の方には面白い話しだと思いますが、10年経つとそれ以降はずっと配当で10%の利回りが出せます。今、国債買ってもマイナスですよね。
30年国債だったらナッツ買ったほうが、10億円投資したとしたら10年目から毎年1億円入ってくるという、ちょっと変わった商品で、マカデミアナッツはなり始めるとそこから先80年間は穫れます。
高地で非常にいい所で、湖の向こうはブルンジです。このような場所に苗木を接ぎ木で植えます。
当社はこのようなことをやっています。
点滴灌漑を導入
椿 我々は自分の農園以外に、既に埋まっている契約農家さんのものを仕入れて、クッキー等商品を作ったりもしています。
ある程度水を撒いた方がいいということで、最近点滴灌漑をやってみました。イスラエルのネタフィム社さんの点滴灌漑を導入し、自動で水を撒くようにしました。
櫓は超ローテクで、このような大きいポリタンクを数万円で購入しこのような櫓を作りました。
そして点滴チューブで流していく、というのをルワンダで導入し、収穫量が上がってペイすればもっと広げてみようと思っています。
日本は雨が降るのでほとんど天水でやっているところが多いですが、イスラエル等砂漠地方では点滴灌漑が非常に大事で、水の消費量が半分ぐらいですむと言われています。
今これをワイヤレスで操作するのが流行っていて、インドもこの間政府が助成金を出し、国の6割を点滴灌漑にする、という話も出てきています。
水を撒くのと撒かないのでは収穫量が2割ぐらい違うので、かなりペイできそうな気がします。
また、ドローンで監視できないか等、ルワンダでは色々と模索中です。
(続)
編集チーム:小林 雅/榎戸 貴史/戸田 秀成/城山 ゆかり
続きは ザンビアでの大型穀物生産のスケールの違いに驚愕!(AAIC椿) をご覧ください。
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【編集部コメント】
続編(その6)では、その5に引き続き、Asia Africa Investments & Consulting 椿さんに、運営するアフリカ専用ファンドで投資する、ザンビアでの大型農業の紹介を頂きました。是非ご期待ください。他にも多く記事がございますので、TOPページからぜひご覧ください。
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