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ICC FUKUOKA 2026 ソーシャルグッド・カタパルトに登壇いただき、見事優勝に輝いた、アイランデクス 池田 和法さんのプレゼンテーション動画【日本の未来の最前線から、顔の見える社会をつなぐ離島専門引越し屋「アイランデクス」】の文字起こし版をお届けします。ぜひご覧ください!
ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。毎回500名以上が登壇し、1,200名以上が参加する。そして参加者同士が真剣に議論し、学び合うためのカンファレンスです。次回ICCサミット KYOTO 2026は、2026年8月31日〜9月3日 京都市での開催を予定しております。参加登録は公式ページのアップデートをお待ちください。
本セッションのオフィシャルサポーターはICCパートナーズです。
▶【速報】人生に離島を!人と島をつなぐ“離島特化”の引越し屋「アイランデクス」がソーシャルグッド・カタパルト優勝!(ICC FUKUOKA 2026)
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【登壇者情報】
2026年3月2〜5日開催
FUKUOKA 2026
Session 11A
ソーシャルグッド・カタパルト – 社会課題の解決への挑戦 –
Sponsored by ICCパートナーズ
池田 和法
アイランデクス
代表取締役
公式HP
1987年愛媛県出身。神戸大学大学院 農学研究科修士課程在学中に起業。日本で唯一「離島専門」を掲げる引越しサービス「離島引越し便®︎」を展開するアイランデクス株式会社を創業し、代表取締役として経営を牽引。車両輸送・建設業・学生寮運営・シェアハウス・宿泊事業まで、移住と暮らしのボトルネックを統合的に解く離島のライフラインを構築してきた。現在、全国8つの離島に拠点を分散配置し、地域雇用と持続的なオペレーションを実装。累計4万人超の離島移住・物流に関与し、「人生に離島を。」を社会インフラとして定着させる挑戦を続けている。
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池田 和法さん はじめまして、「離島への引越し」を通じて、顔の見える社会をつなぎ直していく、アイランデクス株式会社の池田です。

日本は「離島」が連なる島国
私たちは日本で唯一、もしかしたら世界でも唯一の「離島」しかやらない引越し屋です。

突然ですが、「416」、この数字が何か、分かりますか?

これは、日本で人が住んでいる離島の数です。
地図で表すと、青い光の部分です。

これだけたくさんの離島が点在しています。
日本は、離島が連なる島国なのです。
離島への引越しは経済合理性の「外」にある
しかし現実には、ネットショッピングでよく目にするあの一文、「ただし、離島は除きます」。

日本は島国なのに、離島は“除かれて”きたのです。
だから、離島に帰りたいのに帰れない。
引越しのハードルも高いのです。

課題の理由は、シンプルです。

離島への引越しは経済合理性の外にあって、工程もお金も大変なのです。

「離島引越し便」のご縁で今日ここへ
実はこの会場にも、離島引越し難民だった方がいらっしゃいます。

中村(直史)さんです。

ICCに参加しているコピーライターで、ICCスタンダードのコピーライティングをされた方です。
数年前に、中村さんの故郷である五島列島にUターンする際、引越しを担当したのが私たちです。
たまたまGoogle検索で私たちを見つけ、初対面の私たちのサービス(離島引越し便)を気に入ってくれ、今回のICCサミットを教えてくれました。
先日、五島列島で再会した時、引越し当日にご自身で撮った私たちスタッフとの記念写真を嬉しそうに見せながら、こう言ってくれました。

「人生で一番楽しい引越しだった」
見てください、この笑顔を。

皆さん、引越しの後で、引越し業者と、こんな写真を撮ったことはありますか?
離島の引越しを手伝い、涙ぐむほど感動
そんな私たちの創業の原点をお話しします。
今から15年前の東日本大震災が、私の人生のターニングポイントになりました。

その衝撃をきっかけに大学院を中退し、わらしべ長者のような“物々交換”を始めました。

最初に交換してくれたのが、偶然街で出会った「離島に帰りたい夫婦」でした。

なんと離島の引越しに困っていたのです。
それで、やってみたのです。
もう本当に大変で、なんとか完了した時、お互いに涙ぐむ感動がありました。

そこに宿命を感じ、「離島」しかやらない引越し屋を始めました。

離島への引越しの現実は甘くない
けれど、現実は甘くありません。
例えば、東京から五島列島に引っ越すだけでも、陸路、鉄道、船を駆使した複雑な輸送を経て、やっと島に到着します。

積み替えが増えるほど、荷物の破損は起きやすくなります。

さらに、船は欠航しやすいものです。

最近、山形県の飛島では、22日連続欠航ということもありました。

結果として、大手の引越し会社は敬遠します。

荷物がちゃんと届くか信じられないので、リスク回避のために高額になるのです。
リスクを価格に転嫁しない仕組みを一から構築
その社会課題を解決するために、私たちは「離島に帰るための引越しサービス」を一から作ってきました。

必要だったのは、リスクを価格に転嫁しないための仕組みです。

「リスク回避」ではなく、「リスク対峙」へ。

一言で言えば、運送経路を担う関係者とつながり、共にリスクに対応することです。
「どろくさい」トランスフォーメーションこそ、我々のDX
その結果、離島引越し便は30%価格を低減させました。

私たちが行ってきたのは、「DX」です。

でも、ただのデジタル・トランスフォーメーションではありません。
どろくさい×トランスフォーメーションです。

人とつながるために、どろくさく裏側の現場を訪ね歩き、話を重ねてきました。
離島側と本土側の運送会社それぞれを、5年かけて全国行脚してつなぎ直しました。

人手不足の島では自社でも事業所を開設し、現在8つの島で覚悟を持って展開しています。

離島人口の8割が住む地域で、一気通貫で提供できるようになりました。

“ふつうに帰れる”場所にするための工夫
離島とつながる港も、どろくさくつなぎます。

全国60以上の港で、現場の港湾作業員たちと顔の見える関係を築いてきました。

輸送に関わる全ての人がより信頼し合えるための秘訣として、タフな輸送にも耐える離島専用の強化ダンボールや、コンテナ内の独自の積み込み技術を開発しました。



やっと離島を“ふつうに帰れる”場所にできました。

引越しを起点に、島でのつながりを支える事業へ
これまで累計3,200組以上の暮らしを運び、運んだ車両は4万台以上、島の足を支えてきました。


年商は、8億円です。

ほぼ口コミのみで、成長してきました。
今では引越しを起点に、離島の空き家を大量に直したり、それをシェアハウスやゲストハウスにしたりして、すでに島でのつながりを支える事業が広がっています。

離島を支えられなければ、国土と文化が失われていく
離島は人口比ではわずかかもしれませんが、国土という視点では、非常に大きな割合を占めています。

そして、離れているからこそ、守られてきた豊かな文化があります。


離島を支えられなければ、日本の国土も文化も、どんどん失われていきます。
離島は“端っこ”ではなく“未来の最前線”
これから、日本は経験したことのない超人口減少時代を迎えます。

しかし離島では、日本の2050年の状況がすでに起きていると言われています。
皆さんにも関係があることなのです。
離島は端っこではなく、その最前線です。

日本の未来の姿です。
だから、私たちは、あえて離島にこだわります。

離島に帰りたい人を、離島好きなチームが応援
私たちのチームです。

スタッフ50名のうち8割が離島出身、または離島在住者です。
軸足は常に離島側にあります。
メールや電話対応も、実は島にいるメンバーが担当し、離島好きなメンバーが、離島に帰りたい人とつながり、応援する気持ちで引越し作業をしています。


だから、自然とつながり合えるし、「楽しい引越しだった」と言ってもらえるのです。
福江島のメロン農家さん、甑島の豆腐屋さん、西表の水牛さん。

そんな地域のキーマンたちにも仲間になってもらい、引越しに参加してもらうことで、引越し後の地域とのつながりをより良いものにしています。
引越しはゴールではなく「関係の始まり」
私は思うのです。
社会課題の本質は、人口が減ることではなく、人と人との関係が薄れていくことではないかと。


私たちは毎年、離島で100名規模のファン感謝祭を開催しています。
▶アイランデクス【ファン感謝祭2025】を開催いたしました!(アイランデクス)

それは、私たちの掲げる価値観にもある「再会」を果たすためです。
こんなことを掲げている引越し会社は、他にないと思います。
私たちにとって引越しはゴールではなく、「関係の始まり」です。
先日、お客様から手紙を頂きました。

抜粋します。
「これが人生で最後の引越しなんです。
島に帰る若い頃からの夢が叶い、その想いがやっと叶い、とても幸せを感じています」
▶事業パーパスの原点。「島で最後を迎える」ご夫婦との出会い(アイランデクス)
こんな方が、何千といるのです。
これが、私たちのインパクトです。
離島から日本の未来をつなぎ直す
ずっと“除かれる”立場だった離島が、顔の見える関係の価値を、日本に届けることができます。

私たちは、引越し屋です。

でも本当にやっているのは、離島から経済合理性を超えた人口減少社会の希望を届けることだと思っています。
私たちは、離島から日本の未来をつなぎ直します。

人生に離島を。

離島に引越ししたくなったら、いつでもご相談をお待ちしております。
ご清聴ありがとうございました。
(終)
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編集チーム:小林 雅/浅郷 浩子/小林 弘美/戸田 秀成


