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【活動レポート】ICC サミット KYOTO 2018 京都下見レポート Part.2 見て、食べて、学んできました!<体験編>

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みなさんこんにちは、ICCパートナーズの活動をお伝えする浅郷です。先日、京都の視察旅行に社員総出で行ってきました。会場のレポートでは、おもにICCサミット KYOTO 2018当日の運営や会場に関わることについてお伝えしましたが、こちらのレポートでは、ICCパートナーズのメンバーが京都で体験したこと(春光院の坐禅も初体験!)、およびもしも時間があったら、京都でお楽しみいただきたい観光地やレストランなどをお伝えしたいと思います。

本筋の活動から外れる内容も多いのですが、意外なところでICCの活動の趣旨に沿うところや共感できるものも発見できました。とても長いので、お時間があるときにお楽しみください。

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ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。毎回200名以上が登壇し、総勢800名以上が参加する。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。次回 ICCサミット KYOTO 2018は2018年9月3日〜6日 京都市での開催を予定しております。


9月2日〜4日のICC サミット KYOTO 2018に参加される方、とくにスタッフ参加される方は、日々のFacebookで私たちの動きをよくご存知かと思います。私たちは、京都の視察ツアーで食い倒れていただけに見えたかもしれません。たしかにそれは否定しません。私たちはおいしいものが大好きです。でも、それには理由があります。

ご参加いただく方々に提供するものを知らないでどうするのか、知らないものを本気でおすすめできるのかという、きわめて真剣な思いです。

結果的にはおいしいものを食べるに至るのですが、知っているからこそ語れる、何がどうおいしいかわかるので、心の底からおすすめできるのです。

だいぶ言い訳がましくなってきましたので、早々に私たちが京都で体験したものをレポートしたいと思います。最初は観光地からご紹介します。

おすすめ体験その1:南禅寺

会場のホテルから、一番近いお寺が臨済宗大本山 南禅寺。登壇者の方、参加者の方は、散歩やジョギングがてら、ふらりと訪れてみようという方もいらっしゃるかもしれません。そこで、私たちもブルーボトルコーヒーの打ち合わせのあと、訪れてみることにしました。ウェスティン都ホテル京都から徒歩15分程度です。

ブルーボトルコーヒーから10分弱。参道を歩いていきます

門に着きました!

正面の三門は有料ですが、上に登ることができます

三門を上がったところ。眺めがいいです

最近では市川海老蔵主演の石川五右衛門のドラマ撮影にも使用されたとか

上から見下ろしたところ。結構高いです

境内の建物を巡ります。

「そうだ 京都、行こう」のキャンペーンで有名な南禅寺の天授庵(入場料:一般500円)。CMでは窓の外が紅葉で真っ赤でしたが、この日は猛暑により白光りしていました

天授庵の庭園。どこを撮っても絵になります

ちょうど蓮の花が開き始めたとのこと、行ってみました

池いっぱいに咲いていました

敷地内はところどころ有料ですが、多くの場所が無料で散策することができます。運営スタッフのみなさんは、もし会場まわりの観光スポットを聞かれたら、南禅寺とお伝えしてみてくださいね。下は早朝にICC北原が撮影した写真です。朝早くに行って、気合いを入れるのもいいかもしれません。

暑くなる前の早朝の拝観はおすすめです

おすすめ体験その2:島津製作所 創業記念資料館

島津製作所というと、名前は知っていても一体何を作っている会社?と思うかもしれません。私もそうでした。でも弊社代表にとって、二代目の島津源蔵は尊敬する人物。前日にミラツクの西村勇哉さんとのディナーで熱く語っていたこともあり、私たちは創業記念資料館を訪ねることにしました(というか、今回の出張行程表にすでに入っていた)。小林は京都に来るとき2度に1度は、こちらを訪れるそうです。

FORTUNE GARDENやリッツ・カールトンの近くにあります

建物は木造2階建てで、創業者の初代島津源蔵の邸宅。約45年間本店としても使用されたそうです。展示物は、初代から現在に渡るまでの発明物や製作物、書簡や、子どもが触って遊べるような実験おもちゃなど。入ってすぐの場所に、訓示がありましたのでシェアします。

写真が傾いていてすみませんが、含蓄のある言葉に身が引き締まります

続いて、二代目島津源蔵の生涯を紹介したアニメを観ました。初代創業者の島津源蔵は二代目が25歳のときに急死し、そこから二代目を襲名して、島津製作所を継承しました。

館内にて、二代目島津源蔵のアニメを鑑賞中

襲名以前にも、発電機を開発するなど発明の才に加えて「日本のような石油のない国では、電気自動車でなければならない」と、先見の明もあった人物であることがわかります。実際に1917年に、アメリカから初めて日本に輸入された電気自動車5台のうち2台を所有し、1946年の引退までそれに乗って通勤していたといいます。(詳しくはこちらへ)

鉛の蓄電池を自社製に取り替え、30年間愛用したデトロイト号の模型。本物は現在も運転可能だそう

ちなみに映像を観て非常に感銘を受けた小林は、受付で「この映像をYouTubeなどでも公開すべきです」と熱く訴えたり、「デトロイト号をICCサミットで展示したい!」とGSユアサ社の問い合わせフォームから連絡したそうですが、残念ながら相手にされなかったそう。

「日本のエジソン」と呼ばれる島津源蔵は、学校に通わず家業を手伝い、10代のころから発明に携わってきました。この資料館にはその数々が展示されています。レントゲン博士の発見からわずか11ヵ月後にX線の撮影に成功し、国産第一号の医療用X線装置を1909年に発表、現在でも島津製作所はX線装置のパイオニアとしてこの分野の最前線を走っているそうです。

2代目の島津源蔵が15歳のころ発明したウイムシャースト感応起電機(高電圧を発生させる機械)

発明の背景を伝えるエピソード

好奇心をくすぐるアイテムも展示されています。歪んだ絵が、筒に映ると正しい絵に見えます

昔のレントゲン撮影を再現した展示

以下、前日にミラツクの西村さんへ、この資料館について熱く語っていた小林さんの言葉です。

「日本最初の電気自動車を作った人ですよ、これってイーロン・マスクよりすごくないですか? 家業を手伝って学校に行けず、独学で英語を勉強し、発明を続けたブレイクスルーの人なのです。島津源蔵のインタビューを読むと感動するのです。教科書に載っていない歴史を紐解く気分です。

今、ICCサミットのセッションを書き起こしているのも、未来のためです。僕らはアメリカがすごいと思いがちだけれども、日本にはもっとすごいイノベーションがある。それをもっとアピールしていいと思うんです」

ICCの奥底に流れる精神を感じる場所が、こんなところにあるとは。日本のイノベーションの力に発奮したい方、インスパイアされたい方は、ぜひ足をお運びください。(水曜休館、入場料:大人 300円)

二人の島津源蔵(1)(ヒストリーを読むことができます)

敷地内に植えられていた桔梗。寺社やお店の庭など、京都は桔梗が多いですね

おすすめ体験その3:春光院で坐禅をする

昨年に引き続き、京都の3日目の朝は春光院での坐禅体験を提供します。こちらも定員の倍以上の応募をいただいて、なんと最終日2回開催になりました。まずは私たちも体験しなければなりません。しかも小林も初体験だといいます。

タクシーで大本山妙心寺の敷地内にある春光院に着きました。迎えてくださるのは、ICCサミットでも過去にご登壇いただいている、川上(全龍)隆史 副住職です。

タクシーで妙心寺の敷地内に入り、春光院の前で下車します

眼の前の立派なお堂が春光院です

海外の方々に混ざっての体験だったため、説明はすべて英語で行われましたが、当日はもちろん日本語です。坐禅だからといって、座る脚の形にこだわらなくてもよく、楽な姿勢で座ってもOKなこと(椅子も用意されています)が、まず最初に説明されました。

活発なQ&Aタイムもありました。仏教とは「幸せ」や「穏やかになること」が目的ではない、と川上さん

瞑想中は、背すじを伸ばし、吐く息を長くしながら、自分の呼吸、鼻、息を吸い込むときの肺のふくらみを感じとります。

瞑想というと、何も考えず頭の中を「無」にするというイメージがあったのですが、むしろ瞑想中に浮かんでくる感情や考えを客観的に観察する、というのが体験して初めて学んだことでした。

現実=外界で、自分が経験できることには限界がある。変わり続ける、不安定なもの。
脳内=限界はなく、しっかりと一貫性をもたせることができるもの。

瞑想は、外界からやってくるさまざまなことを受け入れ、理解するための脳内を準備するもので、深い呼吸によって神経を鎮めることができるのは、科学的にも証明されているそうです。

瞑想の時間が終わると、「幸せになること」に囚われすぎてはいけない、自分だけの幸せにこだわっても、人は一人で生きているわけではないし、どんな物事も独立して成り立つわけではないと、川上さんがメッセージを送ります。勝手ながら、これまたICCの「ともに学び、ともに産業を創る」というポリシーと通じるものがあると感じました。

その後、院の施設を見学させていただきました。

海外の方々は、仏像や飾りに興味津々

振り返るとお庭の木々が涼しげです

狩野永岳作のすばらしい襖絵も見学できます

見学したあとは、お抹茶とお菓子をいただいて瞑想体験が終了しました。

坐禅のほかにも、お茶体験や習字体験クラスが定期的に行われています

おすすめレストラン:登壇者が食するものを食べる(ICCのおすすめレストラン)

ここからは食レポです。 いずれも小林厳選、ICCパートナーズ社員全員太鼓判の、おいしいお店ばかりです。お時間があればぜひ行ってみてください!

マールブランシュ

開催中の3日間、登壇者の方々に控室で提供するお菓子が、マールブランシュの「茶の菓」。京都のおみやげといえばこれ、お濃茶ラングドシャにホワイトチョコレートを挟んだとてもおいしいお菓子です。OLが選ぶナンバーワン京都土産といわれて久しいお菓子ですが、そのカフェが京都駅内にあることをご存知ですか?

私たちは、先に京都駅に到着した小林のSlack投稿で知りました。

Slackを見ると、続いて到着した前回MVPの北原も小林に合流しているようです。当然私たちも食べました。季節限定のケーキもあり、とてもおいしいです。お抹茶(ホット/アイスあり)と一緒にいただくのが絶品です。

この写真が運営スタッフのFacebookに投稿されてから、社内の力関係が変わりました

京都駅の地下一階「みやこみち」にあるマールブランシュカフェ
営業時間は9:00〜21:00。併設のショップでおみやげも買えます。甘いものが好きな方はおすすめです。

THE SODOH

(9/3 オープニングパーティー会場)

THE SODOHは、ICC サミット KYOTO 2018の開催前夜、登壇者や参加者の方々対象のパーティーで使用する、京都らしさを感じられるお店です。こちらでは、関西在住で、京都でも2つのセッションに登壇いただくミラツク西村 勇也さんと夕食をご一緒しました。

和モダンなインテリアが落ち着く店内

西村さんは、「自分より年上だと思っていた」とICC尾形(写真右奥)の実年齢を聞いて愕然

左は牡丹海老と魚介のマリネ。右はパスタのサマートリュフのタリオリーニ

メインは仔羊のコトレッタミラノ風

6品のコースで、5500円とは思えないすばらしいイタリアンを堪能したあと、外に出てみると高台寺がライトアップされていました。京都の夜はドラマチックです。前夜祭のパーティーに参加いただく方々も、きっとお楽しみいただけるのではと思います。

塔の上に月が見えます。背が高い人なら、もっと五重塔が見えると思います!

FORTUNE GARDEN

(スタッフ前夜祭、プレミアム・パーティ、プレミアム・アフターパーティ)

FORTUNE GARDENでのパーティーはおもに屋内ですが、1日目のレッド・パス対象のアフターパーティでは屋上のバーを会場として使います。SODOHのディナーのあと、西村さんも一緒に、このルーフトップガーデンにもお邪魔しました。ここで電通の各務さんにばったり会うといううれしい偶然も。

ここでも西村さんは、尾形の年齢を何度も確認

音楽が流れ、開放的な雰囲気でお酒を楽しめるルーフトップのバーを京都でお探しなら、おすすめです。

ちなみに、小林と北原は昼間にこちらでランチもいただきました。

ランチはワンプレートで1000円〜2000円。コースもランチなら2500円から楽しめます

カジュアルで活気があり、かつおいしいお食事を楽しみたい方にはおすすめです。1927年に誕生した島津製作所旧本社ビルでもあり、歴史のある建物も見応えがあります。

鮒鶴

(スタッフ前夜祭 9/5 登壇者・参加者パーティー会場)

鮒鶴は京都、木屋町にある明治3年創業の老舗料亭で、「京フレンチ」を提供するレストランです。
こちらでランチ「メインのお料理をお魚又はお肉からお選びいただけるハーフコース」をいただきましたが、本当におすすめです! お店の中、お客様も含めて大人の雰囲気で上質なお料理が提供されますが、感覚的に東京の半額のお値段で楽しめます。

鱧の炙り 冬瓜と梅のクーリ 京の夏野菜と共に/トウモロコシのスープ ほうじ茶のジュレ

メインのオマール海老のテルミドール 西京みそ風味/本日のデセール

ザ・リッツ・カールトン京都

低層で、外資のホテルという威圧感がありません

ザ・リッツ・カールトン京都は、鴨川沿いにある低層の建物です。こちらのカフェでのぞみの藤田 功博さんと打ち合わせを行いました。写真には残っていないのですが、建物に入る前の流水を使ったアプローチ、ホテルに一歩入るとロビーに漂ういい香りなど、むせ返るような外の暑さとはまったく別の世界です。そういう「場の空気を創る」ところを学ぼう、とは小林の弁です。

お茶やコーヒーはさすがリッツカールトンのお値段ですが、小さな焼き菓子がついてきます。マカロンで有名なピエール・エルメのショップも入っていました。

おめん

小林は食べる店ひとつにこだわるタイプです。調べ上げた結果、暑い京都で、冷たくおいしいうどんを食べるなら一押しはこの店、毎回来ているということで、坐禅体験のあとのランチに向かった店が「おめん」(銀閣寺本店)。1967年創業で、市内に四条先斗町店、高台寺店があります。

写真はSODOH近くにある高台寺店

おめんと季節料理のセット。1980円

おめんと鯖ずしのセット。1900円

セットについてくるうどんとつけ汁、たくさんの薬味

セットだと大変なボリュームなのですが、打ち立てのうどんにたっぷりの薬味をのせていただくと、あっという間に平らげてしまいます。食文化が豊かな京都は本当にすばらしいです。



後半、すっかり食い倒れ自慢のようなレポートになってしまいましたが、この下見で、9月の本番がより具体的にイメージできるようになってきました。運営スタッフのみなさんも、しっかり学んだあとにもし時間があれば、ぜひ京都を楽しんで帰ってくださいね。

過去最大人数のご参加表明をいただいていますが、ご来場いただく皆様に、最高の体験となり、新しい出会いの場が創れるように、ICC社員一同、スタッフの皆さんと力を合わせてがんばりたいと思います! 以上浅郷がお送りしました。

(終)

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編集チーム:小林 雅/浅郷 浩子/北原 透子

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