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「スケールするほど愛される飲食チェーン」DXの実現で、外食産業の構造課題に挑む「CRISP」(ICC FUKUOKA 2026)

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ICC FUKUOKA 2026 新企画 – ネクストステージ・カタパルト グループAに登壇した、CRISP 宮野 浩史さんのプレゼンテーション動画【「スケールするほど愛される飲食チェーン」DXの実現で、外食産業の構造課題に挑む「CRISP」】の文字起こし版をお届けします。ぜひご覧ください!

ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。毎回500名以上が登壇し、1,200名以上が参加する。そして参加者同士が真剣に議論し、学び合うためのカンファレンスです。次回ICCサミット KYOTO 2026は、2026年8月31日〜9月3日 京都市での開催を予定しております。参加登録は公式ページをご覧ください。

本セッションのオフィシャルサポーターは EVeM です。

【速報】グランプリ出場は「find」「FerroptoCure」「AiCAN」! ネクストステージ・カタパルト グループA 結果詳細(ICC FUKUOKA 2026)


【登壇者情報】
2026年3月2〜5日開催
ICC FUKUOKA 2026
Session 2A
新企画 – ネクストステージ・カタパルト グループA
Sponsored by EVeM

宮野 浩史
CRISP
代表取締役CEO
公式HP | 公式X

1981年千葉県生まれ。日本の高校を中退後、15歳で単身渡米。カリフォルニアの高校を卒業し、18歳の時に現地で天津甘栗の露店商として初めての起業を経験。22歳で帰国後はタリーズコーヒージャパンで緑茶カフェ業態に携わった後、再び起業しブリトー&タコス専門店「フリホーレス」を立ち上げる。現在は株式会社CRISPにて「日本の外食を、ひっくり返せ。」をビジョンに掲げ、国内店舗数No.1のカスタムサラダ専門店「クリスプサラダワークス」、アジフライ専門店「トーキョーアジフライ」、麻辣湯専門店「バイウェイヌードル」の展開を通じて、DXで日本の外食業界にイノベーションを起こすことを目指す。


宮野 浩史さん 皆さんこんにちは、CRISPの宮野です。

CRISPは、都心オフィスワーカーの平日の食事をデータとDXで取りにいく外食企業です。

僕らのスローガンは、「日本の外食を、ひっくり返せ。」

日本は消費者視点だと飲食店のレベルは世界でもトップクラスですが、業界視点だと、人気でも苦しんでいる会社が多く、市場、働き手からの評価が高い市場とは言いづらいです。

このギャップを本気で埋めたいと考えるのが、CRISPです。

国内店舗数No.1のカスタムサラダ専門店

僕たちは、CRISP SALAD WORKSという、カスタムサラダ専門店を展開しています。

1食1,000円から1,500円前後の、新鮮で栄養価の高い、自分だけのためにパーソナライズドされた手作りのサラダを、年間約200万食提供しています。

東京、横浜、大阪の都心部オフィス街を中心に51店舗を展開しており、国内では既に店舗数No.1。

今年は約30店舗の出店を計画しており、さらに拡大していきます。

独自の外食DXモデル“クリスプメソッド”

もう一つの特徴が、テクノロジーへの投資です。

デジタル売上比率は99%、モバイルオーダー、セルフレジ、CRM、店舗スタッフの勤怠やシフトの仕組みまで、自社エンジニアで内製しています。

僕たちの強みは、テクノロジーとレストラン運営力の融合です。

自社で運営する店舗に、自社で開発したテクノロジーを活用して、お客様とスタッフの1st Partyデータを統合的に集める。

つまり、僕らはテクノロジー、データ、オペレーションの3点に完全にコミットしています。

この仕組みを“クリスプメソッド”として体系化することで、独自のポジションと高利益率店舗を実現しています。

店が増えると顧客体験が劣化した経験

ただ、サラダ屋が何でそこまで?と思う方もいると思うので、今日は原点を少しだけお話しします。

僕は高校卒業後、アメリカと日本の飲食業界にずっといます。

CRISPの1号店を10年前、東京の麻布十番に開店しました。

最初は僕が社長兼店長で、あとは数名のアルバイト。

周囲からは、サラダだけだとさすがに厳しいのではないか、とめちゃくちゃ言われました。

でも、開業してすぐに大盛況でした。

裏道で、人通りも少ない場所だったのに、月商1,500万円ほどでした。

でも、僕は全然楽しくなかったのです。

人気になるほど、行列でお客様はイライラ、スタッフも不足してバタバタ、常連さんも覚えきれない、そして店が増えるほどなぜか顧客体験は劣化していく。

せっかく良いお店を作っても、忙しくなったり、店舗が増えたりすると悪い店になる。

これが、飲食店の構造課題だと思いました。

回転率と満足度を上げる

だから、テクノロジーと人の力をかけ合わせて、この構造課題を消すことを考えました。

1,000店舗規模になった時、1店舗だった時から通ってくれていたお客様が「今の方が、昔よりもずっと良いね」と言ってくれる、スケールするほど愛される飲食チェーンを作ろうというのがスタートでした。

ここからは、僕たちが解決してきた課題を3つ紹介します。

1つ目は、お客様の待ち時間をなくすこと。

自社開発でモバイルオーダーとセルフレジ、裏側の店舗オペレーションまでDXし、とにかく無駄を潰しました。

結果、待ち時間は平均7分から3分半と、半分になりました。

この短縮が、回転と満足度の両方に寄与しています。

ダイナミック時給でシフト充足率を上げる

2つ目は、スタッフ不足をなくすこと。

自社開発の勤怠アプリと独自の人事制度で、600人の店舗スタッフが50店舗のシフトの好きなところにいつでも予約できるようにし、マッチングを最適化。

人が集まりにくいシフトには、一時的に給与を上げるダイナミック時給を導入しました。

結果、シフト充足率は98%超を維持しています。

良い接客で顧客熱狂度も向上

3つ目は、お客様を覚えて良い接客ができるようにすること。

独自の顧客管理システムを構築し、店頭端末でお客様の利用履歴や評価をリアルタイムで確認できる接客支援ツールを導入。

さらに、年間20万件の顧客フィードバックをスタッフ個人に紐づけてスコア化し、上位に入ったスタッフにはインセンティブを出しています。

その結果、店頭接客のPDCAが可能になり、顧客熱狂度のスコアは継続的に向上しています。

小さい店舗でも高回転・高利益

この仕組みがあるので、売上、店舗数、ユーザ数も右肩上がりです。

昨年25年度は、売上33億円の実績に対し、今年度は売上50億円を計画しています。

そして、ユニットエコノミクスが強いです。

既存店平均で、店舗あたり年商は1.1億円、店舗利益率は24.8%で、これらは平均的な飲食店の2.5倍から3倍近くのパフォーマンスです。

小さい店舗でも高回転、高利益を支えているのが、クリスプメソッドです。

運営品質はそのまま、100店舗体制を目指す

最後に、今後の展開についてお話しします。

ライフスタイルの変化と健康志向の高まりを受けて、日本のサラダ専門店の市場は、今後10年で7倍の成長を見込んでいます。

まずは、僕らが一番支持されている都心部の大規模オフィスビル、都市型商業施設にドミナントで出店し、CRISP SALAD WORKSの100店舗体制を早期に実現していきます。

出店余地が大きいだけではなく、オペレーションDXと接客レベルのスコア化で、運営品質の再現は可能です。

スタッフの時給は、シフトマッチングとダイナミック時給で調整します。

サラダ以外のブランドも増加中

そして次のステップとして、都心オフィスワーカーの平日の食事を全て取りにいきます。

クリスプメソッドを横展開し、同じ顧客の平日5回の利用を促すため、サラダ以外のブランドを増やしていきます。

これは単純な多角化ではなく、同一顧客の深掘りです。

共通のDX基盤があるので、ブランドを増やすほど効率が上がります。

昨年秋に、トーキョーアジフライという人気の定食屋をM&Aで譲受しました。

▶︎ 「トーキョーアジフライ」事業の譲受に関するお知らせ(PR TIMES)

共通基盤であるモバイルオーダーやセルフレジ、DXオペレーションを導入した結果、売上は前年比で30%以上伸びています。

また、今年の夏には新ブランドもローンチします。

そして、これらを積み上げ、2040年には売上3,000億円を目指します。

これは、僕たちの掲げる「日本の外食を、ひっくり返せ。」を本気で実現するためです。

売上数十億円規模の会社が、いくら「うまくいっています」「DXしています」と言っても、業界はなかなか変わりません。

本当に業界をひっくり返すのであれば、業界をひっくり返せる立ち位置、つまり最低でも業界トップ5に入る必要があると考えており、僕らはそれを本気で獲りにいきます。

ぜひ、僕らと一緒に外食をひっくり返しに行きましょう。

今日はお時間ありがとうございました。

▶︎実際のプレゼンテーション動画もぜひご覧ください。

(終)

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編集チーム:小林 雅/原口 史帆/浅郷 浩子/戸田 秀成

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