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ICC KYOTO 2024 ガーディアン・カタパルト (シーズン3) に登壇いただき2位に入賞した、Notion Labs Japan ヨウ インヒョクさんのプレゼンテーション動画【グローバルチームで働くNotino(ノティーノ)が紹介する「Notion AI」の活用法】の文字起こし版をお届けします。ぜひご覧ください!
ガーディアン・カタパルトは、ICCサミットにスポンサーとして参加する企業の現場のメンバーが、事業や会社、自分の思いを7分間でプレゼンするカタパルトです。
ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に学び合い、交流します。次回ICCサミット FUKUOKA 2025は、2025年2月17日〜 2月20日 福岡市での開催を予定しております。参加登録は公式ページをご覧ください。
本セッションのオフィシャルサポーターはICCパートナーズです。
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【登壇者情報】
2024年9月2〜5日開催
ICC KYOTO 2024
Session 12A
ガーディアン・カタパルト (シーズン2) – 頂上対決 –
Sponsored by ICCパートナーズ
ヨウ インヒョク
Notion Labs Japan
セールスイネーブルメント&エフェクティブネスリード、アジア太平洋地域
公式HP | 公式X
韓国・ソウル出身で、高校時代にニューヨーク州バッファローへ留学。京都大学卒業後、日本電気株式会社(NEC)に入社。その後、Salesforce、Slack、AWSなど、テクノロジー業界の多国籍かつ最先端企業の営業戦略部門でアナリストおよびマネージャーとして活躍。営業組織の設計、パフォーマンス分析、戦略実行を推進。2023年8月、Notion Labs Japanにセールスイネーブルメント&エフェクティブネスリードとして入社。韓国語、日本語、英語を駆使し、アジア太平洋地域の営業チームの生産性向上、効果的なトレーニングプログラムの設計、営業手法の革新を担当。ミュージシャンとしての経歴も持ち、現在はK-Popプロジェクトの運営や通訳としても活動中。
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ヨウ インヒョクさん 皆さん、こんにちは。
Notionのヨウ インヒョクと申します。
まず初めに、皆さん、Notionはご存知ですか?
使われている方、聞いたことある方、いらっしゃいますか?結構いらっしゃいますね。
私は皆さんと違い、Notionから声がかかるまで一度も触ったことも、聞いたこともありませんでした。
なぜ入社したんだと思われるかもしれませんが、そんな私がNotionに入り、1年ちょっと働いて、これは素晴らしいツールだと思うようになったので、今日はそんな個人的な話を皆さんに共有したいと思います。
Notionは、会社にある情報を1箇所にまとめて、全部つなげて効率化し、ビジネスを加速させるもので、コネクテッドワークスペースと呼んでいます。
Notino(ノティーノ)が紹介するNotoion AI
Notion自体は、皆さんは既に知ってくださっているので、今日はAIについてお話しします。
ここにいる皆さんには世界で戦っていきたいという思いがあると思いますので、グローバルチームで働くNotino(ノティーノ)、つまりNotion社員である私の、Notion AIの使い方を共有したいと思います。
Notion AIが解決してくれた私の課題は、3つありました。
それは、質問の嵐、リソース不足、そしてコミュニケーションの洪水です。
グローバルチームでの「質問の嵐」を劇的に効率化
まずは質問の嵐について。
私の職種はセールスイネーブルメントで、日本、韓国、オーストラリアなど、APAC地域の営業が、効果的に活躍できるようにするのが仕事です。
中でも、新入社員のオンボーディングは、Notionのように成長中の企業だと、すごく重要な部分です。
そのオンボーディング中には、リアルでもチャットでも、本当にたくさんの質問が来ます。
私は今、1人でAPAC地域を担当していますので、同じような質問はできるだけ減らそうとSlackチャンネルを作ったりしていますが、気になるポイントは人によって違うので、質問はなかなか減っていきません。
そもそも私の場合、3カ国語で過去の質問が蓄積されていくので、日本のメンバーが日本語で質問していても、韓国のメンバーはその質問に、韓国語での検索ではたどり着けないのです。
質問対応もセールスイネーブルメントの仕事の一つかなと覚悟していたのですが、私への質問のほとんどが、Notion AIへの質問に切り替わりました。
例えば、ミーティング中に知らない社員の名前、単語、戦略の話が出た時、その場でNotion AIに質問し、すぐに背景を理解して会議内容についていけるようになったのです。
もちろん新入社員の質問だけではなく、営業やカスタマーサポートが顧客対応をしている時も、分からない質問を持ち帰ることなく、その場でNotion AIに質問し、顧客に返事ができるようになりました。
しかも、質問回答のソースとなるページは1言語で用意しておいても、質問で使われた言語で回答してくれるので、同じソースページを複数の言語で用意しなくても済むようになったのです。
これは、3カ国語でチームをサポートしている自分の仕事を、劇的に効率化してくれたと思っています。
雑多なメモから「自分2号」が教育計画を作成、翻訳
こんな形で業務を減らしてリソース不足を解消したのはもちろんですが、Notion AIは、何かを作る時のリソース不足も解消してくれました。
私は営業マネージャーや責任者との会議に参加しますが、例えば営業チーム強化について会議をした後、きちんとした議事録の形ではない、メンバーで協力して作った雑多なメモをベースに、そのページにそのまま「教育計画」を、Notion AIに作ってもらっています。
Notionに保存されている、今まで行ったセッションの情報も参照しながらの作成もできるので、生成AIによる一般的な教育計画ができるのではなく、「自分2号」が作ったようなものができるので、すごく助かっています。
そんな良い資料ができると、海外チームにも共有したいのです。
ただ、そのためには英語ができる担当者が資料を翻訳しないといけないのです。
やはり、共有のためだけの作業は優先順位が低くなりがちですので、これまでは共有もできなかったのですが、今は日本語の資料をそのまま渡して、「そちらでAIを使って英語にして、見てね」と言えるようになりました。
逆に、他地域で作った英語の資料ももらいやすくなりました。
例えば、日本時間の深夜に働いているアメリカの担当者に、前日夕方にお願いした資料が、次の日の朝に日本語で届いていることもあります。
Notion AIで、全世界のチームのリソースと24時間の使い方が変わり、ビジネスやイノベーションの生まれるスピードがすごく速くなっていると感じています。
Slack連携で「コミュニケーションの洪水」から返信ポイントを絞る
ただ、文書化されている内容は良いのですが、最新の重要なコミュニケーションは文書化されておらず、Slackでのみやりとりされていたりします。
しかも、私の上司は今ニューヨークにいて、チームメンバーはダブリンやサンフランシスコなど、全世界に散らばっています。
ですので、朝起きると、大量にメッセージが届いているのです。
この状況は、日本だけで働いていても起こると思いますが、こんな形でSlackのやりとりが続いていると、やるべきことが何か、パッと理解できません。
今お見せしている画面は日本語ですが、実際私には英語で届いています。
私は韓国生まれ韓国育ちで、今話している日本語はめちゃくちゃ流暢だと思いますが、英語はネイティブレベルではないので、英語の会話内容をキャッチアップするだけでもかなり時間を使っていました。
こういった膨大な量のコミュニケーションを効率化してくれたのも、Notion AIでした。
Notionは、AIコネクターでSlackとつなぐことができるので、Notion上にSlackのURLを貼り付けてスレッドを要約させ、自分が返信すべきポイントを絞ってもらっています。
ちなみに、Slackだけではなく、Google Drive、Jira、GitHub、Salesforceもつながる予定なので、Notion画面から切り替えず、これらのアプリ上の全ての情報を把握できる世界がもうすぐ来ることを考えると、最高だな、と思っています。
Notion AIで週15時間の他業務時間が増加
ご紹介した使い方が全てできるようになったのは、今年(2024年)の6月です。
それまでの働き方に比べ、週に15時間くらい、他の業務に使える時間が増えたと実感しています。
Notion AIとのコミュニケーションがなければ、こんなに広い地域、多い人数に1人で対応するのは不可能だったのではないかと思っています。
今日聞いてくださっている皆さんもそうだと思いますが、このようにNotion AIの使い方を共有していますと、どんどん他のアイデアが出てくると思います。
AIは最近ホットですが、結局、使えない、難しいと感じる方が意外と多いのです。
でも、Notion AIはすごく使いやすくて、普段AIを使っていない皆さんでも、思いついたことをすぐに形にしたようなユースケースがどんどんできます。
もちろん、日本企業だけではなく、国や地域、業界、会社規模に関わらず、皆さん同じ体験をし、同じ効果を感じてくださっています。
完全なグローバル対応をしているプロダクトなので、グローバル展開をするなら、Notionは最適で必須ツールではないかと、Notionで働きながら日々感じています。
グローバル展開をしたい皆さん、Notionがついています。
ぜひ、Notionを使って新しい働き方をし、皆さんの素晴らしいプロダクトやサービスを、一緒に世界に広めていきましょう。
ありがとうございました。
(終)
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編集チーム:小林 雅/浅郷 浩子/正能 由佳/戸田 秀成