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体験の場を山、街へと拡大! 障がいや年齢であきらめていた外出をともに実現する「須磨ユニバーサルビーチプロジェクト」(ICC FUKUOKA 2026)

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ICC FUKUOKA 2026 新企画 – ネクストステージ・カタパルト グループBに登壇した、須磨ユニバーサルビーチプロジェクト 土原 翔吾さんのプレゼンテーション動画【体験の場を山、街へと拡大! 障がいや年齢であきらめていた外出をともに実現する「須磨ユニバーサルビーチプロジェクト」】の文字起こし版をお届けします。ぜひご覧ください!

ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。毎回500名以上が登壇し、1,200名以上が参加する。そして参加者同士が真剣に議論し、学び合うためのカンファレンスです。次回ICCサミット KYOTO 2026は、2026年8月31日〜9月3日 京都市での開催を予定しております。参加登録は公式ページをご覧ください。

本セッションのオフィシャルサポーターは EVeM です。

▶【速報】グランプリ出場は「Malme」「JiMED」「Sinumy」! ネクストステージ・カタパルト グループB 結果詳細(ICC FUKUOKA 2026)

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【登壇者情報】
2026年3月2〜5日開催
ICC FUKUOKA 2026
Session 3A
新企画 – ネクストステージ・カタパルト グループB
Sponsored by EVeM

土原 翔吾
須磨ユニバーサルビーチプロジェクト
理事 事務局長
公式HP | 公式X① | 公式X②

神戸大学大学院修了。元理科教師。不登校生徒の担任を務めるなか、須磨ユニバーサルビーチプロジェクト当事者で代表の木戸との出会いにより、立ち上げに参画。理事事務局長として、障害の有無や性別および年齢の垣根を越えて、誰もが楽しめる海の環境づくりと、理念・活動への共感拡大を推進。子育てを機に移住した妻の地元の稲美町の停滞状況を打破し、変化をもたらすために、平成生まれとして初の首長選へも出馬。地域の多様性・包摂性の推進、地域コミュニティの活性化と持続的な発展を目指している。教育出版中学公民の教科書掲載(2021年度 )、ブルーフラッグベストプラクティス賞世界2位(2023年度)。
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土原 翔吾さん みんなの「できない」を「できた!」に変える、須磨ユニバーサルビーチプロジェクトの土原です。

私は多分、ICCで唯一の、ピッチ前に町長選挙に出馬した者です。

ちなみに、結果はボロ負けでした。

本日は、この自然豊かな日本で、誰もがあきらめずに自然を楽しむ、そんな世界をつくりたい、その仲間集めに参りました。

ユニバーサルデザインで“誰もが楽しめる海”を実現

質問です。

皆さん、海に入られたことはありますか?

では、その中で車イスや障がいのある方が海を楽しんでいるのを見たことがありますか?

ほとんどないのではないかと思います。

(障がい者と後期高齢者を合計した)約3,200万人のきっかけを、知らないうちに奪ってしまっています。

この動画をご覧ください。

最高の笑顔ですよね。

障がいを持って生まれて、人生で初めての海。

おじいちゃん、おばあちゃんになって、人生最後の海。

そんな、誰もが楽しめる海、ビーチのユニバーサルデザイン化に取り組んでいます。

バリアばかりの自然だからこそ、感情が爆発します。

私たちは神戸須磨で、10年前に発足いたしました。

このお父さんは、「たまらんっすわ」と言って、服を着たまま海に飛び込んできてくれました。

チャレンジによって世界を広げる参加者たち

小さなチャレンジが、大きな大きな夢や、社会につながっています。

一夏で約500人、のべ5,000人の方が海に来てくれました。

先ほどの女の子は、特別支援学校ではなく普通高校に進学。

全盲で車イスの男の子は、歩けない、見えない世界について、学校で講演しました。

余命宣告をされた97歳のおじいちゃんは、最後にもう一度、愛する人とコミュニケーションをとりました。

今回のICCサミットの3日目にソーシャルグッド・カタパルトに登壇する織田(友理子)さんにとっては、ウィーログの活動のきっかけとなりました。

▶未来への恩送りに、段差のない街づくりを。誰もが安心して移動できるフラットな社会の実現に挑む「認定NPO法人ウィーログ」(ICC FUKUOKA 2026)

こんな変化が10,000件以上、起きている活動です。

創意工夫でバリアを乗り越える仲間との出会い

アイテムを紹介します。

ビーチマットと水陸両用車イスを活用しています。

▶Universal Beachのアイテム・アイデアを紹介!(須磨ユニバーサルビーチプロジェクト)

どちらも海外製で高価です。

本当の強みはコミュニティです。

アイテムとアイデアでバリアを乗り越える最高の仲間と出会いました。

メディアに200回以上取り上げられ、教科書にも掲載されています。

▶教科書や副教材を通して、学校や公教育で、持続可能なまちづくりであるユニバーサルビーチを学ぶ(須磨ビーチプロジェクト)

プロジェクト継続拠点は全国21箇所に

ユニバーサルビーチは、次のフェーズへ進んでいます。

道は開け、全国へ。

33都道府県62ケ所に出張しており、そのうち継続拠点が21箇所で発足し、半分が行政との官民連携です。

ここ福岡県、会場すぐ近くの「ももちはま」では4年前から、香川県小豆島では3年前から実施しています。

岩手県では、医師と観光法人が連携して実施しています。

鹿児島県では、国立公園(霧島錦江湾国立公園)で実施しています。

国立公園なので、(景観に配慮して)マットは水色ではなく茶色です。

2030年、全都道府県への拠点発足を目指す

昨年(2025年)、日本初のユニバーサルビーチフォーラムを開催しました。

仲間が全国から神戸に集結して、最高でした。

▶31団体50人の仲間が全国から集結しユニバーサルビーチフォーラム2025を開催(PR TIMES)

横の連携が強固になり、エリア制度で普及していきます。

2030年には、全都道府県に発足させることを予定しています。

ちなみに、これらが連携拠点のない地域のため、運営企業を募集中です。(登壇当時2026年3月時)

企業と行政のファンづくりを支援

企業との連携も増えました。

ビジネスモデルとしては、企業と行政のファンづくりに貢献し、お金を頂いています。

課題解決型のプロジェクトを、多数実施してきました。

ネスレ、コベルコとは、社員とそのご家族も一緒に地引網を楽しみ、一緒に学びました。

このイベントで、生の魚を初めてさわった子どももいました。

チーズなどで知られるQBBとは、誰もが楽しめる牧場遊びを実施しました。 

94歳のおばあちゃんも、人生最後の乗馬に挑戦してくれました。

子ども服のBEBEとは、アップサイクル事業に挑戦しました。

これらが、連携拠点があり、応援企業を募集している地域です。

プロジェクトの場は海から山、街へと拡大

挑戦が、次の挑戦を生みます。

海を飛び出し、山に、街、畑、田んぼに展開し、キャンプや木登りも実施しました。

皆さんが大好きなテントサウナや水風呂も提供し、仕事に挑戦したいという方向けに就労支援も開始しました。

サーフィン、メガSUP(写真右下の乗り物)で、海(での体験を)を拡張しました。

ユニバーサルチャレンジシティ構想を実現させ、神戸モデルを全国に広めます。

ゼロからつくったサービスで既存市場に進出

2025年の自社売上は4,000万円ですが、2030年には1億円を目指しています。

ゼロから市場をつくったこのサービスを、既存市場に進出させます。

あきらめていた外出をプロジェクトで支援

人の輪も広がりました。

障がいのある方とご家族の80%は、観光レジャーの経験がありません。

40%が、外出をあきらめています。

ということは、まだまだポテンシャルがあるということです。

実際、僕らの活動に対して、「あきらめていた海が大好きになった」「挑戦できて夢ができた」という声が届いています。

家族の夢を叶えるひと時をともにつくる

1つ、エピソードを紹介させてください。

重度の障がいによって、会話ができないお子さんもいます。

表情が分かりにくい方もいらっしゃいます。

それでも、お父さん、お母さんは、一緒に海に来られます。

そして、僕にこう言ってくれました。

「子どもが生まれたら、海や山に行くのが夢だったんです。今日、その夢が叶いました」と。

もう会えなくなってしまった子もいます。

これも親孝行のひとつの形なのだなと、その時に感じました。

当事者だけでなく、ご家族、きょうだいの社会参画の時間を増やし、満足度を高めていく活動です。

挑戦と笑顔を増やす体制づくり

ユニバーサルビーチは、さらに次のフェーズを目指します。

全国にお金の再分配もできる、そんな仕組みをつくっていきたい。

日本を統括するような、大きな旗を立てます。

神戸から全国へ、世界へ。

企業と一緒に、ビーチマットと水陸両用車イスの国産品の開発にも乗り出しています。

でも、まだまだ力が足りません。

ここにいらっしゃる皆さんは、ビジネスの成功者だと思います。

皆さんのお知恵をお貸しください。

一緒に体制をつくる仲間になっていただきたいです。

今日ここから、あなたの地元から、日本から、一緒に挑戦と笑顔を増やしていきませんか?

みんなの「できない」を「できた!」に変える。

最後になりましたが、皆さんの大切な人が障がいを持って生まれたら、おじいちゃんおばあちゃんになったら、どんな日本であればハッピーですか?

ユニバーサルビーチを思い出していただけたら幸いです。

みんなの「できない」を「できた!」に変える。

ご清聴ありがとうございました。 

▶︎実際のプレゼンテーション動画もぜひご覧ください。

(終)

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編集チーム:小林 雅/小林 弘美/浅郷 浩子/戸田 秀成

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