ブランドの世界観の形成は体験の一貫性が重要【F17-8B #5】 – INDUSTRY CO-CREATION(ICC)

ブランドの世界観の形成は体験の一貫性が重要【F17-8B #5】

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「コミュニティの「世界観」をどう作り上げるのか?」【F17-8B】セッションの書き起し記事をいよいよ公開!7回シリーズ(その5)は、オフラインのイベントの活用術と合わせて、世界観を具現化することのパワーとリスクを議論しました。是非御覧ください。

ICCカンファレンスは新産業のトップリーダー160名以上が登壇する日本最大級のイノベーション・カンファレンスです。次回 ICCカンファレンス KYOTO 2017は2017年9月5〜7日 京都市での開催を予定しております。


【登壇者情報】
2017年2月21日・22日・23日開催
ICCカンファレンス FUKUOKA 2017
Session 8B
ネットメディア&コミュニティの「世界観」をどう作り上げるのか?

(スピーカー)

青木 耕平
株式会社クラシコム
代表取締役

堀江 裕介
dely株式会社
代表取締役

松本 龍祐
株式会社ソウゾウ
代表取締役社長

(モデレーター)

小林 雅
ICCパートナーズ株式会社
代表取締役

「コミュニティの”世界観”をどう作り上げるのか」の配信済み記事一覧

【前の記事】

【本編】

堀江 オフラインの使い方、というところでお伺いしたいのですが。

ユーザー数が1千万人、2千万人と増えていくと、オンラインで打てる施策が少なくなっていくと思います。

そうした時に、メルカリが主催したハロウィンイベントやオフラインのフリーマーケット等は短期でのブランド形成が、長期でのCPAを下げるためのブランディングに生かされていると思います。

(メルカリ主催のフリーマーケットの様子、出典:メルカリフリマ

堀江 オフラインの施策はオンラインのそれに比べてコストが掛かり、リターンが見えづらいと思いますが、社内ではどのように企画して結果を検証していますか?

松本 担当でないので詳細は分かりませんが、オフライン施策も出来るだけ定量化しようとしています。

例えば、イベントであればPRに紐付けて、PRの放送時間ではなく、その期間にどのくらいオーガニックインストールが増えたかとか、リアルフリマに対しても芸能人をゲストに呼んで、それによるPR露出によって、非定量なブランド化についても合算すると合うという試算はしています。

世界観の”マジック”を壊すリスクもある

小林 青木さんのところはミートアップ等はしていますか?

青木 まだあまり積極的にやっていません。今年の秋ぐらいに試そうかという話は社内で出ていますが今回もその話は流れそうです。

何故かというと、本気で質の高いリアルイベントをやろうと思うと非常に難しいです。

メディアの上でコミュニケーションしているからこそ出せている「マジック」というものが。リアルの場に出た時に、相当の力量が無ければそのマジックが解けてしまうと思います。

よりリアリティのあるリッチな情報を提供すればならない程、そこに魔法を持たせるのは難しくなると思っています。

情報量が多ければ多いほどファンタジーは薄れていくと思っていて、今回のテーマにもなっている「世界観」を作ってそこのファンタジーでビジネスをやっているわけです。

リアルイベントをやってファンタジーを維持向上させることができるのか、結果的にリアルイベントをやったことで、少しでもブランドイメージが毀損することがないか非常に心配しているので、やり慣れないことで積極的に失敗を出さないようにしているという事情はあります。

松本 女優はスクリーンの向こう側にいることで価値がありますが、アイドルの場合は握手会等で実際に会える。

アイドルの場合はスクリーンとのギャップがあることを分かった上で、時々握手できるという姿勢でファンになるという、ここの設計の違いですよね。

小林 頷いてらっしゃいますが、何かご意見ありますか?

堀江 そうだなと思いました。

青木 リアルイベントというよりは、例えばクラシコム ヴィレッジのようなものをどこかの山に設置するというくらいのやり方でないと、リアルで積極的になれないという気持ちがあります。

キャッシュ(現金)を積み上げていって、その後一気に、例えば山梨県の丘の上等に3万坪の土地を買うというようなことはやりたいと思います。

小林 ICCはリアルイベントをやっているので逆ですね。

初めて参加する方は記事を読んでからいらっしゃっていると思いますが、記事よりもライブのほうが良いですよね?

ここの熱量はテキストでは伝わらないです。

「ドラゴンボール」は実写化してはいけない?

青木 漫画や小説が実写化されるのと共通していると思っています。

世界観の抽象度、つまり非現実性が高ければ高いほどリアルの設定に気をつける必要があると思います。

提供しているメディアがリアリティを重視しているものであれば、当然メディアよりもリアルになってくるのだと思います。

我々の提供しているものがリアリティの薄いものだというのが、リアルイベントに踏み切れない理由だと思います。

 ドラゴンボールが(実写)映画化してはいけない理由に似ていますよね。

現実を見た瞬間にそのブランドに対しての憧れの気持ちが弱くなってしまうというリスクが怖いということですね。

小林 逆に言うと、ファンタジーが具現化出来れば非常なパワーがあるということですね。

青木 ディズニーランドはそれだけのことが出来たから実行したのだと思いますが、その中間地点で、例えばディズニーキャラクターショー等を頻繁にやっていたらあの位置には行けていないと思います。

非常に素晴らしいものが出来るならやりますが、中途半端なキャラクターショーの様なものをやりたくないと思っています。

(続)

続きは 熱狂的なユーザーが収益の大半を生み出す仕組みを作ろう をご覧ください。

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編集チーム:小林 雅/榎戸 貴史/戸田 秀成/横井 一隆/立花 美幸

【編集部コメント】

ドラゴンボールの実写映画は、もはや別の世界観が出来上がっていたと言っても過言ではないほど、壮絶な狂気を感じました(榎戸)

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