父と旅して学んだこと。人生は旅であり、サバイバルである | 【ICC】INDUSTRY CO-CREATION

2. 父と旅して学んだこと。人生は旅であり、サバイバルである

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「人生は旅である。旅についてアツく語ろう」全5回シリーズの(その2)は、シンクロ西井さんが出くわした、山の上の謎の民族の話からスタート。DRONE FUND大前さん、探究学舎 宝槻さんの親子旅行のエピソードも語られます。旅の猛者たちいわく、通じなかろうと日本語で伝えるべきときがあるといいます。実践アドバイスも合わせて、ぜひご覧ください!

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ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。毎回250名以上が登壇し、総勢900名以上が参加する。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。 次回ICCサミット KYOTO 2020は、2020年8月31日〜9月3日 京都市での開催を予定しております。参加登録などは公式ページをご覧ください。


【登壇者情報】
2019年9月3〜5日
ICCサミット KYOTO 2019
Session 10D
大人の教養シリーズ
人生は旅である。旅についてアツく語ろう(90分拡大版)

(スピーカー)

大前 創希
DRONE FUND
共同代表パートナー

小田 健児
株式会社 電通
クリエーティブプランナー

西井 敏恭
株式会社シンクロ 代表取締役 /
オイシックス・ラ・大地株式会社 執行役員CMT

宝槻 泰伸
探究学舎
代表

山下 貴嗣
Minimal -Bean to Bar Chocolate- 代表
(株式会社Bace 代表取締役)

(モデレーター)

宮宗 孝光
株式会社ドリームインキュベータ
執行役員

「大人の教養シリーズ 人生は旅である。旅についてアツく語ろう」の配信済み記事一覧


連載を最初から読みたい方はこちら

最初の記事
1. 旅を愛する5人が語る、思い出の旅、笑撃の旅(写真付き)

本編

西井 コテカは特別な男性用装身具を身に着けている人たちで、僕は彼らに会いたかったのです。

とりあえずパプアニューギニアに旅行に行ったけど、当時はコテカという名前すら知らなかったので、ネット検索してもちょっと変な画像ばかり出てきて、ロクな情報を見つけられませんでした。

その島にはたどりつけないけれど、ドラクエみたいに、「この人に会いたいんだけど」と、コテカが着いているジェスチャーをしながら町の人に聞き回っていました(笑)。

そしてバスに乗りながら2日ぐらい山へ行き、その村に入った時、この写真に写っている人たちが僕を襲ってきたのです!

(会場爆笑)

山の上の村にこの民族がいた

宮宗 襲われてどうなったのですか(笑)?

西井 めっちゃ怖くて(笑)。すげえ本当に怖くて。本当に山の上の村にこいつらがいたんです!

宮宗 特撮みたいですね……。

山下 パプアニューギニアって本当に危ないですからね! ここにもカカオがあるので、僕も行くのです。めちゃくちゃ危ないです。特に女性は行ってはいけない。

西井 はい、危険です。治安もよくない。

山下 どうやってこの写真を冷静に撮ったのかも気になりますね……襲われてるんですよね?

西井 僕はドラクエみたいな、村人にこの村に行けと言われれば次の村に行く、という旅をしています。

ですから村に入ったらこの人たちが出てきた感じです(笑)。一緒に連れていってくれた人が、彼らの仲間らしくて。仲間はちゃんとパンツをはいていて、マスクもかぶっていなくて普通です。「こういう人たちがいる、俺がいるから大丈夫だ」というから一緒に行って……。

でも僕は……全然違うじゃないですか?

宮宗 違います。みなさん違うと言ってあげてください(笑)。

写真左から、DRONE FUND大前さん、電通 小田さん、シンクロ西井さん

山下 何か、写真奥の方、燃えていますよね(笑)? 冷静に見ると本当にやばい写真です。

西井 僕を襲おうとしたのかな……こう見えて、彼らは結構身長が低いのです。150〜160cmくらいかな。

もともと体の小さい民族なので、自分たちを防御するために、他民族が入ってきた時には体に泥を塗って、このマスクをかぶって出てくるらしいです。ただ戦いには弱いらしい。この爪とか弱そうじゃないですか?

(一同笑)

マッドマンに会いたい!忘れざる太平洋戦争と民族を巡る、パプアニューギニア!(トラベルコ)

山下 パプアニューギニアには、木の上にずっといて降りてこない民族もいます。

西井 結論を言えば、僕は裸族のコテカを着けた人たちには会えなかったのですが、また次の機会に会いたいと思っています。

宮宗 では次は大前さん、この西井さんの話の後では話しにくいかもしれませんが(笑)。

農家の人に「婿に来い」と言われて……

大前 いや、めちゃくちゃ話しにくいですね(笑)。

印象的だった旅は、10歳の時に一人でオーストリアに行った時のことです。

前日にいきなり父に「一人でオーストリアに行ってこい」と言われました。友人がそこにいるので、スキーを学んでこいと言われました。

当時僕は英語も全然話せなかったし、オーストリアはそもそも英語圏ではありません。

ホストファミリーはオーストラリア人だったので英語で話してくれましたが、印象的だったのはスキーではなく、そのホストファミリーのお姉ちゃんに一目惚れしたことです。

淡い青春の思い出です(笑)。

その人と一緒に滑りたいがゆえに、スキーを学びました。ボーゲンでずっとその人についていきました。

写真左から、探究学舎 宝槻さん、Minimal山下さん、ドリームインキュベータ宮宗さん

西井 旅先の恋って、結構ありますよね?

山下 僕は35歳独身ですが、農家の人たちから「婿に来い」とめちゃくちゃ言われますね(笑)。

「娘さんいくつですか?」と聞いたら、「14」と言われて、40の聞き間違いかと思ったのですが、14でした。

彼らにとっては、農家の14歳の娘だと、嫁ぐのが当たり前のようです。価値観の違いを感じた経験です。

なので、35歳で独身、離婚歴がないというのは「ちょっとおかしいのでは?」と思われました(笑)。

西井 どこの国ですか?

山下 どこでもです。中米でも、よく言われますね。

オロロンラインを疾走する父親を空撮

宮宗 大前さん、スケッチブックの下に書いているエピソードもぜひ、披露してください。

大前 うちの父親(経営コンサルタントの大前研一さん)が「北海道を4分の3周するから、俺のライダー姿をドローンで撮れ」と言い出したのです。ちょうどドローンを始めた頃でした。

ファミリー動画ですが、お見せしますね。

KO北海道バイク旅2016 from enzosan on Vimeo.

宮宗 これはいつ頃ですか?

大前 2017年夏ですね、4台のカメラで撮影しました。稚内周辺のオロロンラインです。

オロロンライン|稚内まで海岸線をひた走る絶景ドライブルート!(北海道ラボ)

このあたりは、空の抜けがいいんですよね。ここを撮りたいよねという話になりました。

一同 バイクいいですね、きれいですね。

大前 車はあまり通らないのですが、たまたま一台、キャンピングカーが通ったのはラッキーでしたね。

小田 山口県に角島大橋がありますが、観光客が多いので、こういう動画は撮れないですね。

角島大橋(下関公式観光サイト)

大前 こういう動画を撮るのは難しいので、同じところを時速30kmで6回通ってもらったりして(笑)、それを編集しました。総録画時間は、60時間くらいでしたね。

(会場笑)

大変でしたよ(笑)、楽しかったですが。僕の友達にも来てもらって、ちゃんとお金も払って。

小田 もう仕事じゃないですか(笑)。

父親からサバイバル術を学ぶ旅

宝槻 うちにも、漫画になった変わった親父がいまして。

とんでもオヤジの「学び革命」: 「京大3兄弟」ホーツキ家の「掟破りの教育論」 (日本語)

僕らが高校生、中学生だった時、その親父と一緒に、欧米を2ヵ月間、旅しました。

皆さんのようなすごいエピソードはないのですが、その家族旅行がとても印象的だったのです。

父親から旅先で、サバイバル術を学びました。

例えばダビデ像を見るときやホワイトハウスに入るとき、何時間も並ぶこともあります。整理券が配り終わられて、何なら今日はもう見られないとか。

アカデミア美術館で本物のダヴィデ像を見よう!(TRIP’S)
ホワイトハウスの内部見学へ!ワシントン観光で外せない人気スポット!(TravelNote)

しかしうちの親父は必ず、最初に入れるようにチケットを取ってくるのです。

宮宗 並んで?

宝槻 並ばないのに。

宮宗 どういうことですか(笑)?

探究学舎 代表 宝槻 泰伸さん

宝槻 並ばないのに、入れるように手配しているのです。

どうやって手配しているのかを聞いたら、中国人を見つけて、その中国人に、日本語で話しかけろと。

近くにいる欧米人は、中国人と日本人の見分けはつかないので、「あ、仲間が来たのね」と思います。

でも話しかけられた中国人は、日本語が分からないから「何だこいつ?」と避けられますよね。そうなると、スペースが空いて、すっと入れるのです。

(会場笑)

宮宗 (笑)それ、今、だいぶ話飛びましたよね!?

宝槻 そうやって、先頭に入る技を教えてもらって、この親父はすごいなと思いました。

もう一つ、イタリアのコロッセオに並んでいた時に、屋台に水を買いに行きました。

見学がもっと楽しくなる!「ローマのコロッセオ」にまつわる5つの豆知識(たびこふれ)

すると1本1,000円で売りつけられたので、半泣きで親父に「1,000円もした」と持って行くと、親父が店に行き、日本語で「お前ふざけんな、店を畳むぞコノヤロー!」と言ったのです。

そうすると店の主人が、すみませんと1,000円を返しました。

親父が帰ってきた後、列では「ヤクザだ」とざわざわしたのですが(笑)、日本人でも自信を持って対応すればいいんだと学びましたね。

宮宗 そのまとめ方、ちょっとおかしくないですか(笑)!?

西井 宝槻さんのお父さん、頭おかしいですよね。

宝槻 はい。変わった親父で。

「人生は旅」のため高校を中退

西井 知っている人は多いかもしれませんが、宝槻さんは3兄弟ですよね。誰も高校に行っていないですが、3兄弟を全員京大に入学させているんですよね。

宮宗 ちなみに、宝槻さんのお父さんをご存知の方はどのくらいいますか?

(会場ちらほらと挙手)

宝槻 家庭教育で子供を育てるというポリシーが強くて、学校に行かせない親父でした。

この旅行の時も、2ヵ月間全員学校を休みました。

西井 そのメソッドを今、宝槻さんがお仕事にしているのですよね。

宝槻 そうです、父は昔から「俺は教育をハッキングしている」みたいなことを、よく言っていました。

(会場笑)

宮宗 それ、ハッキングじゃないですよね(笑)!?

西井 でも、ひたすら漫画を買い与えられるのですよね?

宝槻 (スルーして)そうそう、子どものときはよく旅もしていました。

西井 宝槻さんの本を読むと出てくるエピソードですが、「学校辞める」と言ったら「うん」と言われて終わったんですよね(笑)。

宝槻 そうです、普通に「いいよ」って(笑)。

宮宗 全員、高校中退ですか?

宝槻 はい。人生は旅だから、と。

一同 今日のテーマにつながった(笑)!

(会場笑&拍手)

主張は日本語がイチバン

山下 話を少し戻すと、日本語を理解しない人は多いので、強気で日本語で話すと、こちらの意図通りに事が進むのです。

宮宗 海外はほとんどそうなのですか?

宝槻 そうですね。

山下 英語や中国語など、自分が理解できない言葉で勢いよく話しかけられると、圧倒されますよね。

僕も産地で、日本語で強気で価格交渉をするのですが、なぜかはよくわからないですが、その結果、通ることが多いです。

(会場笑)

西井 それはありますね。色々な国に行っているので、言葉の通じないことの方が多いです。

下手に通じることを言うより、日本語でキレるようにしています。

DRONE FUND共同代表パートナー 大前 創希さん

大前 ドイツに行った時、僕はドイツ人だと間違われて。

一同 確かに(笑)。

大前 僕はそういった問題が多いのです。ヨーロッパでは特に、その土地の人だと思われるのです。

ドイツでタクシーに乗った時、Googleマップを見ていたら、明らかに遠回りをされました。

払えと言われたので頭にきて日本語で怒鳴ったら、減額して頂けました(笑)。僕はドイツ語が分からないし、相手には英語が通じないし、じゃあ日本語だと思って。

日本語の汚い言葉って、インパクトがあるんだなと思いましたね。

山下 効果はありますが、身の危険もあるので、おすすめはしません(笑)。でも、効きますよね。

大前 日本人が外国に出て、しれっと日本語でその国の悪口を言っているのをよく見かけます。

カナダに行った時、スキーリゾートで、母とゴンドラに乗っていました。

母はジャネットと言って、もう日本人になっているのですが、見た目は金髪ですから、僕と母がカナダにいると現地の人に見えるわけです。

そこで日本人のツアーの団体客が、カナダや欧米の「食事がまずいよね」とか悪口を言っていました。

カチンと来たので、隣にいたジャネットに日本語で「ねえ、今日、昼どうする?」って聞いたのです(笑)。

(会場笑)

そうしたら、その場にいた日本人みんなサーッと、全く話さなくなりましたね(笑)。

でも外国語で悪口というのはやっぱり、やってはいけない行為だと思います。やっちゃダメ!

西井 学生時代、インディージョーンズのヨルダンのペトラ遺跡に行った時のことです。そこは入場料が高くて、50ドルするのです。

インディージョーンズのロケ地!世界一入場料が高い世界遺産「ペトラ遺跡」とは(RETRIP)

それで夜中に黙って忍び込んで見て回っていたら、次の日の昼に現地の警察に捕まりました。

結果、お金は払ったのですが、最初は「学生だから」と英語で抵抗していました。

でも彼らにはほとんど英語が通じなくて、断片的に通じた英語で僕が相手を罵ったと思われて、やぶへびになったことがありました(笑)。

それ以来、英語でキレるのはやめました。海外では、日本語でキレる方が正しいと思います。

宮宗 すごいメソッドですね(笑)。

(続)

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続きは 3.密輸団と間違われて、ブルキナファソで拘束(シンクロ西井敏恭さん)をご覧ください。

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編集チーム:小林 雅/浅郷 浩子/大塚 幸/戸田 秀成

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