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一点ものを量産するSPAモデルで、日常にアートとの出会いをつくり、アーティストの夢を支える「リフレクトアート」(ICC FUKUOKA 2026)

ICC FUKUOKA 2026 クラフテッド・カタパルトに登壇いただき、見事優勝に輝いた、リフレクトアート 福村 彩乃さんのプレゼンテーション動画【一点ものを量産するSPAモデルで、日常にアートとの出会いをつくり、アーティストの夢を支える「リフレクトアート」】の文字起こし版をお届けします。ぜひご覧ください!


ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。毎回500名以上が登壇し、1,200名以上が参加する。そして参加者同士が真剣に議論し、学び合うためのカンファレンスです。次回ICCサミット KYOTO 2026は、2026年8月31日〜9月3日 京都市での開催を予定しております。参加登録は公式ページのアップデートをお待ちください。

本セッションのオフィシャルサポーターは J.フロント リテイリング です。

【速報】「一点もの」のアートが溢れる日常を!芸術家に副業をつくり、夢を支える「リフレクトアート」がクラフテッド・カタパルト優勝!(ICC FUKUOKA 2026)


【登壇者情報】
2026年3月2〜5日開催
ICC FUKUOKA 2026
Session 8A
CRAFTED CATAPULT 豊かなライフスタイルの実現に向けて
Sponsored by J.フロント リテイリング

福村 彩乃
リフレクトアート
代表取締役CEO ピアニスト/ガラス工芸作家
公式HP

「アートの出会いを創る」ことを理念に掲げる、リフレクトアート株式会社代表取締役。幼少からピアニストとして活動し、東京藝術大学にて音楽を学んだ後、美術の道へ進むことを決意。あらためて受験を経て同大学美術学部でガラス造形を中心に学び直す。演奏者・制作双方の立場から表現に向き合ってきた経験を持つ。
アートが好きでも、続けることが難しいという現実を目の当たりにしたことをきっかけに、アーティストが無理なく活動を継続できる社会の仕組みづくりを志し起業。現在は、アートを日常に届ける実践の場として「ものとアート」を展開するほか、流通・商品開発・空間・体験設計などを通じ、アーティストに副業が生まれる経済的土台の構築に取り組んでいる。

福村 彩乃さん 皆さん、こんにちは。

リフレクトアート株式会社の福村 彩乃です。

私たちは、「アートの出会いをつくる。それによって、アーティストに最高の副業をつくる。」、このミッションを、ビジネスで実現するアートの総合会社です。

才能を磨きながらも夢を諦めるアーティストたち

日本には、幼い頃から死ぬ気で才能を磨きながらも、食べていけずに夢を諦めるアーティストが、推計で75万人もいます。

私は、その絶望を誰よりも知っています。

なぜなら、私自身が、その一人だったからです。

だからこそ私たちは、そのもったいない才能を「価値」に変える仕組みそのものを作りました。

本日、皆様にお配りしたメッセージカードは、すべて手書きの一点ものです。

▶編集注:プレゼン中に、審査員席に手書きのメッセージカードが配布されました。

裏面には、アーティストの名が刻まれています。

“一点ものの物語”を連れて帰れるお店をオープン

私たちの店「ものとアート」は、常時70名以上のアーティストの作品が並ぶ、アートの出会いをつくる一点もののお店です。

お客様は相手を思い、自分だけの一枚を一生懸命選んでいます。

その時間は、単なる買い物ではなく、豊かな「アート体験」です。

現在、私たちは、東京駅や成田国際空港(第2ターミナル)などで、4店舗を運営しています。

今後半年以内(プレゼンは2026年2月)に、大阪、福岡など、新たに4店舗の出店が決定しています。

Shopものとアート(リフレクトアート)

厳しいコンペを勝ち抜いて実現した、一等地での出店です。

1店舗あたりの年間売上は平均で約1億円、月坪効率は一般的な小売店の約5倍です。

年間70万人が訪れ、7万人が“一点ものの物語”を連れて帰ります。

私たちは、圧倒的な「アートの入口」を創り出していると自負しています。

「一点ものは儲からない」を塗り替えるアート版・SPAモデル

「一点ものは儲からない」

その常識を、私たちは塗り替えました。

粗利率は72.3%です。

理由は、私たちが構築した「アート版・SPAモデル」にあります。

▶編集注:SPAとは、Speciality store retailer of Private label Apparelの頭文字を組み合わせた造語で、小売業が原材料の調達から製造、流通、マーケティング、プロモーション、販売までを一貫して行うビジネスモデルのこと(Bカートを参照)。

昨年(2025年)に販売した作品数は、12万個です。

その販売データに基づき、売れる商品を自社で企画します。

工程を標準化することにより、アーティストが表現に没頭できる環境を整えました。

作品はすべて「100%買い取り」し、作り手にリスクを負わせないようにしています。

それらを、自社直営店で、お客様にストーリーとともに丁寧に届けきります。

一点ものの量産という“非効率”をあえて引き受ける、それが私たちの最大の強みです。

創業時比24倍の売上を実現

こうした一気通貫の一点ものを生みだす仕組みにより、初年度3,700万円だった売上は、今期6.5億円、来期は9億円へ。

創業(時)比24倍の成長を誇っています。

創業初期の投資フェーズを経て、第3期から連続黒字経営です。

アートをあらゆる産業の付加価値に変える

皆様の製品やサービスに、「一点もののアート」を添えさせていただけませんか?

ユニリーバ(・ジャパン)とは、Dove(ダヴ)の使用済み空ボトルを、G7広島サミットの公式ギフト「G7広島サミット限定デザインカードケース」へとアップサイクルしました。

【ユニリーバ×リフレクトアート】G7広島サミット記念品を制作(リフレクトアート)

ゴミを、“国を代表する宝物”に変える、私たちらしいアップサイクルの未来です。

LITTLE MOTHERHOUSE(リトルマザーハウス)とは、食べた後もメガネケースや小物入れとして使い続けられるチョコパッケージを制作しました。

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アトレ吉祥寺とは、お客様と描いた絵を展示し、最終的にはカードケースに加工して販売するという、“体験”を“思い出の品”へと変えて循環させる、地域共創の形をご提案しました。

【アート×地域×ものづくり】125名が描いた「みんなの吉祥寺の街」が一点ものの雑貨に!(リフレクトアート)

そのほかにも400名全員が異なる空を描いた、成田国際空港のノベルティや、東日本旅客鉄道と取り組んでいる、駅のアート空間の運営、建築現場を彩る仮囲い、アート空間装飾など、私たちはアートをあらゆる産業の付加価値に変えていく準備ができています。

圧倒的才能を前に、もがき続けた日々

私がこれほどの執念で仕組み作りにこだわるのには、理由があります。

私は、ピアニストでした。

幼少の頃から国内外で演奏活動をし、人生のすべてを捧げていましたが、圧倒的な才能を前に大きな挫折を経験しています。

それでも、大好きなアートを自分らしい形で伝えたい、そう願って、東京藝術大学大学院で、もがき続けていました。

そのような折、最愛の妹を亡くしました。

良性の脳腫瘍で、治るはずの手術でしたが、そのまま帰らぬ人となりました。

後から分かったのは、妹は日本に数人しかいない極めて稀な難病だったということでした。

救いとなったのは“創り上げる時間”

「なぜ、妹だったのか」

ただただ、どうしようもない悔しさから私を救ってくれたのは、お葬式に来てくださった方々のために、家族で作った1,000個のガラスの箸置きです。

1カ月かけて、黙々と作りました。

苦しみのどん底にいても、一緒に何かを創り上げる時間は何よりも幸せで、唯一の救いでした。

仕事は、人生において最も長い時間を使うものです。

だからこそ、このような幸せな時間を、一生の仕事としたい。

そう決意して、必死に勉強して、東京藝術大学大学院美術研究科(工芸専攻ガラス造形)に入り直しました。

音楽でも美術でも、食べていけないという現実

しかしながら、藝大(東京藝術大学)の音楽と美術の両方を経験して分かったことは、「アートは素晴らしい、でも食べていけない」という現実です。

この残酷な構造は、私一人が成功しても変わりません。

だからこそ、私はリフレクトアート株式会社を設立しました。

アーティストが創作活動を続けるための経済的な土台となり、彼らのことを知っていただく機会を圧倒的に増やす、それが、私の人生を懸けた使命です。

アーティストの本業は、創りたい作品を創り続けることであってほしい。

私たちの役割は、そうした夢を支える、「最高の副業」になることです。

累計1.1億円をアーティストへ還元

これまでの挑戦は、私の密着ドキュメンタリー番組(『台東PROFESSIONAL#3 アートの出会いを創る人 福村 彩乃』)をはじめ、新聞やテレビなど、さまざまなメディアで取り上げていただきました。

藝大に在籍する八木さんは、私たちの店で得た売上収入で、作品の材料を購入していると話してくれました。

卒業生の畠山さんは、昨年(2025年)、471万円を売り上げ、「リフレクトアートがあるから、アーティスト一本で生きていける」という、非常に嬉しい一言をくれました。

これまでに関わってくれたアーティストは500名を超え、彼らへの還元額は、累計1.1億円を突破しました。

50名の社員の半数もまた、現役のアーティストです。

現在、私は毎日のようにお客様の声とアーティストの前向きな声を耳にし、幸せに囲まれて生きています。

彩りある未来を、共に。

想像してみてください。

日常のいたるところにアートとの出会いがあり、誰もが自分の「好き」を誇れる一点ものがいきわたった世界を。

そのような未来の到来を思い描いて、私は今ワクワクしています。

ぜひ、この彩りある未来を、共に創ってください。

ご清聴ありがとうございました。

▶︎実際のプレゼンテーション動画もぜひご覧ください。

(終)

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編集チーム:小林 雅/浅郷 浩子/中村 瑠李子

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