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「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場「Industry Co-Creation(ICC)サミット FUKUOKA 2025」(2025年2月17日〜2月20日開催)、2月19日の朝に「CATAPULT GRAND PRIX (カタパルト・グランプリ) – 強者が勢揃い」 Sponsored by AGSコンサルティング が開催されました。

第一線で活躍する審査員が注視する中、11名のプレゼンターが各7分間の熱いプレゼンテーションを繰り広げました。審査員の投票の結果、アフリカから誠実な努力が報われる世界を!信用スコアで車両購入を支援する「HAKKI AFRICA」が優勝しました!
優勝:アフリカから誠実な努力が報われる世界を!信用スコアで車両購入を支援する「HAKKI AFRICA」


アフリカでは多くのタクシードライバーが銀行融資の与信に値する書類や頭金を準備できず、個人のオーナーから車をレンタルしてのタクシー個人事業が一般的になっています。当社は独自のアルゴリズムを用いたクレジットスコアリングシステム構築し、与信審査を機械的に行いリスクを限りなく抑えた車両購入用のファイナンス商品をケニアで提供しています。我々は「誠実に信用を築くことこそが、豊かな人生への近道だ。」という世論の源流をつくり、新興国における「信用」の全く新たな歴史を作り出し、18億人いると言われる金融アクセスのない新興国の方々の金融包摂を実現します。

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小林 嶺司
HAKKI AFRICA
代表取締役
公式HP | 公式X
株式会社HAKKI AFRICA 代表取締役社長・CEO。1989年茅ヶ崎生まれ、シリアルアントレプレナー。法政大学在学中の2012年にインテリアEC事業で起業し黒字化のち売却、シェアハウス事業で起業し初月から黒字化、3年で湘南・鎌倉地域でNo.1の実績を残す。2017年に事業を業界大手にExitし、その資金を元手に再度起業すべく単身アフリカへ。2019年株式会社HAKKI AFRICAを創業、自己資金で金融事業を開始する。2020年にグラミン銀行総裁らが主催するピッチイベントで優勝。2021年に金融庁/NIKKEI主催のピッチイベントでアワードを受賞。Start up gogo!優勝・Fintech Japan2021優勝・内閣総理大臣SDGsアワード外務大臣賞受賞・UN(国連)Co-labアワード受賞。
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結果速報
ICCサミット FUKUOKA 2025 Session 6A 「CATAPULT GRAND PRIX (カタパルト・グランプリ) – 強者が勢揃い」優勝は、アフリカから誠実な努力が報われる世界を!信用スコアで車両購入を支援する「HAKKI AFRICA」(得点:39点)でした!
第2位は、物流アプリやSaaSで物流ラストワンマイルの改革に挑むバーチャル配送会社「207」(得点: 37点)でした。
第3位は、元子ども兵の支援施設「スマイルハウス」から平和の尊さを発信する「テラ・ルネッサンス」(得点: 27点)でした。
第4位は、義務教育のなかで国際交流とまちなか留学を実現する「HelloWorld」(得点: 25点)でした。
第5位は、製造業の労働力不足を解消!搬送ロボット派遣ビジネスのパイオニア「CuboRex」(得点: 16点)でした。
当日の中継映像もぜひご覧ください。
2位以下の登壇サービス・プロダクト一覧
第2位:物流アプリやSaaSで物流ラストワンマイルの改革に挑むバーチャル配送会社「207」

次世代のバーチャル物流会社を目指す207株式会社は2018年に設立。2020年から提供を開始した配送員向けアプリ「トドクサポーター」は、2万人を超えるアクティブユーザーを抱え、配送業務の効率化を促進している。さらに、2023年には軽配送会社向けのSaaS「トドククラウド」を提供開始。アナログで非効率だった業務のデジタル化を実現した。これらのサービスのユーザーネットワークを活用し、次世代型バーチャル物流会社「トドク便」を運営。配送のデジタル化を通じて、業務効率の向上や再配達削減といった課題の解決を推進するとともに、環境負荷の軽減にも寄与しており、日本の物流業界を革新するリーディングカンパニーとして成長を目指している。

1989年生まれ。山口大学卒業後、福岡のベンチャー企業に入社し、訪問営業を経験。4ヶ月で退職後、京都で同事業を起業。2012年に上京し、設立半年のITベンチャーに2人目の社員として入社。WEBシステムやアプリの受託開発ディレクションを担当し、ソフトウェア開発の経験を積む。2015年には株式会社チャプターエイトの創業に参画し、プロダクトマネージャーとして活動。4つのプロダクト開発を推進し、「ABCチェックイン」という民泊チェックインサービスの事業売却を経験。2018年、物流業界の課題解決を目指し207株式会社を創業。ラストワンマイルの効率化を軸に、宅配ドライバー向けアプリや物流事業者向けSaaSの提供を通じて構築した配送ネットワークを活用し、バーチャル物流サービス「トドク便」を展開。
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第3位:元子ども兵の支援施設「スマイルハウス」から平和の尊さを発信する「テラ・ルネッサンス」

「すべての生命が安心して生活できる社会の実現」を目的に、2001年に鬼丸昌也によって設立。現在では、カンボジア、ラオスでの地雷や不発弾処理支援、地雷埋設地域の生活再建支援、ウガンダ、コンゴ、ブルンジでの元子ども兵の社会復帰支援を実施。また、日本国内では、平和教育(学校や企業向けの研修)や、岩手県大槌町で大槌刺し子を運営。2022年にはハンガリー、ウクライナにおける避難民への支援を開始。国連経済社会理事会特殊協議資格NGO。主な受賞歴として、地球市民賞(独立行政法人国際交流基金)、 第4回ジャパンSDGsアワード 副本部長(外務大臣)賞(外務省)、ほか多数。

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鬼丸 昌也
認定NPO法人テラ・ルネッサンス
創設者・理事
公式HP | 公式X① | 公式X②
認定NPO法人テラ・ルネッサンス創設者・理事。大学4年生の時に、初めてカンボジアを訪れ、地雷被害の現状を知り、「すべての活動はまず『伝える』ことから」と講演活動を始める。同年10月、大学在学中に「全ての生命が安心して生活できる社会の実現」を目的に、「テラ・ルネッサンス」設立。同団体では、カンボジア、ラオス、ウガンダ、コンゴ、ブルンジ、ウクライナ、ハンガリーで元子ども兵や難民、地雷被害者などの自立に必要な支援を実施している。また、平和の大切さを伝える講演を、これまでに約23万人もの人々に届けた。遠い国の話を身近に感じさせ、ひとり一人に未来をつくる力があると訴えかける講演に共感が広がっている。
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第4位:義務教育のなかで国際交流とまちなか留学を実現する「HelloWorld」

「世界中に1ヵ国ずつ友達がいることが当たり前の社会をつくる」ことをミッションに、日本に住む外国人宅ホームステイ体験「まちなか留学」、世界の学校同士が オンラインで繋がり国際交流を行う「WorldClassroom」など複数の国際交流事業を展開。海外留学同等の「多様性」にふれる質の高い教育機会を、2024年3月末まで延べ8万人以上に提供し、2025年3月末にはその倍となる予定です。国内にいながら世界中の人たちとつながる機会をつくり、子どもたちの異文化感受性を高める取り組みは国際機関などからも高い評価を受け、昨今ではEd techスタートアップではなく、多様性を社会に実装するインフラカンパニーを目指し、事業展開をしています。

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冨田 啓輔
HelloWorld
代表取締役Co-CEO
公式HP | 公式X
三重県生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、2011年から企業側人事労務専門の弁護士。弁護士業に飽き、2018年からカリフォルニア大学バークレー校の上席客員研究員に。シリコンバレーの風に吹かれて弁護士業を辞め起業、2020年沖縄にてHelloWorld株式会社を共同創業。「世界中に1か国ずつ友達がいることが当たり前の社会をつくる」をミッションに「まちなか留学」「世界の教室を繋ぐWorldClassroom(EdTechツール)」「まちなかENGLISH QUEST」の3つの国際交流プログダクトを通じ、多様性を社会に実装するインフラ構築を目指す。国際交流とビジネスを両立させ、売上拡大とともにソーシャルインパクトの増大を志向。ICC FUKUOKA 2023 ソーシャルグッド・カタパルト優勝、第5回日経ソーシャルビジネスコンテスト優秀賞等。
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▶すべての子どもに届く英語教育で、多様性のある社会の実現を目指す「HelloWorld」(ICC FUKUOKA 2023)
第5位:製造業の労働力不足を解消!搬送ロボット派遣ビジネスのパイオニア「CuboRex」

強いアシコシ技術で現場の搬送作業を省力化する株式会社CuboRexは2016年設立。従来は人力で行われていた搬送作業を、悪路に強い独自の走行技術により自動化/電動化する。累計の製品販売台数は5000台を突破。台車を後付けで電動化する「E-cat kit」や悪路に対応したAGVを開発販売。世界の製造業の自動化への流れに対し、既存の工場インフラを作り変えずとも後から搬送自動化を実現するソリューションを提供する。

首都大学東京 経営システムデザイン学科 卒。東京工業大学大学院 技術経営専攻 MOT 中退。2014年【個人活動】 電車に載せられる電動バイク|折りたたみ EV 「ORIEV」開発、2015年【個人活動】 運搬一輪車電動化キット「E-cat kit」開発。大手建設会社、水道管清掃業者、農家へテスト販売。2015年~2018年 株式会社 HopeFieldをお茶農家の跡継ぎと共同創業、COOを務める。獣害対策の効率化、IT化、及び電動運搬車の開発販売。狩猟免許を取得。2017年株式会社GROOVE X、2018年株式会社ランドログ、2019年〜現在 株式会社CuboRex 代表取締役。
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量子・古典のハイブリッド・コンピューティングのソフトで、迅速な意思決定を支援する「エー・スター・クォンタム」

株式会社エー・スター・クォンタムは、量子コンピュータと古典コンピュータを融合させたハイブリッド・コンピューティングの最前線を行く企業です。特定の量子コンピュータのハードウェアに依存せず、独自のアルゴリズム・ソフトウェア基盤と独自開発の高速計算DBを備え、既存システムとも柔軟に接続できる開発力を強みとしています。これにより、膨大な計算量が必要とされる物流やスケジューリングなどの数理最適化問題を解決し、現在では多くの大手企業での実務採用が進んでいます。また、グローバルで注目される量子コンピュータの普及を見据え、最適化問題ごとに特化したハイブリッド・コンピューティングを提供し、今後の国際展開も視野に入れています。

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大浦 清
エー・スター・クォンタム
取締役兼CMO
公式HP
これまでに展示会企画、コンテンツ開発の会社でディレクターを経験。その後2001年に独立し主にシステム開発とコンテンツ制作を請け負う事業を展開。大手外資企業のECサイトのシステム開発、映画の撮影及び編集を担当。その後2010年ごろから人工知能開発業務に着手。その後ソフトバンクの子会社で取締役に就任。人とロボットのコミュニケーションや会話にかかわる人工知能の研究開発、法人向けセールスに関わる。2018年にエー・スター・クォンタムの代表取締役の船橋と共に量子コンピューティング技術、数理最適化、独自DBを活用したプラットフォームサービスを提供するために創業。現在に至る。
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フィットネスジムや介護施設の省人化・業務改善をAIカメラで支援する「Opt Fit」

防犯カメラ画像解析を主軸に、異常検知AIと動向分析AIを低価格で提供し、人に頼らず遠隔で管理できる施設運営を実現するソリューションを展開。設立は、2020年3月。人手不足の課題に対して、人に頼らない施設運営を実現するために必要な異常検知AIと動向分析AIなどのAIを低価格かつスピーディに開発しています。これまでは、フィットネス施設を主に、2000施設への導入。直近では介護や製造業向けにもリリースを順次開始。導入が進む。

砂糖に代わる米麹由来の甘味料を開発・商品化した「オリゼ」

株式会社オリゼは、2018年の設立以来、発酵の「技術と哲学」を大切にし、人間と自然が共生する世界を目指している。主力製品である「オリゼ甘味料(米麹発酵糖分)」は、米麹由来の砂糖代替甘味料で、コレステロール低下作用等が期待できる「レジスタントプロテイン」を高含有しているほか、血糖値の上昇を穏やかにすることが期待できる。また、米麹を利用したD2Cブランド「フードコスメORYZAE」の企画・運営も行い、砂糖不使用・無添加の商品を提供している。発酵技術を活用してオリゼは社会課題を解決し、ミッションである、”地球を発酵させる”の実現に取り組んでいる。

1997年生まれ、埼玉県出身。宇都宮大学農学部 農業経済学科在学中から、発酵を活用したビジネスアイデアで、第5回とちぎアントレプレナー・コンテスト最優秀賞を受賞。その後、宇都宮大学発ベンチャーとして、株式会社オリゼの前身である株式会社アグクルを創業し、2018年より現職。「地球を発酵させる」をミッションに掲げ、発酵でより良い社会づくりを目指す。2020年にはインナービューティフードブランド「フードコスメORYZAE(オリゼ)」を立ち上げ、看板商品である砂糖不使用の「米麹グラノーラ」は累計150万食を突破し、楽天のグラノーラランキング1位を獲得。2024年9月には東京中目黒に初の直営店舗「ORYZAE SHOP TOKYO」をオープン。さらに、米国市場への進出に向けた米SAN-J International Inc.との業務提携を進め、ミッション達成に向けて事業拡大を加速させている。
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M&Aによる成長支援で、日本の優れた中小ブランドの商品を世界に届ける「forest」

M&A x EC x Global。日本中の中小企業がM&Aを通じて仲間となり、Eコマースの力をフル活用し、グループ一丸となり互いに足りないリソース・ノウハウを補い合いながら、世界中に日本商品を届ける事業を展開。

日本の産業に新しいお金の流れを生むチャレンジャーバンクの創出を目指す「Fivot」

株式会社Fivotは、2019年に創業したチャレンジャーバンクを目指すスタートアップ企業です。スタートアップを中心とした法人向け融資事業「Flex Capital」と、個人向けの貯まるキャッシュレスアプリ「IDARE(イデア)」の2つの事業からなるエコシステムによって、社会に必要な流動性を提供し、新しい産業の発展と価値の創造に貢献しています。

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安部 匠悟
Fivot
代表取締役
公式HP
一橋大学経済学部を卒業後、メリルリンチ日本証券(現BofA証券)の投資銀行部門にて、金融法人グループを担当し、銀行・保険会社向けのM&A助言および引受業務に従事。新しい金融を創るという想いから、2019年10月に株式会社Fivotを設立し、代表取締役に就任。
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インパクト投資で新たな経済社会の実現へ!「リディラバ」

リディラバは「社会の無関心の打破」を理念として、2009年に設立、後に法人化。現在は教育旅行事業、企業研修事業、メディア・コミュニティ事業の他、社会課題解決に向けた資源投入を行なう事業開発・政策立案事業も手掛ける。設立以来15年間、400種類以上の社会課題を各事業において扱ってきた。22年5月、かんぽ生命・コモンズ投信と協業し「コモンズインパクト・ファンド~共創~」を立ち上げ、投資先の社会的インパクト評価と運営を担う。

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安部 敏樹
一般社団法人リディラバ
代表理事/代表取締役
公式HP | 公式X | 個人X
1987年生まれ。2009年、東京大学在学中に社会問題をツアーにして発信・共有するプラットフォーム「リディラバ」を設立。2012-2015年、東京大学教養学部にて1・2年生向けに社会起業の授業を教えた。特技はマグロを素手で取ること。現在では、中学・高校の修学旅行・研修にスタディーツアーを提供する教育旅行事業、企業の人材育成研修などで社会課題の現場へ越境体験を提供する企業研修事業などを展開。2018年からは社会問題の構造を伝える会員制の調査報道Webメディア「リディラバジャーナル」をメディア・コミュニティ事業として開始した。さらに2020年からは、企業や省庁・自治体と連携し、社会課題解決に向けた資源投入を行なう事業開発・政策立案事業も手掛けている。設立以来15年間、400種類以上の社会課題を各事業の中で扱ってきた。2017年、米誌「Forbes(フォーブス)」が選ぶアジアを代表するU-30に選出。2024年、世界経済フォーラム「ヤング・グローバル・リーダーズ」に社会起業家として選出。著書『いつかリーダーになる君たちへ』(日経BP社)『日本につけるクスリ』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)『みんながんばってるのになんで世の中「問題だらけ」なの?:知識ゼロからの社会課題入門』(NewsPicksパブリッシング)
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表彰式

(終)
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編集チーム:小林 雅/松久 聖/谷 郁果/浅郷 浩子/小林 弘美