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ICCサミット KYOTO 2018の開催レポシリーズ最終回は、LEXUSの試乗体験と最終日3日目のダイジェストです。爆笑が巻き起こった「雑談」セッションの模様などをお送りします。登壇者の皆さんの和やかな様子と合わせて、ぜひご覧ください。
ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。毎回200名以上が登壇し、総勢800名以上が参加する。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。次回 ICCサミット FUKUOKA 2019は2019年2月18日〜21日 福岡市での開催を予定しております。参加登録は公式ページをご覧ください。
LEXUS試乗体験レポート
それは前夜のパーティーでのアクセンチュアのチーフ・マーケティング・イノベーター加治 慶光さんの話がきっかけだった。
会期3日目の午前中は、本来ならば早朝から春光院で座禅体験の予定が、台風の影響で中止になっていた。春光院は木造建設で、雨戸や座禅を行う場所の損傷が激しく、台風は一日で通り過ぎたものの想像以上に被害が大きかったとのこと。2回予定されていた座禅体験のうち、2回めまでに間に合わせるよう片付けていると連絡をいただいたが、大変なときにお邪魔してもということになり、前日に中止を決定した。
そこで、冒頭の話だ。
今回、LEXUSの試乗体験に参加された方はどのくらいいらっしゃるだろうか? 車が大好きという加治さんいわく「LEXUS試乗は本当に素晴らしい体験だし、絶対に乗るべき。試乗コースもよく、スピードもそれなりに出せる。同乗していただけるスタッフのホスピタリティも素晴らしい」とのこと。座禅取材ができなくなった代わりに、レクサスの試乗をしてみることになった。
まず、運転の名乗りを上げたのは代表の小林。しかしあろうことか、ICCサミットの準備も佳境の8月に免許更新の時期が過ぎ、すでに1ヵ月近くたっていることがこの夜発覚。そこで、車大好き、普段は左ハンドルドライバーのICCパートナーズ北原が試乗に名乗りを上げた。
ウェスティンの車寄せに止まっているGS F。LEXUSの4ドアスポーツセダンだ
このGS Fは大排気量のV型8気筒5ℓエンジンを搭載しており、ガソリン車で走る楽しさが体感できる仕様になっているという。「アクセルを踏むとわかっていただけるはず」とのこと。
試乗は運転のガイドとして助手席と後部座席にLEXUSを熟知したプロのレーシングドライバーが同乗してくれるので心強い。加えて試乗コースやLEXUSの仕様についての疑問に随時答えていただけるのでありがたい。コースはホテル近辺だが、平安神宮の大きな鳥居が見えてくると、京都をドライブしているという気持ちが盛り上がった。
小ぶりなハンドルは軽すぎず重すぎず操作性が高く、長時間の運転の負担を減らす。スポーツタイプのため、車高は1440と低めで、座面も低い。そのぶん走っているという体感がある。
LEXUSスタッフ「アクセルを踏んだときや、ハンドルをきったときに、すぐ反応するというところで、車を操る楽しさを感じていただければ。エンジンサウンドも大事にしています」
北原「踏んでいるときにちゃんと音がするというところで、操っている体感がありますね」
LEXUSスタッフ「静かな空間作りがLEXUSの武器でもあります。静かな空間だからこそ、入れたい音を入れられます。スポーツグレードだと、タイヤのロードノイズだとか、エンジンサウンドなどをセレクトして入れているので、直感的にスポーティーな車に乗っていると体感いただけるかと思います」
車内で録音したコメントを聞き直すと、会話の背景に心地のよいエンジン音がしっかりと録音されており、いま加速した、いま減速したというのがはっきりとわかるほどだ。
運転席は体が遊ばないようにしっかりとホールドする形で、安定感がある。一方後部座席は、ソファのようなリラックス感がある。多少遠心力がかかっても体が滑るようなことはなく、きわめて快適だ。スポーツカーにラグジュアリー感が共存している。
展示されていたLSに試乗
続いてTHE SODOHに展示されていたLSに試乗。こちらはラグジュアリーとしかいいようのない仕様で、動くファーストクラスのようだった。後部座席は操作パネルがあり、オーディオシステム、テレビ、マッサージ機能などをコントロールできる。
北原「アクセルを踏むと、底から押し上げて浮くような動き出しですね。滑らかで静か、それなのに重量感がある。GS Fとは全然違う印象ですね!」
内装はカスタマイズが可能。こちらは劇場の内装のような上質な布地のドレープに、江戸切子を合わせた仕様
車内で驚くのはデジタルインナーミラーという機能。これは車両後方に搭載されたカメラの映像を映し出し、雨が降ったときに、後部のガラスに水滴が付着して見づらいという状況を防いでくれる。それだけではなく、後部座席に座る人とドライバーの目が合わず、プライベート感を高める効果もある。2タイプの試乗を終えた北原の感想を聞いた。
「ドアを開けるところからワクワク。ステアリングを握り、アクセルを踏めば今までの日本車の概念を覆す、そんな車でした。
GS Fは、エンジンを感じる楽しみがある。アクセルを踏む感覚、ハンドルの握り、車からのいい反応を感じ、車を操っている感覚があります。
LSは、上質な空間を保ちながら走るという意味はこういうことかと実感しました。アクセル操作がしやすいですし、何時間運転しても疲れないと思います。また、後部座席でくつろぐのも最高でした。
運転する人、後部座席に乗る人、それぞれが走る楽しみを味わえるLEXUSシリーズ。女性にも運転しやすく、車好きの男性も満足できる走りが可能です。ぜひ皆さんにも体感してほしいです」
試乗を終えてウェスティンに戻ってくると、リクルートマネジメントソリューションズの方々がやってきた。これからLEXUS SUVにフラッグシップであるLXを試乗するとのことで、楽しみにしていたという。
のちほどドライブを終えた感想をお聞きしたが「最高!エンジン音がいい」「心地良いし、運転していて楽です」と口々におっしゃっていた。
爆笑が続く「雑談」セッション
9月6日は、ICCサミット最終日ということもあり、参加者もスタッフもかなり少なくなっている。スペースが広々として見えるが、知っている人しかいないような、リラックスした雰囲気が漂っている。笑い声に誘われて、A会場に入るとひたすらテンションの高い6人が登壇していた。
日本マイクロソフト西脇さん、吉藤オリィさん、Linkedin村上さん、リバネス丸さん、Drone Fund千葉さん、尾原和啓さんが登壇
「最近『面白い』と思っていることを雑談!」という、なんともゆるいタイトルながら、組み合わせの妙もあってか、かぶせあうように話題を投下し、登壇側も聴衆側も楽しそうだ。吉藤オリィさんのかけていた、前を向いたままで自分の手元が見えるメガネを、登壇者は奪い合うようにしてかけ、千葉功太郎さんはNIN_NIN(※)を肩に乗せたまま討論している。
▶編集部注:オリィ研究所が共同開発したボディ・シェアリングロボット。視覚が不自由な人に、カメラを通じて視覚をシェアしたり、英語が不得意な人に、スピーカーを通じて口をシェアすることができる。
そうは言ってもみんないい大人、最後はセッションスポンサーにも敬意を表し、こんな瞬間もあった。
補足しておくと、討論の内容には関連性がしっかりある。直感力を鍛えるには?という問いに対して「AMAZING EXPERIENCE」が必要で、この言葉を標榜する「LEXUS」という連想になったようだ。最前列(リングサイド)に陣取ったリバネス井上浄さんやMellowの柏谷さん、クラシコムの青木さん、ICCの小林も、ツッコミを入れつつ大爆笑だ。
尾原さんが最後に「次のセッションの体力が残ってないよ……」とマイクを置くほど、全力疾走でディスカッション(雑談?)は終了。熱気は冷めやらず登壇者たちの周りには人が集まっていた。
吉藤さんのメガネで遊ぶクラシコム青木さん、日本アイ・ビー・エムの太田さん
オリィ吉藤さんを直撃
前日のプレゼン時にその様子はちらりとも見せなかったが、非常に体調の悪かった吉藤さんはだいぶ回復したようだ。受付スタッフにも気さくに件のメガネを貸して談笑している。
「一週間ぐらいかけて生活すれば慣れますよ。でも集中力が下がるので、先ほどのセッションのように情報量がたくさん入ってくるときに、これをかけているのは大変でした」
それなら外せばいいのに……と思いつつ、昨日のプレゼンの感想を聞く。
「最近はプレゼンも慣れてきましたが、昨日は体調が悪くてあまり練習できなかったので、Honda Xcelerator は負けて悔しいですね。本当なら、東京から会場まで、社員がスーパーカブでやってきて『彼女と話しながら来たら全然短かったよ!』と登場する予定だったのですが、台風が来たので実現できませんでした」
とはいえ「カタパルト・グランプリ」では優勝(よなよなエールを1年分を獲得したが、吉藤さん自体は飲めず、社員で分け合うそう)、Honda Xceleratorでは3位に輝いた。話をしている間に「雑談」セッションでともに登壇したLinkedinの村上臣さんが「オリィ君、また!」と、声をかけて会場を去っていった。
「僕はもう少し見てから、帰ります」
そう言うと、吉藤さんは黒いコートをなびかせて、セッション会場へ消えていった。
最終日のネットワーキングはより濃密に
セッション数が少ないため、最終日はD会場がランチ会場、パーティ会場となっている。
人数が減ったとはいえ、相変わらず賑わいがある。最終日までランチもパーティもしっかり討論タイムだ。むしろ人が減った最終日は、密なコミュニケーションタイムとなっているように見える。
ICC サミット KYOTO 2018を終えて
台風が過ぎても、大小ハプニングは起こり続けたが、17時30分、セッション14の終了をもってICCサミット KYOTO 2018は終わった。京都モダンテラスで行われた打ち上げは、その夜帰るスタッフも多く初日の三分の一程度の人数になっていたが、4日間を駆け抜けた疲労感とともに、しみじみとした雰囲気のものだった。
翌日にはすべての荷物の搬出も終わり、その後スタッフ間のレビューも終わり、打ち上げも終了した。そしてすでに、次回2019年2月の福岡の会場下見も終わり、スポンサードセッションの打ち合わせや、準備などが始まっている。スタッフの応募もすでに届いている。
新しい企業の参加の声に加えて、京都から引き続き、ありがたいことに多くの方々とご一緒できる予定だ。しかしそれだからこそ企画の内容に磨きをかけ、今回よりも進化した「場」を作らなければ参加の意義を感じていただけないだろう。福岡でLEXUSの工場を見学したメンバーは、そのこだわりや完璧を目指す姿勢に大きな刺激を受け、すでに次のサミットに向けて気合いが入りまくっている。
朝から晩まで真剣に議論し、学び合うためのエクストリーム・カンファレンス。そこからよりよい産業を創るためには、普通の「場」では足りないのだ。終了後のアンケートで高い評価(NPSスコア72.5%)をいただいているが、期待いただいているからだけではなく、私たちは真剣にそう思っている。
最後にご参加いただいた皆様、こちらのレポートをお読みいただいた方々、誠にありがとうございました!
(終)
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編集チーム:小林 雅/浅郷 浩子/戸田 秀成
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