【新】イノベーションを生み出す人材の3つの要件とは?(Takram田川)【SP-DS1 #1】 – INDUSTRY CO-CREATION(ICC)

【新】イノベーションを生み出す人材の3つの要件とは?(Takram田川)【SP-DS1 #1】

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Takram田川さんと、ライフスタイルアクセント山田さんをお迎えして開催した「モノづくりとデザインで切り開く日本の未来」の記事を再編集して6回シリーズでお届けします。

デザイン特集(その1)は、Takram田川さんの自己紹介と、イノベーションを起こす為に必要な「BTC型人材」の概要についてお話いただきました。ぜひご覧ください。

ICCカンファレンスは新産業のトップリーダー160名以上が登壇する日本最大級のイノベーション・カンファレンスです。次回 ICCカンファレンス KYOTO 2017は2017年9月5〜7日 京都市での開催を予定しております


登壇者情報
2016年3月16日
トークセッション
「モノづくりとデザインで切り開く日本の未来」

(スピーカー)
田川 欣哉
Takram
代表取締役

山田 敏夫
ライフスタイルアクセント株式会社
代表取締役

デザイン・イノベーション・ファーム「Takram」 の配信済み記事一覧

山田 敏夫氏(以下、山田) みなさん、こんばんは。よろしくお願いします。


山田敏夫
ライフスタイルアクセント株式会社
代表取締役

大学在学中、フランスへ留学しグッチ・パリ店で勤務。ソフトバンク・ヒューマンキャピタル株式会社入社。メディア事業本部営業マネージャーを経て東京ガールズコレクションの公式通販サイトを運営する「fashionwalker.com」へ。社長直轄の事業開発部にて、最先端のファッションビジネスを経験。2012年ライフスタイルアクセント株式会社を設立。2014年中小企業基盤整備機構と日経BP社との連携事業「新ジャパンメイド企画」審査員。2015年経済産業省「平成26年度製造基盤技術実態等調査事業」を受託。年間訪れるものづくりの現場は100を超える。</

今日は、ゲストでTakramの田川さんに来て頂きました。さまざまなキーワードが散りばめられたセッションになると思いますので、ぜひ楽しい会になれば、幸いです。

では、田川さん、まずは、Takramの紹介からお願いします。

Takramの活動

田川 欣哉氏(以下、田川) みなさん、こんばんは。よろしくお願いします。



田川 欣哉
Takram
代表取締役

ハードウェア、ソフトウェアからインタラクティブアートまで、幅広い分野に精通するデザインエンジニア。主なプロジェクトに、トヨタ自動車「NS4」のUI設計、日本政府のビッグデータビジュアライゼーションシステム「RESAS-地域経済分析システム-」のプロトタイピング、NHK Eテレ「ミミクリーズ」のアートディレクションなどがある。日本語入力機器「tagtype」はニューヨーク近代美術館のパーマネントコレクションに選定されている。グッドデザイン金賞、iF DesignAward、Red Dot Design Awardなど受賞多数。未踏ソフトウェア創造事業スーパークリエータ認定。東京大学機械情報工学科卒業。英国ロイヤル・カレッジ・オブ・アートにて修士課程修了。LEADING EDGE DESIGNを経てTakramを共同設立。内閣府クールジャパン戦略推進会議委員。2015年より英国ロイヤル・カレッジ・オブ・アートにて客員教授を兼務。

この距離なので、トークショーというよりは、皆さんと会話した方が良さそうな気もしますが、5分だけ時間を下さい。僕が何者なのか、というのを皆さんにまずお伝えします。突っ込んで知りたいな、という人はウェブサイトをご覧下さい。

Takramは、東京とロンドンに拠点を置く、デザインファームです。総勢で40名を少し超える規模で仕事をしています。

Takramはデザイン会社の中では珍しい立ち位置の会社で、社名の通り、デザインとエンジニアリングの両方を担うことをコンセプトにしていますTakramの中軸を担っているのがデザインエンジニアと呼ばれる人たちで、デザインとエンジニアリングの両方に欲張って取組んでいる人たちです。

僕自身は、もともと機械工学を大学で学んだ後に、イギリスのアートスクールのRoyal College of Art(ロイヤル・カレッジ・オブ・アート)という学校の修士課程に留学をしました。

そこを卒業後に日本に帰ってきて、プロダクトデザインのスタジオに就職をして、5年ほど経験を積みました。その後にTakramを共同創業しました。

今は、Takramの代表という立場と、母校のRoyal College of Artの客員教授という立場で、少し教育の方にも関わっています。

山田 客員教授! すごいですね。

田川 客員教授って名前だけの職だと思ってたんですが、実際には授業やったりレビューやったりと、それなりにちゃんと働いています。

山田 英語で教えているですよね?

田川 もちろん、英語でやってますよー。

山田 先週、イギリスへ行っていたのは講義のためですか?

田川 いま僕は2ヶ月に1回、1週間位のペースでイギリスに行っているんですけど、Takram Lononのスタジオを面倒みるのと、Royal College of Artで学生や教授たちと会ったりしていますね。

皆さんが知っている人で言うと、掃除機のDyson(ダイソン)という会社ありますよね。

Dysonの創業者のジェームス・ダイソンさんという方がデザインエンジニアとしては代表格の1人です。グローバルで見ると、意外にそれなりの数の人材が現場で働いているのではと思います。

これは世界中から集まった大学院生達の写真です。2学年で80人在籍しているんですけど、確か40カ国籍の人がいます。ものすごいダイバーシティです。

こういう人たちとコミュニケーションしながら、イノベーションの方法論に取り組んでいます。

山田 みなさん、生徒ですか。

田川 学生ですね。国籍ではUK人、EU人、それ以外がバランス良く配合されています。

バックグラウンドとしては、デザイン系、エンジニアリング系、それ以外がミックスされています。国籍とバックグラウンドの掛け算で、構成されるリッチなダイバーシティの中で、教育が行われています。

デザインエンジニアリングというのを俯瞰で見た時に、山田くんとの話の中で軸線になってくると思うんですが、新しいものを創るタイプの人材を簡単に模式化したのが、僕らがBTC型の人材と呼んでいる人たちです。

何を創るにしても、例えばファクトリエのビジネスを創るときもそうなんだけど、必ずビジネスの話と、テクノロジーの話と、クリエイティブの話と3要素が出てくるんです。

日本の産業で言うと、ビジネス系の人と、テクノロジー系の人がほとんどです。そして、そのハイブリッドであるBT型の人材が電気産業や自動車産業を牽引してきたのではないかと思います。

ポストITの時代に、アップルが出てきたりサムスンが出てきたりということで、デザインのパワーが顕在化したのは、この15年くらいです。

クリエイティブ系の人材が台頭してきた結果、ビジネス・テクノロジー・クリエイティブの三要素、つまりBTCをうまく結合させて、モノづくりすることがトレンドになっています。

僕らの仕事や方法論については、本にまとまっているので、そちらも読んでみてください。これは去年出した本で、「デザイン・イノベーションの振り子」という本です。

代官山蔦屋の建築部門で2014年に一番売れた本らしいです。

山田 すごいですね!!

田川 あとは去年、一橋ビジネスレビューでデザインエンジニアリングが特集されたものがあります。僕も巻頭の論文のひとつを書かせてもらっています。この本は入門書としてはよくまとまっているので、興味がある人はこれもAmazonで買えるので、参考にしてもらえるといいかなと思います。

「一橋ビジネスレビュー」が入門書で、「デザイン・イノベーションの振り子」が理論・実践編という感じです。

(続)

編集チーム:小林 雅/榎戸 貴史/戸田 秀成/藤田 温乃

続きは デザイン・イノベーション・ファーム「Takram」の代表作 をご覧ください。

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【編集部コメント】

続編(その2)では、Takramが手がける数々のプロジェクトをご紹介頂きました。自動車からアプリ、本屋さんからTV番組まで、様々です。是非ご期待ください。他にも多く記事がございますので、TOPページからぜひご覧ください。

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