「1,000万円以上投資して、半年で売上2万円」ナイル高橋氏が語る創業期の”しくじり”【C16-1 #3】 – 【ICC】INDUSTRY CO-CREATION

「1,000万円以上投資して、半年で売上2万円」ナイル高橋氏が語る創業期の”しくじり”【C16-1 #3】

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これまでに配信した、経営に関する議論を総特集いたします。今回は、ICC Connection 2016 から、「俺たちのHARD THINGS」を15回に再編集してお届けします。15回シリーズ(その3)は、ナイル高橋さんに学生起業で経験した「HARD THINGS」についてお話し頂きました。創業秘話を是非御覧ください。

ICCカンファレンスは新産業のトップリーダー160名以上が登壇する日本最大級の招待制カンファレンスです。次回 ICCカンファレンス KYOTO 2017は2017年9月5〜7日 京都市での開催を予定しております。参加者の募集を開始しました。

「俺たちのHARD THINGS」の配信済み記事一覧

小林 それでは次の「HARD THINGS」へ行きましょう。ナイルの高橋さんですね。

小林 全資金というのは1千万円くらいで、累計の期間は半年でしたか。

高橋 資金は1千数百万で、期間は半年と少しだったと思います。

小林 そして、累計売上が2万円だったという。

そのときどのような状況だったかというお話をよろしくお願い致します。

学生起業で経験したHARD THINGS

高橋 私は、大学在学中2007年に起業しました。

会社のミッションとしては、世の中に残るものを作りたいというのを当時から掲げていました。

2007年創業当時の集合写真 (写真提供:高橋 飛翔)

高橋 そして、最初は教育の業界で革命的なサービスをやりたいということで始めたのが、このオンライン予備校というサービスでした。

これはどういったものかと言うと、例えば経済格差だとか、地方に住んでいることによって情報がないとか、教育機会がないという人たちに、東大生が教える授業動画を非常に安い価格で提供していくというコンセプトで始めた「楽スタ」というサービスです。

当時、ウチは家庭教師事業をやっていたのですが、そこで作っていた売上や利益をベースにして、銀行からありったけのお金を借りて、「この事業にすべてを投じる」「これがウチの会社の最大の勝負になる」というふうに言って、1千数百万円を投じて作ったのがこのサービスでした。

ただ、作ってみると思うようにいきません。

まず、私たち学生が作る教育コンテンツはクオリティが高くなく、努力してもなかなか上げられないという問題がありました。

また、2007年当時というのはスマートフォンもない時代なので、PCで見るためのサービスだったのですが、地方の高校生はPCなど持っていないのです。

ですから、全然PVも伸びないし、課金もされないし、売上がまったく立たない。

そういう中でクローズしてしまったという話です。

小林 ちなみにPVはどのくらいだったのですか。

高橋 正確に覚えていないのですが、無料登録期間というのを用意していて、これに登録する人は何百人かいました。

ですが、そこからまったく課金に転じなかったのです。

そして、当時からSEO(サーチエンジン最適化)などを研究してやっていたので、「大学受験」というキーワードで検索するとウチのサービスが1位になっていたりはしました。

ただ、ニーズがなかったのです。

吉田 よほどニーズがなかったのですね。

小林 検索すると上に出てくるのに、売上が2万円だった。

吉田 すると、それで最初SEOをやったのですね。

高橋 ええ、研究しているうちにこちら(SEO)をやっていった方が収益が上がるのではないかと思ったのです。

サービスは閉じたが、身につけたSEOで生き残る

高橋 つまり、サバイヴ戦略的に始めたものがSEOだった。

田中 すると、良かったという話ですね。

高橋 はい、結果的にはそれが会社として生き残ることにつながったと思います。

小林 吉田さんはそういう経験というのはおありですか。

あることをやっていて駄目だったのだけれど、それをキッカケに何か違うことを見つけたというような経験。

吉田 私の場合は、一回目の起業の時に、役員を解任になったのは会計知識がなかったからだと思って簿記会計をゼロからすべてやりました。

ですが、その結論は「自分はこれに向いていない」ということでした。

高橋 吉田さんは真面目ですよね。ロジカルシンキングも読んでいるとのことでしたし。

小林 反省して行動に移っていますよね。

吉田 全部、領収書貼るところからやって、それを仕分けして……と、一個づつやりました。

高橋 そんなことやらなくて良いですよ。

吉田 でも、当時は役員を解任になったことがショックで、考えられうるあらゆる可能性を一個一個潰していったということだったのです。

ロジカルシンキングとか、マネジメントとか、簿記会計とか。

小林 なるほど。

(続)

編集チーム:小林 雅/榎戸 貴史/戸田 秀成/石川 翔太

続きは 市場の読みを大外し!と思ったら生まれた残存者利益(Fringe81田中) をご覧ください。

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【編集部コメント】

続編(その4)では、Fringe81田中さんに市場を完全に読み間違えた「HARD THINGS」をお話し頂きました。その後の、意外な結果にもご注目ください。是非ご期待ください。他にも多く記事がございますので、TOPページからぜひご覧ください。

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